【画像】『日本一周バイクの旅』まとめ

あまりに寂しくてスレ立てしちゃいました。スレ立ては初めてなのでみなさんお手柔らかに

神奈川出発のninja250乗りです。
現在は倉敷のバイクステーションに泊まってます。一人しかいなくて寂しい・・・
明日は瀬戸大橋を渡って四国エリアに入ります

レスありがとです。その点自分は４月から強制ノージョブなんで心配無しですw

卵かけごはんも後楽園アイスもうまいです。

四国はカルストがいいらしいですねえ
自分が一昨年走った時はあまりそういう事を知らず
また日本全国の中央開催の競馬場を全制覇したいという野望があったで四国は2泊しかできないみたいな制限があって
殆ど上の道利用という残念な事になったけど、まあまた機会があれば是非行ってみたい

あと自分が走った時に一番印象に残ったのは宇和島の鯛めし、これかな

12日目です

宿を出て１時間弱くらい南に行ったところにある祖谷そばの店に行ってきました。
十割ソバなのでブツブツ切れるのが新食感でした。
天ぷらも汁も激ウマです。

次は徳島にある徳島ラーメンの有名店に行こうと思いました。
スマホナビを見ると、また宿の方向に戻ってから192号線で行くといいよと出たのですが、あえて山道の439でいくことにしました。
このコースは徳島まで100キロくらいなのですが、
・路面がデコボコで砂利だらけ
・どうみても一車線なのに対向車がくる。
・ひたすら見通しが悪い急カーブ急勾配
・ガードレールがぶつかったあとだらけ。向こう側は深い谷底
と40キロくらい悪路が続きました。正直後悔しましたw
地元の人も避けて通るらしいですw

途中の村を通るときに、突然人形が大量に現れました

続く

徳島市いのたにです。トンコツ醤油というよりは醤油トンコツといった具合で、肉そばの要素を少し入れたようなラーメンです。
ってかコレ、いのたにの方がおいしいですけど、壱鵠堂の肉玉ラーメンに激似です。
売れてると知って壱鵠堂が真似したんですかね？チェーン店恐るべし。

店をでたら17時前でした。蕎麦屋に入ったのは10時前のはずなんですけどwww
疲れたので3500円の宿に入りました

デジカメのは残ってますけどw

静岡県浜松市のしらす丼と、愛知県の名古屋城です。
しらす丼は普通でした。名古屋城は中の展示が凄かったですね。桜と足元の玉砂利もキレイでした

三重県志摩市にある天照大神の天岩戸と近くの一本咲きのオオシマザクラです
穴からの水は名水100選です

和歌山県那智の滝と奈良県12滝です。
那智の滝は一段落差130メートルで日本一です。自分入りのしか残ってなかったw
１２滝は落差100メートル。12段に別れてます。国道走ったら突然現れました。

奈良公園です。鹿せんべいを持ってると囲まれ、三秒以上あげないと裾をガブガブ甘噛みされてヨダレだらけにされます。でかいからかなり怖いです。５束買っちゃいました

大阪道頓堀です。たこ焼きうまいですね。東京との一番の違いは、並んでる店のうち飲食店の割合が圧倒的に多いことでしょうか。

兵庫県明石市の卵焼き(明石焼き)です。
卵の割合が多いたこ焼きみたいなもので出汁につけて食べます。今までで５本の指に入るうまさでした。

13日目

叔父から高知市のひろめ市場がいいと聞いて向かうことにしました。昨日楽しかったので今日も山ルートの195を使って180キロです。10時出発です。朝ごはんはビジホについてたインスタントカフェオレです。

30キロほど進むと野菜直売所があったので寄りました。
惣菜コーナーを見ると、魚がまるごと乗ってる弁当がありました。
聞いて見ると、この辺では川魚も海魚も酢漬けにして酢飯にのってける姿寿司というのが地元の食べ物らしいです。
売店のおばちゃんはどこでもあるものだと思っていました。ちなみに高いので買いませんでした。

昼御飯に名前がわからない柑橘類を買いました。三個100円です。
売ってる野菜すべてに野菜名が表記してありません。生産者の名前と値段のみです。
「野菜の名前すらわからないやつは買う必要なし！」
ってことですかね。玄人向きです。

途中で看板があったので見てみると「新四国八十八ヶ所」とあります。
なんと一周7キロのコースを巡るだけでお遍路を終わらせられるというものです。
三つ目の写真の右端が第一番なのですが、バイクの左側に微かに見える赤い屋根の祠が第二番です。
ちょいと間隔が短すぎな気もします。
とりあえずコースをバイクで走ってお遍路終了です。

と思いきや迷いました。お遍路出来ません。
適当に走ってるとよくわからない施設発見です。
色々見てると「ゆ」とあります。
中に入ってみると、蛇口をひねれば温泉が出てくる素晴らしい風呂がありました。
滝を見ながら入れる無料の公衆浴場ですかね。
うらやましいです。
最後の写真のところで昼食にしました。柑橘類を二個食べて残り一個は明日の朝食です。
自分は種も房の皮も食べる派なのでひたすら苦くて酸っぱいですが、うまかったです。

山を抜けてあと30キロのところで休憩してると、うしろの方にでかいバイキンマンロボが建ってました。
やなせたかし記念館です。
どうも子供が多いなと思っていました。
天丼マンかっこいいですね

16時半です。
ポツポツと雨は降ってきてたのですが、本降りになってきたので、閉まっている石材屋の軒先で雨宿りをしていましたが、近くに喫茶店があったので入りました。
60過ぎの夫婦が経営している店で、ずっと話に付き合ってくれました。
注文した紅茶の他にチョコと緑茶ももらいました。とってもいい人達です。
おじさんも若い頃バイクで旅をしたそうです。

オジ「金がなくて一週間水しか口にしないで走り回ったよ！」
オバ「高知の男はいごっそうだからね～」

凄いし意味がわかりません。
ってか高知弁が難しくて会話の３割くらいが伝わりませんでした。ホントすみません。

http://i.imgur.com/Gy6k8XN.jpg

14日目

高知では雨が降ってる。。。

それなのに暖かい。。。

きっと住んでる人達が暖かいカラ。。。

そぅ。。だからもぅ。。。

みんなとふれ合いたいってゅうコト。。。

なのに空から降る大粒の雨。。。

もぅマヂ無理。。。

ぅしじまくん一気読みしょ。。。。

『９時間パックでお願いしま～す』

15日目

寝坊しました。起きたら10時30分です。
清掃の人に平謝りしてフロントの人と雑談をしてたらもう昼前になっちゃいました。
うどんが食べたくなって近くのうどん屋に行ったらなかなかのお値段です。
セルフうどんが安いのは香川県だけなんですね。
撮影前に一口食べて混ぜちゃいました。
すみません。
そういや土佐犬を見てないことを思い出しました。
大和、銀、ウィード、オリオンを揃えてる身としては外せません
ですので南に１時間弱の土佐犬センターに向かいました
海岸線沿いに高さのある道があるのですが、カーブの時に視界内が青空で埋まる瞬間があります。
吸い込まれそうです・・・

歩いて５分の所に竜馬像があるみたいなので先に向かいました。
13メートル以上で思ってたよりもデカイです。
土佐の海はキレイですね。やや荒いですが。
土佐犬センター内の土産物屋です
ぬいぐるみ激烈にカワイイです

一昨日時間が無くて寄らなかった龍河洞にいきました。１時間くらいですかね。
洞窟手前の売店で50円の文旦を買いました。
夕食代わりに奥で食べようとしたらもう一個くれました。
オバチャンいい人です。

二軒ほど奥の刃物屋で店主から刀鍛冶と刀の素材について30分ほど話を聞きました。
そのあとさらに龍馬の刀は本当は直刀なんだと言うことについて30分ほど語りました。
めちゃめちゃ熱かったです。

洞窟を出て帰り道にまたもや刃物屋の売店があったので、なんとなく先程の龍馬の直刀の話をしたら、龍馬の刀が直刀っていうのはデマだという話を30分くらい語りました。
やはりめちゃめちゃ熱かったです。
・・・どっちが本当なんでしょうね？
どちらも「高知の恥だから真実を知って欲しい！」と言ってました。
やはり高知県民としては坂本龍馬は重要なんですね。

刀話をしてるうちに珍鳥園はしまっちゃいました。
行きたかったです。

昨日と同じホテルに帰って明日こそ早起きを目指します

山道に入りしばらく走るとラーメン屋豚太郎です。
この名前のラーメン屋は四国に入ってから10回は見ました。
四国拠点なんですかね。
近隣に店がまったくないのに営業してるところに興味をそそられ入りました
マンガが100冊以上あるのが素晴らしいです。
このラーメンは味噌かつラーメンです
ニンニク入れますか？と言われてラーメン二郎を思い出しました。
二郎行きたいです。
普通の味噌ラーメンですが、注文してからカツを揚げるのでサクサクでおいしいですね。
食後に刃牙を読んでたら10冊読んじゃいました。
すでに13時半、貴重な時間が・・・！
会計の時に店主のオバチャンが勘違いしました。

「味噌ラーメン620円です」
「味噌かつだから850じゃないですか？」
「ああそうね。・・・あんまりにも長いからねえ(ボソッ)」

マジすみません

439から48へのコースにしたのですが、ここからは急勾配の登り坂です。
あっという間に標高が上がっていくので気圧がガンガン変わり、こまめに耳抜きをしないと耳がツンツンするほどです。

山間の畑や民家の間を縫うように上がっていきますが、軽トラとバイクがすれ違うのにギリギリの幅しか無いにも関わらず、ガードレールがありません。
もちろんヘアピンの連続です。
舗装が比較的ましなのが救いですが、今までで一番恐怖を感じました。
必死過ぎて写真忘れました・・・

宇和島にある食べログ先生オススメの鯛めし屋に行きました。
鯛めしセット(950円)とじゃこ天のはらんぼちぎり揚げ(500円)です。
鯛の刺身、ワカメ、卵を混ぜたものに特製出汁醤油入れたものをご飯にかけて食べます。
なんと嬉しいご飯お代わり自由です。
お味は・・・ワカメ入り卵かけご飯の味しかしません。
歯ごたえはあるのですが、自分の舌では卵の味以外はなにも感じませんでした。
まさに豚に真珠ですね。
でもおいしかったです。おひつ２杯食べました。

