《長編名作》超まとめ『少し昔話をしたくなった』【完結編】5/5

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《名作》超まとめ『少し昔話をしたくなった』【社会人編】 まとめ
《名作》超まとめ『少し昔話をしたくなった』【社会人編】
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完結編

 

 


少し昔話をしたくなった 【中学生編】
少し昔話をしたくなった 【高校編】
少し昔話をしたくなった 【大学編】
少し昔話をしたくなった 【社会人編】
少し昔話をしたくなった 【完結編】


 

 

土曜日の朝、俺は朝の五時に眠りにつき11時に起きた。
そして、サトミに連絡をする・・・
が、出ない。俺はメールを送った。
「おはよう、今日はいい天気だねぇ、連絡待ってます」
それだけ送る。そもそも喧嘩の原因は俺が悪かったんだ。
俺が忙しいのは毎度の事だが、それでもサトミは俺が忙しくてもいつも笑顔で迎えてくれた。

 

 

俺の会社の前で4時間位待っててくれた事もあった。
サトミはいつも俺を待っててくれたんだ。だが、4日の日俺が早く仕事が終わり、サトミを迎えに行く。
そしてサトミを驚かそうと思い仕事場の前で待っていた。するとサトミからメールが来た。
「今日は会社の人達でご飯に行きます」と。俺は何故かすごくイライラしたんだよ。
そしてサトミに電話をした。

 

 

俺「あのさあ、俺、今お前の会社の前でまってんだけど」
サトミ「え???そうなの???」
俺「だから、今日は俺と飯食いに行こうよ」
サトミ「え???だって・・・」
俺「良いじゃん」サトミ「・・・分かった・・・早く帰るから・・・家で待っててくれる・・・?」
俺「はああああ??????」
サトミ「ごめん・・・だって、みんなに行くって言ったし・・・店の予約とか・・・」俺「もう良いよ!!!」

 

 

今考えたら俺はなんであんな風に切れたのか全然わからない・・・

てか、俺は最悪だ・・・
俺は家に帰り一人カップラーメンを当て付けがましく食べていた。

サトミは実際に早く俺の家に来てくれた。
だが、俺の機嫌が治まらない。
俺からしたらサトミの為に早く家に帰ってきたのに ・・・
と言う思いがあったんだ。

サトミ「ごめんねえ・・・」

サトミが謝るが俺は拗ねていた。

 

 

サトミ「ねえねえ、今からどっか行こうか?」
俺「俺明日現場があるから無理」
サトミ「そう・・・」俺は一人テレビをボーっと見ていた。
サトミも俺も黙っている。
そして俺はサトミに言った。俺「もうさ・・・今日は帰れよ、せっかく早く家に帰ってきたのにさ・・・つまんね・・・」もうね、俺は馬鹿じゃないかと・・・
あんだけサトミを思っていた俺がサトミに暴言を吐いている・・・

最悪じゃないかと思った。

 

 

サトミはしばらく黙っていたが、立ち上がり・・・

家を出た・・・

俺はサトミがまさか本当に帰るとは思わなかったのでビックリした。
そして追いかけようと思ったが・・・
それも出来ない位意地を張っている自分がいる。

だが、心配なのでそっと家を出てサトミの後をつけていく。

サトミは近くでタクシーを拾いそのまま去っていった・・・

恐らく泣いていた・・・と思われる。

 

849 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 15:39:09.92 ID:CIjSgIDO
まだ途中だが言わせてくれ。

馬鹿やろう!

