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『失楽園』のミルトンが描いた悪魔(デーモン)の世界

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『失楽園』のミルトンが描いた悪魔(デーモン)の世界 天使と悪魔
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ジョン・ミルトンは十七世紀のイギリスの古典主義の詩人であり、英文学の最高峰に位置する長編叙事詩『失楽園』(PARADISE LOST)を書き上げた。ミルトンはデーモン学者であったわけではないが、『失楽園』において堕天したサタンをはじめとした悪魔たちを登場させている。
その多くは聖書に由来するものであるが、聖書の解釈から展開されたデーモン学や古典の伝承、キリスト教により悪魔化された異教の神々も持ち込み、これらの堕天使を独創的に紹介している。

 

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ミルトンの悪魔の世界

 

サタン Satan

「一敗地に塗れたからといって、それがどうだというのだ?すべてが失われたわけではない-まだ、不屈不撓の意志、復讐への飽くなき心、永久に癒すべからざる憎悪の念、幸福も帰順も知らぬ勇気があるのだ!」(第一巻、一〇五~一〇八行)
『失楽園』においてサタンはかつて神にもっとも愛されていた天使であり、ルシファーとして描かれている。彼は神への反乱の際にも全天使のうちの三分の一を引き入れる力とカリスマ性を備えていた。天上での戦いに敗れたサタンは、地上の人間を堕落に導き地上と地獄とをつなげることで神への復讐を果たそうとする。

 

ベルゼバブ Beelzebub

「これこそ力においても罪においても彼の次に位する者、やがて後にパレスチナで名を馳せ、ベルゼバブと呼ばれた者であった。」(第一巻、八〇~八三行)「その額には、思慮深さと憂国の至情が深々ときざみ込まれていた。たとえ身は破滅という悲境に陥ったとはいえ、威厳にみちたその顔には、まさに王者にふさわしい英知の輝きがまだ鮮やかに残っていた。」(第一巻、三〇一~三〇四行)
反乱を起こした堕天使たちの中で、地獄が神から与えられた牢獄であることを知り、反逆の手段に、地上と人間とにその矛先を向けることを提案したのがベルゼバブであった。彼はサタンの分身のようにも描かれている。

 

モーロック Moloch(モレク Morech)

「人身御供の血にまみれ、親たちの流した涙を全身に浴びた恐るべき王モーロックであった。彼をかたどる像のもとへ進んでゆく子供たちの阿鼻叫喚こそ、大太鼓小太鼓のかしましい音にかき消されて耳には聞こえなかったが、涙を流さぬ親はいなかったのだ。」(第一巻、三九一~三九六)
『失楽園』でのモーロックは、激怒と戦のデーモンとして描かれる。

 

ケモシ Chemos

「その自称した名前はペオルであった。それだけでなく、彼はそこからその猥褻な祭儀を、殺戮の邪神モーロックの森に近い、あの涜神の丘にまで蔓延させたが、憎悪と隣り合わせの淫情とはまさにこのことであった。」(第一巻、四一五~四一七)
ケモシはいくつかの点でモーロック(モレク)とも結びつき、この二神は実際には同一の存在であるという指摘もある。ヒエロニムスはモアブ人の神、ケモシュがバアル=ペオルと同一であるとしているのでミルトンはこの言及を頭に入れていたとされる。

 

ダゴン Dagon

「その名はダゴン、海の怪物-上半身は人間だが、下半身は魚であった。」(第一巻、四六一~四六二)
本来はペリシテ人の神であり、アッシリアの神オアンネスと同一視される存在であった。

アシタロテ(アスタロト) Ashtaroth

「エジプトをシリアの地より分けている例の川に至る地域において、バアル及びアシタロテという一般的な名で呼ばれた邪神で、前者は男性神、後者は女性神であった。というのは、天使たちは、気の赴くままに男女いずれの性をも、或は同時に男女両性をも、自分の性とすることができたからだ。」(第一巻、四二一~四二六)
アスタロトはカナンの女神で、古代フェニキアのシドンの神バアルの配偶者にあたる。アスタロトには、デーモン学の文献には多くの綴りがあるが、Ashtarothが一般になっている。ただし単数形がAshtorethで複数形がAshtarothであるがミルトンは単数形を使うときにも複数形の名前を使用している。