じゃこ天は、店員のオバチャンにオススメを聞いたらノータイムで教えてくれたものです。
皮の部分はパリパリで究極に皮の薄い揚げたてのから揚げのようです。
中はプリンプリンで、まさに弾けるような弾力でした。
現地でしか食べれないおいしさですね。

すでに日は沈みかけ、松山のホテルまで100キロの気の重い夜間行軍です。
山の近くは街灯が無い上に、虫がシールドにバンバン当たって張り付きます。
かなり気持ち悪いし視界が悪くなりますね。
途中のコンビニで休憩していると、酔っぱらったオッチャンから、鯛めしってのは普通は混ぜご飯のことを言うんだと教わりました。
マジっすか・・・明日食べます。

そんなこんなで松山の3200円のビジホに宿泊しております。
明日は広島入りですね。

17日目

８時半に起きれました！
なんとなく松山駅前をプラプラしてると四角いおにぎりを見つけました。
売店のオバチャンによると、この辺では鳥の炊き込みご飯を丸いおにぎりで食べる風習があるらしく、だからこのおにぎりも四角いんだそうです。
・・・なんだかわかったようなわからないような説明ですよねw

鯛めしおにぎりを発見です。
買ってみましたが、ただの味が薄い炊き込みご飯でした。
自分には鯛は１００年早いみたいです。
前日にコンビニのクジで当たったヨーグルトと合わせて朝飯としました。

まずはしまなみ海道に乗るために今治市に45キロです。
ここでウサギパラダイスの大久野島へ持ち込むエサをイオンで買いました。
ペットフード2.5キロ、ニンジン4本、キャベツ一玉、文旦2個です。
もっと買いたかったんですが、積載の問題で無理でした。
もうこの時点で気分はダイナマイトで膝をやっちまいそうです。

第三島の盛港までしまなみ海道を通って35キロです。
途中の道の駅で伯方の塩アイスを食べました。
塩はほとんど感じられない普通のバニラアイスでした。
観光施設なんだからもっとピーキーな味にしてもいいと思うんですけどね。
ネットではウサギが柑橘類をモリモリ食べてる画像があったので、はっさくをウサギ用に8個購入です。
この時点で餌代1300円オーバーですw

盛港で、こんなにエサを持ってく人はいないだろうと内心ドヤ顔でフェリーを待ってると、他の乗客もやって来ました。
みんなキャリーやアイスボックスを持参しています。
・・・あら？
聞いてみるとみなさん年に何回も訪れるベテランでした。
野菜も小さくカットし、ウサギの好みを把握したチョイスです。
質、量共に自分は下から数えた方がはるかに早いレベルでした。
ウサギパラダイス恐るべしですね。
ウサギの性質やエサやりのコツを教わりました。
ちなみに柑橘類はドン引きされました。
悔しいです。
フェリーに乗るのは20年振りなので大はしゃぎです。
大久野島まで15分くらいでした。

島内は自動車バイクは禁止なので、降りてすぐの駐輪場に停めたのですが、すでにウサギが5.6匹集まってきています！
ふほう！と思い撫でてみるとザラザラします。
皮膚病・・・！横のウサギは片目が潰れてますし、近くには三半規管が狂ったようなウサギもいます。
さらに弱い個体には攻撃をして追いやり、エサ場を確保しようとします。
野生は甘くないってことですかね。
ちょっとショックです。

柑橘類は大不評でした。まるごとだとほとんど手を付けないし、剥いて千切っても皮を食べるのが5割、実を食べるのが2割ってとこです。
意外にも小ウサギは実を食べます。
まだ好き嫌いがないってことなんですかね。
ただ弾かれた弱い個体が、放置されてる実をクシャミをしながら無理に食べてるのを見ると、なんかいいことをしてる気がします。

1キロくらいの範囲をウロウロしてエサをあげてたのですが、グループごとに縄張りがあるらしく、縄張り内に入ると近くによってきてねだりますが、縄張りから1歩でも出ると絶対に近寄ってきません。
言うならばシンボルエンカウント型ＲＰＧのアクティブモンスターみたいなものです。

キャベツをあげてると、バアちゃんが話しかけてきました。
なんでも年に数回はこの島のホテルに泊まりにくるそうです。
ただウサギが近づくと、シッシッ！と言って追い払います。
意味がわかりません。

ベテラン勢や、レンタル自転車に乗って数十キロのペットフードをばら撒き続けるゴッドによって満腹ウサギが意外に多かったです。
2時間ほどウサギと戯れてましたが、エサがなかなか減らず、人があまり来ないところの小グループを狙ってはエサをあげるのがだんだん面倒くさくなってきました。

手ぶらでエサやりを眺めてる外人夫婦を見つけました。

「あの～、ぷれぜんとふぉーゆー！」

外「??○△□※」

「ん～？？？？？？？？」

外「ah・・・thank you」

「いえす！ぐっばい！」

完璧な英語ですね。
余ったペットフードを全部押し付けてきました。

広島の港につき、広島市内にある食べログ先生オススメのお好み焼き屋まで70キロです。
店内は10席ほどしかありませんが、ひっきりなしに持帰りの電話注文が来てて忙しそうでした。
店主にオススメを聞くと、肉玉ソバ、肉玉うどん、カレー焼きうどんと言われたので全部注文しました。
店主いわく、薄く焼いた生地、キャベツ、肉、麺、薄く焼いた卵を重ねるのが広島風お好み焼きだそうです。
むしろ関東みたいな具を混ぜた生地を直接焼くお好み焼きは広島には無いそうですね。
テレビで広島対阪神の野球中継をやってて、店主が食い入るように見てました。
こういうのを見ると旅に出てるなって気がしますね。

肉玉ソバ（650円）
うん・・・おいしいんですけど、キャベツ多めのヤキソバに感じます。
やっぱり普通のお好み焼きの方が好きかも

肉玉うどん・チーズ＋ニンニクトッピング（650＋250円）

見た目が同じなので写真は割愛です。
こちらの方が生地っぽくて好きです。
ニンニクとチーズの相性もいいですね。

カレー焼きうどん（650円）
これはかなりいいです。
具と麺と味付けのマッチングが素晴らしい。
今まで食べた焼きうどんの中で1番です。
ただ広島は関係ないですね。

広島市内にある3000円のホテルに入りました。
近くのコインランドリーに行ったのですが、超レトロです。
明日は広島市内を観光です。

18日目

10時前にホテルを出ました。目的の大和ミュージアムは呉市にあるのでちょいと後戻りになりますが、40キロの道のりをノンビリです。
広島は栄えてますね。道はなかなか混んでます。

途中でうどん屋を見つけたので入りました。醤油屋が母体のようで、自販機で出汁つゆを売ってます。
じゃこ（焼いたトビウオ）がまるごと入ってるのがわかりますかね？
海沿いの山のそばで、営業時間が10～14時にも関わらずひっきりなしにお客が入ってます。
当たりの予感。
店員のオススメのかすうどんを注文しました。

かすうどん大盛り天ぷらトッピング（820円）
激ウマです。今までの人生の中で食べたうどんランキング1位独走です。
じゃこの出汁が最高に効いた甘めの汁が素晴らしいの一言です。
かすとは牛のホルモンを素揚げしたもので、外はグニグニして弾力があり、中はプルプルのホルモンです。これもウマい。
めんは柔らかめでつるつるです。
天ぷらは天かすと中間のようなもので、すぐにフワフワになります。
ワカメととろろ昆布も相性がいいです。

イナリ（100円）
身がぎっしりと入った肉入り五目ちらしが入ってます。

大和ミュージアムです。
戦艦大和を製造した呉市ならではの博物館ですね。
目玉は10分の１スケールの大和の模型です。
なんでも造船歴数十年で大和の製造時も要職についていた方が作成したそうです。
超カッコイイ・・・！
日本男児なら血が踊らなければ嘘ですね。
他にも大和の活躍（？）、兵器や歴史などの展示があります。
特に大和の各部に使われた当時最先端のテクノロジーの展示が最高です。
大和すげえ。

音戸大橋です。
通行が途切れたスキを狙って道路の真ん中から撮りましたw
遠景は第二の方です。
どちらも朱色なので、夕日の方が映えるかもですね。

次は平和記念資料館に向かうべく広島市内に戻ります。
ところが途中であの店が見えてきました。
入りました。

かすラーメン（620円）
出汁があまりにも素晴らしいので、ラーメンの汁にしてもまったく不足はありません。
激ウマです。
かすの油分ともいい相性です。
聞いたところ、うどんと同じ汁だそうです。
どっちも使えるとか、どれだけスーパー汁なのん？
広島に来たらぜひお立ち寄りを。

ひじきおにぎり（100円）
普通においしいです。

ニヤニヤする店員の視線を背に店を出て違和感発生です。
大和ミュージアムを出た時から変だなと思ってはいたのですが、なんだかまったくやる気がでません。
乗ってる時に力が入ってないせいでもともと痛い腕がさらに痛いです。
疲れてるな～と思い、今日は早めにホテルへ入ることにしました。

乙

だし道楽いいお値段w

見てると行きたくなるな…

19日目

広島市のホテルから宮島に出発。
宮島口駅前の駐輪場にバイクを止めてフェリーで宮島に行きました。
宮島は日本3大景観ということは知ってましたが、鹿がうろついてるとは知らずに降りてびっくりしました。
オブジェかと思いましたよw
ここの鹿は奈良公園と違ってエサクレクレはほとんど無いですね。
でも素直に撫でさせてくれるいい子達です。
屋台で焼き牡蠣（2個で400円）を購入。
普通に美味しいです。
ってか焼き牡蠣単品以外は1500円とかするのでキツイっす。
ペったらぽったら焼き（380円）も食べました。
もち米の焼きおにぎりの中に穴子が入ってます。
これで名物の牡蠣と穴子は終了ってことで・・・
買ってませんが鹿ソフトも売ってました。
ソフトクリームの外側に麦チョコがついてるらしいです。
まさか麦チョコを鹿の糞に見立ててるってこと？
センスを疑いますが、ローコストでいいアイディアかもですね。

