神様や神社などにまつわる怖い話・不思議な話の体験談を読みやすくまとめました。
神様にまつわる怖い話・不思議な話 全3話
出来損ないの神様
信じてもらえなくても仕方ないんだが今日起きた話しを書くね!携帯からだからペース遅いけどゆるしてw
今日原宿にいったんだ。原宿には毎週行くし橋によく溜まってるから第2の地元って思ってる。
橋は人通りが激しいから携帯いじりながら人見てるのも楽しいんだけど今日明らかに空気がおかしい奴がいたんだよ。
確かに原宿だし女装したオッサンとか俺もビジュアルのコスしたりするから変な人は多い。でもそいつは違う意味で異様だった…。
身長が1m位しかなくて昼間なのにそいつだけ暗い?裸足で黒に近い灰色のシーツみたいなのをかぶって道路の真ん中に向こう向いて突っ立ってたんだよ。
最初道路の真ん中だし小さいし変な布だし何かわかんなくてじーっと見てたらこっち向いた…そしたら顔が小さい赤ちゃんの顔がブドウみたいになってて何かを探すみたいにたくさんの目がギョロギョロしてた。
そのたくさんの口が何かをしゃべってるけど車もたくさん通ってるから聞こえなかった。
これはヤバいと思って友達を呼ぼうと思ったら黒い煙になって消えた。
友達に聞いても何も見てないって言うし話してたらすぐ忘れた。
橋によくいる大人のH君と話してたら今日怖いのいたねって言う。何が?って聞いたら何かわかんないけど神様の出来損ないみたいな気持ち悪いやつがいたんだそうだ。
どんな姿か聞いたら私が見たのと同じだった!
H君は言葉が聞こえたらしいけど日本語じゃないけどお経みたいなのを唱えてたって…。
結局あれは何だったか話してたらH君が見てたら体を斬られるような感覚があったって。あと何か怨みの塊?何か呪いとかを形にしたらあんな感じになりそうだとか…結局なんだったのかな~?よくわからないやwって最後は投げやりに話しを終わらせた。
ここまでが16時位の話しで幽霊見たって面白い経験をしたって思ってた。
18時半位まで橋にいて裏原の雑貨屋に買い物行くの忘れてたから橋を移動。竹下は人が多いから途中のクレープ屋を左に入って神社の中を通って近道したらあれがいた。
神社に入ってすぐに蔵みたいなのがあって横から子供が走って出てきたと思った。
落ち葉もあるし砂利もあるのに足音はしない。
ぶつかったりはしてないけどすれ違って振り向いた時にはもういなかった…
なんでこんな所から出てきたのかと思ったら蔵の横に人が入れるスペースなんてなかったんだ。
すれ違う時に言った言葉がよく聞き取れないけど「¥$¢£%#ッカイ」だった最後は猪八戒って聞こえた気もするけど西遊記?だしよくわかりません。ただ何かを探してるような気がした。
出来損ないの神様か妖怪かわからないけど人がたくさんいる場所だから集まってくるのかな?
でもあの顔は思い出すだけでゾッとするよ…。
ノウメーサァ
7、8年前の話です。仲のいい友達と自分を含め4人で旅行にでも行きたいなぁなんて言っていました。
その話がトントン拍子で進み次の月に、みんなで日を合わせて3日ほど休みをとって行くことになりました。
向かった先はY県にある温泉付きのホテル。
見た目はなかなか立派でした。チェックインを済ませ部屋へ。部屋も広く、景色もなかなかのもの。
テンションがあがりワイワイしゃべっておりました。メシまでは時間があったので風呂に入ったり館内をブラブラしたりして時間をつぶして、楽しみの夕食。
ビールをガンガン飲みながら楽しい時間を過ごしました。
しばらく経ち、仲間の1人が風呂に行きました。そいつはあんまり飲める方ではなかったので、すでに顔は真っ赤です。
それで、自分たち3人はまた飲みながらしゃべっていました。
20分くらい経ったころ、風呂に行ったやつが戻ってきました。戻ってくるなり「ちょwwなんか変なヤツいるwww」と笑っています。どれどれと、部屋の扉を静かに開けるとすぐ目の前をそいつが歩いて行きました。
そいつを言葉で説明するのは難しいのですが…
千と千尋の神隠しに出てきたカオナシっていますよね?
