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心霊ちょっといい話『猫とおばあちゃん』など短編全10話

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心霊ちょっといい話『猫とおばあちゃん』など短編全10話 不思議な話
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見守る祖母

自分にもなんかあったかなぁ、と思ったらこんなんしかありませんでした。
子供の頃の話です。って言っても俺は憶えていなくて妹から最近聞いた話。

ま だ幼稚園くらいの頃、日曜の朝かなんかに妹と部屋で遊んでいたら、部屋の前の廊下を女の人が通った。その女の人は一瞬こっちを見てニコニコとしていたらし い。その笑い顔ってのが、怖かったり嫌な感じが全くしなくて、まるで親類や近所の大人が子供を見て和んでいるみたいな顔だとか。
で、妹と「今の 誰?」という話になり、前の晩から家に泊まっていた母の妹(要するに伯母)じゃないか?という話にもなったのだけれど、「今の人の方がもっと美人だ」って 二人で言っていたらしい(藁その直後、件の伯母が起きてきて俺と妹「本当だ、さっきの人の方が美人だ」って。伯母は「???」だったらしい。
具体的に誰かはわからないけれど、もしかしたら親族の誰かなのかなぁ、と思うです。何にせよその話を聞いて以来、実家で夜中に歩き回る足音があまり怖くなくなりました。

別の話ですが、去年のお盆の頃に俺が帰省していて、上記の伯母が家に来ていた時の話。
妹の友達もその時に遊びにきていたのだけれど、その友達が帰り際に妹に「お祖母さんも来てたんだね。『こんにちは、いつも仲良くしてくれて有難う』って言われたよ」と言ったとか。
でもその時は伯母が一人で来ていたし、何より父方の祖母は俺が生まれる前に、母方の祖母は今から7年前の今ごろに亡くなってるんだよね。
俺の実家、自営業だから子供時代、家業が忙しい時は母の実家にあずけられていたから、半分は母の実家で育った様なもんだし、いつまでたってもフラフラしている孫の様子が気になって見に来たのかなぁ、と思いました。
その話を聞いてからは、「もっとちゃんとしないとなぁ。嫁さんも見つけないとなぁ(藁」と、時々思います。

 

 

看取らせるために

叔父(母の兄)から聞いた話。地元は埼玉です。
私が生まれる5年くらい前、私の祖父(母方)にあたる人が亡くなりました。
叔父が千葉に出向中に、祖父が危篤となり、千葉の勤め先に連絡が入ったそうです。
慌てた叔父は着の身着のままスバルに飛び乗り、急いで埼玉の実家に向かったとのこと。
実家に集まった親族一同、叔父は絶対間に合いそうもないと思っていたさなか、
叔父は到着したそうです。そして到着したと同時に祖父は息を引き取ったそうです。
ぎりぎりで祖父を見取ることができた叔父はその時のことを振り返り、「親父が信号を全部青に変えてくれたらしい」と言ってました。
千葉から埼玉までの道中、全ての信号が青なのでノンストップで帰って来ることができたそうです。

普段決して冗談すら言わない叔父なので私はこの話を信じています。
そしてこの話を聞いて以来心霊現象もあると信じています。

 

 

予兆

心霊って出来事ではないかもしれませんが、不思議だったので書きます。

ついこないだの水曜日の夜、いつもの様に車で旦那を会社まで迎えに行く途中の事です。
雨が降っていましたが、毎日の様に通い慣れている道だったので別段スピードを落として注意して走行するという事はありませんでした。

旦那の会社まであと少し。狭いながらも両側通行の道を走っている時いつもなら、時間も時間なので飛び出して来る人も自転車もいないということでパッシングしながらノンブレーキで通るところですが、その日は何故か、速度遅めでしかもブレーキに足を置いて走っていたのです。

すると、歩道のガードの下から、気分よさげにニャンコが出て来たんです。
私の車との距離は10mも無かったと思います。
私はすぐにブレーキを踏みましたが「もうダメだ!轢いてしまう!ニャンコは飛び出したら犬みたいに引けないって言うし!」
なんてことを、その一秒もない短時間に頭の中で巡らせました。

しかし、前述の様にブレーキに足を置いていて更に雨でタイヤの摩擦音が激しかったおかげでニャンコはすぐに私に気付き(人間みたいにホントにビックリした顔をしてました)
歩道に引っ込む事ができ、私はニャンコ殺しを免れる事ができました。

その時は本当にびっくりしましたが、後々考えると何故その日、その道に限ってスピードを落として尚且つ教習所で習った通りブレーキに足を置いて走っていたのか全く不思議です。
旦那は「雨だから、やっぱり気をつけて走ろうとおもったんじゃない?」と言いますが私はこれが「虫の知らせ」もしくは「何かがそうさせた」としか思えませんでした。
考え過ぎかもしれませんけどね。

