【Dクラス】身近な怪異・人物怪談・地域色の強い妖怪が中心の“下位クラス”
恐怖感はあるものの、強さや霊力は比較的控えめで、
地域の怪談・家の怪異・変化系の妖怪などが中心になる階層です。
- 笑い地蔵(わらいじぞう)
夜道で突然笑い声を上げるとされる怪異化した地蔵。
悪さは少ないが、不気味な笑いで旅人を驚かせる「怪談型の妖怪」。 - イワホイヌ
アイヌ伝承の石のように硬い犬の怪物。
普通の武器が効かないとされ、山犬とは異なる“岩の精霊的な犬”として語られる。 - 送り犬(おくりいぬ)
夜道を歩く人の後ろをついてくる山の怪異。
襲うわけではなく“無事に帰れるように見守る”という解釈もあり、善悪が分かれる存在。 - 千疋狼(せんびきおおかみ/単体)
多数の狼を従える“千疋狼”の中でも、単体で現れる怪物的な大狼。
山の主のような存在として描かれることがある。 - 鮭の大助(さけのだいすけ)
鮭が人間のように振る舞う不思議な怪異。漁師を驚かせるユーモラスな存在で、害は小さい。
動物変化の一種。 - 小助(こすけ)
“鮭の大助”と対の存在で、小柄な鮭の変化。
大助ほどの存在感はないが、民話上の小さな怪異として語られる。 - 無耳豚(むみみぶた)
耳のない豚の怪異。夜道で現れ、泣き声をあげて人を驚かせる。
奇形・怪音系の妖怪の一種。 - 片耳豚(かたみみぶた)
無耳豚と同系統の怪異で、片耳だけがない豚の姿をしている。
外見の不気味さから“凶兆の動物”として語られることがある。 - あまめはぎ
石川県能登地方の来訪神的存在。怠け者を戒めるために家を訪れる。
“なまはげ系”の民俗行事に近く、妖怪というより祭祀的存在。 - 宇治の橋姫(うじのはしひめ)
復讐のため鬼女に変化した女性の伝説。赤い衣で宇治川に立ち、嫉妬の怨念を象徴する怪異。
能楽『橋姫』にも登場する。 - 般若(はんにゃ)
怒りと嫉妬に狂った女性が鬼女化した姿。能面で有名。
完全な怪物ではないが、強烈な感情の象徴として妖怪扱いされる。 - 鬼女(きじょ)
怨念を持つ女性が鬼化した存在の総称。山姥や般若など、さまざまな派生がある。
力はあるが、上位の鬼ほどではない。 - 青行燈(あおあんどん)
青い怪火とともに現れる妖怪女。怪談『百物語』の最後に姿を現すという伝承がある。
灯りの怪異・怪火系の代表格。 - しょうけら
屋根の隙間などから家の中をのぞき込む昆虫のような妖怪。
物陰に潜む不気味さで人を不安にさせる“小型怪異”。 - つらら女(つららおんな)
つららが変化したとされる女性の妖怪。冬の夜に美しい姿で現れ、人を凍死させることも。
美貌と冷気を併せ持つ冬の怪異。
【D−クラス】危険性は低いが印象深い“日常系・民話系の妖怪”
主に驚かせたり、不気味な現象を引き起こす程度の力を持つ妖怪たち。
民話・昔話の中で強い存在感を放つものの、実害や霊力は比較的弱い階層です。
- 小豆洗い(あずきあらい)
川辺や水辺で小豆を洗う音を立てるだけの妖怪。
「あずきとぎましょか」と歌うが、害はなく、怖がらせる程度の存在。 - 疫病神(えきびょうがみ)
疫病をもたらすとされる神霊。
妖怪というより災厄の擬人化だが、地域によっては一時的に姿を現す妖怪的存在として扱われる。 - 山姫(やまひめ)
山に棲む若い女性の姿の妖怪。優しい場合もあるが、旅人を迷わせることも。
“山の精霊”としての側面が強い。 - 山男(やまおとこ)
山に棲む巨体の男の怪物。怪力はあるものの、気が弱い・優しいという描写も多い。
山姥・山姫と並ぶ山の妖怪の基本形。 - うわん
廃寺や古屋で突然「うわん!」と叫ぶだけの妖怪。