ここで事件発生です。
男子高校生の集団が騒いでいるので見てみると、鹿が何かをくわえています。
よく見てみると、ストローやらなんやらが入った紙製のゴミを鹿がモグモグしてるのを見て、ゲラゲラ笑いながら写真を撮っています。
周りの大人達は眉をひそめながらスルーです。
これはいけません！

「なあ！それさ、ストローとかはいってんじゃねえの？」

男「え・・・いや・・・」

「そんなもん万が一食っちまったらどーすんだよ？どいて。」

高校生をかき分け、強情にゴミを離さない鹿から無理やり奪い取りました。

「ったく何やってんだ。このゴミ誰のだ？」

男「あ・・・俺のです・・・」

「ほらよ。ちゃんとかたしておけよ。」

男「はあ・・・」

ウヒョーwwwwwwwww俺カックイイwwwwwwwwwwwwやべえテラ男前すぐるwwwwww

テンション爆上げです。
なぜかいきおいのまま二人組の観光客のツーショット写真を五組ほど代わりに撮ってあげ、鳥居をほとんど見ないでフェリーで戻りました。
なにやってんだか・・・

駐輪場に戻ると75くらいのじいさんに話しかけられました。
50年前は毎週箱根を越えて東京まで遊びに行ってたそうで、昔のバイクの話になりました。
昔のバイクは250以下では箱根を越えるのは難しかったそうです。
すぐパンクするし、ドラムブレーキだから途中で利かなくなったりするそうです。
なにより休み休み行かないとすぐにオーバヒートを起こしてしまうとか。
エンジンの外側にアルミの洗濯ばさみをいっぱいつけて外部放熱板としてたなど、色々貴重な話が聞けました。

岩国では錦帯橋と岩国の白蛇を見ました。
この錦帯橋は旅への憧れの一部だったりします。
まあ見てから思い出したんですけど。

白蛇は通常変異体としてアルビノになったりするものですが、この辺には白蛇ばかりが生まれるそうで、1000匹は生息してるそうです。
不思議ですね。

近くに吉香公園という場所を発見です。
1つの視界内に鳥居、茶屋、庭、神社と色んな要素が入るように出来ていて美しいです。
日本の箱庭的な美というやつですね。

この辺りの名産であるレンコンを使ったレンコンコロッケです。
肉厚のレンコンなのに柔らかくて歯ざわりが良く、200円も納得でした。

現在14時過ぎ、ここから下関まで170キロの難関です。25分位で疲れて毎回休憩を入れてしまう自分には厳しいです。

自分は週二で豚骨醤油の店を渡り歩くラーメン厨なのですが、東海以西には豚骨醤油の店が無く不満に感じてました。
ところが豚骨醤油の看板を発見！
入りました。
ラーメン＋メンマ＋味玉・炒飯・ライス×２で満足です。
味はまあ普通に美味しいです。

途中でバイク好きの兄ちゃんに話しかけられました。
なんでも色々なパーツをカスタムしてるそうですが、話してる内容がわかりません。
すみません実はバイク詳しくないんです。
けれど知ったかぶりは得意なので、頷いて褒めました。
応援してくれてありがとう。

他にも走行中に2回も応援の言葉をもらいました。
山口県はバイクに優しいですね。

18時30分くらいに下関に到着です。
下から見る関門橋はすごい迫力です。
瀬戸大橋は外から見れなかったのでちょっと嬉しいです。
火の山公園は明日にしようと思ったのですが、1番美しいトワイライトビューが19時過ぎだそうで、丁度いいので向かいました。
山頂にあるのですが、なかなかの急斜面＋急カーブ。
やっぱり山道はいいですな。
頂上の展望台にはレストランもついてます。
建物の中心を軸に、テーブルが回転して360度の景色が見れます
まあフグ料理のお値段が2000～8000円なんでスルーですね。
目的の展望台に到着です。
すんごいガスってます。あぁ・・・
それでも景色はキレイです。
これは関門橋ですね。

ちなみに駐輪場からここまで30分くらいですが、店員も含め誰にも会ってません。
なんでなのん？超怖いんですけど。
しかも霧みたいのは出てるし、道は迷路みたいだし、街灯はなぜか赤いです。
誰もいないのをいいことに、恐怖を誤魔化すべくアラレちゃん走りで戻りました。キーーーン

下関の3400円のホテルに到着です。
めっちゃ広いです。
シンクもあるし、バス・トイレも広めです。

山口県の北半分は九州に行った帰りですね。

20日目

今日はついに九州入りです。
橋を通るようにナビを設定して、スタートしました。
・・・おやあ？なぜかトンネル突入です。
まあいっか。
最初の目標は60キロほど進んだところにある北九州市のグリーンパークです。
敷地内に入ると道の両端が緑いっぱいでキレイですね。
ここのウリはカンガルーと触れ合えることと、馬やポニーに乗れることです。
サッカーが4試合くらい同時にできそうなでかい芝生の広場があります。
とても芝生が柔らかくて、毛足の長い絨毯の上を歩いてるみたいで気持ちいいですね。
なんとなく予想はしてましたが、小学生と幼児連れの親子ばっかりw
ポニーです。100円で藁エサをあげれます。
鹿よりも肉厚でたくましい感じがとってもカッコイイですね。
馬の乗り賃の看板があったので見てみると、・・・んん？体重70キロまでだと！
デブには用が無いようです。くそう。
というより聞いてみると、今は二人用の馬車はあっても、大人用の馬は貸し出してないそうです。
ＨＰ更新して欲しいもんです。
まあソロで馬に乗りにくる人はいないんでしょうね。

ウォンバット君です。
土下座のまま動きませんが、想像よりもデカイ！1㍍はあります。
こう見えても彼はコアラの仲間です。

カンガルーです。
人間に対しては何をされてもスルーです。
よく見ると、袋から頭やら足やら尻尾が飛び出てます。
超ラブリー。
ただ触れ合いとはちょっと違う気がする。
ポニー君を見習って欲しいです。
まあ彼は彼でエサにしか興味が無いようでしたが。

屋台で買ったラップサンドのスイートチリ（350円）です。
話題のタイ料理で各方面から引っ張りだこらしいです。
米生地もサックリしてて鶏肉もジューシーです。うまい

世界大会金賞のホットドッグ（380円）です。
店主が、ぜひ他の店のソーセージと比べて欲しい！と熱弁してました。
うまい・・・のかな？よくわりません。

次は60キロ先の志賀島を目指しました。
途中で信号待ちの時に隣になったベテランライダーと話していると、反対側の車の窓が空き小学生くらいの子供から
「応援してるよー！」
と元気な声をもらい、ありがとう！と返して手を振りました。
1分くらい進むとたまたま先ほどの車が隣に来て、またもや
「応援してるよー！」
と声援をもらいました。サンキュー！と返して1分後
「応援してるよー！」
さらに1分後
「応援してるよー！」

わかったってばw

島と九州をつなぐ道は、海の中道という道路で、なんと両端を海で囲まれてます。
しかも両方とも砂浜なのでとっても気持ちいいです。
ただ風が・・・砂粒が・・・！

大西食堂です。
全国的に有名なサザエ丼の店で、処狭しとサインが並んでます。
従業員は60～70代の女性が中心で、なんとも元気で姦しいですね。

曙丼（1000円）
サザエ丼のサザエ増量版です。
ワカメ、エビ、サザエを卵とじしたものです。
絶妙な卵の火入れ具合と海鮮の具がいい味出してます。
玉子丼としても相当レベル高いです。
サザエもかなり多めです。

サザエカレー丼（800円）
オバチャン達が、かわるがわる大丈夫？食べれるの？って聞きに来ました。
恥ずかしいからやめてーw
サザエ丼の横にキーマカレーっぽいものがついてます。
これ、カレーとしてもかなりおいしいですね。
エビもよく見るとカットしてあってサザエの食感と合わせてあるし。
こういう細かい工夫がコスパとインパクトに収まらない人気なんでしょうか。

志賀島の中心で、一番標高が高い所にある潮見公園に向かいました。
落ち葉だらけのグネグネ急勾配山道が3キロほど。たのしー！
頂上の潮見公園には展望台があります。
シンプルでステキですね。
写真右側に写っているのが、海の中道です。
マリオカートのノコノコビーチっぽくないですか？
例によってガスってますが、天気が良ければ福岡市内も見れそうです。

展望台の手すりには南京錠がいっぱいついて、カップルの名前があります。
こういうの、指定された場所以外でやるのは若干マナー違反なような気がするんですけどどうなんでしょうね？

帰り道ナビに従ってルート選択したらとんでもない道に案内されました。
幅が車は通れないほど狭く、落ち葉が多くて路面が見えないうちはまだマシです。
写真でわかるかは微妙ですが、ついに路面が10センチくらいの石を敷き詰めてあるだけになりました。
これ、自転車では上がれないくらいの急勾配がついてます。
ニュートラルにして両足をつけてブレーキをかけながら降りました。
過去もっとも危険な道でした。

福岡市内の宿に向かいました。
今日は初のドミトリーです。
いっぱい人がいて、毎日ワイワイ宴会が行われちゃうんでしょうか。
ちょっと苦手な自分はドキドキです。
ところがここは普通のドミトリーとビジホの中間のような場所を目指してるらしく、そんなノリは皆無です。
ほぼ客同士が会話することも無く、みなさんほとんどが寝に帰ってるだけでした。
ホッとしたようなガッカリしたようなw

明日、雨が降ってなければ佐賀入りです。

なるほど！その辺は高いから悩んでたんですよね。
精肉店とは盲点でした。その辺の商店街の店でもいいんですかね？

それにしても佐賀はどうしよう（笑）

21日目

朝から雨です。
とりあえず開店をまって、食べログ先生オススメのラーメン屋「だるま」に歩いて向かいました。
開店前から15人は並んでます。
中から店員の声の揃った掛け声がして開店です。
炙りチャーシューメン＋味玉
チャーシューが香ばしくてジューシーです。
すーぷはまさあまあです。
ラーメンは好みで別れますからねえ

