【まとめ】笑える話・面白い話 – 短編集｜全50話 Vol.11 | ページ 3

幼稚園の頃。
父親が居間で、何か事務仕事をしていた。
私と、同じく幼稚園児の姉は、父親に構わず居間で走り回って遊んでいた。
父、「気が散るからやめなさい！」と怒る。
「気」が何なのかよく分からず、
体内にある液体状のエネルギー体か何かだと咄嗟に思い込んだ私は、小声で姉に尋ねた。
「気が全部散って無くなったらどうなるの？」
姉、「死ぬ。」
父が吹いた。

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何も分からない新入社員のＭ君が
クレームの電話を取ってしまった時の対応
「あの～　その件、僕では～
分かるか分かれへんか
分かれへんので分かるもんに代わりたいんですが
分かる者が分かりませーん」

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飯食いにファミレス言ったんだけど、注文聞きに来た店員がものすごい噛んでる

「ちょ、注文をお聞きます」
とか
「はい、かしこまりましゅた」
とか。

別に新人な訳でも無さそうで、本当普通の当然の顔して噛むの。
笑っちゃいけない、と思ってなんとか家族の不幸とか考えて笑いを堪えてたんだ

それで俺が頼んだのが「チキンメキシカンピラフ」とか言うメニューで結構美味そうなメニュー。

ｗｋｔｋで待ってたらさっきの店員が持ってきたのね、ピラフを。ゆっくりと。
その時点で込み上げてくる笑い、動揺。
「お待たせいたした！」
と、まさかのハイトーンで盛大な噛みっぷり。
自分の鍵でおもいっきり太ももを突いて笑いを誤魔化して真顔で対応。
「こちらがティキンメキシコチラフになります！」
俺は口からドリンクをぶちまけ、おしぼりで顔を拭きながら

「そこおいといてください…」と肩をビクビクさせ泣き笑いのような形で対応した

チラフは美味かった。

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ずっと前から「あなたに…嫌われたくなかったからよ！」などと
適当なセリフをつけて鏡の前で女優のように号泣するシリアス場面ごっこをしてきたが
最近だんだん飽きてきて、今は「どうしてなのおお！！」とマジ泣きで泣き崩れた
すぐ後にいかに瞬時に「オッパッピー」ができるかという訓練に勤しんでいる。

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小学生の頃。
動きながら写真に写るとブレて写ることに気付いた。
それからというもの、写真に写るたびに頭と手足を高速で動かして「マッハ！マッハ！」と喜んでいた。
結果、思い出のアルバムはマッハな俺で埋まった。
まともな写真は一枚もなかった。

オレ疲れてるなと感じた瞬間あげてけ

55 ID:M8YIwc0y0
メガネを付けた上にメガネをつけそうになって、
「あ、間違えた」って言いながらメガネをゴミ箱に捨てた

65 ID:IGN1PfXwO
冷凍庫にタイツが冷凍してあった

128 ID:qzwClyw80
参考書を探していて訳が分からず冷蔵庫を開けて
「参考書はどこだ？」って言ってお茶取り出したとき
お茶すぐに戻したがあの時だけは自分の行動が怖くなった

96 ID:HPj25PopO
帰宅後、玄関に着いて懐からSuicaを出す

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恋人がファラオ①

「うふふーうふーふふふー」
「どうしたのニヤニヤして、宇宙始まって以来の気持ち悪さだよ」
「いやーあのねー実はねー　彼女が出来ちゃってさー」
「おお、良かったじゃん。おめでとう。どんな子なの？」
「いや普通だよ、普通の女の子、OLやっててー」
「へぇーOL」
「うん、そんでファラオなんだけど」
「ファラオファラオファラオ
えーと、ごめん、他人の恋愛に首つっこみたくないんだけどさ
ファラオって、エジプトの昔の王様だよね」
「うん、まあ、王様」
「まあ、って。どうやって知り合ったかがスゲー気になるところだけど」
「いやそれはmixiとかだけど」
「mixi！？」
「”家の周りが砂漠”コミュでね」
「彼女はともかく何でお前がそれに入ってるのかが最大の疑問点だよ」
「mixiのプロフィール見て、あーこの子ファラオなんだー、って」
「何でそこすんなり受け止めれるんだよお前
ストライクゾーン広すぎだろ、球場全体を覆ってんぞ
ファラオとか、どういう女だよそれ」
「いやいや全然、普通の子だよ」
「普通じゃねんだよファラオの時点で。だいたい何して遊んでんだよファラオと」
「いや彼女の家いったりして」
「あ、そこは普通だな意外と
でもアレだろ、どうせ家がおかしなことになってんだろ」
「んなことねえよ、普通のマンションだよ」
「ファラオのいるマンションが普通だと思えるお前に乾杯だよ」

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恋人がファラオ②

「普通だって、普通の3LDPだよ」
「3LD,P？Pって何だPって」
「ピラミッド」
「やっぱ普通じゃねえよ！
何で間取りにピラミッドが含まれてんだよ
部屋の真ん中にピラミッドとかあったら邪魔すぎるだろ」
「いやセパレートセパレート」
「うるせえよ　セパレートってことはユニットタイプもあるってことじゃねえか、どんな家だ」
「いや別に普通じゃん？」
「例えエジプトに生まれててもそういう考えにはならねえわ
だってお前、家入ったら、目の前にピラミッドがドーン！　だろ？」
「うん」

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恋人がファラオ③

「普通はそこで帰るよ、意味わかんねーもん」
「そうかな、普通にお邪魔しまーすって入って、痛っ、イタタっ、痛い」
「ホラなんかやられてんじゃねえか、呪いとかかかってんじゃねえの？」
「いや、血吸いコウモリが」
「嫌すぎるわ！　何で血吸いコウモリがいるんだよ！」
「ピラミッドに血吸いコウモリがいても不思議でも何でもねえだろ？」
「家の中にピラミッドあることが不思議以外の何者でもねえんだよ！」
「まあそんな感じで土日はもっぱら彼女とピラミッドかな」
「なんだもっぱら彼女とピラミッドって」
「オイオイ、女の子とピラミッドでやることは一つに決まってんじゃねえか」
「わかんねえよ！
俺エジプトと結構関係ない人生歩んできたからわかんねえんだよ、ピラミッドで何やんだよ！」
「UNOだろ」
「ピラミッド以外でやれー！　何ならリビングで充分できるだろうが！」
「いやリビングなんか砂っぽいし」
「明らかにピラミッドのせいじゃねえか！」
「しかも何か狭いんだよね」
「ピラミッドどけろー！　古代から現代に模様替えしろよ！
あのね、絶対別れた方がいいってそんな女、やめとけって！」
「いやそれは無理」
「何でよ」
「別れたら呪い殺すって言われてるし」
「ああ、そりゃ無理だわ」