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心霊ちょっといい話『お参り』など短編全5話

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心霊ちょっといい話『お参り』など短編全5話 不思議な話
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お参り

 

中2の時、友人が入院しました。3ヶ月くらい入院してたのかな?遠方にある病院なのでなかなか見舞いにもいけず・・・でも当時の担任が毎週土曜日にクラスの中でグループ作って見舞いに連れて行ってくれました。11月の中旬・・・お見舞いにそいつが好きだ
った車のプラモデルを持って行くと、嬉しそうにベッドに横たわったまま胸に抱えておりました。

そして翌週の土曜日、朝礼の最後に、その日の朝友人が亡くなった事を知らされました。

その日は自分の誕生日でもあったためかなにか縁のようなモノを感じ、毎年お墓参りに行くようになりました。

高1の時も、卒業してバラバラの高校になった当時の同級生にも声をかけお墓参りに行きその帰り、その友人の家に挨拶に寄って解散となりました。その時50mほど離れた所に同級生の中の二人ともう一人が自転車に乗ってこっちを振り向いていたのですが、その時は亡くなった友人の弟だろうと思ってました(弟とよく似てたので)

翌日、振り返っていた同級生に会ったのでそのことを尋ねると、二人しかいなかったとの事・・・自分のことよりいつでも周りの友人のことを気遣うようなヤツだったから、「みんなで来てくれてありがとう」って姿を見せてくれたのかなぁと思います。
あれから十数年、毎年のように彼の家に行きお参りさせてもらってます。
今年は忙しくてまだ行けてないんだけど(^^;;いつまでも忘れないからね。

 

 

ばあちゃんの形見

 

俺が子供の時、ばあちゃんが亡くなった。
遠くに住んでいて、俺は死に目に会えなかった。
でも、おふくろが、ばあちゃんを看取った。
ばあちゃんが亡くなった時、俺が小学校で、帰りの支度をしていた。
何も感じなかったし、何も予感もなくて、電話が来て、ばあちゃんが死んだ事を初めて知った。
親父と、ばあちゃんが住んでいた福島まで行く途中、その頃は、福島まで6時間かかって、ようやく到着した時、ばあちゃんは布団で、眠るように横になっていた。
子供なりに、すごいショックで、すごく悲しかったような気がする。
じいちゃんが、布団の横で泣いていた。
正直、あんまりよく覚えていないけど。

その日に通夜があって、その夜は俺はじいちゃんと一緒に寝たような記憶がある。
じいちゃんとばあちゃんは、福島で旅館をやってて、じいちゃんは歳だったし、おふくろがお香を絶やさないように、ずっとばあちゃんの側にいた。
夜中、ふと目が覚めると、ばあちゃんがいた。
じいちゃんの横で、悲しそうにうつむいていた。
「おばあちゃん」と俺が声をかけると、すっと俺の前にやって来て、頭を撫でて、消えていった。
あの時、ばあちゃんは確かに「財布の中を見てごらん」というような事を言ったような気がする。

あれから、数年が経って、俺は高校生になっていた。
福島に戻って、じいちゃんと思い出話しをしていた時、ふと、ばあちゃんの言葉を思い出した。
じいちゃんが形見にと受け取った、ばあちゃんの財布。
じいちゃんが開けてもいい、と言うので、開けてみた。
その中に、写真が一枚入ってた。
俺の生まれたばかりの時の写真だった。
写真の裏側に書かれていた言葉「私の孫が生まれた。この子も結婚式を見る事ができるだろうか」。
そこには、ばあちゃんが、じいちゃんとの結婚式の時に交わし合った指輪が入っていた。

ごめんね、おばあちゃん。
俺、まだ結婚してないけど、あの指輪、大切に持ってるよ。

 

 

大好きなじいちゃん

 