13時くらいに雨がやみましたが、体がだるくて仕方がないので今日は休養日にしました。

夜になったら体力も戻ってきたので屋台の集まるところに出発です。
地元の人に聞きながら行きましたが思ったより少ないです。
だいたい6～7件くらいですかね。
そして高い。おでんも焼き鳥も200～300円くらいします。
ラーメンは普通のお値段なんですけど。
調べてみるとここは観光客用の面が強く、地元の人はあまり来ないとか。
地元民は福岡市、博多市内に150くらいの屋台の中でそれぞれ行きつけがあるらしいですね。
屋台の意味もファーストフードというより社交場という意味合いの方が大きいので全体的にお高いそうです。

むしろ屋台でよりもはるかに多いのが風俗でした。
半径100㍍の中に紹介所だけでも屋台とおなじくらいあります。
お店にいたってはビルまるまる全部という場所もいくつかありました。
一人で歩いてるとキャッチが凄いです。
50メートル歩く間に3回キャッチに捕まりましたw
行ってませんよ！？

昨日と同じところに宿泊です。
ドミトリーなのですが、他に泊まる人がいないので貸し切り気分です。

博多だるまは、名前は聞くが、みたところ二郎系みたいすな。スープ薄そうだし。
博多の屋台は一箇所じゃなくて、あちこちに分散してあるからねえ。
結構まとまってあるのは、中洲周辺じゃ無いかねえ。
値段的に安い感じはしないね。高くもないけど。普通。

国道3号を南に下って、久留米は、豚骨ラーメン発祥の地だよ。
有名なのは大砲ラーメン、丸星中華そばセンター、とか。
熊本～鹿児島迄国道3号は山路で緩いカーブが続くよ。

22日目

60キロ先の佐賀県の吉野ヶ里歴史公園に行きました。
ここは弥生時代の大規模な遺跡があったところで、当時の住宅やらを復元してあります。
ゲートに入る前にこんな看板が！
なんとここはアニメ「中二病でも恋がしたい戀」の聖地（アニメで使われた舞台）のようです。
アニメのシーンと同じカットで写真を撮ることを聖地巡礼といいます。
ちょいと興味が出てきてやってみましたが、相当難しいです。
同じカットで撮れてる人がよくいますけどマジすげえ
それにしても佐賀の小学生は礼儀正しいですね。
課外授業かなにかでいっぱい来てましたが、みんな順番を守ってすれ違うと必ずあいさつします。

次は40キロ先の佐賀県立宇宙科学館です。
が、その前にツーリングマップルでルートを見てみると「メガ盛りカツカレー」の文字が！
行きたい！！！というわけで、20キロほど遠回りをして行ってきました。
大盛りカツカレー（980円）出てきました。・・・う～ん。
聞いてみると米だけで650㌘（通常の1人前は300㌘）とのこと。
微妙ですね。今までの見ていただけたら分かる通り、1キロくらいは普通に食べれます。
でもちょいとルーが足りませんでしたが、カツがいっぱい乗ってて美味しかったですよ。

佐賀県立宇宙科学館に到着です。
おや？ガラガラです。
よく見ると月曜日は休館とのこと。
やっちまいました！まあいいや
南下する時の通り道なのでその時にでも行きます。

その日の宿や明日の軍艦島ツアーの予約をして90キロ先の長崎に17時過ぎに出発です。
佐世保はスルーです。
佐世保バーガー専門店が家からバイクで10分の所にありますので。

レッドバロンによったりコンビニで立ち読みに夢中になってるうちに長崎まで3時間かかっちまいました。
まあいつも通りですけど。
今日の宿は2000円のドミトリーです。
それがなんとカトリック教会の施設内にあります。
清廉潔白とは程遠いのでちょいと後ろめたいですね。
職員の態度はみんな爽やかで良い人ぶりが滲み出てます。
ロビーの飲み物や食べ物、果てはお土産までが全て無人の貯金箱にお金を入れる良心市制度でした。
しかも貯金箱はまったく固定されてません。
教会施設で盗みを働くのはある意味勇気がいるでしょうから成立するんですかね？
ある意味安全なドミトリーです。
ベッドです。なんかこういうのちょっとワクワクします。
和室好きなんで畳が嬉しいです。

明日は軍艦島、地獄谷、雲仙周辺に行きます。

23日目

今日は軍艦島のツアー（3300円）に行くので早起きです。
9時出港の8時30分集合ですが、港まで50分かかるので6時45分起きですね。
俺頑張った・・・ってか社会復帰できんのかこれw
ささやかながら朝食がでます。
1泊2000円でこれは破格です。宗教施設は寛容ですね。

8時30分前に港につきましたが、出港は9時20分とのこと。
もうちょっと寝てたかったなあ

今回の船はグラグラ揺れます。
聞いたら時速50キロとのこと。速い！
一度高島に入り、軍艦島資料館によります。
その後軍艦島にむかいます。

軍艦島とは明治～昭和にかけて三菱が経営する炭鉱が掘られた島です。
縦480㍍、横180㍍、全周たった1.2キロの小さな島ですが、最盛期には人口5300人が住んでいて、その人口密度は当時世界一の人口密度を誇っていた東京のおよそ10倍です。
しかも島の半分を採掘場と岩山が占めてしまっているので、残りの土地にギッシリと当時最先端の建築技術で10階建てにも及ぶ集合住宅が作られていました。

さらに売店、保育園、警察、郵便局、パチンコ、小中学校・店舗、病院、寺院、神社、映画館、理髪店、美容院、雀荘、スナック、ダンスホール、 遊郭
などの施設もあり、別の島から電気と水道もひかれていました。

とても全周1.2キロの島とは思えない人口と設備ですね。しかも各施設が最も充実したのは60年以上前です。
住みよくしないと若者が本土に遊びに行ってなかなか帰ってこないという事情もあったようですw
見どころとしては、今から40年前に閉山となり無人島となった軍艦島の廃墟です。
5年前までは立ち入りも禁止でした。

海から見た軍艦島です。本当に小さな島です。

ガイドと一緒に島に上がってみるとまあ廃墟ですね。
当然ほとんどの地域が立入禁止です。
それぞれの建物に歴史や意味があったりするのですが、さすがに割愛します。

少しヘコんだあと雲仙市に出発です。
急に100円寿司が食べたくなり、途中でよったりしましたが、地獄谷に無事到着しました。
ここは標高600㍍にある温泉街で、あっちこっちから湯気が吹き出してます。
道路や歩道まで湯気がかかってすごいですね。
地面もほうぼうでグツグツ沸騰してます。
しかも周辺は地熱も相まって暖かいです。
強い硫黄の匂いもあって幻想的な光景ですね。
地獄と名付られるだけはあります。
温泉卵です。なんと4個で300円のセットでしか売ってません。
世間はソロプレイヤーに厳しいです。
展望台でムシャついていると、幼児を連れた若いお母さんがやってきたので2個あげました。
お子様がお母さんの後ろに隠れて、体をクネクネしながら「ありがとー」とお礼を言われました。かわいい
近くの公園に足湯もあります。
源泉が出る足湯が無造作に設置してあって無料とか地獄谷はすごいですね。

次はそのまま登って雲仙仁田峠です。
いちおう100円の有料道路なのですが、500円玉しか無いというと、「じゃあいいや！」と言われました。なんじゃそりゃ。
とりあえず25円箱に入れてきました。
峠までの道は一方通行です。
程よい勾配にカーブ、キレイな路面、なにより対向車がないのでアウト・イン・アウトで楽しく走れました。
今までの山道で1番楽しかったかも。
頂上の景色はイマイチでした。
メインは平成新山という比較的最近の噴火でできた山のようです。
なにがおもしろいのかよくわかりません。
いつも通りガスってて遠くは見えないし。
そのまま南下し、口之津港からフェリーに乗り熊本県天草に入りました。
夕日がキレイで激アツでした。

食べログ先生に相談してラーメン屋に入りました。

にんにく豚骨ラーメン・ワカメ＋卵トッピングと替玉（850円）

にんにくの焦がし油が入った豚骨ラーメンです。
少しクリーミーな味が特徴ですかね。
チャーシューがバラ肉の断層がハッキリ入ってるタイプで好みでした。
なかなか美味しいです。

今日は天草でカプセルホテル（3200円）です。

明日は特に決めてませんが、おっぱい岩に行ってきます！！

24日目

俺は朝七時に起きた。前日ホテルにあった医龍を15巻読んだせいで3時間しか寝ていないにも関わらずだ。
それには理由がある。今の時期、朝九時に海は干潮を迎えるのだが、この時にだけ姿を見せるブツがあるのだ。
ホテルから30分ほど走った所にヤツはいた。
それは・・・おっぱい岩！！！！
うおおおお！すっげーよマジでおっぱいだ！！
朝からハイテンションでした。

おっぱい岩から1キロくらい進むとイルカウォッチングという看板が見えて来ました。
中で話を聞くと、1時間のクルーズで、イルカを5メートルくらいの距離で見れるらしいです。
2500円。う～ん・・・あんまり興味が無いかも。
だってイルカはモフモフしてないし。

職員の人と色々や話をしました。
その方は先祖が隠れキリシタンで、明治の頃に一族で仏教に宗旨変えをしたけど、その方はプロテスタントに入信しているそうです。
さすが天草市。歴史ありですね。長崎も教会が多かったし、関東では聞けない話です。
その方の近所にはちょっと高台の目立たない所に扉付きの祠があり、頭頂部から十字架が生えてるような地蔵があったそうです。
写真を見せてもらいましたが、あまりの驚きに撮影させてもらうの忘れました・・・

天草から熊本市に向かいます。
唐突にカレーが食べたくなったので、80キロ先の熊本市のカレー屋が目標です。
パールラインの途中で天草五橋を通過しました。
島と島を結ぶ橋なのですが、海の透明度が高く、素晴らしい景色でした。
撮影できるポイントが無いのがちょっと残念。

コンビニで休憩しているとおっちゃんに話しかけられました。
天草では若者が都会に行ってしまい、高齢化が進んでいるのが問題になっているそうです。
農協、漁協、病院しか仕事が無く、養殖技術の向上で漁師も喘いでいるそうです。
病院は新しいのが建設されたりと需要が高いそうですね。
実はコメディカルの資格を持っているのでいい情報です。
やっぱり地方は仕事がありそうです。
地元離れようかなあ・・・