姿はほとんど描かれず、音だけの怪異として知られる。 - 泥田坊(どろたぼう)
田んぼから現れる泥まみれの妖怪。農地を奪われた者の怨念とされ、
「田を返せ」と叫ぶのが特徴だが、実害は少ない。 - 鬼怒沼の機織姫(きぬぬまのはたおりひめ)
栃木の鬼怒沼に伝わる怪異で、夜に機織りの音がするとされる。
姿は見えず、怪音系の水辺怪異の一種。 - 野鉄砲(のてっぽう)
猟師が見間違える“不意の怪音”として語られる妖怪。
“ばーん”と大きな音が鳴るだけで、害はない。 - 子泣爺(こなきじじい)
赤ん坊の泣き声で人を誘い、抱き上げると急に重くなる妖怪。
危険性は小さいが、驚かせる存在として有名。 - カーカンロー
沖縄に伝わる怪音妖怪。夜に「カー、カンロー」と声を上げるだけの存在で、
正体不明の鳥・霊が由来とされる。 - 馬鹿(ばか)
東北地方などに伝わる、動物に憑いたりする小さな怪異の一種。
人を馬鹿にする悪戯が中心で、力は弱い。 - 塗壁(ぬりかべ)
夜道で突然立ちはだかる“見えない壁”の妖怪。
進路をふさぐだけで大した害はないが、怪談として非常に有名。 - 大入道(おおにゅうどう)
巨体の入道頭の妖怪だが、見越し入道ほど強くはない。
脅かすために巨大化するが、基本的には無害寄り。 - のびあがり
背丈が急に伸びる妖怪。突然伸びて人を驚かすだけで、危険性はほとんどない。
入道系の小妖怪。 - 見越し入道(みこしにゅうどう)
背の高い入道姿の妖怪。見上げるとどんどん巨大化し、人を驚かせるのが目的。
害は少ないが、恐怖感は強い。
【E+クラス】小型妖怪・変化系・軽度の怪異が中心の“弱いが印象深いクラス”
実害はほぼなく、人を驚かせる・不気味な姿を見せる程度の妖怪が中心。
動物の変化やアイヌの小霊、山の怪異など、地域色の強い存在が揃います。
- タンタンコロリン
東北地方に伝わる丸い小妖怪。夜道を“タンタン”と転がりながら追いかけてくるだけの存在。
害はなく、音と動きで驚かせるタイプの小怪異。 - 猫又(ねこまた)
長く生きた猫が変化して二股の尾を持つ妖怪。
家に災いをもたらす場合もあるが、力は強くない“変化動物”の代表格。 - 化け猫(ばけねこ)
猫又ほど力はないが、猫が人語を話したり化けて人を驚かせる妖怪。
茶碗をかぶって踊る逸話など、コミカルな伝承も多い。 - ぬっぺっぽう
顔のない肉塊のような妖怪。歩き回るが、害はない。
不気味な姿による“視覚的恐怖”が中心の怪異。 - パウチカムイ
アイヌ伝承に登場する小さな精霊。人に悪さをするが、霊力は弱い。
子どもにちょっかいを出す“いたずら系のカムイ”。 - チチケウニネツヒ
アイヌの森に現れる小型の怪異。姿は曖昧で、気配だけを残す“森の影のような存在”。
危険は少なく、不気味さが中心の妖怪。 - 山地乳(やまじちち)
東北地方に伝わる山怪で、木の乳房のようなものが垂れ下がる怪異。
触れると不吉とされるが、積極的に襲う力はない。 - 岩魚坊主(いわなぼうず)
川魚・岩魚が化けたとされる妖怪。川辺で人を驚かす程度で害は少ない。
“魚が人に化ける”典型的な民話的存在。 - クンツゥカブ
アイヌ伝承に登場する小型の悪戯精。森の中で物音を立て、人を惑わせるが危険性は低い。
実体の曖昧な“気配型”の怪異。 - 鞍野郎(くらやろう)
馬の鞍が化けた妖怪。旅人の背に飛び乗り驚かせるが、攻撃性は弱い。
道具が妖怪化した“付喪神”の一種。
【Eクラス】脅かし・軽度の怪異が中心の“最弱クラス”
直接的な害はほとんどなく、人を驚かせたり不気味な雰囲気を与えるだけの妖怪たち。
