時空にまつわる不思議な体験『螺旋階段』など短編全5話

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時空にまつわる不思議な体験『螺旋階段』など短編全5話 不思議な話
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消失

 

高1の夏休み、宿泊行事の最終日にハイキングと言われていたが実はただの登山、というイベントが含まれていた。
1列になって登ってたんだが、山自体はそんな大したことなく前を歩いている友人としゃべりながら歩いていた。
ところが、ふと気付くと友人がいなくなっていた。
友人だけではない、前を歩いているクラスメイト、後ろを歩いていたはずの隣のクラスの子たちも誰もいない。
いつの間にか私は1人になってしまっていた。皆が忽然と消えてしまったのだ。
最初は自分が迷ったのかと思った。
もしかして学年全体で捜索されたりしたらどうしよう…と考えた。
でも一本道だし、迷うはずもないよなぁと思いながら進んでたら、開けたところに出た。
何とそこで皆休憩していたんだ。
勿論前を歩いていた子もいた。
何で消えたんだ、と聞くと「○○(私)が急にいなくなってビビった」と友人たち。
後ろを歩いていた子は私の数十秒後に着いていた。

私以降の奴らが皆歩くのが極端に遅かったんだろうか。
未だに何で私1人がはぐれてたのか分からない。

 

 

数秒のずれ

 

昔、キャンプに行ったときのこと。
食事も終わって水場で洗い物などして皆で集まってる中、バーベキューをした鉄板が川原におきっぱなしだというので、友人Aが取りに行くと言って坂を降りていったのを確認。
近くにいたほかの友人Bとちょっとしゃべって振り返るとなぜかAが。
「あれ?行ってこなかったの?」と問うと
「行ってきたよ~鉄板も洗ったし」と濡れた鉄板を差し出した。

しかし その間数秒でしかない。
川原まで降りていって、しかもかえってきて鉄板を洗うほどの時間はない。
?マーク状態で「いや、だって降りてったの数秒前だよ?」
(私の近くにいた友人も確認してるし、キャンプ場と川原は離れてる)
「普通に歩いて取ってきて今ここで洗ったよ?」とA。
しばらく沈黙しながらも ま、いっか。で終わった謎の事件です。

 

 

降ってきたパイプ椅子

 

5年前の中学3年のとき近くの山んなかの川に釣りをしに行ったときのこと。
釣り始めて10~15分位経ったころ、空からパイプ椅子が降ってきて俺のすぐ側に落ちてきた。

空を見ても何も飛んでないし、周りにも誰もいない。
これ以上不思議な体験したことないなぁ。

ちなみに信じてくれた人は一人もいない。
なんなんだろな…

 

 

巨大な神社

 

7年位前のこと。オレは仕事で京都に出張していた。

泊まっていたのは、七条の三十三間堂の裏にあるホテル。

ある金曜日、三条あたりで後輩と仕事して、祇園神社のすぐ脇の料理屋で晩飯を食った。
今日中に新幹線で帰るという後輩と別れ、オレは酔い覚ましに七条まで歩いて帰ることにした。

八坂の塔を過ぎ、ひたすら南に向かって歩く。
あまり人の通らない、細い道だった。

そろそろホテルにつくあたりで、ふと気づくと今まで一度も通ったことの無い道にいた。外灯も少なく、人も車も通らない。
そしてそこには、巨大な神社があった。
大きな鳥居と、広大な境内。

そしてどこにも人がいない。

ホテルに帰る道がどうしてもわからない。

仕方なく、西に向かってまっすぐ歩く。
加茂川に出ればどうにかなるから。
心細さが募る中、どうにかこうにか加茂川に出た。
後はこれを下流に向かって歩いていけばすぐにホテルに帰れる。

翌日は土曜日で、仕事は休み。
昨日のあの神社に行ってみよう。そう思ってホテルを出た。

しかし何時の間にか四条についてしまった。

 

 

螺旋階段

 

地図にない墓地

 

私の体験を少し書きます。私の父はいわゆる転勤族で私は子供の頃から九州各地を転々としました。その中の○○市(当時はまだ市ではなかったと思います)で体験したことです。当時小学生の私は昆虫や魚を採るのがだいすきで近くの川や空き地によく遊びにいきました。

あるとき私は区役所の横にある小川(っていうかドブ)に魚を採りに行こうと思い区役所までは家からかなり離れていたので自転車を兄に借りて一人で行きました。小川について魚とりを始めると小川の対岸に小さな道があり何か虫がいるんじゃないか?

と思い対岸に渡りどんどん小さな道を進むと下へと続く石でできた螺旋階段がありそこはホントに不思議な場所で柿やびわがたくさん実り見たこともないとんぼ(真っ白)がゆっくり飛んでいました。階段を下まで降りると小さな池。

その池の中にはたくさんの当時見たこともない時計(今思うと古い洋時計)がすててありました。私はそこに入った時からなぜかとても心地よい気分になっていたのでしばし階段に座ってましたが、日が暮れるので帰ろうと思って階段を上ると区役所の裏が目の前に見えたので、区役所の裏と覚えて家に帰りました。何日かして母親と区役所の中の図書館に本を借りに行ったついでに母親と一緒にその場所に行こう思いましたが小川の対岸は田んぼばかりで小さな道はまったく見つかりませんでした、その後一人で何度かいきましたがちゃんといけました。

その後私はまた引っ越し十数年たってたまたま仕事の途中車でその市を通りかかりあの場所をついでに見てみようと思い行きましたが小川はあるものの田んぼばかりで道は見つかりませんでした。その足でついでに近くの友人を訪ね、この話しをしましたが、友人は

「俺もあの小川でよく遊んだけど区役所の裏は昔から田んぼだけでそんな場所は絶対ありえねぇっ」て言ってました。

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