 

ベリアル Belial

「天から失われた者で、彼以上に端麗な天使は他にいなかった。生まれつき威厳にみち、高邁で、勇敢な行動力を誇る者のように見えていたが、それはすべて偽りの虚飾にすぎなかった」(第一巻、一〇九~一一二)「というのも、彼の思いが低俗そのものであったからだ。悪徳にかけては勤勉そのものだが、善行にかけては怠惰で臆病であった。しかし、他人の耳をくすぐる術は見事であった。」(第一巻、一一五~一一八)
ベリアルの名前は「無価値を」意味するため聖書に現れる。ベリアルの名前が適切ではないとする意見もあるが、ミルトンは聖書の厳密な解釈よりもグリモアの伝統に影響を受けたらしい。

 

マンモン(マモン) Mammon

「そうだ、天から堕ちた天使のうちこれほどさもしい根性の持ち主もなかったという、あのマンモンであった。天国にいたときでさえ、彼は常にその眼と心を下に向け、都大路に敷き詰められた財宝、つまり足下に踏みつけられた黄金を、神に見える際に切々と胸に迫るいかなる聖なる祝福よりも遙かに賞賛していた。」(第一巻、六七八~六八三)
マンモンは地獄においても地中に潜む金塊を掘り出す作業に指揮を執り、堕天した悪魔たちの居城、万魔殿(Pandaemonium)の建造に貢献する。

 

ムルキベル Mulciber

「かつて天国において幾多の高層な塔を築いたとしても、もはや何の役にもたたず、絶妙な技術を持ってしても免れるわけもなく、勤勉な配下と共に真っ逆様に落とされ、地獄で建築に従事したというわけだ。」(第一巻、七四八~七五六一)
ムルキベルは豪華絢爛たる万魔殿の建築を行った。この名は本来、金属の細工を行ったローマ神話の火の神ウルカヌスを表す名前の一つであった。ウルカヌスにはユーピテルによって天から投げ落とされた経歴がある。

 

『罪』と『死』

サタンが天上で神への反乱を企ていたとき、その頭部から武具を身にまとって生まれたのが『罪』と呼ばれる女神であった。この誕生はギリシア神話の女神アテネを想起させる。『罪』はサタンの愛人としてサタンの子を身ごもる。その後サタンが天上での戦いに敗れると、『罪』もともに天から落とされ、地獄の九重の門を閉ざす番人の役目を負わされる。そこで『罪』はサタンの子を産み落とすが、「死の針を持った蛇」のような足になってしまう。その子は『死』と呼ばれ、「凄絶な異形」をしていた。『死』は『罪』との間に無数の醜悪な怪物を生み出した。この『罪』の描写は、リリスのイメージから来ていると考えられる。

 

 

文章の引用:平井正穂訳『失楽園』(岩波文庫)から

フレッド・ゲティングス 悪魔の辞典 大瀧啓裕訳 東京・青土社 1992.
ローズマリ・エレン・グィリー 図説天使と精霊の事典 大出健訳 東京・原書房 1998.
ジョン・ミルトン 失楽園(上・下) 平井正穂訳 東京・岩波書店 1981.

