『地震の朝』など短編5話|生霊・ドッペルゲンガー体験談【実話】

スポンサーリンク
『地震の朝』など短編5話|ドッペルゲンガー体験談【実話】 不思議な話
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

隣家のオバサンに逢った

 

高校時代のこと
学校の帰り、駅で隣家のオバサンに逢った
一緒に何気ない会話をして、一緒のバスに乗って
一緒のバス停で降りて、家の近くまで送ってもらった

それから数日して、そのオバサンが亡くなった
「事故かなー?」と思って聞いてみたら、病気で亡くなったとの事
しかも、2週間ぐらい前から病院で寝たきりだったらしい

寝たきりで動けなかったオバサンが、何故数日前、自分の前にいたのだろう?
家まで送ってもらった記憶はたしかにあるのに……

 

 

無言の母

 

中学時代の話。
夜9時ごろ、2階の居間でTVを見ていた。居間の隣はすぐ廊下で、その廊下のドンつきに机が置いてあって、ガラスの障子を挟んで居間のTVが置いてあるので、TVの正面に居ると机も見えるし、振り向くと階段も見える。
その時は別に振り向かなかったのだけど、階段を上がってくる気配がして、ふと横を見ると、母が机の前に居て、何か探しているようだった。
自分は母親に、何を探しているのかと聞いたけど、母は無言。
なんだぁ?と思いつつ、またTVを見ていたのだけど、目の端に写る母がまだ普段着のままなので、「まだお風呂に入らないの?」
と聞いた(母はいつもその時間、入浴していたので)。やはり無言。
ヘンなのーと思っていたら、母はそのまんま階段を下りていってしまった(それは振り返って降りていく姿を確認した)。

それから5分も経たないうち、母がパジャマ姿で「あーサッパリした」とかなんとか言いながら、再び階段を上がってきた。
「あれ????もう入ったの?ついさっき2階に上がってきたよね?」と聞くと
「何言ってんの?夕飯後、一度も2階には来てないよ?」と・・・。
自分は母が自分を騙してると思ったので、「すぐそこで机のものを何か探してたじゃん!」とか「声を掛けたけど知らん顔してたくせに」とか、いろいろ言い募ったけど、母はキョトンとした顔で知らないと言うばかり。
母が言うには、もう20分以上前から、風呂に居たと。
そいで気が付いたんだけど、自分が見た母は、確かに母の持ってる服を着てはいたけれど、その日に母が着ていた服とは、違うものを着ていたんだよね。

妙に手の込んだ騙され方をしたと考えてもいいんだけど、わざわざ違う服に着替えて、2階に上がって探し物をしてるふりしてまた降りていって2,3分で風呂に入って出てくるってのもヘンな話だし、自分は確かに母の姿を見たし、20年近く経った今でもホントに不思議。

 

 

母が分裂

 

子供のころ。
買い物中に母がたまに分裂した。
分裂する瞬間を見たわけでないが、買い物なんかに連れていかれと棚の向こうとこっちで同じ顔、同じ服の母が2人になっていたりする。
両方の傍らからそっと見上げて見比べるのだけど、どっちも本物だった。
そのたびにとりあえず何か買ってくれそうな方を選んでいたけど、記憶の混乱というにはやけにリアルだった。
どっちもオレの顔見て、俺の名前呼んだし・・・

 

 

フランスの教師

 

コリン・ウィルソンとつのだじろうのマンガで見たことある。
フランスの教師、エミリー・サジェの話。
サジェが黒板に字を書いている間、生徒達はまっすぐこちらを向いているもう一人のサジェを目撃していた。

またある日、学校の庭でサジェと生徒が会話していた。
ふと、教室をみると、もうひとりのサジェ先生が教室の中にいる。
学校はパニックになって、生徒は学校に行かなくなった。
サジェは責任を感じて学校を辞めていった。
その前の学校でも同じ騒ぎが起こり、一つのところにいることができないのだった、っていう話。

一応実話として伝わってるんだよね。
生徒全員が集団ヒステリーで幻覚みたんだと片付けられたとか。
おれは実は先生は双子で冗談でやったつもりが意外とおおごとになっちゃったんで、責任とって辞職したんじゃ、と思ったが。

 

 

地震の朝

 

数年前の妹の体験談です
明け方の大地震が起きた時、妹が部屋を出ようとしたら何故か揺れのせいかドアが半開きで、隙間から見える廊下には 「私が」 立っていて
下のリビングを見下ろしているのが見えたので、こんなに揺れてるのに何で下を見てるのかと、「おねえちゃん?」と呼びかけたのに腰に手を当てたまま無視して下を見続けている。
もちろんその間も揺れが収まらず、家族全員が飛び起きてる状態だし、こえなかったのかな? と思って妹は部屋を出たら、私はそこにはいなかった。

ここまでが妹の体験ですが、私はと言うと

その日夜更かしして1階リビングのソファーで寝てしまい、地震で起きた時には吹き抜けの天井からぶら下がっている照明が、信じられない程左右に揺れていたので
手近にあったモップの柄で揺れを抑えようと奮闘中でした。
揺れている時に妹の「おねえちゃん?」という声は私も聞いています。
家族がリビングに下りてきてホッとしていると

妹 「なんで下をじっと見てたの?」
私 「下?私はここで寝てたよ。照明落ちるかと思ったからさ~」
妹 「・・・・・」

妹は怖くてしばらくその話ができなかったらしく、数日後に教えてくれたのですが、私が私をじっと見下ろしていた・・・って事なのかと考えると、地震より怖かったです

コメント

タイトルとURLをコピーしました