ソロモン王の召喚術 Solomon’s Summons
ソロモンの鍵
ソロモン王は『列王記』にも登場する古代イスラエルの統治者であり、あらゆる分野に博識で優れた王であった。また彼は召喚術をも行う魔術師でもあり、『ソロモンの鍵』という数冊からなる魔術書を書き残したという。この本には十のセフィラーに対応する精霊や天体、カバラ的な用語の含まれた呪文が書き記されている。
召喚術
アイテム
ソロモンの指輪:あらゆる動物や植物の話を理解することができる。
ペンタクル:同心円の図形、神や天使の名前が描かれ、術者が呼び出した相手を従わせるのに使った。
精霊召喚
悪魔や精霊は天体の影響を受け、自然の位相にあった相手しか呼び出すことができない。魔法円を組み合わせた魔法陣を描き、これは呼び出した相手を封じる目的と自分自身の保護のためであった。召喚に使う呪文には神や天使の名前が使われ、天使の名にはミカエル、オフィエル、メタトロンがよく使用された。召喚が成功すると今度は相手との交渉が始まり、場合によっては供物を捧げることもある。だがソロモン王の召喚術の特徴は、神の威光のもとで自分の方が相手よりも上位にあるという態度でいることであった。
七十二柱の悪魔召喚
この七十二柱の悪魔はみな地獄の魔王であるが、ソロモンの王の時代の当時は精霊と悪魔の区別はなかった。この悪魔たちは真鍮の容器に封じられ湖に沈められたが、後に引き上げられ、知らない者がこれを開けてしまい再び解放されたという。
以上、『ソロモン王が使役した72柱の悪魔の序列』を紹介しました。
「ソロモン王72人の悪魔」とか「ソロモン72柱」という言葉、アニメや漫画、映画などで聞いたこともありますよね。TVアニメ「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」に登場するモビルスーツもこれらの名前が冠されています。
この悪魔の名前は悪魔名鑑として有名な「ゴエティア」というグリモワール(魔術の書物)に記述されているんですね。
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