851 名前:福田 ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/23(水) 15:41:36.05?ID:vhbiWwSO
>>849
ごもっともサトミとは初めて喧嘩した・・・

 

 

 

なんで喧嘩したんだろ?
意味がわからない・・・完全に俺が悪いじゃん・・・
その思いが重なり・・・サトミに電話をした。サトミは電話に出てくれなかった・・・
その代りにメールが来た
「今は少し疲れました。お休み」
これだけだった・・・

俺は何故か凄く腹が立った。

 

 

俺はすぐに竜也に電話をした。
竜也は家にいた。俺「竜也・・・あのさ・・・俺サトミと喧嘩したんだよ」
竜也「何してんすかwwwwww」
俺「あのさ、サトミがちゃんと家に帰ったらメールくれない?」
竜也「OKっすww早く仲直りしてくださいww」
俺「わかったww」それから、30分後に竜也から
「無事に姉ちゃんが帰ってきました」
とメールが来て一安心はした。そして、俺は後悔が生まれてきた。

 

 

この期に及んでも俺がこんなに心配しているのに・・・
そんな感情が沸いていた。
俺は何も言わずに眠りにつく。
そして翌日朝起きて・・・少し後悔が出てくる。俺はサトミを怒らせたのか・・・?
当たり前だっつーの・・・何を言ってるんだ?俺は現場の立会いに向かい、ボーット作業員達を見ていた。
俺はサトミにメールを送る・・・
「今日、早く終わりそうだから飯食べに行く?」そう送るがサトミから来た返信は

「今日はしんどいので良いです」

だった・・・

 

 

俺は自分勝手に凄く腹が立った。
この野郎・・・俺が誘ってるのに・・・
その思いが 強くなる。俺はムシャクシャしながら家に帰り、オナニーをしようと押入れの中のDVDを漁っていると・・・写真が出てきた。
その写真は高二の時に海で撮った写真だった。俺はそれをずっと眺める。
俺とサトミがツーショットで写っている物もあった。

俺の中に・・・少しづつ・・・何かが蘇ってきた・・・

 

 

サトミと最初に出会った・・・あの教室のシーン・・・

サトミと学級委員になった時・・・文化祭・・・

そして引越し・・・

海での再会・・・

夕暮れ時の会話・・・

そして二回目の再会・・・

三回目の再会・・・

付き合った日の水族館のデート・・・

最初のキス・・・

色んな物が込み上げてきた。

俺はそのまま押入れを探る。
色んな物を引っ掻き回し・・・やっと見つけたのは・・・

あのラブレターだった・・・

 

 

すごく黄ばんでいて、そして厨房の頃の俺が必死で綺麗に書こうと思い下書きで鉛筆で書いて、その上からペンでなぞっている字がまだ残っている。

俺は少し笑った。
そして思った・・・

サトミが怒っている。
俺は何故かサトミは怒らない奴だと思っていた。
俺はいつの間にかサトミに甘えていた。

サトミが彼女になって油断していた・・・そう思った。

 

 

そして
その日俺は決断したんだ・・・サトミを誰にも渡したくない・・・と・・・!サトミにプロポーズをしようと・・・俺はサトミが好きなんだ・・・そう思い、誰かにこの思いと決断を聞いて欲しくてスレを立てた。

これが俺の昔話の始まりでした。

 

 

 

そしていつもの様に前置きが長くて大変申し訳ないんですが・・・

これからが本題の最終回・・・俺とサトミの”今”を語ります

 

 

ちなみに、このスレで昔話を書いている間、サトミとは会ってません。

 

 

電話は二回位しました。サトミも、もう怒ってはいませんでしたが、俺もサトミも少しぎこちない。

そして18日に俺と会おうとしていたのですが、急遽18日にサトミの会社の飲み会が入った。

俺は以前の事があったので、何も言えなかった。

サトミも少しギクシャクしていた。

 

 

俺は・・・泣きそうだった。
こんなに、サトミが好きなのに・・・
こんなにサトミの事を思ってきたのに・・・なんで、こんなギクシャクするんだよ・・・
俺はなんでこんなバカな事をしたんだ・・・
その思いで一杯でした・・・話は最初に戻り、19日の土曜日メールを送ってしばらくした後にサトミから電話が来た。サトミ「いい天気だねえ・・・」
俺「うん」
サトミ「・・・」
俺「・・・」

 

 

