『間違い無くあなただった』など短編5話|生霊・ドッペルゲンガー体験談【実話】

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『間違い無くあなただった』など短編5話|ドッペルゲンガー体験談【実話】 不思議な話
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お風呂にいたのは

 

20年ほど前のことです。私の実家は銭湯。
ある冬の日おばあちゃんが病院で
亡くなりました。10日ほど寝たきりで入院していました。

亡くなった日の夜銭湯のお客さん何人もから
「ええっうそ、おばあちゃんさっきお風呂に入ってた
の見たよ」と言われました。

おばあちゃん最後にうちのお風呂に入りに来たのかなぁ。

 

□ □ □

 

昨日、実家の犬が死んじゃったんだけど、その時間、実家に1人でいた祖母から
「昨日あなたが来た」と言われました。
夕方、犬が死んじゃった直後に
玄関でばたばた人がはいってくる足音がして
「**~!」と犬の名前を呼ぶ私の声が聞こえたそうです。
そんなんじゃなくてほんとに行けたら良かったんだけどな。

 

 

高校辞めたい

 

私が高校生の頃の話。同市内に住んでる遠縁の兄ちゃんが私の婆ちゃんに
「偶然○○チャンに会って車で送ったんだけど、高校辞めるって言ってたよ」
と言ったそうな。
確かに当時私は不登校気味で(ヒッキーじゃないよぉ・がっこきらいだった)
実際に学校をやめたくて仕方なかったけど、その兄ちゃんに外で偶然会った事ないし・・
その兄ちゃんも、そんな、後ですぐにバレル様な嘘つく必要性がないし・・・
その件で婆ちゃんや母ちゃんから「学校はやめるな!」って怒られて腹立ったけど、そんなに親しい親戚じゃないし、その後引っ越したので、
結局その兄ちゃんに直接会って問い詰める機会はなかった。
同じ頃、私宛に知らない男から何度も電話が入り不気味だったが、
当時の友人から「○○ちゃん、バーガー店のフリーの掲示板に、彼氏募集中の張り紙してたねぇ」と言われて、電話の件納得。
もちろんそんな張り紙してない!そんな悪戯されるほど嫌われっこじゃなかったし。
私には若干霊感があり不思議体験もしてたので、2件も続くと「幽体離脱?」と怖かった。

 

 

教会の天井に

 

私の田舎は、なんか教会が何件もある町でして。
そのせいかクリスチャンが多いです。私の伯母も日曜には教会へゆくクリスチャンのひとりです。
ある日の真っ昼間、バザーだったかイベントの相談をするために、伯母と牧師さんともうひとりのクリスチャンの人の3人で、礼拝堂のとなりにある小部屋に入りました。
ふと妙な気配に気が付いて、3人同時に天井を見上げました。
そこにはクリスチャン仲間の別のおばさんが、天井に背中を張り付けられたようにくっついているのが見えたんだそうです。
幽霊みたいですが、死んでる人ではないので生き霊みたいなものかなあと私は思いましたが。
伯母は牧師さんも一緒だったので怖くはなかったとか。
牧師さんが張り付いてるおばさんに声をかけてみましたが、目玉だけはこちらを見るものの、何も言ったり動いたりしません。
牧師さんはしばらく考えたらしいですが、結局「○○さん(張り付いてるおばさん)のために神に祈りましょう」と言ってお祈りを始めました。
伯母たちも目を閉じて一心に祈りました。
お祈りが終わってみんなで見上げたら、もう天井には何も無かったそうです。

そのあと3人で、張り付いてたおばさんの家を訪ねたらしいですが、もちろんそのおばさんは家にいて、教会になんか行っていませんでした。
ただ、そのおばさんは家庭内にちょっと深刻な問題がおきたところで、ちょうど伯母たちがそのへんなものを見たころ、死のうかと思いつめていたんだという話でした。

 

 

間違い無くあなただった

 

もういつだったか忘れたけど数年ほど前の話。
ずっとあの時から自分自身の中で気になっている話がある。

親が経営している自宅の店に、普段仲良くしているという母の友達が来ていた。
俺が店に顔を出すと、そのおばちゃんが俺に「こないだはどうもありがとう」
と言って来た。そのおばちゃんとは初対面だし「へっ?」と返すと、
どうやら俺がそのおばちゃんの経営している居酒屋に飲みに行ったと言う話だった。

その店には1度も行った事が無いし、「え、行ってないよ?人違いでしょ?」と言うと、
「確かにあなただったよ?このお店の娘(俺の事)だよってあの時言ってたし」と。
ウチには酒飲みの妹(顔は俺とは似ていない)もいるので「妹と間違えてない?」
と聞き返すと「間違い無くあなただった」と自信を持った言い方だったのでちょっと怖かった。
ちゃんと飲み代も払っていったみたいだったけど…

俺と偽って得になるっていう身分じゃないしなぁ…。
あれは結局誰だったんだ?どうして俺だと騙るやつが居たんだ??
でもおばちゃん、俺の顔を見てハッキリ「あなただった」って言っていた。

やっぱこれって俺のドッペル……

「来ていた」と言われた時間帯は俺は仕事をしていたから、当然、どこかに遊びに行っていたと言う事も絶対に無い。
だから母と俺とで「誰なんだろうね?」って話になった。

俺の顔についてる、見てすぐに俺だって誰でも判る特徴って『ほくろ』なんだよね。
おばちゃんがちゃんとその特徴を見て言ったのかどうかも、今になってはもう判らないけど…。ただ「誰だったんだろうね?」って。

ドッペルゲンガーなんて不思議な話があるとしたらそうかも知れないし、現実的な話をすれば誰かが俺のフリをしたのかも知れない。
ただ「この店の娘だよ」って騙るような奴が居て怖かった(不気味だった)し、ただひたすら謎が残ったのは事実。

「世の中には似た人が3人居る」っていう言葉もあるしね。

 

 

バイクで乗りつけたのは

 

自分の体験というか友達の体験なんんだが・・・

中学時代からの友人に高校の時、こんな事を言われた。
「お前、中学時代いい根性してたよな。バイクに乗って学校まできてさ」
俺は頭の中が「???」だった。
バイクなど運転の仕方を知らなかったし、後ろにすら乗った事がなかった。
まあ、冗談だろうとその場は流した。

数年後、お互い大学生になり再会した時、またその話を持ち出してきた。
詳しく聞くと、放課後の部活で野球の練習をしていたそいつのところに俺がバイクで乗りつけたらしい。
それも原付ではなく250ccとか400cc位のバイクだったという。その場にいた連中と俺は話もしたらしい。
その後、俺はバイクで颯爽と走り去ったそうな。坊主頭で。

冗談にしては随分とつまらなくて時間をかけた話なんだがこれはどうなんだろう?
大体、そのバイクを俺はどこで調達したんだ?
知り合いや親類縁者でバイクをもってる人なんていなかったし。
やっぱり担がれてるのかなぁ・・・

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