『俺の妹』|【狂気】人間の本当にあった怖い話

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『俺の妹』|【狂気】人間の本当にあった怖い話 人間の怖い話
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俺の妹

 

今はもう関わりを絶っている一人の知り合いの話です。
その人(A)とはあるライブハウスで知り合い、会ううちにだんだんと私はAに好かれていきました。
Aは私のことを
「妹に似ている」
と、何かある度口癖のように言ってきました。
歩き方が妹に似てるとか、芸能人の好みが妹に似てるとか、そんな風にです。
ある日私はAの家に呼ばれました。
Aは妹と二人暮しとのことでした。
Aの部屋にあがるなりすぐ、私はおかしいなと感じました。
Aの妹の靴が全く無いのです。
Aの男物の靴はこれでもかというくらい散らばっているのに、妹の靴らしきものはどこにも見当たりませんでした。
部屋に案内され、話をしていると、ある時Aが、隣の部屋にいる妹とちょっと話してくると言って、部屋を出て行きました。
薄い扉一枚隔てた向こうの妹の部屋で、話し声が聞こえてきました。
Aが、
「友達を連れてきたんだ。」
とか、どうのこうのと話しています。
しかし肝心の妹の声が全く聞こえてこないのです。
Aだけが一人でただひたすら喋っているだけです。
私は怖くなりました。
妹との会話を終えたAがニコニコしながら戻ってきました。
私はその時結局何も聞かずにいました。
数週間経って、私はAにどんどん好かれていきました。
ある日Aから電話がありました。
私はその時面倒臭くて出ませんでした。
ちなみに一人で新宿にいました。
数時間経ってまたAから電話がありましたがそれも無視しました。
するとすぐまた電話がかかってきました。
Aはかなりしつこい人間だったので私はイライラして今度は電話に出ました。
するとAが
「お前が電話に出ないから死んでるんじゃないかと心配になった。家に入った」
というのです。
私は慌てて家に帰りました。
するとアパートの2階の私の部屋の窓が割られていました。
中でAの独り言が聞こえました。
怖くてその日は家に帰りませんでした。
翌日警察に行きました。
それ以来Aには怖くて会えず、無視し続けました。
最初は頻繁に電話がかかってきましたが無視し続けました。
するとAは怒ったらしく、しばらくするともう電話してきませんでした。
それからある日、私があるイベントに行って帰ろうと出口に向かうとAがいました。
Aは知らない人に
「ここに俺の妹が来てるから迎えに来た」
と言っていました。
そして私の顔を見た途端、
「あ、あれ俺の妹。」
と言いました。
逃げました。

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