俺とサトミは黙りこくる。
そしてしばらくの沈黙の後にサトミが口を開いた・・・サトミ「今日からね・・・」
俺「うん・・・」
サトミ「連休中は実家に帰ろうかと・・・」俺「え????」
サトミ「・・・ユウ君(俺の本名ですww)・・・仕事でしょ・・・?」
俺「いや・・・休みを取った・・・」
サトミ「え???そうなの???」俺「うん・・・」
サトミ「そっか・・・ごめん」
俺「いや・・・俺もちゃんと話してなかったな・・・」

 

 

サトミ「・・・・」
俺「・・・・」俺らは再び黙る。サトミ「・・・なんか・・・ダメだねぇ・・・私たちww」サトミはそう言って自嘲気味に笑う。

俺は胸が苦しくなった。

ああ・・・駄目なんだな・・・俺ら・・・

その思いが強かった。

 

 

サトミが帰ってきたら連絡する、と言って電話を切った。

俺は凄く凄く凹んだ。
久しぶりに吐きそうになった。

もう駄目だ・・・

俺らはもう駄目なんだ・・・

そう思い俺はスレに何も書く元気がなくて、ただ部屋でボーッとテレビを見る・・・

すると、携帯が鳴った。

なんだろうな・・・コイツは・・・

板倉だったよ

 

 

板倉「こんにちわ!!おはようからお休みまでアナタの側に、の板倉です!」

俺「おう・・・久しぶり」

板倉「くらああああいいいいい!!!!暗いなお前!!!」
俺「声がでけえ」
板倉「なんだああ???石原と別れたのか????」
俺「はは・・・そうなるかも・・・」
板倉「あ、そうwwんじゃあ、今から行くねww」
俺「はあ???」
板倉「今、森君の車で○○にいる」

俺「すぐ側じゃねーか」
板倉「いや、急に行ってお前と石原がチョメチョメしてたら嫌だと思って」
俺「気を・・・使える様に・・・なったんだね」
板倉「んじゃ!!」

そう言って電話を切った。

 

871 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 16:07:58.36 ID:MDsSOTwo
やっぱこの三人じゃないと

 

板倉と森君は10分後には俺の部屋にいた。
本当に車で来てた。ちなみに地元からここまで車で7時間位かかる。
よく来たもんだ。板倉と森君が酒を飲みだすが俺はそんな気になれない。
森君が俺に事のあらましを語らせた。
俺はここ二週間の話を二人に語った。板倉「そうか!!!!お疲れ!!!」

ちなみに板倉は結婚しています。森君は独身だ。

 

 

森君「馬鹿だねえwwwwww本当昔から君は馬鹿だwwww ww」

森君が笑う。笑いまくった。

その晩結局俺も飲んでしまい・・・酔っ払って・・・眠りについた・・・

日曜日。
俺はペチペチと顔を叩かれる感触で目を覚ました。

見ると森君が俺の頬を叩いている。
俺「なに・・・?」
俺は寝ぼけ眼で起き上がる。
二人は服を着て荷物を持っている。

板倉「3分で仕度しろ!!!!!」

 

 

俺「・・・・え?」
森君「早く!!!渋滞がひどそうだ!!!」
俺「え???どこ行くの・・・?」板倉「石原ん所に決まってるだろうがああああ!!!!!!!!!」俺はびっくりした。森君「ちなみに三分過ぎたらマジで放っていく」

俺は頭が働かない・・・が、唯一分かった事は・・・

コイツらがマジだと言う事だった。

俺は慌てて着替える。

 

 

俺「・・・あのさ、歯は磨いて良い・・・?」
板倉「高速で磨け」
俺「はい・・・」俺は取り敢えず財布だけを持ち外に出る・・・が、思い出す・・・ラブレターだ・・・!!!俺はすぐに部屋に戻るとラブレターを持ち、そして森君の車に乗った。

板倉「さてさてwwwwwwなんか中学を思い出すぜwwwwww」

板倉がテンション高く叫んだ。

森君「あの時は家には居なかったなあwwwwww」

森君がアクセルを踏んで急発進をした。

 