 

 

登場する悪魔の詳細

 

サタン Satan 七つの大罪:憤怒

敵対者、悪魔の王

悪魔の王、神の敵対者、地獄の首領につけられる主な名前の一つ。キリスト教にとって、サタンは堕天使であり、人間を誘惑し、全ての諸悪の元を生み出す存在となっている。サタン(satan)の語源はヘブライ語で、「敵対者」、「反対する者」といった意味であり、特定の存在を指すものでもなく単なる普通名詞であった。それが人間の前に立ちはだかる超自然的な存在を指してサタンと呼ぶようになったが、それも初めは神によって使わされた役目を持った者としてであった。人間が罪の道に進もうとするとき立ちはだかる存在としてもとらえられていた。しかしその後、悪意ある存在を示すのにサタンという言葉が人格化されて使われるようになり、ベリアルなど悪意を持った神の敵と結びつけられ、悪意ある存在としての意味での使用が定着した。

追放された天使、悪の使い

それからサタンはルシファーの項を)。その後、中世にいたる頃にはサタンは悪魔を率いる者、人間を破滅に導く者として重要な存在となり、その実在さえ信じられるようになった。

 

 

ルシファー Lucifer 七つの大罪:傲慢

かつての大天使長

Lucifer(ルシファー、ルシフェル)は「明けの明星」を意味し、「光を掲げる者」、「朝の子」などの称号を持っていた。「明けの明星」とは金星のことで、この星が夜が明けてからも最後までその輝きを残すことから。
このような称号にふさわしく、ルシファーは堕天する以前は天使たちの中でもトップの地位にいた。大天使長という最高位にいて、かつ神からもっとも愛されていた天使であった。唯一神の玉座の右側に侍ることが許され、天使の中でも最高の気品と美しさを備えていた。

神への反抗

これほどの境遇にいたルシファーがなぜ神に反抗したのか、その理由は驕り、もしくは嫉妬によるものとされている。

驕り:最高の権威と力を与えられたルシファーはそれにうぬぼれてしまい、そこに彼の心に魔が差した。自分は他の者に服従するべき者ではないと。すなわち、自分が神を追い越せるのでは考えたのだった。そして彼は味方になる天使を集めて神に反旗を翻した。
嫉妬:ルシファーの反乱は嫉妬から来ているとする解釈もある。神は人間を創り人間にこの上ない寵愛を注ぎ、なおかつ天使以上の優遇を与えようとした。このことが彼の不満となり、同様にそのことへの不満を抱いていた天使たち、または彼を慕っていた天使たちを集めて反乱を起こすにいたった。
ほかに、父なる神がルシファーとは兄弟になる御子を生みだし、御子に最高の栄誉を与えられたことがルシファーの嫉妬をあおったという解釈もある。この時、怒り狂うルシファーの頭から「罪」が生まれ、彼はこの娘との間に交わって「死」を誕生させたという。御子とは後に人類の原罪を償うために受胎して地上に降り立つイエス・キリストのことである。

サタンとなったルシファー

神へのクーデターは結局失敗に終わり、彼ら反逆の天使たちは神が彼らを罰するために創った地獄へと追い落とされる。地獄でルシファーとしての称号を失った彼はサタンと呼ばれるようになり、堕天使たちを率いる地獄の君主となる。
堕天した天使たちからはかつての霊質は失われ、物質化した肉体を持つ。

イヴを誘惑するサタン

『創世記』に記されているアダムとイヴの楽園追放のあまりにも有名な話、この時、イヴに禁断の木の実を食べるように誘惑した蛇こそ、サタン(ルシファー)が乗り移った(化けた)蛇である。サタンと蛇のイメージが結びつけられることは多く、年経た蛇(ドラゴン)の姿で現れることもある。

サタンの姿

中世では悪魔の君主の姿として、サタン(ルシファー)もまた悪臭漂う体毛におおわれ、角を生やし天使の翼の代わりにコウモリの羽をはやしているといった姿で現れる。
ダンテの『神曲』では地獄の底で半身を氷づけにし罪人を食べている巨大な姿が見られている。
ミルトンの『失楽園』では天使としての輝きは失いながらも、君主たる威厳と堂々たる姿は失っていなかった。

