【時空の歪み】『林の中のレストラン』など短編10話【32】 – 異次元に行った不思議な体験

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【時空の歪み】『林の中のレストラン』など短編10話【32】 - 異次元に行った不思議な体験 不思議な話
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時空にまつわる不思議な体験 短編10話

 

長い布団

 

布団から出られないってのはあった。

頭まですっぽり布団をかぶってるのか真っ暗。布団をはねのけようとしても重くて無理。仕方なく這ぃ出ようとしたが、どこまで行っても(30mくらい)布団の中だった。
わけわからなくなって息が苦しくなってもがいてたら
「早く起きなさい!」って母親の声がして布団をパッとはがされた。

まわりを見たら自分の部屋で布団も普通の大きさだった。

あれは何だったんだ?あの息苦しさは夢とは思えないんだが…?

 

気づいてもらえない

 

雷庵が小学校に上がる前のある日、母と連れ立ってお墓参りに行ったときの話。

お墓参りを済ませてから、母はお布施と折り詰めを持って寺の本堂に挨拶に。
私は、お墓に隣接している公園(お寺の敷地内)で待っているように言われました。
そして、しばらく一人で遊んでいると。知らないおじさんが現れました。
知らない人には~と母から注意は受けていたのですが、そのおじさんは何と言うか…
怖いと言う感じはせず、むしろ安心できる優しい人という感じがしたんです。
遊具などでおじさんと一緒に遊んでいると程なく母が公園に現れました。
でも、キョロキョロ何かを探している風で公園の中を行ったり来たり。
母の用事がまだ済んでいないと思った私は相変わらずおじさんと園内で遊んでいました。
ひと仕切り見回った後、本堂へと戻る母。
今度は住職やお坊さんらしき人たちも出てきて、みんなで公園の中を行ったり来たり。
母と一緒に全員で何かを探しているようでした。
なんだろう?と思いながらも構わず遊んでいましたが…
随分時間が経っているのに必死で何かを探しまわっています。
そのうち公園の外に出ていく人もいました。
みんなが気になってきたのと、遊ぶのにも飽きてきた私を察してか、
知らないおじさんが、『そろそろ、お母さんの所に行こうか?』
と言い、母の所まで手を引いていってくれました。
私は母に近づき『まだ帰らないの?』と声をかけると、
泣きそうな顔で『今までどこに行っていたの!?』と、怒りはじめました。
さっきまで一緒に遊んでいたおじさんの姿は忽然と消えていて…「?」。
私は「ずっと公園にいた」と主張しているのですが、
母は姿が見えなくなったので、公園を中心に住職&お坊さんに協力してもらって、
今まで探していたというのです。
そういえば、おじさんと遊んでいる間は、探しているみんなの声だけでなく、
近くの車道の音すら聞こえてなかったように思います。
聞こえていれば、いくら子供でも探している事に気付いていたはずですから。

 

ドアの向こう

 

小学生の時、フィギュアスケートを習っていた。
リンクから裏側にでる関係者だけが使うドアを
いつものようにバーッと開けたら
赤や緑や青やら宝石箱をひっくりがえしたような
ガラスみたいな小粒?の一面だった。
いつもは草むらなのに。
記憶違いだと思うんだけど、やけにリアルで
20年以上たった今でもありありと思い出す。

模様替え

小学生の頃の話。
ある日の夜、父親に頼まれて机を移動させるのを手伝った。
その時は理由も聞かず、「は~い」って感じで素直に手伝ったんだけど
数十分後、ふと気になって
「なんでさっき机移動させたの?模様替え?」と聞いたら
「さっき?机移動させたのは数日前じゃないか。」との答え。
父親は、決してそういう冗談言う人間じゃないんだよね。
ちなみに、未だにバリバリ働いてるので、ボケてたわけでもありません(ワラ

 

コンパスのねじ

 

小学校低学年の夏、コンパス(円を書く道具)の
鉛筆の芯をセットするために直径1センチ位のネジを外した時
すべって子供部屋の床に落してしまった。
決して広い部屋ではないのに、探しても見つからない。
半年ほど過ぎた冬のある日、ずっとしまってあったコートを出して、
ポケットに手を入れるとボタンの様なものがはいっている。
取り出して見ると、それはどう見てもあのコンパスのネジ。
机の中から夏にしまったコンパスにあててみるとピッタリでした。
親に話しても信じてもらえず、今でも不思議です。

 

窓から見ていた少女

 

