中国の有名な妖怪 128選|中国神話の龍・鬼・瑞獣・霊鳥 一覧

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中国の有名な妖怪|中国神話の龍・鬼・瑞獣・霊鳥 一覧 妖怪
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中国の神話や伝承には、龍や麒麟、鳳凰、鵬といった神聖な霊獣から、鬼や魃のような畏怖すべき怪異まで、数多くの存在が登場します。
これらの神獣や妖怪は、単なる空想ではなく、自然への畏敬・王権の象徴・吉凶の予兆として、古代中国人の思想と密接に結びついていました。

本記事では、中国神話に登場する神獣・妖怪・霊鳥を一覧化し、それぞれの名前の意味・由来・象徴などを紹介します。

 

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中国の有名な妖怪 一覧

参考・出典:中國妖怪列表 – 维基百科,自由的百科全书

 

  1. 九尾狐(きゅうびこ)
    【Jiǔwěihú/ジウウェイフー】
    『山海経』『史記』に登場する九つの尾を持つ霊狐。美しい女性に化け、日本の玉藻前伝説の起源ともされる。
  2. 饕餮(とうてつ)
    【Tāotiè/タオティエ】
    『山海経』に登場する貪欲の象徴。古代青銅器の装飾にも刻まれ、暴食と強欲の象徴とされる。
  3. 刑天(けいてん)
    【Xíngtiān/シンティエン】
    『山海経』に登場する首を失った巨人。乳の間の目と臍の口で戦い続け、反逆と不屈の象徴とされる。
  4. 共工(きょうこう)
    【Gònggōng/ゴンゴン】
    『淮南子』『山海経』に登場する洪水の神。怒って天柱を倒し、大地が傾いたという大洪水伝説で知られる。
  5. 四神(しじん)
    【Sìshén/スーシェン】
    東西南北を司る霊獣。東の青龍、西の白虎、南の朱雀、北の玄武から成り、陰陽五行思想と深く関わる。
  6. 四霊(しれい)
    【Sìlíng/スーリン】
    『礼記・礼運篇』に登場する瑞獣。龍・鳳凰・麒麟・亀の四種を指し、繁栄と吉兆を象徴する。
  7. 四凶(しきょう)
    【Sìxiōng/スーシオン】
    『書経』『左伝』に登場する悪神たち。饕餮・渾沌・窮奇・檮杌の四体で、混乱・貪欲・凶暴を司る。
  8. 伏羲(ふっき)
    【Fúxī/フーシー】
    古代神話の創世神。人頭蛇身の姿で、女媧とともに人類を創造し、八卦を発明したとされる。
  9. 修蛇(しゅうだ)
    【Xiūshé/シウシェー】
    『山海経』に登場する蛇の怪物。洪水をもたらす水神の一種で、自然の力の象徴とされる。
  10. 夔(き)
    【Kuí/クイ】
    『山海経』に登場する一足の怪獣。牛に似て角がなく、雷を鳴らす音楽神のような存在として描かれる。
  11. 兕(じ)
    【Sì/スー】
    『山海経』『詩経』に登場する一角獣。サイに似た姿を持ち、角は酒器「兕觥」に使われるという。
  12. 僵尸(きょうし)
    【Jiāngshī/ジアンシー】
    中国民間信仰に伝わる跳ねる屍体の妖怪。道士が符で操り、生命力を吸い取るとされる。
  13. 年獣(ねんじゅう)
    【Nián/ニエン】
    春節伝説に登場する怪物。爆竹の音と赤い色を恐れ、これが中国の年越し風習の起源となった。
  14. 三尸(さんし)・三虫(さんちゅう)
    【Sānshī/サンシー】【Sānchóng/サンチョン】
    道教における人体に棲む三匹の虫。人の悪行を天に報告して寿命を縮めると信じられた。
  15. 六耳獼猴(ろくじびこう)
    【Liù’ěr Míhóu/リウアル・ミーホウ】
    『西遊記』に登場する孫悟空の分身。六つの耳を持ち、他人の心を読み取る能力を持つ。
  16. 三大仙(さんたいせん)
    【Sān Dà Xiān/サン・ダー・シエン】
    『西遊記』第44〜46回に登場する妖仙。孫悟空と対立する三人の仙人で、強力な法術を使う。
  17. 嘲風(ちょうほう)
    【Cháofēng/チャオフォン】
    「龍生九子」の一体。勇猛で闘争を好み、宮殿の屋根の棟飾り(鴟尾)に彫られる守護的存在。
  18. 囚牛(しゅうぎゅう)
    【Qiúniú/チウニウ】
    「龍生九子」の一体。音楽を好み、楽器の装飾模様に使われる。静と調和を司る象徴。
  19. 夔龍(きりゅう)
    【Kuílóng/クイロン】
    夔と龍を合わせた神獣。古代青銅器の文様にも描かれ、音と力を象徴する霊獣とされる。
  20. 大風(たいふう)
    【Dàfēng/ターフォン】
    『山海経』に登場する巨大な怪鳥。その翼が風を起こし、暴風を巻き起こすと伝えられる。
  21. 大鵬(たいほう)
    【Dàpéng/ターポン】
    荘子『逍遥遊』に登場する巨大な鳥。悟りや自由の象徴で、仏教では迦楼羅(ガルーダ)と同一視される。
  22. 夜叉(やしゃ)
    【Yèchā/イエチャー】
    元はインド神話の鬼神。仏教を通じて中国に伝わり、悪鬼でありながら守護神としても信仰された。
  23. 壁神(かべがみ)
    【Bìshén/ビーシェン】
    古い壁に宿るとされた妖霊。『太平広記』などに見られ、人に取り憑いて病をもたらすとされる。

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