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今までに起きた不思議なこと【全7話】 – 奇妙な体験談

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今までに起きた不思議なこと【全7話】 - 奇妙な体験談 不思議系
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5chに投稿された不思議な体験談『今までに起きた不思議なことを淡々と書く』を読みやすくまとめました。

今までに起きた不思議なことを淡々と書く
引用元: https://hibari.5ch.net/test/read.cgi/news4vip/1316250170/

 

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今までに起きた不思議なことを淡々と書く

 

 

□ 1 □

 

両親が共働きだったので、母の職場近くの保育園に預けられていた

私は甘えただったので、朝、仕事へ行く母と離れるのが本当に嫌だった
施設の門の前ではいつも大きな声を上げて泣いたし、先生や母を引っかいたり、腕に噛みついたりした
そんなふうだったから、たまに母は仕事へ行かず、私と一緒に保育園にいてくれることがあった
私が他の幼児たちと遊ぶのを、母は部屋の隅でにこにこと眺めているのだ
しかし、夕方になると母はいなくなってしまう
私は泣きながら母を探す。すると、保育園の外に母の車が見える
運転席から、さきほどまで同じ部屋にいたはずの母が下りてくる

今思えばおかしなことなのだが、当時は「母がいた」というだけで嬉しくなり、疑問を抱くこともなかった
よくよく考えれば、そもそも子供を預けるための保育施設であるのに、親が同席することなどできるはずがないのだが

 

□ 2 □

 

保育園に好きな先生がいた
「ようこ先生」と呼んでいたのだが、当時もう定年近かったから、今は亡くなっているかもしれない

ようこ先生は手品が上手だった
てのひらを広げて見せて、なにもないことを確認させて、その手に白いハンカチをかぶせる
「チチンプイプイ」と言ってハンカチをとる
すると、てのひらの上にはなにかが出現しているのだ
それは大抵、先生の机の上にあった小さなぬいぐるみとか、消しゴムとか、ビー玉とか、そういったものだった

あるとき、母の迎えが遅くなり、私ひとりが教室に残ってしまったことがある
「今日は特別な手品を見せてあげよう」
ようこ先生はそんなことを言って、いつものようにてのひらに何もないことを見せると、そこにハンカチをかぶせた
「チチンプイプイ」
さっとハンカチをとると、ようこ先生の手のひらの上には小さな指があった
「自分の手を見てみなさい」
私が慌てて自分の手を確認すると、なんと右手の小指がなくなっていた

驚いて先生の手のひらに目をやると、そこにもう指はなかった
私の小指も元に戻っていた

それからもようこ先生のことは大好きだったが、未だにあの手品のタネがわからない

 

□ 3 □

 

時期不明
たぶん、小学生にはなっていなかったはず

父が自宅の庭にできたスイカを割ると、中にこぶし大のカブトムシの幼虫のようなものがいた
スイカの中身はそいつに食べつくされていたようで、ほとんど残っていなかった
父は「この虫はうまいんだ」と言って、がぶりと食べてしまった
スイカの汁のような、透き通った赤っぽい汁があふれた
「食べるか?」と訊かれたけれど断固拒否した

そういえば父は虫に限らず、さまざまなもの対して物おじしない人だった

小学校一、二年くらいのときだったと思うが、畑にやたらとバッタが出たことがある
羽虫くらいの小さなやつから、赤ん坊の頭くらいの大きなやつまで
一歩畑に足を踏み入れると、何十羽ものバッタが足元から飛び立つ、といった様子をよく覚えている

畑では、ナスやきゅうりやプチトマトやら、さまざまな野菜を育てていたのだけれど、
これをバッタが食い荒らすので、菜園の主である祖母はとても困っていたようだ
(私はバッタをたくさん捕まえることができて楽しかったけれど)

父はそれを見て「こんな時には蛇だ」と、どこからか真っ黒い蛇をもらってきた
それを庭に放すと、やがてバッタはいなくなった
バッタがいなくなったあとも、黒蛇はときどき見かけた
父は黒蛇をかわいがっていたようで、
どこからか捕まえてきたらしいネズミをやったりしていた

いつからか見なくなったけれど、どこへいったんだろう

これはさほど不思議でもないか

□ 4 □

 

私は四人兄弟の長女だった
三つ下に弟、五つ下に妹、六つ下に弟がいた

今は三人兄弟の長女だ。三つ下の弟が他界したから
しかも親不幸なことに自殺。まだ二十歳だったのに
遺書もなく、弟の友人などに訊ねても「なんであいつが自殺?」という反応ばかりだったので、
多分、衝動的なものだったのだろう

