【時空の歪み】『一本道』『重力異常』など短編10話【19】 – 異次元に行った不思議な体験

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【時空の歪み】『一本道』『重力異常』など短編10話 - 異次元に行った不思議な体験 不思議な話
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時空にまつわる不思議な体験 短編10話

 

洞穴

小学校低学年の頃、近所の裏山に友達10人くらいで遊びにいったのね
防空壕とか洞穴とかがあって、探検♪って感じで

んで懐中電灯とかもって洞穴に探検に入ったんだども、
恐がりな奴が一人入らなかったの
で、そいつを無理矢理連れてったんだども、中で泣き叫ぶのね

しょうがないから一旦外に出て、そいつを入り口で待たせて、オラ達は
もう少し探検しちょったんね

10分くらいかな、みんなで出てきたら、そいつの姿が無いの
あれぇ?帰っちゃったのかなぁ?って思って、そいつの家にいったの
そしたらそいつの家、空家になってた

今考えると、引っ越ししたにしても時間的に辻褄合わなくて変だし、
翌日学校行っても、そいつの存在は無くなってるし・・・

でも小さい頃はそういう不条理も、そんなモンかって受け入れてたけど・・・

変だよね?
探検に行った10人みんな今でも覚えてる出来事

 

ダッシュ

中学生の頃、文化祭かなんかの準備で学校の教室に残っていた放課後のこと

自分の作業も一段落したので、息抜きしようと1人で教室(2階だった)を出て廊下へ。
何気なく階段を降りて1階へ行くと、そんなに遅い時間でもないのになぜか誰もいない(というか、いないことをなぜか確信してた)
その時になんとなく「今ここを走ったらすごく早く走れる気がする」と、どういうわけか急に思ったので、
廊下の端から端まで(結構長くて50メートルぐらいあった)思いっきりダッシュしたら、自分でも思った以上のスピードが出た
元々、足は遅いわけでもなく比較的速い方だったが、たぶん普通にダッシュする時の2倍以上の速さを感じた

まぁ基本的に廊下は走っちゃいけないし、誰も目撃者はいなかったけど、なぜかその廊下に違和感があったのを記憶している。
その後、普通に階段を昇り、自分の教室へ。再び作業に戻りました。
しかしそれ以降、同じ場所や他の場所でダッシュを試みてもそんなスピード感は得られず……
体育の授業などでタイムを計っても、いたって普通のタイムでした。

あれは何だったんだろう?
なんとなくあの日、あの時の廊下は異空間だったのではないかと勝手に思ってます。
ただの自己暗示かもしれないけどね。

 

夕焼け

受験生の頃のお話。

高校生の時、私の学校からは「政治経済」で大学を受験する人が
いなくて、政治経済の先生とマンツーマンで勉強していた。
その頃私は、放課後に志望大学の過去問のテキストを持って、
先生へ質問に行くのが日課になっていた。
ある日、たまたま同じ準備室にいた日本史と世界史の先生が不在で
二人きりになった。
丁度このくらいの季節で、日が沈む前の夕焼けがすごい色をして
室内を照らしていた。

「──あれ?」

私は、不思議な事に気付いた。
普通、放課後でも部活動をやっている人が必ずいるはずで
ブラスバンドも毎日演奏しているはずなのに、
私達のいる部屋は無音だった。
それも数分なら分かるが、たっぷり30分は誰も廊下を歩かない(走らない)。
誰の声もしない。何の音楽も聞こえない。
私は変だと思い、ちょっと外を見てこようと思ったが、先生に教えてもらっている
最中に席を立つのもどうかと思い遠慮していた。
が、先生も変だと思ったのか外を気にしている様子だ。

 

「先生…何か変じゃありませんか?」
「ん…そうだな」
「ちょっと私、見てきます」
ようやく私は立ち上がり、そろそろと部屋の引き戸を開けた。

──瞬間、うわんッと音が戻ってきた。

「えっ!?」

びっくりした私は、廊下を歩いていた生徒に変な顔をされた。
振り返って先生と目を合わせると、先生も驚いていた。
この部屋は、ただの社会科準備室で防音も何もしていないし、
何故?と思った。
でも結局先生も私も理由は分からずじまいだった。

