有名な世界の魔女83種一覧|神話・伝承・実在・ファンタジーまで

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有名な世界の魔女83種一覧|神話・伝承・実在・ファンタジーまで 神話・伝説
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世界には、神話・伝承・歴史・文学の中で語られてきた“魔女”が数多く存在します。
人々の恐れや祈り、自然への畏敬が形となって残った存在であり、その能力や起源は地域ごとに大きく異なります。ここでは ヨーロッパの古典的な魔女からアジアの妖術師、アフリカの呪術女、さらには有名物語の魔女までまとめました。

求めている“魔女像”が、この一覧の中からきっと見つかるはずです。

 

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有名な世界の魔女 一覧

本記事の魔女リストは、神話や伝承をもとに“創作向けの名前リスト”としてまとめています。

地域や時代によって解釈が異なるため、詳しい内容を深掘りしたい方は専門資料もあわせてご参照ください。
物語の世界を楽しむ気持ちでご覧いただければ幸いです。

 

1 ヨーロッパ神話・伝承の魔女

  1. キルケー(Circe) – ギリシャ神話に登場する最も有名な魔女。薬草と変身術に精通し、人間を獣に変える強力な魔術を使う。
  2. メーデイア(Medea) – コルキスの王女であり魔術師。薬術・呪術・予言に優れ、『アルゴナウタイ』で名高い大魔女。
  3. 魔女ベルタ(Perchta) – アルプス地方に伝わる冬の魔女。善行の子には祝福を、悪い子には罰を与える二面性を持つ。
  4. ホルダ(Frau Holle) – ドイツ民話に登場する冬と家事の魔女。雪を降らせ、農耕・呪術・家庭の運命を司る女性霊として語られる。
  5. ワルプルギスの魔女 – ドイツや北欧の伝承で、ワルプルギスの夜にブロッケン山へ集う魔女たちの総称。魔女集会(サバト)の象徴。
  6. エリクト(Erictho) – ルカヌス『内乱』に登場する古代ギリシャ・テッサリアの黒魔女。死体を蘇らせる屍術(ネクロマンシー)の使い手。
  7. カナイデ(Canidia) – ホラティウスの詩に登場するローマの魔女。呪術・毒薬・恋愛魔術など、実在の魔女像と神話的恐怖が混ざった存在。
  8. ティーフェンタラーの魔女 – アルプス地方に伝わる山間の魔女。地域ごとに呪術・予言・天候操作などの伝承が残る。
  9. ワイルドフラウ(Wildfrau) – 中央ヨーロッパの森に住む“野の女性”。薬草・治癒・呪術を扱う魔女的精霊として語られる。
  10. ストレガ(Strega) – イタリアの伝統魔術を行う女性魔女。薬草・護符・呪文を用いる地域の魔術師として現在も語られる。
  11. ベネヴェントの魔女(Streghe di Benevento) – 南イタリアの魔女集団。黒クルミの木の下で集会を開く伝承があり、変身術や夜の飛行と関連づけられる。

 

2 ケルト・ゲルマン系の魔女

  1. カリャク(Cailleach) – ケルト地域に伝わる冬と嵐の老魔女。山をつくり季節を操るほどの自然支配力を持つ。
  2. モルガン・ル・フェイ(Morgan le Fay) – アーサー王伝説の魔女。治癒・呪術・幻術を操り、英雄たちの運命に関わる強大な魔女。
  3. ヴィヴィアン/ニニアン(Viviane / Niniane) – 湖の神秘的な女性。魔術を使ってマーリンを封じた伝承から“湖の魔女”として語られる。
  4. 黒いアンナ(Black Annis) – イギリス、レスター周辺に伝わる洞窟の老魔女。青い顔と鋭い爪を持ち、人食いの呪いで恐れられた。
  5. グリンデルの魔女(Grindylow Witch / Fen Witch) – イギリスやケルト地方の湿地に住む魔術女。地域差が大きいが呪い・変身・水辺の魔力を持つとされる。
  6. ヴォルヴァ(Völva) – 北欧における女呪術師・予言者の称号。セイズ(魔術)を操り、王や戦士から恐れられた。
  7. グリーム(Gríma) – アイスランドのサガに登場する伝承的女呪術師。呪い・儀式魔術に精通した実在伝承の魔女。
  8. ヘルガ(Helga the Witch) – 北欧の民間伝承に現れる魔女。変身術や呪術を使い、旅人や戦士を試す存在として語られる。
  9. ニヴルヘルの魔女 – 北欧神話の死の国ニヴルヘルに棲むとされる魔女的女性。死者の霊・呪術・寒気を司る存在として語られる。

 

3 スラヴ・東欧の魔女

  1. バーバ・ヤーガ(Baba Yaga) – スラヴ民話を代表する森の魔女。ほうきで空を飛び、呪い・予言・変身術を操る強力な魔女的存在。
  2. サモディヴァ(Samodiva) – ブルガリアやバルカン地域に伝わる森の妖女。踊りで人を惑わせ、呪術や魅了を使う“森の魔女”として語られる。
  3. ストリゴイカ(Strigoica) – ルーマニアの夜の魔女。吸血・変身・呪いを行うとされ、ストリゴイの女性形として最も恐れられる存在。
  4. ババ・ドクシャナ(Baba Dochia) – 冬を司る老女の魔女。季節の変化や厄災を操るとされ、年中行事と結びついた強い魔女的象徴を持つ。
  5. ヴィラ(Vila) – 南スラヴ地域の山の妖女。舞踏・風・呪術を操り、人間を惑わせる“魔術的妖女”として恐れられる。
  6. モラーナ(Morana / Marzanna) – スラヴの冬と死を司る女性の霊。季節を操り、災厄をもたらす“冬の魔女”的存在として扱われる。
  7. ポルデニツァ(Polednice) – チェコの正午に現れる女魔。熱病や狂気を与える呪術を持つ“正午の魔女”。
  8. ハラ(Hala / Ala) – バルカンの嵐の魔女。雹嵐や暴風を呼び、作物を枯らす呪術を持つ恐るべき魔女的存在。
  9. マーヴァ(Mavka) – ウクライナの森の妖女。歌声と美貌で旅人を惑わせ、魂を奪う魔女的な魅了能力を持つ。
  10. ラスカヴィツァ(Raskovnica Witch) – スラヴ民話の魔女。秘薬・霊知・呪文の知識を持つ“薬草魔女”として知られる。
  11. ジエフナ(Dziewanna / Devana) – 一部地域で魔女的側面を持つ森の女性霊。狩猟・変身・魅了の力を持つ。
  12. ウィッチ・オヴ・カーロ(Karlo Witch) – クロアチア地方に伝わる女魔術師。呪い・家畜被害・嵐を操る魔女とされた。
  13. ヴァラーレ(Valac / Valacina) – ルーマニアの夜の魔女。家畜や子どもに害をなす呪術を使う女性の悪霊。

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