海沿いを走っているとポツポツと小島が見えてきます。
小島と言っても岩の塊のようなものも多く、カーブを曲がると突然そびえ立つので驚きます。

カレー屋到着です。ＳＨＩＶＡという店でインド人が経営してます。
日本語も日常会話なら問題なく、店員さんも気さくで常連も多いようでした。
食後話をしていると、旅のお金は国から出てないのですか？と聞かれました。
なんのこっちゃ？と思い話を聞くと、インドでは国内や国外を旅すると国から援助金が出るそうです。
マジか！いいなあ・・・
もっとも3割くらいは英語とジェスチャー混じりなので正確ではないかも。

スペシャルセット・チーズナンに変更（1250円）

スープ・コーヒー・ナンは食べ放題でドリンク付き、700円のセットからあります。
チーズナンはナンの中にトロトロのチーズがたっぷり入ってて目からウロコの激ウマでした。150円追加ですがチーズ好きなら損はしません。
カレーの量もかなり多くてナンをお代わりしても余りそうになるぐらいです。
この手の店はカレーが少なかったりするのでこれは嬉しいです。
味も全体的に美味しいです。これは当たり店。
ナンが少なくなると笑顔でお代わりがいるか聞いてくれるのも気持ちいいですね。

最後にインドの言葉で旅の無事を願う祈りを言ってもらいました。

次の目標は180キロ先の鹿児島市です。
14時30分スタートで、ナビでは4時間なのでだいたい五時間半を見込んで行きます。
ちょいと強行軍ですが、がんばります。
と思いきや30キロほどで異変です。
眠い・・・！寝不足が祟って強烈な眠気です。
一瞬気を抜いたスキにセンターライン近くまで流れてすれ違うトラックの音でビクッとなりました。
これはやべえ！！！
寝ないように全力で尾崎豊を熱唱しながらファミレスに避難です。
1時間爆睡して回復しましたが、鹿児島までは無理と判断し、50キロ先の水俣市で3200円の宿を取りました。

明日は桜島に行ってから考えます！

改めて見ると、今日はおっぱい岩しか行ってない(笑)

そういやスーパー2軒行ったけどからし蓮根売ってなかったー・・・

25日目

蕎麦マニアの叔父から指令が来たので、水俣市のホテルから100キロ先の鹿児島県の吹上庵という蕎麦屋に出発です。

途中のコンビニで休憩がてらパンを食べてると40代のあんちゃんに話しかけられました。
この方なんと神奈川から鹿児島県に移り住んでいるそうです。
仕事の賃金は安いけど、ご近所付き合いが嫌じゃなければ住みやすいよ！とのことです。
鹿児島か～・・・

この方は連れ子や養子を合わせて7人養ってる??２のスーパー父ちゃんです。

「ビッグダディにはまだまだだね～」

充分すごいですってば！

鹿児島市周辺は天気の他に風向きも要チェックしなければならないとのこと。
それは桜島の火山灰が視界がほとんど効かないくらい降ってくる日もあるそうで、バイクなんかはエアクリーナーがついてないとエンジンがイッちゃうそうです。
ついてるよね？エアクリーナー。よく知らないけど・・・

鹿児島市内の吹上庵に到着です。
ここから見ると桜島が目の前にそびえ立ちます。楽しみ！
でっかい風車がトレードマークで、１００人は余裕で入りそうな店なのに行列ができてます。
これは楽しみですね。

天丼セット蕎麦大盛り＋黒豚つけ汁＋はや寿司です。計1800円くらい
蕎麦はちょいと蕎麦粉多めで独特のブチッという食感があり、まあまあです。
黒豚つけ汁は普通でした。
まあ鹿児島産黒豚はどこでも売ってますしね。
だが天丼。てめーはダメだ。
あきらかに作り置きで全部固くて油がベチョベチョです。
かき揚げにいたっては厚みがある分噛み切るのに苦労しました。
天屋の野菜天丼一杯500円でも100倍マシなのが出てきます。
はや寿司はただのバッテラ寿司でした。
なんでも早く出せるからはや寿司らしいです。
バッテラでええやん！

色々とモヤモヤしたまま店前で桜島へのフェリーに乗るべく作戦会議です。
・・・おやあ？よく見ると南東のところが陸続きになってます。
これってここからわざわざフェリーに乗らなくても佐多岬に行った帰りに寄ればいいじゃね！？
ってことで桜島は延期です。

砂風呂の指宿市に向かうべく準備をしてるとバアちゃんに話しかけられました。
このバアちゃん指宿市マニアでしょっちゅう指宿市に行くそうで色々な情報をもらいました。
ありがとうバアちゃん。

まずは50キロ先の開聞岳ですね。
しかし日差しが強いです。
熊本あたりから明らかに質が変わりました。
気温はそんなに変わらないのに日陰との温度差が大きいです。
左ハンドルの前にスマホを固定してナビを使っているのですが、温度がすぐに60度になってしまい電源切るようにメッセージが出てしまいます。
道端にヤシの木が目立ち始めました。

開聞岳の手前でスタンドに寄りました。
中から私服にエプロン姿のおばちゃんが出てきて対応してくれます。
開聞岳の話を聞くと、バイクで行って景色がいいような所はないかも、と言われました。
悩んでいると、観光マップを渡され中で休んで行ったら？と勧めてくれました。
いい人です。中は食べかけのミカンやピーナッツの缶、新聞、灰皿が散乱する個人の事務所のようです。
でも地方のスタンドってこんなもんですよね。
50くらいのタクシー運転手も混じり、雑談しながら作戦会議です。

この時点で16時です。佐多岬へのフェリー最終は18時。
開聞岳行って砂風呂行ったら間に合わないなあ。
でも観光地って宿高いんですよね～、と嘆くと運転手のおっちゃんが携帯を取り出し

「ちょっと待ってな！・・・もしもし！おう！タクシーの俺だ！今日若いのを安く泊めてくれ！ああ！じゃあそれで！変わるよ！」

変わってみると2600円で砂風呂から10分の宿が取れてました。
おっちゃんすげえ！

作戦会議続行です。
おっちゃんは特攻隊の資料館を勧めてくれました。
なんでも一時は修学旅行では禁止されるくらい生々しい記録が残っているとか。
もう閉まってるので明日ですね。

開聞岳は一周30キロくらいの道があって変わったトンネルがあるらしいんでどうですかね？
と聞くと、おっちゃんは急に神妙な顔つきになり、

おっちゃん「あそこは・・・やめとけ。憑かれるぞ。」

「え！？そういうスポットなんですか？」

お「ああ・・・たまに肝試しで行く若いのがいるがとんでもねえよ」

横を見るとおばちゃんも神妙な顔をして頷いています。

お「あれは・・・5年前だったかな」

急にトーンが変わりました。

お「俺は夜中に会社の研修で来たっていう20過ぎの3人組を乗せたんだ」

「いや、急に怪談調になるのマジで怖いんですけど！」

おっちゃんは無視して続けます。

お「肝試しをするってんでトンネルの前で降ろしてまってたんだ。・・・するとよ、そいつらが持ってる懐中電灯の光が見えて来たんだけど、どうもその様子がおかしいんだよな。」

めちゃくちゃうまいです。もう恐怖で固まってしゃべれません。

お「光が左右に凄い勢いで揺れててさ、どうもそいつらは全力で走ってきてるみたいなんだ。3人組は窓をバンバン叩いて『おっちゃん出た！！早く入れてくれ！』って言うもんだからよ、俺も急いでタクシーを出してやったんだ。」

おばちゃんはなぜか無表情です。やめて怖い

お「走り出して少ししたらよ、俺は言ってやったんだ。『あんた達どうやら一緒に連れてきちゃったみたいだね。背中の寒気が止まんないよ。そこの神社に行って拝んできな』ってよ。」

「マジですか・・・こえ～」

お「夜中の0時くらいだぜ？3人とも必死で拝んじゃってよ。もうその背中を見てたら笑いが止まらなくてさ、腹がよじれるかと思っちゃったよ！」

「・・・あれ？」

お「まったく20過ぎっていっても可愛いもんだよな！簡単に担がれちゃうんだからさ！」

「あの～じゃあ寒気っていうのは・・・」

お「ウソに決まってんじゃん！担いでやったのよ！」

もうおっちゃんもおばちゃんも大爆笑です。

「ええ～・・・あれ？じゃあさっきの俺も担がれたんですか？」

お「当たり前じゃん！幽霊なんかいねえよ！俺なんか数え切れないくらい通ってるよ！まあ暗くならないうちにサーッと行ってきな！どうせなんもねえからよ！」

また2人で大爆笑です。
ヒドイ！ヒドイ大人達だ！！
最後出発する時に

お「まあ気をつけていきなよ。トンネルに行ったっきり帰ってこないなんて聞いたら目覚めが悪いからなあ・・・」

と言ってニヤニヤしてます。
わざと怖がらせるのやめて！！

というわけで開聞岳の周りを一周しに行きました。
近くで見ると緑色のミニチュア富士山ですね。
道はマツボックリがちょっと多いものの、木が自然のアーケードの用になって気持ちがいい道です。
問題のトンネルです。中に照明はありません。
何これ！超怖いんですけど！！さっきのウソ怪談が脳裏によぎります。
無理です。もうUターンしてる間も後ろが気になってしょうがないくらい怖いです。
入らないで逃げました。

20分くらい進んで砂風呂の店です。
あう！5分の差で閉店しちゃいました。
スタンドで1時間くらい雑談してたからなあ・・・
まあ明日は朝一で行くことにします。

宿につきましたが、宿の施設内にある食堂に入りました。
菜の花カンパチ丼というメニューがあるので聞いてみると、この辺は菜の花が有名なので、カンパチを菜の花カンパチと呼ぶことにしてるそうです。
菜の花関係なくね？