 

俺「・・・森君・・・運転しようか?」

板倉「お前は黙って・・・プロポーズの言葉を考えておけえええ!!!!!」

そう叫んでいた。
俺はなんか胸の奥が熱くなった。

二人は「振られる瞬間が見たい」
「振られたらスケボーで家に帰れwwww」

とか茶化しているが、俺は本当に胸が熱くなった。
少し涙が出てきた。
が、
板倉「泣くのは、まだ 早い」

そう言われ俺は余計に涙ぐみながらウンウンと頷く。

 

 

俺はね、本当に本当に・・・

最高の親友を持てて嬉しいよ・・・!

俺が死ぬ時、もしくはコイツらが死ぬ時、絶対にそう言う。
だけど今は照れくさい。
それはコイツらも同じだろう。

俺らは・・・走った・・・!!
サトミの・・・元に・・・!

・・・渋滞が超激しい。出発して二時間経過した時頃には三人共暇で暇で、しり取りをし始めて・・・それも飽きていた。

板倉が「夜中までネカフェ行かね?」と言い出していた・・・

 

 


なんとか、9時間かけて俺らの地元に帰って来た。
既に時刻は夜の9時を回っている。
ここからサトミの家まで約二時間・・・
ここまで来ると沈みきっていた俺らのテンションが元に戻る。板倉「きたぜえええええい!!!!いけえええええここまで来たら後少しだあああああ!!!」
森君「うをおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」テンションが上がり過ぎてなんか狂っていた。俺も鼓動が早くなる。サトミが居る町に来た・・・
もう少しでサトミに会える・・・
俺はドキドキしていた。

 

 


サトミの家に到着したのは、夜の11時を少し過ぎた頃だった。

板倉「てかさ・・・」
森君「うん」
板倉「石原・・・家にいるの?」
俺「え?」
板倉「他の男の家に・・・」
森君「ああ・・・あるある」
俺「なんで今 そんな事言うの?」

板倉「さて・・・とりあえず首を吊るためのロープを先に買っとく?」
俺「やめろ・・・」

なんか無性に緊張してきた。

 

 

森君「あのさ・・・」
俺「うん?」森君「・・・婚約指輪とかって・・・買わないの・・・?」うわ・・・本当だ・・・板倉「さて・・・出直すか」
森君「まあ・・・それが良いかもね」

二人が少し怖気ついていた。

だが、俺は二人を無視して・・・覚悟を決めた。
二人は緊張した顔をしている。

俺「あのさ・・・エンジン切ってさ、少し離れた所に居ててくれない・・・?」

俺の言葉に二人は黙って頷き車を少し離れた所に止めてエンジンを切る。

 

 

俺は車から降りてサトミの家の近くの公園に行った。
ここで俺は6年前にサトミに再び出会う事を誓った。今、俺は再びこの場所で 誓いをしようとしている・・・永遠に・・・サトミを守り抜く事を・・・俺は携帯を取り出して・・・メールした。
「今、電話しても良い?」
それからベンチに座りサトミの返信を待った。
だが、中々返信が来ない。

タバコに火をつけてサトミを待つ。
・・・マジでサトミは他の男の所に・・・?
俺の中で凄く不安な気持ちが出てきた・・

 

 

15分後に・・・サトミからの電話が鳴った。
俺はドキッとした。来た・・・!俺は慌てて電話に出た。俺「もしもし・・・」
サトミ「・・・ごめん、お風呂に入ってた・・・」
俺「あ、うん・・・」

俺は曖昧な返事をする。
凄く・・・物凄く・・・緊張してきた。

俺「あのさ・・・実はね・・・」
サトミ「うん・・・」

俺は見切り発車したけど・・・どうすれば良いのか考えてなかった。
俺は困った・・・

俺「来ちゃったwwwwwwww」

 

 