ただ、あの日の異様な夕焼けだけが印象に残っている。
そして、これは全く関係無いが、先生と私は今月結婚式を挙げた。

トンネル

トンネルで不思議なできごとに出遭った。そんな話をよく聞くのだが、実は私にもそんな経験がある。この時期になると思い出すのだ。ちょうど冬休みに入った日のこと。小六だった。
そのトンネルは高速道路の下をまっすぐ横切る細くて短いトンネルだった。左右一車線ずつ、片側にしか歩行者用の区切りがない、そんなところだった。
今はアスファルト舗装されているが、この当時はまだ舗装もされていなかった。場所は伏せた方がいいと思うので書かないが、ある県の農村部とだけ申し上げておく。とにかく田舎のトンネルだ。
その日私は友人宅に行くためにそのトンネルを通った。まだ午後の一時過ぎだった。子供の足でも数十秒で通りぬけられるくらいの短いトンネル。むこう側の出口がトンネルの外からだって見える、
そんなトンネルに入った途端だった。目の前が急に真っ暗になった。見えるはずの向こう側が見えない。なにが起きたのかわからなかったが、とにかくおかしいぞ、と思った。
それでとにかく一度外に出ようとふりむいたら、そこにはあるはずがない壁が。ちょうどトンネルの横壁と同じようなコンクリートの壁があった。入ったばかりの入り口が壁で全部塞がっていた。
怖くなり外に出ようとトンネルの反対側出口に向かって走ったが、いくら走っても外に出なかった。
先にも書いたがそもそも出口が見えない。いつもなら、あっという間に出られるはずなのに。そこでもう一度反対にもどると、やはり壁に突き当たって出られなかった。
ちょうどながーい袋小路に押し込められたような感じだった。

当然パニックを起こして「うわー」とか「おおー」とか叫んでいたと思う。壁も叩いたり蹴ったりした。しかし壁に変化などあろうはずもなかった。しかたなくもう一度向こうに出ようと歩き始め
た。依然として出口は見えないままだったが、しばらくして妙な音がしているのに気づいた。横壁の向こうから車の走る音がしていた。普通に道路を歩いている時にしている車の音。舗装していない道を走るジャリジャリという音。
そのときにわかった。「壁の向こう側にほんとのトンネルがあるんだ」って。じゃあ今いるここは、と考えても答えは出なかった(というよりもいまだに答えが出ない)が、とにかくここはあのトンネルではない、それだけは確かのようだった。
そこで横壁をさわりながら前に進んでいった。横壁のどこかからトンネルに帰るのではないかと思ったのだ。聞こえるからにはつながっているところがある、と思うしかなかった。
ちょうどパントマイムでよくやってる「壁」って奴。あれのような恰好で壁を触りながら進んでいったら、突然、ほんとうに突然明るいところに出た。あたりを見ると20mくらいうしろにトンネルの入り口が見えた。道端に立っていた。
いつもの見慣れた場所。「こちら」に戻ってきたらしかった。戻ることのできた理由はわからない。このあと急いで友人宅へ行き、これこれこうだ、と説明したのだが、当然信じてもらえなかった。
無理やりトンネルまで連れてきたが変わったところはなく、「うそばっかりいってるんじゃない」と言いながらトンネルに入っていった友人も、なんのこともなくトンネルを通りぬけてまた普通に戻ってきた。
話はこれだけですが、ひとつだけ今でもどうなっただろう、と思うことがある。あの時私はひとつしかない歩行者用の区切りに沿って中に入り、そのあともこの区切りの中で奥にいったり、戻ったり壁を触ったりしていた。
もし、あそこで区切りの向こう側、つまり奥に向かってではなく車道にむかって横にずっと歩いていたら、むこうはどうなっていたのか、それがわからないのだ。
壁があったのか空間が続いていたのか。

 

重力異常

 

