『駅にいたのは』など短編5話|生霊・ドッペルゲンガー体験談【実話】

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『駅にいたのは』など短編5話|ドッペルゲンガー体験談【実話】 不思議な話
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夕飯

 

今日の夜7時くらいの話なんだけど、いつもそれくらいに夕飯なのね。
んで今日も夕飯になったから一階にいる母親が「夕飯できたよ~」って呼んだわけ。
いつもはここで降りるんだけど、今日は丁度降りる前に電話かかってきたんよ。
んで俺は「あとで食う」って叫んで電話に出たわけ。
そして1時間くらい電話して降りたら夕飯もう片付けられてたの。
当然俺は「残してないのかよ!」って怒ったんだけど、母親は「あんた食べたじゃん」ってフツーにいいやがる。
ハァ!?と思っていつも一緒に食う婆ちゃんに聞いても食べたの一点張り。
母親に問いただすと「あとで食う」自体伝わってなかったらしい。
呼んだら速効降りてきただと。んで母親と婆ちゃんと一緒に食ったらしい。
でも携帯見るとちゃんと1時間電話した履歴が残ってる。日付も正確。
これはどういうことですかと。

 

 

妹の声

 

私は10才の頃、家族で欧米のある都市に住んでいました。
家はマンションの15階の一室です。
ある休日の午後、両親が買い物に出かけると言って出ていきました。
五歳下の妹は私の背後でセサミストリートを見ていました。
私は日課のピアノの練習を始めました。

そのとき弾いていた曲にはよく間違えるパートがあり、
何回もつっかかっているうちにイライラし出しました。
私は後ろを振り返り、妹に「ちょっと音を下げて」と言いました。
妹はテレビのすぐ前にあぐらをかいて座り、
口をぽかんと開けたままテレビから目を離さずに「うーん」と、
確かに答えました。
しかしいつまでたっても音を下げる様子がないので、注意しようと振り返ったところ、妹はいつの間にかテレビの前からいなくなっていました。

トイレにでも行ったのかと思い、腹を立てながらテレビの音を自分で下げに行きました。
そしてまた譜面に向かい、妹のことなど忘れて弾き鳴らしていると、しばらくして両親が買い物から帰ってきました。
玄関に迎えに行くと、何故か「ただいまー」と言いながら妹が入ってきました。
驚いて「○○ちゃん、いつの間に外に出たの」と聞くと、
「何言ってるの、一緒に買い物に行ったじゃないの」と母親が言いました。
妹は、買ってもらったお菓子を嬉しそうに私に自慢しました。

私たちが住んでいた場所はいわば新宿のど真ん中のような場所で、治安の悪さから、マンションはカード式ロックでガードマン体制完備でした。
昼間でも小学生以下の子供だけで外を歩いてはいけないことになっており、私たちは一人で外出するという考えさえ持っていませんでした。
第一、両親は地下駐車場から直接車で出ていくので、両親が嘘をついていたとしても(ありえませんが)、妹があとから追いかけられたはずがないのです。

未だに私が見た妹は誰だったのか気になっています。
ただ、そのときテレビっ子かつ甘えん坊の妹は、セサミストリートを見るか両親についていくか、かなり迷っていたそうです。

 

 

立ち食いうどん

 

お母さんと、昼、駅に立ち食いうどん食べに行った。
お母さん、駅の椅子に座ってた。
風の強い日だった。
私がうどんを取りにいってあげて、ふっと後ろを向くと、お母さんダッシュで駅のドアを閉めに行ってた。
ふっとお母さん座ってたほう見ると、・・・ちゃんと座ったままだった。
え?・・・ドアの方見ると、お母さんいなかった。
座ってるお母さんの方に言って、うどんを渡すと、
「寒いねえ、ちょっと、誰かあのドア、閉めてくれないの~?」だって。
お母さん、心の中では、ダッシュで閉めに行きたかったんだね。
そして、そんなお母さんの心の中の映像が私には見えたんだよ。

このレベルなら、しょっちゅうあるよ。

 

 

駅にいたのは

 

前のバイト先には原付で通ってた。雨が降ったら電車。
その日は朝から霧雨が降っていた。
どっちで行こうか悩んだけど、たいしたことないと判断して原付で行くことに。
ところが、少し走ったところで雨足が強くなってきた。
ひきかえしたら遅刻してしまう。
「あああ、やっぱり電車で行けばよかった・・・」
激しく後悔しながら、びしょ濡れでバイト先に着いた。

家から持ってきたタオルで全身拭いていると、同僚の女の子が話し掛けてきた。
「おはよー・・・あれ?なんで濡れてんの」
「原付で来たから」
「ウソー、さっき駅にいたじゃない」
話を聞くと、駅の階段あたりで5・6m先を行く俺を見つけたらしい。
階段のぼりきって後ろから声をかけたが、俺はずんずん進んでいって改札を抜けた少し先で見失ったらしい。

絶対そうだと譲らないから、きっとそうだったのかなと思う。
本体が激しく後悔していたから、幽体?だけでも電車で行こうとしたんだろうなと。

 

 

店にいたのは

 

以前のバイト先での話

職場に霊感とかそうゆうの強い先輩がいて、占いとかも凄い当たるって評判の人がいた。
ある日、その日はなんとなーくバイト休もうか行こうか悩んだ揚げ句、休んだ日がありまして…仕事場に欠勤の連絡をした後もスッキリしない感じで。

次の日バイトに行ってみたら、その先輩に話し掛けられた
先輩「あれ…kちゃん、昨日は早退したの?」
私「いや、昨日は休みでしたが…」
先輩「あっそぉ…。昨日ねお店の中を歩いてるkちゃん見たんだ…」
私「…」

きっと休んでも尚、行けば良かったかな?って気持ちだったから意識だけ飛んだのかな?と…

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