それにしても、ニャンコを轢かなくてホントによかった・・・(泣)

 

 

あっちでは新入り

4ヶ月前に父を肺がんで亡くしました。父は医師にガン告知をされ、その半年後に逝きました。本当に大好きな父でした。
父の病床での心中は、今となっては計り知れませんが、考えるだけで、つらい思いが蘇ってきます。
しかし1ヶ月前、救われました。
初めて夢に父がでてきたのです。
「おとうさん・・どうしたの?」
「いやな、心配してるかなと思ってよ・・」
「やっぱ、死後の世界ってあるんだ~で、どうなの?」
「あのな、向こうにも人間関係ってのはあるんだ。
まあ俺も1から出直しだよ。あっちの世界で俺は新入りなんだよ」
「ふ~~ん」

こんな会話を5~6分、夢の中でしたのです。
なぜか私は、あれは本当の父だと確信しました。
理由はないけど信じきれるのです。

 

 

お見送り

祖母が亡くなった時の事です。
祖母は晩年にはボケてしまい、内孫のことしか口にしなくなってしまったので、外孫の私は淋しかったのですが。
でも、お通夜の晩にこんな事がありました。
祖母の家は大変広く、翌日葬式を行う予定の部屋は、何部屋分かの襖をとっぱらい、広大なホールのようにしてありました。そこに布団を敷いて寝ている親戚もありましたが、遠くの部屋で騒いでいる中年オヤジが五月蠅くて、私は明け方近くまで寝られませんでした。ちなみにこのクソ五月蠅い中年オヤジは、母親を亡くしたばかりの私の父です。悲しみを紛らわすために、ひときわ高く騒いでいたのです。
あまりのうるささに辟易した私は、伯母に頼んで離れの従姉の部屋で寝かせてもらう事になりました。従姉の部屋のベッドに入り、すやすやと寝ました。
そしてこんな夢を見たんです。
状況は、まったくもってリアルでした。
夢とは思えないくらいのリアルさでした。
従姉のベッドで寝ていた私の肩を、誰かが揺り動かしたのです。
目を覚ますと、目の前に死んだばかりのおばあちゃんが立っていました。
おばあちゃんは亡くなる間際にはずいぶん小さくなってしまっていた筈なのですが、私を揺り動かしたおばあちゃんは、10年~15年前の、まだ元気だった頃の姿でした。

「もう行かなならんで」
そう言うので、私は眠い目をこすりながら、「じゃあそこまで送っていくよ」と言いました。
おばあちゃんの背中について従姉の部屋を出た時の、手で障った壁の感触も覚えています。おばあちゃんの後をついて階段を下りながら、私はおばあちゃんの背中の服の模様や、布の様子を観察してました。死んだのは肉体の筈なのに、どうしてこうもリアルな服を着ているのかな~と、妙に冷静な頭で考えていました。
玄関の靴を履く自分、おばあちゃんが扉を開けて出ていくのに着いて出た時、外の空気にふれた気配も、ものすごくリアルに感じていました。
扉を出てほんの数歩行ったところで、

「ここまででいいから。これから先には来ちゃダメだから」と、

おばあちゃんは私を制しました。
そうしておばあちゃんが歩いていった先は、この家の先祖代々の墓場のある山道です。
その後の記憶はなく、気が付いたら、母親に「おばあちゃんを焼き場に連れて行くよ」と起こされました。
すっかり朝になっていました。

私の父はそもそもこんな話をしようとも、全く信じるタイプではないのですが、私がこの夢の話をした時は、しんみりと聴いていました。
それにしても私の父は野暮です。
火葬場へ行く前、棺桶の蓋を閉じる前に、父はおばあちゃんの遺体を写真に撮りまくっていました(←フィルムが入っていなかったというオチ)。

 

 

インコ同士の友情

何羽かインコを飼っています。
だいぶ前の話になるのですが、そのうちの1羽が入院しました。
入院した個体には、とても仲が良い別の種類のインコがいて、名前を呼ばれたりもしていました。
入院すると同時に、家に残っていた個体は、入院した個体の名前を言わなくなりました。
とある朝、普段なら起こされないと起きない私が、早い時間に目が醒めて、なんだか妙な胸騒ぎを感じていました。
家に残された個体が、ぽつりと、入院した個体の名前を呼びました。
それから、1時間ほどして、入院していた個体が力尽きた事を、会社への獣医さんからの電話で知りました。
仲がよかった個体に、会いに来たのでしょうか・・・。