3年前、俺のじいちゃんが亡くなった。
89歳だったから、きっと大往生だったのだと思う。
葬式が終わり、気づくと、すでに正午を回っていた。
その日は、雪が降っていて、夕刻過ぎから降り続いた雪は、辺りを白一色に染めていた。
遺体が置かれてある客間のヒーターを切って、茶の間へ行くと、親父もお袋も疲れ切っている様子だった。
とりあえず、何か食べさせようと、コンビニに行った。
家から歩いて5分程度の所にあるコンビニで3人分の弁当とお茶を買って、じいちゃんが好きだった、ワインを買った。
コンビニから出て、ちょっと歩くと、大通りの脇の歩道で、誰かが立っているのが見えた。
雪がすごくて、辺りは薄ぼんやりとしか見えないのに、その人影だけ、はっきり見えたような気がする。
ちょっと警戒しながら近づいていくと、それは、亡くなったはずのじいちゃんだった。
俺が呼ぶと、じいちゃんは微笑んで、こっちにゆっくりと近づいてくると、静かに頭を撫でてくれた。
俺はもう高校生で、じいちゃんに頭を撫でてもらったのは、多分、小学生の時以来だったかもしれない。
涙が溢れ出した。
「じいちゃん、大好きだよ」
のような事を言った様な気がするけど、よく覚えていない。
じいちゃんは、微笑んだまま、大きくうなずいて、舞い落ちる雪の中に溶け込むように消えていった。
俺は、じいちゃんが立っていた場所に、しゃがみ込んで、しばらく泣いていた。
家に帰り、親父とお袋に弁当を食べさせて、俺はじいちゃんの遺体が置かれてある客間に行った。
なぜかヒーターが付いていて、何となく、じいちゃんの遺影が微笑んでいるように感じた。
俺は、じいちゃんが愛用していたワイングラスと、俺は、ワインを茶飲みに入れて飲んでいた。
しばらくして、親父がワイングラス片手にやって来て、ドカッと床に座って、ぶっきらぼうにグラスを突きだしたので、注いであげた。
ワインを一口飲んで、親父はボロボロと涙を流し始めた。
俺は、生まれて初めて、親父が泣いた姿を見た。
俺は、結局、今でも子供だから、親父とお袋を支えてあげる事はできない。
でも、子供なら子供なりに、何かできるかもしれない、と思えるようになった。
じいちゃん、俺は必ず天国へ行けるように頑張るから、天国で、また抱っこしてくれよ。
大好きだよ、じいちゃん。

 

 

将来のために

 

友人が20歳位の時、結構な頻度で部屋のあちこちに盛り塩みたく白い物質がこんもり盛ってあったそうな。
彼は一人暮らしで、家に入る人といえば自分ぐらいで、誰が何の為にそういう行為に及んだのか見当もつかなくて、はじめは天井に白蟻でも住み着いて木の屑かなんかが積もってそのような状況になったんだろうぐらいに思ってて、というよりそうして自分を納得させてたらしい。

そして十数年後、とある霊感が強い女性と付き合うようになって、ふとその事を話してみたところ、「あ、それわたし。」ってさも当然のように言ったのを聞いて驚き、詳しくたずねてみたところ、彼女の家系が巫女さんの家系だったらしく、幼少時に修行の一環として行った、将来出会う大切な人を守る為の儀式か何かの結果だったとか。

その他にも彼女を通して様々な不思議な経験をしたらしいけど(とある人が降りてきて宇宙の構造について筆談したとか)、彼女のプライバシーに関わる事だからって、そのときの記録は見せてもらえないのがちょっと残念

 

 

罪の意識

 

小学校を卒業して中学にあがる直前の3月、祖母が亡くなった。

ボケてしまって親父(ばーちゃんの息子)以外の家族の顔も判別できず、ガキだったオレは正直疎ましく思う事もあった。
その日友達が家に遊びに来て、ファミコン(SFCニアラズ)で遊んでいるとき、飲み物がほしくなったので、弟に「ばーちゃん出て行かへんように、ドアチェーンしときや」と声を掛け(鍵は開けられるが、チェーンは外せなかった)、じゃんけんで負けたオレがコーラを買いに行った。
10分ほどで戻り、また友達と遊んでいるときにふと気がついた。

「あれ? ばーちゃんは?」

そう、オレが帰ったとき、チェーンがかかっていなかったのだ。
そのときに気付かなかったのを今でも悔やむ。
弟はチェーンを掛けたと言うので、ばーちゃん上手いこと外せたんだろう。
友達には事情を話して帰ってもらい、即両親の勤務先に電話を掛け、家族総出で探し回った。

夕方6時ごろだろうか、オレが探していたところでは全然見つからず、一旦家に帰ると、服に血のついた親父がいた。

「ばーちゃんは?」
「ケガしてるとこ見つけてな。今病院に運んだとこや」
「生きとるん?」
「…大丈夫や」

実はそのとき、ばーちゃんは大通りでバイクに轢き逃げされて既に死んでいたのだが、オレに負担を掛けない為のウソだったんだろう。
素直に信じて、その日はメシ食って風呂入って寝た。
翌日、病院でホントのことを知らされて、号泣した。

「あのときオレが目ぇ離さへんかったら…」

ばーちゃんの持っていた手提げかばんには、蓬の葉っぱが沢山入っていた。
蓬団子は、オレの好物で、ばーちゃんがまだボケてないころはよく作ってくれていた。
もうオレの顔もわからないほどボケていたのに…

数日は悪夢にうなされてよく眠れなかった。
そんなとき、夢に出てきたばーちゃんが「お前は悪ないんやで」と頭をなでてくれた。

それ以降、悪夢は見ていない。

余談
俺の制服や礼服、いつも始めて着るのはダレかの葬式だったな…
小学校 母方の祖母の妹
中学校 父方の祖母(本文)
高校  父の姉
スーツ 父の兄

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