9. 守護・浄化・祓いの神々
厄除けや祓い、浄化を象徴する神々を紹介します。
穏やかな響きの中に「守る力」「清める力」を秘めた、強く気高い名前が揃っています。
- 瀬織津姫(セオリツヒメ)
強大な祓いと浄化の力を持つ女神。水の流れで穢れを祓う、美しい響きの神名。 - 速佐須良比売神(ハヤサスラヒメ)
災いを遠ざける祓戸の女神。軽やかで流れるような音が特徴。 - 祓戸大神(ハライドノオオカミ)
祓いの神々の総称。穢れや災厄を祓う中心的存在。 - 直毘神(ナオビ)
禍(まが)を直し正す神。短く整った美しい響き。 - 大直毘神(オオナオビ)
直毘神の力をさらに強めた神格。穏やかで柔らかな守護の響きを持つ。 - 八十禍津日神(ヤソマガツヒ)
災いを象徴するが、名を呼ぶことで祓われる神。古代的で深い響き。 - 大禍津日神(オオマガツヒ)
上記の強化神格。禍を祓い浄化へ転じる名前の力を持つ。 - 速秋津比売神(ハヤアキツヒメ)
水の浄化と祓いを司る女神。爽やかで透き通った響き。 - 速秋津比古神(ハヤアキツヒコ)
上記の対となる神。流れる水のような落ち着いた神名。 - 宇豆柱神(ウズハシラ)
中心の柱となって災を防ぐ神。安定と守護の象徴。 - 阿遅鉏高日子根神(アジスキタカヒコネ)
雷と農耕の神だが、領域を清め守る力が強い。神秘的で美しい響き。 - 奥疎神(オキサカル)
穢れを遠ざける神。音のリズムが軽やかで美しい。 - 辺疎神(ヘサカル)
上記と対になる神。災厄をそっと押しやるような柔らかな印象。
10. 龍・霊獣・神秘の気配を持つ神々
龍神や霊獣、異界の気配をまとう神々をまとめました。
「クラオカミ」「ミツハノメ」など、水や闇、深淵と結びつく神秘的な神名が多く、幻想的な世界観を感じられます。
- 火照命(ホデリ)
海幸彦としても知られる神。海底世界と繋がり龍神との縁が深い。 - 火遠理命(ホオリ)
山幸彦。龍宮に赴き龍神の娘と結ばれる物語を持つ。優雅で荘厳な名。 - 綿津見神(ワタツミ)
海の支配者であり龍神としての性格を持つ神。深い水の力を感じさせる。 - 大物主神(オオモノヌシ)
蛇神・龍神としても顕れる。山と水の神秘を宿す強力な神名。 - 八岐大蛇(ヤマタノオロチ)
神格としては異形の存在だが、圧倒的な神秘性を持つ霊獣。名の響きも独特。 - 八雷神(ヤクサノイカヅチ)
雷の神々。雷と龍は密接に結びつくため龍神性も帯びる。音の強さが魅力。 - 速甕之多気佐波夜遅奴美神(ハヤミカノタケサハヤジヌミ)
水の奔流や龍のうねりを思わせる荘厳な神名。 - 鳥鳴海神(トリナルミ)
海と異界をつなぐ霊的存在。波音と龍の気配を感じさせる美名。 - 水光姫(ミヒカリヒメ)
水と光の霊力を象徴する姫神。龍が宿る泉の輝きを思わせる名。
日本の神様の名前には自然・季節・心が宿っている
日本の神名は、音の響きひとつひとつが自然や季節、祈りを映し出すように作られています。
光・風・水・季節・縁──そのどれもが、古代の人々が大切にしてきた感覚そのものです。
たとえば、
・光の気配を感じる神名
・月夜の静けさを思わせる神名
・花や大地の生命力を宿す神名
・水や風の流れを感じさせる神名
など、響きの違いによって美しさがいっそう鮮明になります。
ここで紹介した神名が、あなただけの“小さなきっかけ”になれば嬉しく思います。
・気になる神社に足を運んでみる
・パワースポットで心を落ち着かせる
・大切な人とのご縁や家族運に想いを寄せる
そんなふうに、日々の暮らしにほんの少しの“きらめき”を取り入れてみてください。
FAQ よくある質問
日本の神様の美しい名前にはどんなものがありますか?
日本の神様には、響きや意味が特に美しい名前がたくさんあります。例えば「天照大神(アマテラス)」「月読命(ツクヨミ)」「木花之佐久夜毘売(コノハナサクヤヒメ)」「瀬織津姫(セオリツヒメ)」など、自然や季節、光、水、縁結びなどを象徴する優雅な神名が多く存在します。本記事では、カテゴリ別に120の美名を紹介しています。
どの神様の名前が特に人気がありますか?
特に人気のある神名としては、太陽の女神「天照大神」、月の神「月読命」、桜の女神「コノハナサクヤヒメ」、祓いの女神「瀬織津姫」などがよく検索されています。読みやすさと美しい響き、物語性の強さが人気の理由です。

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