サトミ「え???」
俺「あ、いや・・・来ちゃったんだwwwwww」
サトミ「・・・どこに・・・?」
俺「どこって言うか・・・その・・・サトミの家の・・・前?」
サトミ「え????」サトミは驚いてガサガサする。
そしてしばらくした後に言った。サトミ「え???どこ???いないよ???」
俺「あ、いや、近くの公園なんだけどさww」
サトミ「え???そうなの???」
俺「あのさ・・・どうしたら・・・良いかなwwww」なんだ俺は

 

 

サトミ「ええっと・・・お風呂上がったばっかりだから・・・髪が濡れてるんだけど・・・」

サトミは慌てて言う。

サトミ「あ、でも・・・どうしよう・・・お父さん・・・」

あ、そうか・・・サトミのお父さんは厳しいんだった。
忘れていた・・・
どうしたら良いんだ・・・?

サトミ「ねえ・・・」
俺「うん?」
サトミ「ちょっと待ってて・・・お父さんが寝てから・・・でも良い?」
俺「あ、でも大丈夫・・・?」
サトミ「うん・・・多分・・・」

俺「分かったww待っとくww」
サトミ「ごめんね・・・」
俺「うんww良いよww」

勝手に俺が来ただけだし

 

 

そうして俺は電話を切る。
それから俺は板倉にメールした。「少し遅くなる、先に帰っててくれても良いよ」そう送った。板倉からの返信が
「待つわ。私、アナタの事を待つわ」
なんて健気な奴だ。俺は、嫌、俺らは待った。
俺は公園の明かりを見ながらサトミを思った。

サトミに会える。
今から俺の大好きなサトミに会える・・・

サトミに会えるなら俺は何時間でも待っても良い・・・そう思った。

 

 

なんで?
なんで?
俺は こんなに好きなサトミと喧嘩したんだろう?
俺は本当に反省した。
そして後悔した。もしも・・・もしもサトミと別れたら・・・
そう思い俺は怖くなった。
泣きそうになった・・・そして・・・携帯灰皿がタバコで埋まってしまった頃・・・サトミが・・・現れた・・・

サトミはパーカーを羽織り俺を見て・・・微笑んだ。

俺はサトミの姿を見た瞬間に・・・全ての不安が・・・

吹き飛んだ・・・

 

 

サトミが目の前にいる。
俺はそれだけで満足だった。サトミが大好きなんだ・・・俺はそれを痛感したんだ。
そして、俺はサトミをゆっくり抱きしめた。
サトミの髪からシャンプーの良い匂いがした。サトミも・・・俺の体に手を回す。
俺らはしばらく抱きしめあった・・・

サトミ「・・・どうしたの・・・?」

サトミがそう優しく呟く。

俺「・・・好きだ・・・サトミ・・・」
サトミ「・・・うん・・・ww」

俺「あのさ・・・」
サトミ「うん・・・」

 

 

俺は考えていた・・・プロポーズの台詞を・・・・・・

俺「俺の墓参りに・・・来てくれないか・ ・・?」・・・・

決まった・・・俺はそう思ってサトミを見つめる・・・

サトミ「え???墓参り・・・?え???どう言う事???」

サトミは俺を睨む様に見つめてきた。

しまったー・・・彼女は天然でした・・・

 

 

俺は慌てた。

俺「あ、違う違う!!そう言う事じゃなくてさ・・・」

サトミ「どうしたの???なんか体が悪いの??」

ええい黙れ、この天然娘!!

俺「違うって!!!そうじゃなくて・・・その・・・」

サトミが俺を心配そうに見つめる。
そして、サトミの手が俺の袖ををギュっと強く掴む。

本気で心配している様だった。

 

 

俺はなんかね・・・笑えてきた。
そして・・・本当に笑った。サトミ「え???どうしたの・・・?」
俺「・・・いやwwwwサトミ・・・あのさ・・・」俺はそう言ってポケット から・・・
あの色あせたラブレターを出した。俺「これww」
サトミ「何これ?」
俺「ラブレターww」
サトミ「え?」