 

 

ひよこの慰め

12年前、近所の社の祭りで、ヒヨコ釣ったんだわ。
体が歪んでて、ちっと畸形(すまんな)が入ってた。
それでも懸命に俺の後ついてくる姿がいじらしくて、さんざっぱら可愛がって甘やかして育てた。
俺が学校から帰ってくるとすぐに膝の上乗ってきてさ、うとうとしだすんだよな。
でもな。寿命ってあるんだよな。どんなヤツにもさ。
冷たくなってくアイツ抱えて、すっげぇ泣いたよ。
でも、月日が流れると忘れるんだよな。忙しさなんかに負けて。
その頃仕事で散々悩んでて、精神的に切羽詰ってた。限界が来ていたんだと思う。
ある日、熱出して寝込んでいたら、胸の上に軽い重みがかかってさ。
それと同時にぺったりと何かが喉にへばりつくんだよ。
瞬間思い出せた。アイツの重みと鶏冠の感触。甘えるようにいつもそうやって俺の上に乗ってきていたヤツの重みだ。変わってるだろ?
涙が止まらなかった。そんなに心配かけてたのかと思うと。
俺は思い切って転職した。今、別の会社で頑張ってる。

多分に幻覚だと思う。けっこう熱が高かったから。
それでも俺はもう忘れない。変り種の相棒の事だけは。

 

 

猫とおばあちゃん

霊体験でも実体験でもないけれど、動物好きの友人から聞いた話です。

15歳になるその猫は、家族中の愛情を受けて暮らしていました。
非常に賢く、まるで人の言葉が解るような猫だったそうです。
特にその家のおばあちゃんに良くなついていて、寝るときはいつも一緒
起きているときはいつもおばあちゃんの膝の上。
ところがある日、急におばあちゃんが倒れ病院に運ばれましたが様態は回復することなくそのままお亡くなりに...
家族の人が猫に向かって「おばあちゃん死んじゃったよ..」と言うとその猫は目から大粒の涙をポロポロとこぼし、お通夜の間一晩中、遺体のそばから離れなかったそうです。

 

 

最後の言葉

俺がまだ小学校だった頃の話。
母方の祖母の臨終の際に立ち会ったんだけど、うわ言を口にしながら、病院のベッドの上で苦しんでいる祖母をじっと見ていたら、突然、スー・・ハー・・・って深呼吸をして、一瞬表情も和らいだんだ。
母親含め、親戚一同が祖母の様子に注目していたら、ちょっと笑ったような表情で、

「ほら、お爺さんが迎えにきてくれたよ。だから泣くんじゃないよ」

とハッキリそう言った。
それからすぐ、スーーーーっと長い息を吐いて、もう吸わなかった。
みんな驚いたけど、葬儀が終わるまでみんな取り乱さないで祖母を見送ることが出来た。

 

 

約束を果たす

私の祖母は昔から霊感の強い、いわゆる「よく見てしまう人」です。
そんな祖母は二十年くらい前までホームヘルパーの仕事をしていました。
独り暮らしのお年寄りの家に行って、買い物や掃除・洗濯などを手伝っていました。
そんなある日、祖母が担当していたおじいさんが体調を崩し、病院に入院する事になりました。そのおじいさんは、勤務時間外にしょっちゅう見舞いに来てくれてなにくれと世話を焼いてくれた祖母にとても感謝していたそうで、退院したら一緒にカニを食べようと口癖のように言ってたそうです。
しかし、その約束は果たされる事なく、何カ月か経って、おじいさんは回復することなく亡くなってしまわれました。
それから何週間か経って、祖母は夜中にふと眼が覚めました。暗い部屋の中に誰かがいる気配がする。「ああ、出たな」と思ったそうです。祖母は子供の頃からよく霊体験をして馴れてはいますが、怖い物は怖い。
震えながら闇の中に目を凝らしていると、例の亡くなったおじいさんがそこに立っていました。手に何か持って前に突き出しているようです。
「○○さん、カニ…」
とそのおじいさんの幽霊はつぶやきました。手に持っているのはなんと毛ガニでした。
祖母は「分かったよ。ちゃんと約束守って来てくれたんだね。ありがとう。もういいんだよ」

と必死におじいさんの幽霊に言い聞かせました。しばらくして幽霊は消えてしまったそうです。

「律儀なおじいさんだったからねえ」
と笑いながら語ってくれた祖母は今も元気に老後生活を楽しんでいます。
もし自分が死んだら、まっさきに孫の私の所に幽霊で会いに来るそうです。
ばーちゃん長生きしてくれよ。

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