都市伝説化した存在から民話的な小怪異まで幅広く含まれる、もっとも弱い階層です。
- のっぺらぼう
顔のない人間の姿で現れて人を驚かす妖怪。
害はなく、ただ無表情の顔なしが強烈な恐怖を与えるだけの存在。 - 琵琶牧々(びわぼくぼく)
琵琶が化けた付喪神。勝手に音を鳴らす程度で、害はない。
楽器の怪異として知られる“音妖怪”。 - 油取り(あぶらとり)
夜道で人の油を舐めるとされる小妖怪。実害は弱く、不気味さが中心。
古い灯りや油脂文化と深く関係する怪異。 - 尻目(しりめ)
肛門部分に大きな目がついている妖怪。
その姿で人を驚かすだけで危険性はほぼない。 - 手の目(てのめ)
目が手のひらにある怪異。姿は奇妙だが、追いかけてくるだけでほとんど害なし。
“異形奇観”としての怖さが中心。 - 加牟波理入道(かむはりにゅうどう)
「みよしの入道」とも呼ばれ、天井から頭だけが覗く怪異。
のっぺりとした入道の顔で驚かせるが、攻撃はしてこない。 - 人魚(にんぎょ)
日本の人魚は妖怪に近い扱いで、不吉の前兆とされる。
海辺に現れるだけで、霊力・危険性は小さい。 - 口裂け女(くちさけおんな)
近代発祥の都市伝説系妖怪。質問攻めで追いかけるが、霊力的には弱い。
恐怖のイメージが強いだけの“都市怪異”。 - 飛縁魔(ひえんま)
恋慕・嫉妬の情念が女性の姿で現れた怪異。男性を誘惑するとされるが力は弱い。
“情念系の妖怪”の象徴。 - お歯黒べったり
天井から黒い液体がぽたりと落ちてくる怪異。
正体は女性の霊とも言われるが、落下して驚かせるだけ。 - イペカリオヤシ
アイヌ伝承に登場する小さな悪霊。気配を感じさせる程度で、人に大害を与えない。
“影の精霊”のような存在。 - 納戸婆(なんどばば)
納戸(物置部屋)に住み着く老婆の怪異。夜に物音を立てて歩くだけの弱い妖怪。
家の怪談として多い存在。 - ろくろ首(ろくろくび)
首が伸びる女性の妖怪。外見は怖いが、基本的には人を驚かすだけ。
“変化系”の代表的存在。 - 青鷺火(あおさぎび)
青鷺が発する怪火とされる現象。鳥の霊が関わるとされるが、危険性はほとんどない。
自然現象に近い怪異。 - 毛羽毛現(けうけげん)
体じゅう毛に覆われた小妖怪。踊ったり動き回るが、害はない。
不思議な毛の塊として絵巻に描かれることが多い。 - 大禿(おおかむろ)
巨大な坊主頭の妖怪。視覚的インパクトは強いが、動きは遅く害はほぼなし。
“大入道の下位版”として扱われることもある。
【E−クラス】無害・福の神系・軽度の怪異が中心の“もっとも弱い妖怪クラス”
ほとんど害を持たず、家の中で小さな怪異を起こしたり、むしろ福をもたらす存在まで含む階層。
驚かせ系・習俗起源の妖怪・民話のキャラクターなどが中心で、危険度は極めて低めです。
- ぬらりひょん
家に勝手に上がり込み、主のような顔をしてお茶を飲む老人妖怪。
実害はゼロで、怪異というより“迷惑なお客”のような存在。 - 否哉(いやや)
古典に登場する、小さな子どものような妖怪。悪意はなく、ただ現れては消える“寓話的存在”。
抽象的な怪異として扱われることが多い。 - 蛤女房(はまぐりにょうぼう)
蛤が女性に化けて人間と暮らす民話的存在。妖怪というより“変化譚の主人公”。
害はなく、優しい性質を持つことが多い。 - 雨女(あめおんな)
雨を呼ぶ女性の怪異。外見は普通の人間に近く、天候を乱す以外の害はない。
伝承よりも民俗的信仰や迷信に近い存在。 - 舐め女(なめおんな)
夜中に床や壁をぺたりと舐める不気味な女性の怪異。
音と気味悪さで驚かせるだけで、危険性は非常に低い。 - 砂かけ婆(すなかけばば)