近所の公園で遊んでいたら、女の子に声をかけられた。
「あそこに住んでる」と指さしたのは高層マンション。
「いつもいるでしょ。窓から見てたんだ」「一緒に遊びたかったの」
と言われて、公園で遊んだり、何度かマンションに行った。
でも窓から見た公園はすごく遠くて、しかも公園が近隣でそこしか
なかったから子供で溢れかえってて(まさに芋洗い。熾烈な場所取り合戦)
あの中からどうして私だけ見てたんだろう?とは思った。
しょっちゅう遊んでたのに、気が付いたら公園に来なくなって
マンションにも行ってないな~と思って、母親に
「○○ちゃんちに行って来る」と言ったら「誰?その子」
新しい友達ができた、とか窓から見てたんだって、と確かに
報告してたはず。マンションの窓から紙飛行機を大量に
飛ばしまくったのを言ったら、ものすごく怒られたはずなのに
母親はそんなの知らない、という。
でも私があんまり言い張るので、母親と二人でそのマンションに
行ったら、その号室の名前が記憶と違う。
また私がごねるので、結局ドアの前までいって住人と母親が話をした。
女の子なんかいないし、もうずっとそこに住んでいる、とのこと。
その後も何度も一人でそのマンションに行って、ポストの表札を
全部見たけど、やっぱり覚えている名前はなかった。

 

どこだったんだろう?

 

7歳ぐらいの時の話。。
親戚がうちの家の集まってて、ヒマなんで子供達だけで
自分もあんまり行ったことがなかった隣の地区まで行って見ることにした。
探検するうちに迷っちゃって
怖くなって適当に突っ走ってたら、見たことない森(?)にでた。
しばらく行ったとこで小さな川が流れてて、ボロボロの橋がかかってた。
それを渡って走ってたら、いつのまにか住宅街にぬけて見慣れた風景があった。
んで無事に帰れたわけなんだけど、あれから何回も
近所に小川とかあるか探してみたけど見つからない。ってか、ない。
きったない池があるだけ。

あれはどこだったんだろう。。。今だに分かんない・・・

 

春が来た

 

小3の時、雪道を歩いていたら知らない道があったので行ってみた。
そこは友達の家の裏手で景色は春だった。
小さな石の観音像があって黄色い花が咲いていた。
石には「安」とか「家」とかのいろんな漢字が書いてあった(あとは読めなかった)
石にも触った。温かかった。
とりあえず春が来ている(当時はそうやって来るものだと勘違いしていた)
事を友達に知らせに行こうと思って走って振り返って確認したら
また冬になっていた。
何も無かった。
何だったのか物凄く不思議で人に話しても
ただ注目されたがってウソついていると思われるし・・・。
今言っても「千と千尋」のおかげで「不思議かぶれ」だと思われそうだし。
ココに書き込めて少しスッキリ。
これって何でしょう?

林の中のレストラン

 

私が住んでいる近所は道にそって家が建ってて、どの家の裏も林になって、繋がってるの。
裏庭が林っていうか。
それで小さいとき友達と「林の方を歩いて庭から家に帰ろう」
って林の中を歩いてたら、ボロボロの2階立てで、窓ガラスが
ぜんぶ割れてる建物があった。
建物の中を覗くと、「ぶどうジュース」とか、「スパゲッティー」とか
喫茶店のメニューみたいなのが書いてある短冊
が蕎麦屋みたいに壁にいっぱい下がってた。
友達とのんきに「ここでレストランごっこできるねー」って
話して、その日は見ただけで帰ったんだけど、結局それから
どうやってもその建物にたどり着けなかった。
親に聞いても「そんなものあるはずない」って言うし、
よく考えたら「あんな林の中に喫茶店なんかあるはずないよなー」
って。

「ほのぼの不思議な話」って思ってたけど考えたら
ちょっと怖いなあ。

 

草原のじいさんと犬

 

幼稚園あがるまえに近所の子と2.3人で
小学校のすぐ先の横道まで冒険しにいったことがありました。
その横道を曲がるといきなり大草原がひろがっていて、
ぽつんとちっちゃな古い廃屋のような家がたってました。
でも豆電球みたいなのが中でついてるような感じで
そのあたりまでいったら、向こうからマルチーズか
なにか小さめの白い老犬をつれたおじいさんが歩いてきました。
私らはその犬とおじいさんに話し掛けました。
犬の目は青くなにやら曇っていてるかのようで
私はふといきなり「この犬は目がみえないの?」と
聞いたら、そのおじいさんは「よくわかったね」といい
ちょっとあいだ、犬と遊ばせてくれました。
とりあえず夕方になってきたので家にもどろうと最初の
横道まででてきたら、いきなり後ろが草原じゃなくなった
ような気がしました。なぜか振り返らなくて、家の近くまで戻ってきて
私のおばあちゃんとあったらまだ昼頃でした。

でも草原からでるときはたしかに空も赤く薄暗くなってきてたんです。

そしてその後草原が合った所を確認したら
どうみてもそのあたりは違う区域の中学校の離れグラウンドや
住宅と倉庫があるだけで変わってないんです。
今となっては、一緒にいった近所の子は幼稚園あがってすぐに
引っ越してしまったので確認もできず
夢と現実がどっちだろうかと思うだけとなってしまいました。

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