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『闇の世界』|【狂気】人間の本当にあった怖い話

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『闇の世界』|【狂気】人間の本当にあった怖い話 人間の怖い話
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闇の世界

 

友達と一緒に、京都から北へ車を走らせていた。
深夜にかかり、午前1時過ぎ。
辺りは民家がまばらにある程度の静かな場所。
赤信号で車を止めていると、前の車のトランクが少し開いているのに気がついた。
でも別に注意してやるほどの事でもないので、それ以上気にもせず信号が青に変わるのを待っていると、突然そのトランクが跳ね上がり、中からパジャマ姿の男性が転げ出てきた。
中年の痩せた男性で、口にはさるぐつわ、両手は後ろ手に縛られている。
立ち上がり、ヨタヨタとこちらへと向かって歩きだし、本当に必死で泣きそうな顔をこちらへと向けていた。
何事かと二人で驚いていると、前の車の運転席と助手席からいかにもな男たちが出てきて足早にこちらへと歩いてきた。
男性をいとも簡単に捕らえると、自分たちの目の前でおもむろに拳銃を取り出し、それで男性の後頭部を思いっ切り殴った。
男性がぐったりと崩れ落ちると、その体を再びトランクへ押し込み、しっかりと閉め、こちらも振り向かず無言で運転席と助手席に戻ると、青になっていた信号を何事もなかったかのように走らせていった。
しばらくその場で呆然としていたが、後ろから来た車のクラクションで我に返り、携帯から警察に連絡した。
10分くらい経ってパトカーが到着し、見たままの様子を分かる限り説明したが、その場ではそれ以上どうする事もできなかった。
その後警察署まで付き添い、そこでも説明したものの、大して変わらなかった。
それから気をつけてニュースを見ていたが、関係のあるようなものは見つからずじまい。
目の前で起こった事があまりにも非現実的で、今でも信じ難い思いはあるが、いわゆる「闇の世界」というものが本当に存在することを初めて実感した出来事だった。

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