大奥義書における序列
「大奥義書」によると、地獄は皇帝ルシファー、君主ベルゼビュート、大公爵アスタロトの三柱を頂点に支配されていると考えられています。
その配下に、宰相ルキフゲ・ロフォカレ、大将サタナキア、司令官アガリアレプト、中将フルーレティ、旅団長サルガタナス、小将ネビロスの6柱による上級支配者がおり、この六柱がさらに三柱の悪魔を配下に置いているとされています。
悪魔のリスト
多くのグリモワールと同様に、大奥義書にも悪魔の階級構造が紹介されており、この本によると、地獄は三柱の精霊が支配しているという。
支配者たる三精霊
皇帝:ルシファー (悪魔王サタン)・・・堕天使の長
君主:ベルゼビュート・・・異教徒の神バアル・ゼブブと同一とされる。
大公爵:アスタロト・・・堕天した座天使の位階。
これらの支配者の配下に六柱の上級精霊があり、これら上級精霊が三柱ずつ合計十八の精霊を指揮しているという。
六柱の上級精霊とその配下
宰相:ルキフゲ・ロフォカレ
配下の精霊:バエル / アガレス / マルバス
大将:サタナキア
配下の精霊:プルスラス / アモン / バルバトス
司令官:アガリアレプト
配下の精霊:ブエル / グソイン / ボティス
中将:フルーレティ
配下の精霊:バティム / ピュルサン / エリゴル
旅団長:サルガタナス
配下の精霊:ゾレイ / ウァレファル / ファライー
少将、総監督官:ネビロス
配下の精霊:アイペロス / ナベルス / グラシャラボラス
大奥義書とは、悪魔や精霊などの性質や、それらを使役する方法を記した魔術書グリモワールの一つで、旧約聖書の頃の『ソロモン72柱』とよく似ています。
キリスト教以前の悪魔の順位が『ソロモン72柱』で、以後の順位が『大奥義書』での順位と言うこともできます。
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