菜の花カンパチ丼（700円）
油のノリはイマイチでしたがすんごいコリコリして歯ごたえがあります。
まさに新鮮な魚の味です。
なかなかウマい

この宿、エアコンやテレビ、シャンプーも有料なんですね。
明日は砂風呂、特攻隊資料館、フェリー、佐多岬です。

今日は過去一番の長さのくせにどこも観光してないっていう・・・
移動距離も長いし、雑談だけで計2時間はしてましたからねw

明日から本気出す！

26日目

今日は朝一で30キロ北上し、特攻平和会館へ。
入場前に売店で店員の夫婦と30分ほど雑談をし、芋アイスと芋ドーナツを食べました。
奥様の悩みは

『小学生からおばちゃんと呼ばれるのはいいけど、20くらいの子からおばちゃんと呼ばれるのは納得がいかないのよね～』

とのこと。おいくつですか？と聞くと、

『50』

俺から見てもおばちゃんです！

特攻平和会館に入りました。
残念ながら撮影禁止でしたが、当時の特攻隊の様子や機体、遺品などがありました。
しかしなによりも目を引くのが3000通にも及ぶ出撃前に書かれた遺書でした。
母親にあてて書いてる人がほとんどでした。
短歌を書く人もいれば、意気込みを書く人もいます。
隊員の多くは18～22くらいです。
当時、特攻前のパイロット達の写真を撮り続けたおじいさんの講演もやってました。
彼らがいかに普通の若者だったかについて話していました。

また来た道を30キロ南下して砂風呂に向かいます。
ここで唐突に唐揚げが食べたくなりました。
とはいえコンビニもろくに無いからな・・・と思ってると唐揚げ専門店が出現です！
ラッキーすぎます。

特盛り唐揚げ弁当・サラスパ・手羽先・芋天ぷら（820円）

唐揚げも手羽先も皮がパリっとしてるのに中は柔らかいです。うめえ！
しかもオリジナルソースの味付けが玄妙な香りを出してます。なにかは分かりませんでしたが。
芋天ぷらはアメリカンドッグの中身を芋にしたものです。
ほどよくサクサクしててうまい。
これで120円は安すぎです。
店の前で食べましたが、ロケーションも素晴らしいです。

地熱（温泉？）を利用した砂風呂です。裸の上に浴衣を来て、浜辺に作られた場所にに横たわると、係員がシャベルで10センチほど砂をかけて埋めてくれます。
砂は熱くてポカポカします。
気持ちいいですけど俺・・・サウナはちょっと苦手でした。
15分で終了です。
しかし砂は重いですね。けっこう力を入れないと起き上がれません

雪山で雪崩に埋まった人が自力で出れないと聞きますが納得です。

温泉から吹き出す蒸気で卵、新玉ねぎ、芋なんかを蒸して良心市制度で売ってます。
1個50円、安いですね。玉ねぎと卵を買いました。
新玉ねぎはトロトロで触ると溶けそうです。甘い。
卵は温泉の成分が移っているのか珍妙な味がします。
う～ん、苦手かも。

ここでトラブルです。
フェリーの時間が14時と思っていましたが、どうも祝日の時間を見てしまっていたらしく、実際は16時でした。
まあいいか。
時間が開いたので鼻長崎と竜宮神社に行きます。

20キロほどの移動になります。
竜宮神社は最近建てられたらしく、白と朱が映えてキレイです。
縁結びの神社らしいのですが、客寄せのために作られた匂いがプンプンします。

フェリーは20キロくらいの航海なのに50分くらいかかります。
足遅いなあ。日没が近くて焦ります。
陸地からけっこう離れても開聞岳の存在感はなかなかです。
この地域では象徴的なものになってるというのも頷けますね。

5時くらいに到着です。ここから佐多岬まで35キロ。
帰りも考えるとやばいです。夜の山道だけは走りたくない。
他の車もグイグイ抜かして巡航90キロで走ります。
残り15キロくらいになると山の中に入ってカーブが増えてきます。
この辺は原生林で、人の手が入った山とは明らかに質が違くなり、凄い迫力です。
さすがにスピードを落として走っていると、なにかいます。

『うおおお！猿だーーー！！！』

かなり本気で叫びました。
301さんが教えてくれた通り10匹くらいの群れがいました。
近づくと逃げちゃうので、あんまり撮れませんでしたが感動です。

佐多岬に到着です。
展望台までは車ではいけないので、原生林の山道を歩いて行きます。
ところが現在改築中らしく途中までしか行けません。
岬に来たのになにも見れず引き返しました。

この時、老夫婦と一緒に雑談しながら行動していましたが、後ろ手の山側からドドドドという音がしました。
振り返ると最後尾のバアちゃんの20センチ横を80キロくらいのイノシシが凄いスピードで走り去っていきました。
間一髪でした。当たってたら打撲＋崖下へ吹っ飛ぶ＋病院ははるか先のコンボでバアちゃん死んでたかも。
全員凍りつきましたね。

ここから垂水市の民宿まで70キロです。
もう暗くなり始めたので急いで向かいます。
せめて山道は抜けたいなと思っていると・・・いました。
さっきの猿たちが同じ場所でうろついてます。
もしかして観光客がくれるエサ目当て？

3500円の民宿到着です。
なんとここは五右衛門風呂です。
囲炉裏があったり敷居が障子だったりとこだわりを感じますね。

明日は桜島に行きますが、その後は未定です。

27日目

今日はついに桜島です。
20キロほど走って到着です。
桜島は活火山の近くに住民が住んでるということで世界的に珍しいそうです。
基本的に外周を周回する道と、2合目にある展望台までの道しかありません。
桜島に近づいただけですでに迫力満点ですね

まずは道の駅に寄りました。
名産の小みかんでできたアイスクリームを食べます。
まあまあおいしいです。
土産を見ているとけっこう試食が多いですね。

「どんどん食べてね～」

了解です！10ヶ所くらいを四口ずつ食べました。ごちそうさまです。

湯之平展望所に向かうべく山道を進みます。
突然メットからバラバラと本降りの雨が降った時のような音がしました。
火山灰です。予想よりも激しく、砂利くらいの大きさの粒がバンバン降ってきます。
視界も100メートル先はよく見えないし、道路上も砂浜の砂のような灰がつもっていて轍ができるような状況です。
シールドの隙間からも入り込み目が痛いです。
ようやく湯之平展望所に到着です。
灰が煙ってなんにも見えません。
ですよねー。しかも火口は反対を向いてるし、距離もあるので晴れててもどうなの？という展望所です。

しかしその時鹿児島市のそば屋吹上庵で会ったバアちゃんの言葉を思い出しました。
「展望所に登っても無駄だよ。景色は埋没鳥居の近くで見ないと」
助言生かせずです。まあ灰の中走るの楽しかったしいっか

ぐるっと島を回って埋没鳥居につきました。
すごいですね。ここまで埋まったらそりゃあ町は壊滅です。
すぐ横の広場から山を見ると絶景でした。
視界もクリアで火口もこちらを向いています。
そういや麓にいながら火口がみえるのが桜島火山の特徴だそうですね。

桜島から出てコンビニで休憩していると異変です。
体が重い・・・！！しかもなんだか熱っぽいです。
昨日下着と肌着が乾いてなくて上下1枚で寝たのがいけなかったか。
気力はあるのですが体が動きません。

とりあえず110キロ先の日南市に向かいますが、まずはラーメン屋に入りました。
森伊蔵酒造の隣にあるもりやすラーメンです。
森伊蔵が1杯400円で飲めるそうですが、自分は飲めないので高いのか安いのかわかりません。
ウリはとんトロで、『黒豚の旨みは白身にある！！』と書いてあります。
脂身のことですかね？
チーズやら生卵やらなんやらトッピングがたくさんありますが、スタンダードに注文です。

ラーメン（700円）
今までの失敗を考慮して濃い目で頼みました。
やっぱりちょっと薄いです。ギトギトのしょっぱいラーメンが懐かしい今日この頃。
味はなにもかも普通です。

とんトロ丼大（500円）
大当たりです。うまい！！さすがとんトロをメインとしてるだけはあります。
脂身部分が本当に柔らかく旨みにあふれ、かつしつこさは皆無です。
赤身のところもパサつきは無く柔らかくてジューシーです。
味を知ってたら最初からこれを2つ頼みましたね。

10分も走るとヘトヘトになってしまいます。これはやばい
ダメ元でモンスターエナジーというのを買って飲んでみました。

元　気　に　な　り　ま　し　た！！！

初めて飲みましたけどこれヤバイですね。
疲れも熱っぽさも吹っ飛びました。
これから先、旅のお供になりそうです。

コンビニを出ようとすると緑色のカワサキカラーのバイクが入ってきます。
乗っているのは上下皮のライダースーツを着た20代前半のさわやか系坊主で細みのイケメン兄ちゃん。
形は違いますがninjaと書いてあるので排気量を聞いてみると250とのこと。ファッ！？
どうやらこのninjaは13年モデルらしいです。
自分のは12年モデルだったかな。
それにしてもカウルの形がかなり違いますね。
立体的な模様があちこちに入ってますし、スピードメーターはデジタルでガソリンメーターもついてます。
パッシングまでついてるし、マフラーにガードがついてたり、なによりウインカーとライトがカッコイイです。
こっちのウインカーはカバみたいなのに！
弟のくせに生意気だ！！ズルい！ふじこふじこ
笑って流してくれました。
性格までイケメンだなんて悔しい！
お値段は7～8万高いみたいですけど。
まあスピードメーターはアナログの方が好きなんですけどね。
でもガソリンメーターはほすぃ
30分くらい話してお別れしました。

モンスターエナジー効果で元気です。
途中道の駅でリッターアメリカン乗りのジジイライダー集団と交流を交わしたりしつつ日南市のびびん屋に到着です。
ここは海鮮屋ですが、魚うどんという魚のすり身を麺にしたうどんが名物です。

魚うどん(600円)
おでんのガンモを麺状にして臭みを無くしたような味です。
うまい・・・のかこれ？よくわかりません。
麺状にする必要あんのかな？
というか汁がしょっぱいです。自分がしょっぱいと感じるということは普通の人は飲めませんね。
もしかしてこれ主食じゃない？
アイディア料理なのかもしれませんが、なんか微妙でした。