俺「実はさww俺中学の時に、これを書いたんだよwwでも、渡そうとしたら・・・お前が引っ越したんだよww」

俺はそう言ってサトミにラブレターを渡した。

 

 

黄ばんでいて原型は白い封筒だった筈だが、すっかりクリーム色になってしまったラブレター。

サトミ「・・・えwwwwwwそうなのwwwwww」
俺「ずっと渡したくてさwwけど、渡せなかったwwだから・・・今、お前に渡すww」

サトミはそれを受け取り俺をチラリと見る。

サトミ「・・・読んで良い・・・?」
俺「うんwwてか、俺もなんて書いたか覚えてないしww」

 

 

サトミは笑いながら封筒を開けた。
そして、中に入ってる便箋を見た。俺も横から覗き見。内容は原文のまま書きますww「石原さんへ。
石原さんお元気ですか?
僕は元気です。突然ですが僕は石原さんが好きです。
ずっと好きでした。引っ越しするのは辛いです。
石原さんに会えなく成るのは辛いです。
もしよければこれからも電話とか、手紙とか、後会いたいです。
今はもしダメでも、これからも僕はずっと石原さんが好きなので、石原さんが僕を必要とすればいつでもどこでも行きます。
どんな事が会っても好きです。
信じて下さい。」

 

 

汚い字だったww
俺は読み終わると、サトミからラブレターを奪いたかった。恥ずかしくて最悪だwwwwwwそう思った。サトミも文面を見ながら震えてる・・・
笑いを堪えているんだろう・・・が、サトミは・・・グスッと鼻を啜った。

そして・・・俺を見上げる・・・

目に涙が・・・溜まっていた・・・

サトミは・・・泣いていた・・・

 

 

俺「・・・サトミ・・・」

サトミは何も言わずに泣き出した。
俺はどうして良いか分からなかった。

サトミは笑う。
そして・・・・

サトミ「ありがとう・・・ww本当に・・・ありがとう・・・ww」

そう言って俺の胸に額をつける。
俺はサトミを抱きしめる。

俺は嬉しかった。
あんな稚拙でしかも汚い字のラブレターを読んで・・・

泣いてくれるなんて・・・

 

 

そう思うと・・・

自然に・・・

本当に自然に言葉が出た・・・

俺「結婚・・・してくれ・・・!」

俺がそう言うと、サトミはピクリと体を動かして・・・俺を見上げた。

俺「必ず・・・必ず、幸せにするから・・・頼む・・・結婚・・・してくれ・・・!」

俺はサトミの目を見てそう言う。

 

 

サトミは黙って俺を見上げて・・・

そして呟いた。

サトミ「・・・あ・・・さっきの・・・墓参りって・・・」

今頃かいww

俺「そうwwwwその意味wwww」

俺はそう言って笑った。
サトミも笑う。

やっと通じたかww

 

 

サトミは俺をぎゅっと強く抱きしめた・・・

そして・・・

サトミ「・・・・はい・・・ww」

そう言って俺を見上げて・・・微笑んだ・・・

俺もサトミを抱きしめた・・・

そして・・・涙がこみ上げて来た。

 

 

サトミ「・・・ずっと ・・・ずっと側にいてね・・・ww」

俺「もちろん・・・!」

サトミ「私も・・・側にいるから・・・ww」

俺「うん・・・!」

俺らは再び強く抱きしめあった・・・

誰かが先に書いたけどww

最初に出会った日に離れ離れに成った消しゴムがね・・・

やっと一つに成れたよ・・・

 

913 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:06:52.88 ID:ayAvFwIo
おめでとおおおおおおおおおおお!
お幸せに!

914 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 17:07:05.47 ID:hBKXh.Uo
いいいいいいいやっほぅー!!