それに口を足したような感じのマスク?を着けていたんです。ただ頭が妙に大きいんです。肩幅に近いくらいに。服は女性が着るような赤い服と黒いスカート、タイツを履いていました。
なんだよあれ?ってコソコソ話してるとそいつは自分たちの部屋の隣の隣の部屋に入って行きました。
部屋に入ったのと同じ位にエレベーターが開く音がしたので顔を出してみると、さっきのヤツと服装は違いますが同じ顔のヤツが2体歩いてきました。今度は紺色のコートを羽織っていました。もう1体は覚えていません。恐かったからかな。
やべぇっ!とすぐに顔を引っ込めました。
なにより歩き方がおかしい。スーッと歩いて片方の肩がガクッと落ちる。そいつら同じ歩き方をしてるんです。さすがに普通じゃないと思いました。風呂に行った友人は笑っていましたが、自分たち3人は恐怖を感じました。
それからは、そいつらを忘れるようにハシャギまくりましたw
後日談なんですが、その次の年、厄年だったので厄払いに行きました。その時の4人で。
近所の寺に行き厄払いしてもらったのですが、その時に友達が寺の住職にカオナシのことを話しました。
すると住職は
「あぁ…ノウメーサァ(?)か…。よし。話してくれて良かった。大丈夫だ、心配しなくていい」と言われました。
「なんですか?それ?」って聞いたんですが、何も話してくれませんでした。
それどころか死後の世界や生きる意味など小一時間話されましたw
話は以上です。自分達なりに考えたんですが住職が言ってた「ノウメーサァ」ってのは「能面様」って言ったんじゃないかと。
たしかに、今考えると能面にも見えたかもと思います。
ひしめ様
その当時俺は漁師町に住んでいた。
いつも学校から帰ると友達と近所の神社へ行って遊んでいた。
その神社は表向きは海難事故防止と、水難によって行方不明になった人物の供養のための神社だったそうだが
実際は余り良くないものを抑えるために建てられた神社だ。
夏の暑さが厳しいある日、いつもどおり友達と神社で遊んでいると奇妙なものを見つけた。
60cmほどの苔むした小さな石碑。表面には漢字で何かが書いてあったけど子供だった当時には解るわけがない。
俺らはそれを冗談半分で倒してしまった。それがどんなものかも知らないまま…
次の日、家に帰ると祖母ちゃんが回覧板を持って俺に問いただしてきた。
「緊急の回覧板が届いた。神社の大事な石碑が壊されてたらしい。お前がやったんじゃないだろうな?」
と聞いてきた。俺は怒られるのが怖くて嘘をついてしまった。
祖母ちゃんは厳しい表情のまま
「あの石碑はな、『ひしめ様』をあの場所にずっとおらせるために建ててた石碑だ。もし目をつけられても知らんぞ。」
と言って回覧板を隣の家に渡しに行った。
もちろんそんなものを信じてはなかった俺なので(『ひしめ様』なんて怖がるなんてばあちゃんアホスww)ぐらいの考えしかなかった。
しかしその日から家から家鳴りがするようになった。しかも俺の部屋だけが異常に。
さらに怪我をしたわけでもないのに顔の右半分に大きな痣ができた。その痣は爪で引っ掻かれた様な感じになっていた。
さすがにおかしいと思ったのだろう。祖父ちゃん、祖母ちゃん、そして近所の寺のおじちゃんに正座をさせられて尋問された。
結局自分たちが壊したことを認めたのだが、祖母ちゃんは泣き出してしまい、祖父ちゃんは唇をかみそうなくらいギュっと閉じて俺を真正面に見据えた。
「いいか?あの石碑はな、『ひしめ様』をあの場所に居らせるために建てたんだ。お前はそれを壊した。つまりひしめ様が自由になったんだ。」
と祖父ちゃんが語気も荒く説明してくれた。
「『ひしめ様は』良い神様じゃない。目星をつけた人間を殺していく神様だ。今回はお前が選ばれてしまったんだ。」
と俺を揺さぶりながら祖父ちゃんは涙を流した。俺も怖くなり泣いてしまった。
まさか自分がした事で自分を死なせてしまうことになるなんて思いもしなかっ た。
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