今日の宿まで30キロほどです。
フェニックス街道と呼ばれる民家もまばらな海沿いの快走路を走っているとカレー屋の文字が！
こんなところにカレー屋？と思い少し戻って見てみると、民家の前にプレハブが建っています。
中を見ると、客席は4人がけの座席1つしかありません。
しかもゴテゴテと統一性の無い飾りや置物でいっぱいです。
観ていると奥から店主が来ました。
厚手のアロハっぽいシャツにハーフパンツ、サンダルや帽子も含めて若いリリー・フランキーのような人です。
年齢は46でここに一人で店をやってるそうです。
この人、この旅の中で絶対に忘れられない人となりました。
カレー注文後もカレーを作らずに色々な話をしました。
店主や自分の昔や今のこと、色々話しました。
似てるところもありましたね。
尾崎豊とブルーハーツが好きなとこも同じですw
店主は東京で土方、整体師、広告代理店社長をやった後、ここでカレー屋を始めたそうです。
家を出て1分でサーフィンが出来るらしいです。

「ドロップアウトしたって言う奴もいるけど、俺は前進だと思ってる。」

俺もそう思わないといけないんですよね・・・

色んな言葉をもらいました。

「君は悪くないよ。どうにもならないことだってある」

「悪い頃の自分を俯瞰して見れてるならもう大丈夫だよ」

「正しいことを言うのは簡単だ。だからまあいいんじゃないって言える人間に君がなればいいよ」

「君や俺みたいな人はもっと寂しくないといけない。そうすれば人の優しさとか愛が理解できるようになる。俺だって寂しいけどもっと寂しい方がいいんだ。だから今は大切な時期だと思ってる。」

「環境を変えるのは簡単なことじゃないけど、だからこそ価値がある。」

どれもそんなに新しい言葉では無いけどズシッと来ました。
気がつくとカレーを作らずに30分、食べ終わってから30分話してました。

宮浦カレー大盛り大辛チーズトッピング(780円)

うまいです。一口で長時間煮込んであるのがわかります。
アピールしてた地鶏も溶けちゃってますけど、なおうまいです。
暖かいお茶とキンカンの砂糖漬けももらいました。
特製のカラシを入れるとおいしいよと言われてかけてみたら激ウマです。
またもや目から鱗・・・
というかこの景色の中で食べたらウマいに決まってまっせw

最後に名前を聞かれ、覚えておくよ！と伝票にメモをしてガッシリと握手してくれました。

「君がこっちに住んだら一緒にサーフィンをしよう！」

おっちゃーん！！！！！！

「俺・・・いつかまた来ますよ！」

「旅っていうのは気ままなものだから、近くに来たらよればいいし、そうじゃなかったら無理する必要はないんだよ。でもきっといつか会えるよ！」

おっちゃーん！！！！！！

バイクで道路に出る時ベルの音が聞こえて振り返ると、おっちゃんが店の中からベルを持って笑っていました。
こういう人に会えただけでも旅に出て良かったと思います。

そこから5分ほどで今日の宿です。
4000円で温泉付き。明日は雨だから連泊かなあ。
午後から雨だからまた宮浦カレーに行って今度はハヤシライス食べようかな

28日目

今日は日南市から65キロ先の照葉大吊橋に出発です。
道中カーブを曲がる時に違和感を感じますが、さして気にせず進みました。

途中でうどんのチェーン店に寄りました。
宮崎県民はうどんがけっこう好きらしいですね。
チキンカツ丼とうどんのセット・天かす、玉子トッピング(700円)

安いですね。味もまあまあです。
広島もでしたが、うどんはかなり柔らかめです。

到着です。照葉大吊橋は長さ250メートル、高さ140メートルの吊橋で歩行者用としては日本で2番目の高さだそうです。
ただ鉄製なのでかずら橋の様な恐ろしさはありません。
とはいえ足元が格子になっているのでそれなりに怖かったりします。
下をじっと見てると足がすくんできますね。

帰り道でカーブを曲がる時に車体がガクッと倒れ込む様になりました。
さすがにおかしいと思い調べると、前輪の空気が抜けています。
山道ばっかり走ってたからなにか踏んだかな？と思い、宮崎市内のレッドバロンまで35キロの道のりをゆっくり進みます。

見てもらうと、新品タイヤについてるポツポツが製造時にタイヤの接着面の間に挟まり接着面にスジができてしまっていたようです。
2.3日前から違和感は感じていましたが、徹底的に整備してから出発したもので油断していました・・・
店員によるとこの10年で1度しか見たことの無いレアケースだそうです。
運悪すぎぃ！
タイヤ代と工賃は無料にしてもらえました。よかった～。
走ってみると明らかにタイヤが固くなり乗り味が変わりました。
ハンドリングがダイレクトに伝わるため1時間くらいフラフラしてしまいました。
ってかどれだけ空気の抜けたタイヤで走ってたのやら。
出発時から少しずつ抜けていたんでしょうか。
まったく気が付かなくて恥ずかスィ。

ここから延岡のホテルまで90キロです。
本当は高千穂まで行こうと思ったのですが、高千穂は手頃な宿が無いんですよね・・・

途中でおおさかやという店によりました。
名物はチキン南蛮のメガ盛りです。

チキン南蛮特大ごはん大盛り(1350円)

ライスは300グラム、肉だけで600グラムです。
衣やタレ、他のおかずもいれれば1.3キロはありそうですね。
まあまあのボリュームです。
肉は胸肉ですが、厚めの衣が多めのタレを吸ってとってもジューシーです。
むしろもも肉でないことがおいしさを引き立てますね。
見た目通りのおいしさでした。

ビジネスホテルに到着です。
朝食がついて3000円です。これは安い。
本来は5000クラスらしいのですが、比較的入り口に近く、音がするらしいので訳あり価格です。
明日は雨なので連泊です。

寝しなにみると、腹が鳴るこのスレ(´･ω･｀;)

週末4連休は宿確保厳しそうだけど、大丈夫かい？

福井→金沢→穴水
朝寝坊をぶちかまし、東尋坊経由で金沢へ
東尋坊は想像していたのと違い不通に観光地でしたw
金沢は寝坊を取り返すためスルー、国道8号バイパスを通過中にとてつもないカレー臭が！！！
晩御飯はカレーに決まりね！と決めた午後2時
のと里山海道を北進し能登半島中枢部へ(こののと里山海道は海岸線横を通っているので絶景でした)
本日の宿に到着
なぜか寿司を食う・・・甘えびｳﾏｰ(∩´∀｀)∩ｳﾏｰ

画像無くてすみません

29日目

雨でどこも行けず。周りに店も無し。朝食バイキングをがっついた後はひたすらゴルゴ13を読む。いくら読んでも終わらないところがゴルゴ13のいいところ。

ホテルの人と雑談中、おおさかやに行ったことを話したら怒られた。
チキン南蛮はおぐら屋に行かなきゃダメだ！ついでにチャンポンも食ってこい！

雨の中歩いて15分、ファミレス風の店舗に到着

チキン南蛮とチャンポンセット・肉麺米マシ(1850円)

勧めるだけあって旨いです。おおさかやとの違いは肉がモモでパン粉がついてないこと。
この肉めちゃめちゃ柔らかいです。さすが若干お高いだけはある。
味付けも素晴らしいです。延岡市で食べるならここでいいですね。
よく見たらツーリングマップルにも載ってました。
チャンポンは普通です。
むしろ地元のチャンポン屋の方がうまいかも、今のところ旅に出てラーメン屋の当たり無し。
自分の好みが偏ってるせいもありますけど。

30日目

昨日と同じくバイキングで腹に詰め込んで出発です。
前の日にルートを考えましたが、結局よくわからないままとりあえず50キロ先の高千穂峡に出発です。

途中道の駅で休憩しました。
ふと横を見ると、デカイＢＭＷのバイクが停めてありました。
色は赤です。珍しい。
持ち主のおっちゃんに話しかけてみると、この辺をよくツーリングしてるようです。
ラッキー！ということでルートを相談してみると、こちらの地図を開きながらオススメポイントとルートを全部考えてもらえちゃいました。
相変わらずみなさんにおんぶに抱っこですね。
そんな自分嫌いじゃないです。

次は50キロ先の阿蘇山山頂です。
今日は曇りなのですが、山頂近辺に霧がかかっていてはっきりと区切りが見えますね。
霧の中に入ると気温もグッと下がりかなり肌寒くなりました。
地元では霧がかかることはほぼ無いのでめっちゃ楽しいです。
山頂に付きました標高1500メートルです。
阿蘇山は世界2位のカルデラ火口を持ち、噴火のタイミングが予想しやすい特徴を持つため、世界的にも珍しいほど火口の近くで観光ができます。
なんか山頂の近くに来たらエンジンのパワーが落ちた気がします。気のせいですかね？

霧が楽しいのはよかったのですが、これって火口見えないんじゃない？ということに気が付きました。
とりあえず火口付近に行きましたがやっぱり見えません。
係員の方に聞いたところ、晴れの日以外はだいたいこんなもんらしいです。
見えたら奇跡だよ！と笑われました。
諦めてバイクを停めてある場所に戻ると突然風向きが変わり、日が差して霧が晴れ、火口がはっきりと見えるようになりました。
火口にダッシュし、他の観光客と一緒に急いで写真を撮り、係員の方にドヤ顔で振り向くとイラッとした顔をされました。
解せぬ。
写真に写っている石造りの建物は噴火した時に逃げる場所だそうです。
ただ前述したとおり、噴火のタイミングが容易なので、危ない時は先に立入禁止にしちゃうのでこの20年間使われたことはないそうです。
橋の下の川っぽいところはマグマが流れたあとですね。

次の目標は30キロ先の大観峰です。
この辺りは草原が広がっていて眺めもいいし、走っていても気持ちがいいです。
途中で大型のドライブインによりましたが、この時点で霧は30メートル先のヘッドライトがギリギリ見えるくらいです。
駐車場にバイクを停めると店の位置がわかりません。
探し歩いていると、馬乗り場という看板が見えました。激アツです。
実はいままで乗馬できます、という看板に釣られはいってみると今はやってないというパターンが4回ありました。
近くに行ってみるといました！馬です！
ってかでかい！聞いてみると農耕馬で900キロはあるそうです。

乗れるのは5分ほどですが、1500円で手頃ですね。
乗せてくれたのはノンちゃん(♀)です。
そばに寄ると大きいので怖いですが、安定感は抜群です。
ありがとうノンちゃん。

