中国の妖怪・伝説生物 335種類|有名な妖・怪異・怪物・神獣一覧

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中国の妖怪・伝説生物|有名な妖・怪異・怪物・神獣一覧 妖怪
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  1. 跂踵(きしょう)
    中国語:跂踵(チージョン)
    出典:『山海経』ほか
    一本足に猪の尾を持つ梟のような妖鳥。現れる土地には疫病が流行するとされ、病をもたらす凶兆の化身とされた。
  2. 鄔文化(うぶんか)
    中国語:鄔文化(ウーウェンホワ)
    出典:『封神演義』
    大柄で怪力の武将として登場する人間側の怪人物。二十四万人を殺したという誇張された逸話を持ち、その暴虐さから半ば妖魔的な存在として描かれる。
  3. 酒甕(さけがめ)
    中国語:酒甕(ジウウェン)
    出典:中国妖怪譚・日本の説話系統
    古い酒甕に魂が宿り、人間の姿をとった大酒飲みの男となった妖怪。人々の酒席に現れて酒を飲み干し、酔いと混乱をもたらすとされる。
  4. 酒虫(しゅちゅう)
    中国語:酒虫(ジウチョン)
    出典:中国民間伝承
    酒の中に棲むとされた小さな虫の精。人が酒を好みすぎるのは、この酒虫が腹に住みついて酒を求めるからだと俗説で説明された。
  5. 野狗子(やくし)
    中国語:野狗子(イェゴウズ)
    出典:
    戦場に現れ、死体の脳みそを食らうとされる妖獣。戦の惨禍や無残な死を象徴する存在として、兵士たちに恐れられた。
  6. 金烏(きんう)
    中国語:金乌(ジンウー)
    出典:『淮南子』『山海経』ほか
    太陽の中に棲む三本足の烏。十個あった太陽の一つともされ、日輪そのもの、あるいは日輪を運ぶ神鳥として崇拝された。
  7. 金華猫(きんかびょう)
    中国語:金华猫(ジンホワマオ)
    出典:都市伝説
    金色の斑を持つ猫が長年生きて妖怪となったもの。人の心を惑わせたり、家に取り憑いて吉凶さまざまな出来事を引き起こすとされる。
  8. 金角・銀角(きんかく・ぎんかく)
    出典:『西遊記』
    太上老君の持つ宝具を盗んだ兄弟の魔王。多くの妖術を使い、孫悟空一行を苦しめた。
  9. 鑿歯(さくし)
    出典:『山海経』
    鋭い歯を持つとされる伝説上の怪物。山奥に棲み、人を襲う獰猛さで知られる。
  10. 長人(ちょうじん)
    出典:『山海経』
    背の非常に高い人々の種族。異民族・異人種が誇張されて生まれた伝承と考えられる。
  11. 長股人(ちょうこじん)
    出典:『山海経』
    異常に長い足を持つ人の種族。長い歩幅で素早く移動できると記されている。
  12. 長臂人(ちょうひじん)
    出典:『山海経』
    長い腕を持つ人々の伝説上の種族。木の実を取るのに適した身体とされる。
  13. 開明獣(かいめいじゅう)
    出典:『山海経』
    虎に似た巨獣で、九つの人面の首を持つ怪物。異形と不気味さの象徴とされる。
  14. 雍和(ようわ)
    出典:中国の怪異伝承
    形状が一定せず、変幻自在に姿を変える怪物。山間や湿地に出るとされる。
  15. 雷公(らいこう)
    出典:中国神話
    雷を司る神。鳥のような翼と太鼓を持ち、雷鳴を轟かせて悪鬼を討つとされる。
  16. 霊亀(れいき)
    出典:四霊(四瑞)
    亀の霊獣で長寿・知恵・安定の象徴。聖なる四霊の一つ。
  17. 青蛙神(せいあしん)
    出典:中国南方伝承
    蛙の姿をした水の神。雨水・農耕・豊穣を司り、祭祀の対象とされた。
  18. 顒(ぎょう)
    出典:『山海経』
    フクロウに似て人の顔を持ち、四つ目・長い耳を持つ怪鳥。夜に不吉を告げる鳥とされた。
  19. 風狸(ふうり)
    出典:中国・日本の妖怪譚
    風を操る狸のような妖怪。疾風を起こし人を惑わせるとされる。
  20. 飛頭蛮(ひとうばん)
    出典:中国南方の民間伝承
    夜になると頭部だけが胴体から離れて飛び回る妖怪。東南アジアの「ペナンガラン」「マナナンガル」と類似。
  21. 饕餮(とうてつ)
    出典:四凶・龍生九子
    果てしない食欲を象徴する怪物。器物の紋様にも使われ、貪欲さ・暴食の象徴とされる。
  22. 馬腹(ばふく)
    出典:中国古代伝承
    水中に棲む怪物で、人を喰うとされる馬のような姿の生き物。
  23. 鬼市(きし)
    出典:中国怪異譚
    幽霊たちが夜中に開く市場。人が紛れ込むと帰れなくなるという。
  24. 鬼打牆(きだしょう)
    出典:中国の怪談
    夜道で幻の壁を見せて人を迷わせる妖怪。迷路のように閉じ込め、同じ場所を彷徨わせる。
  25. 鬼車(きしゃ)
    出典:『山海経』ほか
    九つの頭を持つ赤い鳥。赤色の羽と鋭い嘴を持ち、死者の霊が化したものともされる。
  26. 魃(ばつ)
    出典:中国神話
    日照りを司る旱魃の女神。現れると大地が焼け、大飢饉が起きるとされる。
  27. 魚頭(ぎょとう)
    出典:中国妖怪一覧
    頭が魚、体が人の姿を持つ妖怪。水辺で人を惑わすとされる。
  28. 鳧徯(ふけい)
    出典:『山海経』
    奇妙な鳴き声を上げる怪鳥。現れると天候の変化や災厄の前兆とされた。
  29. 鴆(ちん)
    出典:中国古代毒鳥伝説
    羽根から猛毒が滴ると言われる鳥。その毒は一滴で人を殺すとされる。
  30. 鴸(しゅ)
    出典:『山海経・南山経』
    梟に似た姿で、人の手を持つ怪鳥。夜に飛び、人に不吉をもたらす。
  31. 鵬(ほう)
    出典:『荘子』
    巨大な鳥で、背丈は数千里にも及ぶとされる。小魚の「鯤」が変化した姿。
  32. 鸞(らん)
    出典:中国古代の瑞鳥
    鳳凰と並ぶ霊鳥で、高潔さ・吉兆・平和を象徴する。
  33. (はか)
    出典:龍生九子
    竜の子の一種で、主に建築装飾に用いられる異形の獣神。詳細は諸説ある。
  34. 囲(だい)
    出典:『山海経』
    深い淵を守る神。人面・羊角・虎爪を持ち、水の境界を巡りながら光を放つという。
  35. 黄風大王(こうふうだいおう)
    出典:『西遊記』
    砂嵐と黄風を操る妖仙。強烈な風で敵を盲目にする術をもち、三蔵一行を苦しめた。