 

 

俺らが抱きしめあっていると・・・

後ろの木陰からガサガサと音が聞こえた・・・そして。

板倉「やあああほおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

森君「おめでっとおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

二人が興奮して叫びながら出てきたww

 

 

サトミはびっくりしていた。

サトミ「え????何???板倉君???森君???」
俺「あ、なんかお祝いに駆けつけたみたいで・・・ww」

板倉「お前らおせえええよおおお!!!!俺ら蚊に食われすぎwwwwww」
森君「でも・・・おめでっとおおおおおおおおおおおおおううううううう!!!!!!!!!!」

板倉と森君は真夜中だ と言うのに興奮して叫んでいた。

 

 

俺はサトミに事情を説明。
サトミも「ありがとうww」
そう言って笑っていた。その日はサトミをそのまま家に帰すと、俺と板倉、森君の三人は何故か興奮して真っ裸で川に飛び込みはしゃいだ。意味が分からんが、とにかく俺らは興奮していたんだよww翌日、俺はサトミの家に迎えに行き二人で遊んだ。

そして、昨日に二人で帰ってきました。
サトミは新幹線の指定席だったけど俺は自由席でしかも立ちっぱなしww
新幹線人が多すぎww

サトミは指定席にも関わらず俺の側に来てくれいていた。

 

 

以上・・・

これが俺とサトミの”今”です・・・

これから相手の実家に挨拶に行ったりします。
これからも多分喧嘩する事もあるだろうけど、なんかあったら、こんどはこのスレを見ますww

そし て、この時の気持ちを思い出して二人で頑張ります。

読んで下さった皆さん、本当にありがとうww

心から本当に心から感謝します。


これで・・・俺の昔話・・・終わります・・・!

 

 

924 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 17:13:24.99 ID:hBKXh.Uo
おめでとう、マジおめでとう!
いやぁ最初から見てた甲斐があったぜ!!真っ裸で川はやりすぎだろww

 


925 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:13:48.25 ID:iFFqdQDO
帰省から帰宅したら丁度再開しててラッキー。
プロポーズするの決めてるのになぜ帰省引き留めないの?とか、墓参りはダメだろwwとかあるけど、
良かったぜ。これからも大変なことがあるだろうけど、二人は幸せにいけるって信じてるよ。おめでとう。>>925
いや、前に自分勝手な事を言って喧嘩したので・・・なんか留めづらかったんです

 


922 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:11:36.31 ID:CIjSgIDO
なぁ…これ、1000になったら閉じちゃうのか?

色々話したいことがあって、あと100足らずじゃ足りないんだ

>>922
すみません。
閉じます。

そう言ってくれて嬉しいんですけど

 

927 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:14:55.41 ID:OtQHYNoo
なに言ってんだ!
ここで福田の投下がひと息ついたら、サトミがスレにお出ましになんだよwwwwwwww
次スレくらいはあってもいいだろ、サトミがカキコミするんだからwwwwww>>927
ナイナイww
サトミに見せれ無いっすww

 

928 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:15:07.75 ID:UaZzjFwo
ふくちゃんおめでとー
いい加減厨二からは卒業して、運命の女性を逃がすんじゃないぞwwwwあと結婚式の招待状を早く俺に発送するんだ(`・ω・´)

 

931 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:16:01.40 ID:Hw.SVUDO
おめでとう!

なんて思ってないんだから…///

最初から見れてよかった

なんて考えてもないから…///

 

932 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:16:07.71 ID:mDJ5HMDO

おめでとう 面白かった
二人で幸せにな

 

934 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 17:17:45.67 ID:8Bz3hIAO
ふくちゃんおめでとう!
初期からずっと見てたけどずっと見てて良かった
運命ってあるのねww
ありがとう
ずっと幸せにね
改めておめでとう

 

935 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:18:32.36 ID:g9Ff4Q.o
ここまでお疲れ様

これから続く
ながい道
ずっと二人が幸せでありますように

 

937 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:18:45.47 ID:/qzyaASO
運命の人とずっと幸せになってください。

後分かってると思うけど、親友もずっと大切にしてね。

 

940 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:20:05.33 ID:Q2ZjMsAO
>>1お前には絶対幸せになる呪いをかけといた

 

941 名前:福田 ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/23(水) 17:20:54.83?ID:vhbiWwSO
皆さんありがとうございます!