様々のルシファー観

ルシファーがサタンに結びつけられるようになった原因は、『イザヤ書』の「あしたの子、ルシファーよ、いかにして天より墜ちしや」のルシファー(金星)をなくなったばかりのバビロン王になぞらえた一節が誤読され、サタンに関係するものとされたことによる。さらにミルトンが『失楽園』においてルシファーを主役においたことによって、この解釈が確固としたものになる。
四、五世紀のラビの文献ではルシファーはサマエルとして描かれ、熾天使の上に創られた天使として最高位にあり、十二枚の翼を備えている。
失墜するルシファーのイメージは、カナンの「明けの明星」シャヘルと「宵の明星」シャレムの双子神の伝承から来るとも言われる。シャヘルは太陽神の玉座を手に入れようと反乱を起こし地上に落とされた。それが『イザヤ書』の節のもとになったという。
ルドルフ・シュタイナーの現代のルシファー観では、ルシファーは悪神アーリマンの敵対者であり、霊的領域に上るための力を人間に吹き込み、大地から解き放とうとする。しかしルシファーの行為はやりすぎる傾向もあり、無責任な霊的世界への落下には時として抵抗する必要もある。アーリマンは人間を生命のない土に変えてしまおうとするが、ルシファーが生命を与えすぎても人間は愛に満ちた大地の再生に関わることを忘れてしまう。

 

ベルゼバブ Beelzebub 七つの大罪:暴食

蠅の王

ベルゼバブともベルゼブル(Beelzebul)とも呼ばれる。ルーツはカナンの異教の神で、本来の名はBaal Zebbub(館の主)であった。だがこの名がソロモン王を意味すると受け取られる可能性があったため、ヘブライ語で蔑称として「蠅の王」を意味するこの名前に置き換えられた。しかし、古代宗教の多くでは蠅は魂を運ぶと信じられていて、「蠅の王」とは魂の支配者をも意味した。蔑称であった「蠅の王」の名は、後に彼の姿そのものを表すようになり、中世では巨大な蠅の姿で描かれるようになった。

悪魔の王

イエスが復活する前、まだ遺体が墓の中にあったとき、ベルゼバブはサタン共にイエスと三日間対決したという。
『ニコデモの福音書』ではサタンに代わり、ベルゼバブが地獄の主となっている。『新約聖書』ではベルゼバブが悪霊の頭と呼ばれている。
ミルトンの『失楽園』ではサタンの副官であり、「罪においてサタンに次ぐ者」としているが、やはりサタンと同様、王者の風貌は保っており、憂国の至情に満ちあふれていると描写されている。
ルシファーに次ぐ者であった。
ヨハン・ヴァイエルは『デーモン偽君主国』でベルゼバブを冥界の至高の王にして大いなる蠅の位階の創始者としている。

 

モレク Morech

生け贄を求める神

メレク(Merek)、モロク(Morech)とも呼ばれ、その名はヘブライ語の「王」を意味する。かつてはカナン人の神であり、初期のセム人に崇拝されていた。このモレク神は人々に国の繁栄や収穫を約束する代わり、王の初子を焼いて生け贄にささげることを要求していた。
モレクを祀った神殿はエルサレム郊外、ゲヘナ(Gehenna)と呼ばれたところにあり、モレク崇拝が絶えた後は罪人の死体やゴミがまとめて燃やされるようになり、その悪臭や光景が地獄を連想させ、ゲヘナが地獄を意味するようになった。
中世においては、悪魔と見られるモレクの像は、内部に地獄の罪人を焼く業火がたぎる牛の頭をした巨大な像と考えられ、像の中でモレク自身が生け贄の苦しむ様を喜んでいるという。

 

ダゴン Dagon

ペリシテ人が崇拝した海の神

ヘブライ語のダグ(魚)とアオン(偶像)を組み合わせて作られた名前で、パレスチナ西部沿岸に住むペリシテ人に信仰された神だった。上半身が人間で下半身が魚の半魚の姿をしている。
かつてはガザとアシシドにダゴンの重要な神殿があり、ガザの神殿は『士師記』に記される英雄サムソンの物語で有名になっている。ダゴンはアッシリアの神オアンネスと同一視される。