夜道で砂をかけてくる老婆の妖怪。視界を奪う程度の軽い悪戯が中心。
害は少なく、民話的な“注意喚起妖怪”。 - 貧乏神(びんぼうがみ)
運気や金運が落ちるとされる神霊的存在。妖怪寄りの扱いをされることも多い。
実体的な害はないが、象徴的に“貧困の原因”として語られてきた。 - 座敷童子(ざしきわらし)
家に住み着く子どもの姿の霊。現れる家は繁栄するとされ、福の神に近い存在。
妖怪の中でも最も温和で縁起の良い分類。 - 垢舐め(あかなめ)
風呂の垢を舐める妖怪。害はなく、怠けた生活への戒めとして生まれた“教訓系妖怪”。
風呂場の怪談として有名。 - 枕返し(まくらがえし)
寝ている間に枕の位置を変える悪戯妖怪。
目覚めたときの違和感を怪異として説明した民間信仰に近い存在。 - 塗仏(ぬりぼとけ)
塗り固められた仏像のような妖怪で、家の中をふらふらと歩く程度。
おどろおどろしいが危険性はほぼない。 - 豆腐小僧(とうふこぞう)
豆腐を持ったまま歩き回る子ども妖怪。害はなく、豆腐を勧めてくるだけ。
可愛い妖怪として描かれることも多い。 - 一つ目小僧(ひとつめこぞう)
一つ目の子どもの姿の妖怪。突然現れて驚かす程度。
絵巻にも多く登場する“下位の定番妖怪”。 - 五体面(ごたいめん)
五つの顔を持つ奇妙な面の妖怪。動きは少なく、人前に姿を見せるだけの怪異。
不気味さが中心で脅威は弱い。
【Fクラス】自然現象系・音怪・付喪神など“ほぼ無害の弱小妖怪クラス”
自然現象の擬人化や、物が少しだけ動く・音を立てる程度の小怪異が中心。
脅威はほとんどなく、昔の人々が説明のつかない現象を妖怪化したものが多い階層です。
- 鬼火(おにび)
青白い火の玉として現れる怪火。霊魂や妖怪の仕業とされたが、実害はなく漂うだけの自然怪異。 - 古戦場火(こせんじょうび)
古戦場跡に現れる怪火。戦死者の霊が火となって揺らめくと信じられた。
典型的な“怪火妖怪”の一種。 - 不知火(しらぬい)
海上に現れる謎の光。夜に遠方でゆらめく現象で、妖怪・神秘的火として恐れられた。
自然現象寄りで害はない。 - 渡り柄杓(わたりびしゃく)
柄杓が自ら動いて飛ぶという付喪神。井戸や水場で見られたとされるが、悪さはほぼしない。 - 震々(ふるふる)
小さな身体で震え続けるだけの妖怪。人に危害を加えず、ただ震える音が不気味。
絵巻にも描かれる弱妖怪。 - 餓鬼(がき)
仏教思想に登場する飢えに苦しむ霊的存在。妖怪化された描写もあるが、攻撃力は低い。
民俗的には“戒めの存在”。 - 囀り石(さえずりいし)
鳥のような囀りを発する石の怪異。実体はなく、音が中心の“音妖怪”の一つ。
危険は皆無。 - 旧鼠(きゅうそ)
老いた鼠が変化した付喪神。弱々しく、人に害を加える力はほとんどない。
民話の脇役的存在。 - ミシゲーマジムン
沖縄のマジムン(妖怪)の一種で、山の気配のように現れる弱い存在。
害はなく、気配だけを残す“影の妖怪”。 - 古琴主(ここぎぬし)
古い琴に宿った付喪神。音を鳴らす程度で、攻撃性はない。
音霊・器物怪の代表的な弱妖怪。 - からかさ
唐傘が変化した付喪神。片足・一本目で跳ね回るが、脅かす程度で無害。
“唐傘お化け”の原型。 - 寝肥(ねぶとり)
寝ている人の枕元に現れ、太らせるとされる不可思議な怪異。
害はほぼなく、“寝太りの理由付け”に使われた。 - 白溶裔(しろとかげ)
白い影が溶けるように揺らめく低級怪異。実体はなく、不気味な視覚効果が中心。
脅威は皆無。
【Gクラス】無害・吉兆・自然現象・伝承的存在が中心の“ほぼ妖怪と言えない特別枠”
