今まで経験した不思議な話【全3話】 – 奇妙な体験談

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今まで経験した不思議な話【全3話】 - 奇妙な体験談 不思議系
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2chに投稿された不思議な体験談『俺が今まで経験した不思議な話』を読みやすくまとめました。

俺が今まで経験した不思議な話
引用元: https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1462279830/

 

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今まで経験した不思議な話

 

エピソード1 電車の光

 

俺が5歳のときの話
幼少期の数少ない記憶の中で1番鮮明に覚えている話だ
空がオレンジ色に染まっていた秋の夕暮れ
保育園の帰りの車の中

俺は親の車の助手席に座って窓の外を見ていた
家の近くの線路沿いを走っていたとき、
前から電車がきた。
しかし、その電車のライトの部分がおかしい
ゆらゆら赤いものが揺れているのである

その正体は車と電車がすれ違う瞬間にわかった
火の玉だ
火の玉が電車を引っ張るようにして空中に浮いているのである
しかも、電車と火の玉の間には空間があり、物理的にはありえない状態だった

そして、この話には続きがある

その火の玉を見た日、いつもは早寝をするが、何故か寝付くことができなかった
すると、外から消防車や救急車の音が聞こえる

だいぶ近くらしいので夜も遅かったが、親と一緒にみにいくことになった

家の近くの線路沿いで電車と車の接触事故があった
そしてその現場はあの火の玉を見た場所で、その事故で車の運転手が1人命を落とした

俺が見たあの火の玉は何だったのだろう

終わり

エピソード2 三つ目の猫

 

皆さんのいた学校には七不思議といったものはあっただろうか?
代表的なものとしては、音楽室の肖像画や二宮金次郎像が勝手に動いたり、トイレの花子さん、開かずの間が有名だろう
そして、学校の七不思議を全て知った者には不幸が訪れる

さて、これは俺がいた小学校の七不思議の一つ、”三つ目の猫”の話である

当時、クラスの男子の間で七不思議ブームが訪れていた。
噂や上級生から聞いた話をして、休み時間に話していた。

そして、七不思議ブーム中に聞いた話の一つに”三つ目の猫”というものがある
“三つ目の猫”とは、プールの下に住み着く、額に三つ目の眼を持つ化け猫のことだ
俺らの学校の七不思議の中で、見た!という人がもっとも多い話である
しかも、昼間の学校でも見れる可能性があるのでエンカウントしやすいのだ

この話を聞いて好奇心に満ち溢れた俺は早速、七不思議探検隊を結成する
当時仲の良かった一個上の先輩2人とおとなし目の同級生の4人で”三つ目の猫”に会いに行くことになった。
化け猫を見つけるため、昼休みの20分間をつかい猫の出入りしやすい格子の隙間からプールの下を覗くことにした

格子は全部で3つあり、はじめに1番猫の出入りが激しい格子から見に行くことにした
化け猫という未知な存在への恐怖と好奇心が俺たちの胸を弾ませる
俺たちは格子の隙間から中をくまなく探した
しかし、化け猫どころか猫1匹いやしない
五分くらいしたところで次の格子へ移動する

2つ目の格子を覗いてみたが、やっぱり猫1匹いない。
五分くらいたったので次の場所に移動しようとした瞬間、猫の鳴き声が聞こえた

格子の中から聞こえてくる

俺たちは格子の中を覗いつみた
2つの黄色い目の猫が1匹いる
形は分からないが、目があるのはわかる
その猫は俺たちをずっと見ていた

そして、次の瞬間、その2つの黄色い目と目の間に、1つの黄色い目がすっと開くのが見えた

三つ目が見えた瞬間に俺たちは叫びながらその場から走って逃げていた

それ以来、格子の中を覗くような真似は在学中1回もしてない

終わり

エピソード3 死んだはずの自分

 

これは中学生だった俺が夏の職業体験のときにした話
この時、一緒に職場体験をしていた友人が俺の他に3人いた。

1人目は大人しい性格のトモヤ
2人目は自称霊感持ちのシュン
3人目は特にこの話にあまり関わりがないので割愛

確か、きっかけはお昼休憩にした霊感の話だった
今までに体験した怪談を語っていくうちに
シュンが自分が霊感を持っていることを打ち明けてくれた
それがきっかけで俺も霊感あるかもしれないと暴露した

実際、あの火の玉以降、霊らしきものを見たことはない
しかし、物が勝手に落ちたり、誰もいないのに視線を感じたり、誰かの気配を感じることはしょっちゅうあった

そして、そういう時には必ず寒くないのに鳥肌が立ったり、背中がゾクッとした

さらに、ばあちゃんが並ならぬ霊感の持ち主であったり、母さんも時々見るくらいに霊感はあるので、俺も持っているのかもと思っていた

そして、この職場体験中、初日から思っていたのだがトモヤに近づくと鳥肌が以上に立つ
半径1メートルに入るとヤバいやつだなって思うくらいのを感じていた
それをシュンも感じていたらしいのか、トモヤに切り出した

「トモヤ、お前憑かれてない?」

すると、シュンも思い当たる節があるのか語り始めた

要約するとこうだ
四年生のころから性格的に大人しくなり始め、最近になって無気力になったり、生きているのがどうでもよくなるらしい

そしてこの話を聞いた俺は面白半分な気持ちでこう言ってしまったのだ

「じゃあ、除霊してみようよ!たぶん、俺じゃできないけどwww」

今思えばこんな事言わなければ良かったと思っている

その日の職場体験を終わらせると、控え室で早速除霊を試してみた
テレビとかでやるような除霊ではなく、
その場で思いついた自己催眠のような方法だ

まず目を瞑らせ、精神集中させる
次に暗闇の中に自分一人だけのイメージを想像してもらう
次に濃い霧を想像させ、視界を悪くしたあとにだんだんと霧が晴れていく

たったこれだけだ
なんてことなさそうに思えるし、俺自身こんなことで除霊とかできないと思いながら除霊を始めた

俺がトモヤに指示を出し、トモヤが実行する

目を瞑って、精神集中して、

-うん

トモヤは今暗闇の中にいる、トモヤ一人だけ、

-うん

周りに霧が出てきた、どんどん濃くなって目の前が真っ白になってくよ

-うん、なんか寒くなってきた

え?

-ちょっと肌寒い

この時にやめておけば良かったのかもしれない
しかし、俺は続けてしまった

 

霧が晴れてきたよ、何か変わった様子ある?

-・・・目の前に、頭が、血だらけの、小さい頃の、・・・自分がいる

俺はヤバいと思い、トモヤの身体を揺さぶって除霊をやめた
その瞬間、トモヤの目から大粒の涙が出てきてこう言った。

「あれ?俺、なんで泣いてんの?」

俺とシュンは目を合わせて、マジでヤバいということに気づいた

 

それから、トモヤは除霊をしてもらいに行った?
トモヤが見たのは小4のときに交通事故で死んだ自分だった。
どうやら、中学生のトモヤを見て、生きていることが裏ましく、遊びたかったらしいのだ。

 

もし、それが本当なら別の世界で死んだ少年トモヤがこの世界で生きているトモヤについたことになる
もしくは、少年のトモヤに似た少年がトモヤについた
もし、トモヤがあの時演技であそこまでしていたのなら立派な俳優になれそうである

そしてこの出来事がきっかけで、俺の霊感と厨二病が全盛期を迎えることになる

終わり

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