 

バアル Baal

悪魔の将

もとはセム人の豊穣の神の一人であった。古代オリエントの多神教の神々が住まうという万神殿の実力者からきているとも言われる。カナン神話では「混沌」と戦う勇猛な神であった。バアルの名は「王」を意味し、ハンニバル(Hannibal『バアルの恵み』)やベルゼブルの語源であるバールゼブブ(Baalzebub『館の王』)など、多くの歴史上の名前の敬称として使用されている。
アシュタロト)の夫として結びつけた。

 

アスタロト Astaroth

女神アスタルテ

ルーツは古代フェニキアの都市ビブロスの女神アスタルテと言われている。“真の統治者”の称号を冠せられる彼女は、古い世界を破壊し新しい世界を創り出し、死と再生を司る。国家の王となるものは彼女に仕えることを宣言することで秩序を維持する資格を得たという。彼女は死者の霊魂の管理も行い、星は天に昇った死者の魂とされ、その天に輝く月はアスタルテとされる。
アスタルテはバビロニアではイシュタル、ギリシアではアフロディーテと同一視される。エジプトの戦いの女神としてのアストレトの名も持つが、ブレイクはアストレトをアシュタロスと呼び、バアルの妻であるとしている。

悪魔アスタロト

キリスト教によって悪魔に変えられたアスタルテは中世ではアスタロトと呼ばれる。ドラゴンにまたがり鎖蛇を手にしているというが、地上では黒衣の美しい天使の姿で現れるという。この時点でアスタロトは男性に変えられ地獄の公爵として君臨している。彼は過去、現在、未来についての様々を知る。
ミカエリスの階級では堕天した座天使の君主の一人で、怠惰な生活を望み、人間に対してもそのように働きかける。

 

 

ベリアル Belial

外見は美しく内面は醜悪な悪魔

「無価値」を意味するベリアルという名を持つこの悪魔は、“地獄でもっとも放埒、卑猥で、悪徳のために悪徳に熱中する精神の持ち主”、“外見は美しく、優雅で権威に満ちているが、その魂はすこぶる醜悪”だという。堕天前は力天使の重職にいた。ミルトンの『失楽園』でのベリアルは、詭弁に長けどんな低俗な事柄も立派な論理に仕立て上げることができるが、彼の思想そのものは低俗で、悪徳に情熱を注ぎ、善行に対してはきわめて怠惰で臆病だと評されている。

ベリアルの悪行

『ベニヤミンの遺訓』で、ベリアルはユダ王国十五代王マナセ王に取り憑き、その支配下で偶像崇拝を復活させた。その他、神の信徒の殺害、禁じられた魔術の行使などの悪行を行い、国を荒廃させた。しかし、マナセ王は後に悔い改め敬虔なユダヤ教徒になり、ベリアルの策略は失敗に終わったらしい。
ベリアルは死海のほとりの町ソドムに同性愛、獣姦を広めた。ゴモラの町でも同様の罪悪とされることが広まり、神はこのソドムとゴモラの町に天から硫黄と火を降らせ滅ぼした。

 

マモン Mammon 七つの大罪:貪欲

金銀を愛する物欲の悪魔

別名をアマイモン(Amaimon)、マンモン(Mammon)。「不正な利益」「収賄金」を意味する名を持ち、現在に至ってはその名は世俗的富への欲望の総称となっている。人々に金銭欲を植え付ける悪魔とされる。『マタイによる福音書』の「だれも、二人の主人に仕えることはできない。一方を憎んで他方を愛するか、一方に親しんで他方を軽んじるか、どちらかである。あなたがたは神とマモン(世俗的富)とに仕えることはできない」という、この「富」を擬人化した一節からマモンという言葉がデーモン化されるようになった。
ミルトンの『失楽園』では、誰よりも貴金属に敏感な才能を発揮して、堕天使たちの居城となる万魔殿を飾る金塊を地獄の山々より嗅ぎ当て掘り出した。

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