 

 

中国神話の妖怪が広げる物語の世界

中国神話・山海経・西遊記などに登場する妖怪を一覧形式で紹介しました。
ひとつひとつの妖怪には、自然へのまなざしや宗教観、時代の価値観が重なり合い、独自の物語が息づいています。

気になる妖怪がいたら、ぜひその背景を深く探ってみてください。
意味や由来を知ることで、創作・世界観づくりにも新しい発想が生まれ、あなたの知識の世界がさらに広がっていくはずです。

中国神話の豊かな想像力に触れながら、物語を楽しむ時間をゆっくり味わってみてください。

 

FAQ よくある質問

中国の妖怪にはどんな種類がいますか?

中国の妖怪には、龍・霊獣、怪物、鬼、動物が化けた精、自然現象の象徴などさまざまな種類があります。代表例として、九尾狐・饕餮・相柳・白沢・夔・窮奇・羅刹鳥・白骨夫人などが挙げられます。古典ごとに特徴が異なるのも魅力です。

中国神話の有名な妖怪といえば何ですか?

特に有名なのは、九尾狐(青丘の狐)、饕餮(貪欲の象徴)、相柳(九つの頭を持つ怪物)、白沢(知識の霊獣)、青龍・白虎・朱雀・玄武などの四神です。『山海経』や『西遊記』に多く登場します。

創作やネーミングに使いやすい中国の妖怪はどれですか?

キャラクター性が強く、物語に組み込みやすい妖怪としては、九尾狐・白骨夫人・羅刹鳥・饕餮・相柳・夔・白沢などが人気です。名前の意味が明確で、能力・外見・象徴性がはっきりしているため、作品の世界観づくりに活かしやすいのが特徴です。

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