重力場異常という意味では、空間が歪んでいるのを見たことがあるよ。
ちょうど魚眼レンズで景色を見るような感じだった。
オレゴンボルテックスは昔テレビで見たことあるけど、あんな感じかな。
しかも、その近辺は昔から曰く付きの場所で、魔の踏切があったり、
日本の命運を左右する大戦争の激戦地だった。
ある種のワームホールだと思うけど、「空間のポケット」と言う方が
分かりやすいかな。
危険だから、詳しい場所は言えないけどね。>精神を吸い込まれたり、
神隠しに似た現象に巻き込まれるかもしれないからね。
実際、魔の踏切で事故に遭い、奇跡的に助かった人の話では、
意識がどこか別の世界に行っていたと証言している。

 

ボール

 

私も不可解な出来事があったので話します。

小学四年生の時なんですが、私は校庭でドッチボールをして遊んでいたんですよ。
オレが本気で投げたボールは友人の鼻に思いっきりぶつかったんです。
友人は怒ったのか、私に狂ったようにボールを投げかえしました。
当然、方向も定まらないボールは校庭のフェンスを超えてしまい
隣にある神社の茂みに入ってしまいました。
友人と焦ってボールを捜したのですが、見つからずその日は諦める事にしました。
先生に怒られるのではないかとビクビクしながら、学校を過ごすハメに・・・。
無事先生に気づかれずに学校から帰宅することができ、自分の部屋へと階段を上りました。
私の部屋は二階建てなのですが、屋根裏部屋があり、正確には三階建てなんです。
窓は、人間の頭一つぐらいのサイズなんですが、網戸があり窓は開けても手は出ません。
換気用の窓なんです。
自分の部屋にカバンを置いてからトイレへと行きました。
トイレは三階の窓側にありトイレの天井と三階の床は30cmぐらいしかないと思います。(昔、設計図を見ました)
その時、トイレ天井から「ポンッ」と音が聞こえました。
気の抜けた怪我しない軽いボールの音です。
不思議に持った私は急いで三階へと上りました。
そこには学校でなくなったはずのボールがありました。
意味がわからなくなり友人にこの事を話しました。
友人は確かに学校のボールだと言います。
私達はまだ現地の人にこの話をした事がありません。
よく神社やお寺には空間と空間を繋ぐホールがあると聞きますが、これがそのホールなんでしょか?
宇宙の本も調べたんですがワームホールという穴があるとかなんとか・・・。
誰か解釈できる方いますか?

 

変な空間

友達の家に手応えのある変な空間がありました。
何も無いところで手をふると、そこだけスローになる。
それは空中に留まっており、撫で回してみたらバスケットボールぐらいでした。
彼はそのことに触れて欲しくないようでしたので、そこで終わりです。
ただ、他にも数人知っている人がいまして、どうやら
ソレは安定してそこにあったようなのです。
6年ぐらい前の話でした。

わらべ歌

 

家のあたりでは
「しの、うの、しんの、みの、まの、みの、…」
という童歌で日暮れ以降遊んでいると神隠しにあう、らしい。

 

一本道

 

こんなとこ あるなんて知れなかったぞー
そんな体験いっぱいあるよー
4年生の秋 家族で田舎にお墓参りに行った 家族と親戚
10人くらいで田舎の親戚の家からお墓までの田んぼの見渡しのいい一本道を歩いていた
日頃からぼんやりしている私は、
いつのまにか 一人お墓に取り残されていた 時間は夕方 お墓に一人
私は、猛ダッシュして親戚の家まで走った しかし誰もいない 帰る途中誰にもあわない・・・
一本道なのに??? 泣きながら お墓と家を3往復した。
4回目にやっと家族と親戚がいる次元?に帰れた 今でもその時 自分は
どこの世界に行ってたのか 不思議

 

風景

 

白昼夢のように一瞬自分の周りがいつもと違う光景に見えることがある。
信号で立ち止まってボーっとしていると、近所の駅前風景だが様子が違う。
バラックが立ち並び、所々屋根が崩れかけている。
しかし当たり前のようにそこを見ている自分がいる。
通り過ぎると板切れに墨で書いたような名前がかけてあった。
後で古い地図などで確認すると、そこには同じ名前が書かれてあったりする。
通り1つ行過ぎるといつもの街並みに戻って車やバスがやかましく往来してくのだが
あれはいったい何だろうといつも不思議に思っている。

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