きっちり1000で終われそうで良かったですww

マジで皆さんには俺の拙い文章を読んで貰って嬉しいです!

本当にありがとう

 

946 名前:福田 ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/23(水) 17:24:10.05?ID:vhbiWwSO
あと、少し話は変わりますけど、松平は今は彼氏がいます
彼氏が出来て少し綺麗に成った気がします。竜也は結構真面目で、大学時代から付き合っている子と結婚を考えているそうです。カズミも・・・今は一児の母なんですよww幸せに成って本当に良かったですww

 

951 名前:福田 ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/23(水) 17:27:59.93?ID:vhbiWwSO
あと、森君は結構社会人に成ってからはモテてますなww

なんでたろうか?

今と成っては俺にとって、あの厨房の頃の出会いは運命です

サトミもそうだけど・・・森君にも会えたしww

 

952 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:29:15.94 ID:CIjSgIDO
森君のイメージがシュート!の平松なんだがwwww

>>952
どちらかと言うと、小池徹平に似てるww

厨房の時は気持ち悪かったけどさ、今はコンタクトにしてマジでモテる

彼女が出来る度に厨房の頃の写真を板倉が見せてるww

 

957 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:32:14.23 ID:5Ejtftgo
カズミも幸せになっているようでなによりだな。

なんでカズミの近況をしっているんだ?

>>957
フフフww

俺にも情報網が・・・

まあ、この前大学の友達に会った時に聞いたんだ
俺は素直に嬉しかったよwwマジでww

まあ、ほんの少しだけ・・・複雑な気持ちはあったが・・・

 

968 名前:福田 ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/23(水) 17:41:54.75?ID:vhbiWwSO
まあ、ソロソロ俺の携帯の電池の寿命が近付きましたので・・・

この辺で・・・

別に誰の版権でも、無いので・・・こんな話で良ければ上げます。

まあ、特定されなければ俺はなんでも良いですww
好きに使って下さいww

こんなに喜んで貰えて本当に嬉しいですww

じゃあ、俺はソロソロ落ちます・・・

みんな本当にありがとう!!!!!!

また、なんか有ったら続きを書くかもしれませんが・・・

じゃあ・・・皆さん・・・

また会う日まで・・・

 

974 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:44:37.50 ID:5Ejtftgo
なんかあったらまた報告にきてくれよ。
待ってるぜ。ばいばい ノシ

 

976 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[] 投稿日:2009/09/23(水) 17:45:22.21 ID:hBKXh.Uo
ありがとな福田ー
仲良くやれよー
また会えるといいなー

 

981 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 17:47:14.96 ID:Tg6vekDO
福ちゃんまたなー!

おもいっきり幸せに!

 

988 名前:福田 ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/23(水) 18:22:02.22?ID:vhbiWwSO
今、家に帰りました

そして玄関にサトミが待っていてくれてました

余り携帯を弄ってると「浮気してる?」とか言われそうなので・・・

本当に、これでサヨナラです・・・

みんな・・・本当にありがとう!!!

じゃあな!!!!!

 

 

996 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 18:43:22.46 ID:Tg6vekDO
みんな幸せに!

ノシノシ

 

998 名前:福田 ◆vZuPaMM3aQ[] 投稿日:2009/09/23(水) 18:45:03.41?ID:vhbiWwSO
じゃあね・・・

本当にみんな・・・ありがとう・・・!!!

じゃあな!!!!!

 

999 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 18:46:45.61 ID:5Ejtftgo
*’“・* 。
|     `*。
,。∩      *    このスレに来た人みんな幸せにな~れ
+ (´・ω・`) *。+゚
`*。 ヽ、  つ *゚*
`・+。*・’ ゚⊃ +゚
☆   ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚

 

1000 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/09/23(水) 18:46:49.62 ID:g9Ff4Q.o
1000なら福田とサトミの子供が二人のお墓参りをする

お幸せにノシ

 

 

 

 

コメント

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