『わらび採り殺人事件』など短編5話|【狂気】人間の本当にあった怖い話

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『わらび採り殺人事件』など短編5話|【狂気】人間の本当にあった怖い話 人間の怖い話
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首を乗せて動き続ける機械

 

今父から聞いたばかりの話。
もう40年位は前の話。
金属加工の会社に勤務していた父が朝出社すると、同僚が慌てた様子で駆け寄って来た。
どうかしたのかと父が聞くと、作業場で死人が出たと言う。
何でも、大きい金属板を切断・加工する機械に頭を突っ込み、金属板の代わりに首を切られたらしい。

既に警察が到着していたので父が作業場を見る事は出来なかったそうだが、同僚によると
首無し死体が仕事を続けているかのように両手を機械に当てた状態で突っ立ち、飛ばされた首は加工部の旋盤上に乗って作業で出た金属の粉で真っ白になりながらごろごろごろごろ回り続けている。
床は血の海。

機械の表面も血塗れで、真っ赤に染まった機械はそれでも動きを止めていなかった。
第一発見者の社長は余りの惨状に卒倒。
お陰で通報が遅れたそうだ。
無理もない。

しかし、もっと怖いのは、その機械が前にも一人の首を飛ばしていた事。
事故後本来なら処分しなければならないのを前の所有者が欲を出してこっそり転売していたのだ。
警察の捜査でこれが分かり、改めて機械は溶鉱炉に放り込まれ、ようやく処分されてめでたしめでたし…
とは到底言えない話だが、持ち主をよそに真っ白になった首を乗せて動き続ける機械を想像したらかなり怖い物が有る。

 

 

わらび採り殺人事件

 

わらび取りに行ってた主婦三人の内先に帰った一人を除いて殺された。
死体は全身の骨が折れててかなり殴られた痕があった。
主婦のズボンのポケットには

「このひとわるいひと」

と書かれたメモが入っていた。

警察も大がかりな捜査を行ったが結局犯人は見つからず。
しかし事件から10年後、先に帰ってて生き残った一人の主婦が布団でぐるぐる巻きにされ火を付けられて殺された。
っていう事件が『わらび採り殺人事件』
未だに謎が多いよなー。

 

 

全身麻酔

 

高校生の時の話。
私は一番後ろの一番廊下側の席でした。

ある日授業中に突然物凄い勢いで教室のドアが開きました。
大きな音に驚いてドアの方を見ると、変な格好のおばさんが立っていました。
一同凍りついてしまっておばさんを凝視していると、彼女は開けたときと同じように轟音をたててドアを閉めました。

今のは誰?何?と教室がザワザワしはじめたころ、廊下から歌をがなる声が聞こえました。
おそるおそるドアを開けてみるとそのおばさんが廊下にゴザを敷いて、軍歌を歌うように腕を上下させながら言葉にもならない歌を怒鳴っていました。

とても楽しそうでしたが駆けつけた男性教師達に抱えられて連れ去られていきました。
後から聞いた話ですが彼女はその高校の卒業生で、若い頃はなんともなかったのが、ある日腎臓か何かの手術を受け、全身麻酔から覚めた時にはもう現在のような人になってしまったのだそうです。
それ以来「全身麻酔手術」がすごく怖いです。

 

 

自販機のお釣り

 

ある交差点があってさ、その一角に自販機あるんだよね。
昔ながらのさ、細いやつがね。
で、深夜にそこでジュース買ってからお釣りとろうとすると、なんか丸いピンポン玉くらいの大きさの物が入ってたらしくてさ。

自販機のライトに照らしてみると。
目玉だったって‥‥
駆け付けた警察によるとさ、その日のお昼にさ、その交差点で死亡事故があったらしいけど被害者の右目の回収できなかったらしくて、鴉あたりがくわえて行っちゃったんだと思ってたって。

 

 

鍋で煮ていたのは

 

ガッコ行く途中の公園にたむろってるホームレス。
俺はダチとそこを通るたびにチラッと見るのがなんか癖になってて、その日もボロイ椅子に座ってたが、いつもと違ったのは、何かをちっこいナベで煮ていた。

「寒いからなーナマじゃつらいんだろw」
「よく燃料あったなー放火しねーだろなw」

とダチとたわいもない話してたら、急にダチが黙り込んだ。
見られたんかと思って俺も黙り、足早にそこを去った。
ガッコに着いて、どしたよと聞いたら、

「アイツさ…何煮込んでた?」
「いや、知らんがな。よく見てねえし」
「俺…あれネ○の頭に見えたんだけど」

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