Gクラスは「妖怪」というより、自然現象・小動物・吉兆存在・架空の民俗キャラに近い存在が中心。
危険性はほぼゼロで、文化的象徴や物語上の記号に近いものまで含む“最下位ゆるキャラ層”です。
- 面霊気(めんれいき)
能面に宿った付喪神。仮面がふらりと動く程度で攻撃性は弱い。
物の霊がふと動いたり表情が変わったように見える現象の象徴。 - 瀬戸大将(せとたいしょう)
瀬戸物(陶器)が長年経って付喪神化した存在。
壊れにくくなる、音を立てるなどの軽い怪異のみ。 - 家鳴(やなり)
古い家が鳴る音を妖怪化したもの。木材の伸縮音・地鳴りなどの自然現象。
害は一切ない“物理怪異”。 - センポクカンポク
東北の家屋に現れる怪異で、天井裏で足音を立てるだけ。
物音の擬人化で、全く害はない。 - イワイセボ
アイヌ伝承の小さな精霊。姿は曖昧で、森の気配として語られる。
害はなく、自然の“音”や“気配”の象徴。 - すねこすり・煙々羅(えんえんら)
【すねこすり】足にまとわりつく小動物のような妖怪。可愛らしい害ゼロ妖怪。
【煙々羅】煙から生まれる妖怪で、形が揺らめくだけの無害存在。 - 茶袋(ちゃぶくろ)
古い茶袋が付喪神化したもの。跳ねたり動くが危険性は皆無。
道具系の弱小妖怪。 - 人魂(ひとだま)
死者の魂が火となって飛ぶとされた怪火。漂うだけで害なし。
多くは自然発火・燐火とされる。 - ニッタラサンベ
アイヌに伝わる小さな妖精のような存在。森の小動物的な動きをする。
無害で、むしろ可愛い系。 - コロポックル
アイヌの小人族。妖怪というより民俗的な民族伝承。
友好的で、争いを避ける平和的存在。 - トイポクンオヤシ
アイヌの小型精霊。気配のみを残して消える影のような存在。
害は皆無で、不思議さだけが残る。 - 目目連(もくもくれん)
障子に無数の目が開く怪異。驚かせるだけで危険性はゼロ。
“視線の恐怖”を具現化した妖怪。 - 件(くだん)
牛と人間の姿を持ち、予言を残してすぐ死ぬ怪異。
害どころか人を救う場合もある特異妖怪。 - 平家蟹(へいけがに)
顔のような模様を持つ蟹。妖怪ではないが物語で怪異化された存在。
実体は普通の蟹。 - ケサランパサラン
白い綿毛のような不思議な物体。吉兆を呼ぶとされ、妖怪というより“幸運アイテム”。
実害ゼロ。 - 保留クラス
※分類が難しい・情報不足・妖怪と呼べるか微妙な存在のため暫定配置。
記事編集時に移動可能な枠として設定。 - 黄泉軍(よもついくさ)
黄泉の国の軍勢。神話的存在で妖怪とは異なるため、強弱分類から外れがち。
実在性が薄いのでGクラスへ。 - 八咫烏(やたがらす)
神使としての三本足の烏で、ほぼ神霊扱い。
妖怪ではなく“導きの象徴”として弱分類へ。 - 天魔(てんま)
密教・修験道の天部系存在で、妖怪というより神霊。
階層外だが、力は象徴的なのでGに暫定。 - 油すまし(あぶらすまし)
熊本伝承の妖怪で、ただ立って見ているだけの無害存在。
脅かし系の代表的弱妖怪。 - べとべとさん
人の後ろをついてくるだけの妖怪。「お先にどうぞ」と声をかけると消える。
害なしの極めて平和な怪異。 - 影女(かげおんな)
背後に女性の影がつく怪異。姿はなく影だけが残るが危害はない。
怪談系の“雰囲気妖怪”。 - 燈無蕎麦(ひなしそば)
真夜中の道に突然現れる蕎麦屋の怪異。注文すると消えるだけの不思議現象。
害はゼロの“幻の屋台妖怪”。

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