弟の死によって思い出したことがある
私は小学生の頃、ものすごく「死」を怖がる子供だった
「自分がいつかこの世からきれいさっぱり消えてしまう」ということが恐ろしくてたまらず、
眠ってしまうと二度と起きられないのではないかと思い、眠れない夜もあった

ある夜、私は弟とふたりでテレビを見ていた。その時ふいに、突発的な死への恐怖が襲ってきた
「死にたくない」
そう言うと、弟は泣きだした
「お姉ちゃんは長生きなのにそんなこと言うな。僕はお姉ちゃんよりずっと短いのに」

泣きだした弟をなだめることに夢中になって、弟の言葉そのものの意味は深く考えなかった

あんなに泣くほど死ぬのが嫌なら死ななければよかったのに、と思うけれど、そういうものでもないのだろうか

 

□ 5 □

 

小学校三年生のころ、とても優しい先生がいた
男性教師で、年齢は四十代後半くらい。仮にA先生としよう
担任ではなかったが、なぜかよく遊んでくれた
ただ、気に入らない生徒のことは容赦なくものさしで叩く、といううわさもあったので、
おそらく私は「ひいき」されていたのだろうと思う

さて、小学校には「観察池」という、金魚や亀などを飼うための比較的大きな池があった
私がひとりでその池に手を突っ込んで遊んでいると、A先生がやってきて言った
「そんなことをしていると魚が弱ってしまうから、駄目だよ」
先生はしゃがんでいた私の脇に腕をつっこみ、抱き上げた
私の手が池からはなれたあともなかなか放してくれないので、悪いことをしたせいかと思い、
「ごめんなさい」と言うと、A先生はようやく解放してくれた

しかしその直後、A先生はいきなり池に自分の手をつっこんだのだ
私にはいけないと言ったのになぜ、と思ったとき、バシャ、と大きな水音がした

A先生の指に亀が噛みついていたのだ
「ほら、危ないだろう」
と、A先生は特に声を上げるでもなく、そう言って無表情で亀をみつめている
私はなんだか恐ろしくなり、休み時間が終わるから、と言ってそこから逃げ出した

その後もA先生は優しかったけれど、私は彼のことがなんだか怖くなってしまった
A先生は次の春に転勤となった

ちなみにA先生は校長にまでのぼりつめたようだったけれど、
退職まぎわに出会い系サイトで知り合った女性にストーカー行為をしたとして逮捕されてしまった、
と何年か前に同級生から聞いた

□ 6 □

 

中学生の頃

パウンドケーキを作ろうと思って、
冷蔵庫の中にあった卵を割ったら、黄身が黒っぽく変色していて異臭を放っていた
小麦粉を計ろうとしたら、開封して間もないものなのに虫がたくさん混じっていた
砂糖壺のふたが閉まっているのに、中に蟻が何匹も侵入していた
未開封のバターを開封したらカビが生えていた

真夏だとしても不思議だけれど、もう秋だったのに

 

□ 7 □

 

小学校四年生くらいのころ

私は昔から猫が好きなのだけれど、祖母が動物嫌いなせいで、うちでは飼ってもらえなかった
野良猫に餌をやるのも「家に居付くから」と禁止されていた

しかし、私は内緒で野良の三毛猫に餌をやっていた
ミケ、という名前をつけたその猫は、近所の神社をねぐらにしていた
私は給食の残りのパンや、シーチキン、かつおぶしなどを毎日持っていった
ミケは私がひとりで神社へ行くと、鳴きながら近寄ってくるのだが、
祖母とともに神社へ散歩へ行くことがあっても、決して姿を見せなかった。
賢い猫だったのだろう

ある時、学校から帰ってくると、いつもは神社にいるはずのミケがなぜか家の前にいた
祖母に見つかる、と思って私は慌ててミケを追い払おうとした。しかし、なぜかちっとも動こうとしない
私の手に頭をすりつけて、喉をゴロゴロいわせている
「早く行かないと見つかるでしょ!」
そうやって騒ぎ立てたせいで、祖母が家の中から顔をのぞかせた

猫になつかれている決定的場面を見られてしまった、と思って、私は怒られる覚悟をした
しかし祖母はミケのにはいっさいふれず、
「帰ったんなら早く上がりな」
とだけ言って、すぐに引っ込んでしまった。同時に、ミケはするりと私のわきをすり抜けてどこかへ行ってしまった
私はいぶかしみながらも、祖母の言う通り家の中に入った
その日は見とがめられるのが怖くて、神社には行けなかった

次の日、いつものように神社に餌をやりに行ったのだが、ミケの姿がない
それ以降、一度もミケを見ることはなかった

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