店に入り、売店のおばちゃんと世間話をしながら遅めの昼飯です。

からし蓮根(200円)
やっと食べられました。モチっとした薄めの生地の中に辛子が詰まった蓮根が入ってます。
まあまあ旨いですね。

阿蘇山特製ミルクソフトクリーム(250円)
普通です。

阿蘇山牧場牛乳(150円)
普通です。特に濃厚さもないです。

桜丼(1100円)
馬肉の卵とじです。
馬肉も火を通してしまうと固い牛肉です。
やっぱり生で食べるから価値があるんだと再認識しました。
ノンちゃんごちそうさま

大観峰に到着です。
360度の景色が本当に素晴らしいですね。
今までに見た展望の中で1番かもしれません。

しばらく走ると道路脇に『とうもろこし生でたべられます』の看板が見えて来ました。
生でたべられたっけ？と思い、寄ってみると試食を勧められました。
甘いです。ただ普通のとうもろこしを生で食べたことがないのですごいのかわかりません。
とりあえず焼きもろこしが売ってたので買ってみました。

焼きもろこし(300円)
普通です。なんかショック。

あとここは植え込みがすごいですね。
おっちゃんが一人で作ったらしく、全部で50個くらいあります。
加藤清正やバカ殿、くまモンもありますね。

さらに鹿も20頭ほど飼育しています。
観光用に宮島から購入したようですね。
なぜか餌やりの手伝いをする事になりました。
この子たちはピーピー鳴いて餌を要求します。
いや、可愛いからいいんですけど、気がついたらおっちゃんはいません。
そして観光客が3組ほど来たのでなぜか餌のやり方や気をつけるポイントを説明することになりました。
絶対に職員と間違えられたと思います。

日本一の高さの九重吊り大橋 にいってみましたがもう閉まってました。残念

今日は3000円で温泉付きの宿です。
カエルの声がスゴイです。うるせえ。
明日は・・・なにも決めてません！

食い物の物価が高い？！

神奈川は雨…明日も雨…
GW後半は渋滞と人混みに滅入りそうだね、頑張れ

ラーメン、豚骨好きなら福岡県北九州市小倉北区篠崎の魁龍本店(本店じゃなくても福岡県内に幾つか支店あるけど)帰りに寄って見てください。

これ以上のド豚骨滅多に無いよ。オススメは魁龍ラーメンか、チャーシューワンタン麺。

31日目

湯布院の宿を出て北九州市の二郎インスパイア系ラーメン屋に向かいます。
距離は100キロちょいなのですが、道が混んでいるせいか、ナビ上では二時間半です。
いつものペースなら四時間ってところですね。
途中で大きめの道の駅によって甘夏5つとバナナ六本を買いました。
計220円です。安い。
そこでおっちゃんに話しかけられ、アトピーの温泉治療のやり方とポイントについて30分ほど講義してもらいました。
適当に入ってもダメなのね。知りませんでした。

ここで突然本降りの雨が降ってきました。
降るのは夜からのはずでは？と思い、雨雲レーダーを見ると、九州の中で雨雲があるのは今いる場所から目的地までの間だけでした。
ちょっとありえないレベルの不運です。
昨日色々と運がよかったから反動ですかね。
運気の振り子理論は信じる派です。

スタンドで雨宿りをしつつスレを見るとラーメン屋情報が！
しかも目的地の近くです。せっかくなんでそちらの店に変更です。

魁龍本店に到着です。
全部乗せラーメン大盛り、焼き飯セット、おにぎり2個で1500円です。

全部乗せラーメン
具と麺は普通です。
スープはかなり強めの豚骨であまりに強いのでとろみが少しあるくらいです。
魚粉が入っているのかはわかりませんが、少し粉っぽいですね。なんの粉だろう？
背脂に頼らずにここまで濃厚な豚骨を出す店は初めてでした。
好みとは若干違いますが、かなりおいしいですね。
いい発見でした。

焼き飯
普通です。

おにぎり
注文したら10秒で出てきましたw
具は入っておらず、テーブルに置いてある専用の味噌をつけて食べます。
豆板醤に似た味噌でおいしいですね。
間違えて写真を撮る前に1個食べちゃいました。

魁龍から30キロ離れた一泊3400円の下関のホテルに到着です。
今日は夜から雨なので5時前にホテルに入ります。
また関門トンネルの方を通っちゃいました。
だって100円だし、雨が降ってるんだもの。

明日はカルストと洞窟に行ってからイカの刺し身です。

32日目

前の日の夜ホテルで寝る前にカミソリが目に止まりました。
そういえばカミソリって使ったことありません。
それどころか使ってるところも見たことないかも。
試しに使ってみるとおもしろいくらい剃れます。
安物のシェーバーよりずっといいじゃん！
そう思いました。その時は・・・

5分後

痒い！痛い！剃ったところがジンジンして地獄の苦しみです。
哀れお馬鹿で世間知らずなワタクシは肌が弱いくせに何もつけずにゾリゾリ剃ってすっかりカミソリ負けしてしまったのです。
この日は朝五時まで寝られませんでした。

うちドンマイ！

下関のホテルから60キロ先の角島に出発です。
3時間しか寝てませんが問題ありません。
だってモンスターエナジーあるし(震え声)
途中で道の駅北浦街道に寄りました。
道の駅にしてはかなり規模が大きいですね。
さっそく食料調達です。

半額はも天(50円)
コスパ素晴らしいですね。味もプリプリで柔らかく、脂ものってます。
積載と保存が許せば10枚は買いたいです。

半額クジラと白身魚のコロッケ(120円)

イワシのつみれとメンチを混ぜた味がします。
単純にうまいです。

フグ天(250円)
下関でフグを食べてなかったので買いました。
見かけ通りですね。白身魚の味しかしません。

角島と本州を結ぶ角島大橋です。
日本で2番目の長さの無料架橋で1780メートルあります。
一目見てあまりにキレイなんで驚愕しました。
海の透明度は今までで1番かも知れません。
真ん中くらいに待避所のような場所があり、みんな夢中で写真を撮ってました。
海系の景色で言えば今までで1番です。

島内は自然でいっぱいです。
牧場を眺めたりしながらなんとなく走っていましたが、一周17キロしかないのですぐに最奥の灯台につきました。
なんでも色々と価値のある灯台らしいのですが、興味がないとあんまり見分けがつきませんね。

横の駐車場前に気になる看板を見つけました。

『美人海女二人組の海の幸直売所』

ふぅ、さてと・・・釣られにいきますか！

中を覗くと60代の婆様2人が店番をやっていました。
聞いてみるとお二人が海女でした。
ですよねー

サザエの刺し身(200円)
コリコリしておいしいです。
焼くより刺し身の方が好きですね。
まあ採れたての新鮮なやつでないとダメなんでしょうけど。
レモンとの相性もバッチリです！

イカ焼き(200円)
柔らかくて肉厚のイカです。激ウマ！
過去最高のイカ焼きですね。
中の部分がトロトロでうまみがギッシリです。
こいつは大当たり！いつか来れたらまた食べたいです。

次は70キロ先の秋芳洞に向かいました。
途中では山間の農村部の平地を山を近くに遠くに感じながら走ります。こういう道は走ってて癒されますね。
ナビの導くまま秋芳洞黒谷口につきましたが入り口でパンフレットをもらい見てみると、秋芳洞は1キロで反対側にも入り口があり黒谷口からは下りになるようです。
帰りはタクシーを使うか、同じ道を登ってこなければいけないそうですね。
めんどくさっ！
とりあえず入館(1200円)です。
中に入って驚きです。
過去に行ったどんな洞窟よりも天井が高くて広いです。
バスケくらいなら余裕で出来そうですね。
中には大きめの川も流れていて幻想的です。
ちょっと暗めなので写真には撮りにくいのが難点ですかね。
とりあえずめぼしいの全部載せちゃいます。
来て良かった！
帰り道は汗だくになりながら元の場所まで歩いて帰りました。

16時くらいになったので梅の葉でイカ刺しを食べてホテルに向かおうとしましたが、ネットで調べたところランチ営業のみでした。
せっかく近くに来たのに残念です。また明日ですね。
ところがGW効果のせいかホテルが見つかりません。
結局山口市内のホテルをとりました。
だいぶ南下するので明日梅の葉に行くのが大変になっちゃいました。
まあしょうがないですね。

その前に秋芳洞近くのカルスト台地によります。
石灰岩の密度は四国以上です。
やっぱり気持ちがいいですね。
途中で長者の森というのもありましたが、ちっこい林にか見えないので行きませんでした。

30キロ離れたホテルに向かいます。
ところが到着間近で唐突に油っこくてしょっぱいものが食べたくなりました。
ギトギトラーメンを食べてない禁断症状です。
食べログ先生に聞いてみると、近くに学生御用達のラーメン屋があるみたいで期待大です。

博多金龍に到着です。
油そば大盛り・スタミナ丼で1000円くらいです。

油そば大盛り
麺をひっくり返すと底には真っ黒で油いっぱいのタレがたっぷり！
これですこれ！
味も雑な感じが素晴らしいです。
唾液が強制的に絞り出される感覚！油と塩分うめえ！

スタミナ丼
牛バラ肉ですかね。これまたしっかりとした味付に底の方に溜まる汁が最高です。

ここで大誤算です。この店はマンガが壁一面に置いてあるのですが、その中に以前天草のカプセルホテルで読んだ医龍がありました！
しかも最終巻まである！
結局16～25巻まで読んでしまいホテルついたのは22時過ぎでしたw
ホテルは3100円で温泉付きでしたが、疲れてたのでシャワーだけ浴びて寝ちゃいました。ちょっともったいないですね。

33日目

起きたら10時半でした。ファッ！？
まあ世間様はGWだし、ここはあえてのゆっくりパターンでいいですかねw

11時過ぎにホテルを出てイカ刺しの梅之葉まで75 キロです。
天気もいいしのんびりムードです。
ナビ上では1時間半ですがどれくらいかかるやら。

途中でイノシシコロッケの看板を見つけました。
興味あります！お食事処に入りました。
木を基調にした店でとても居心地がいいです。
30後半くらいの笑顔が素敵な店員さんが料理を作ってました。

イノシシ丼(700円)
安いですね。定期的に猟師さんが肉を持ってきてくれるようです。
味は特有の臭いに赤身と脂肪がはっきりと分かれたイノシシらしい肉でした。
肉もたっぷり入っていてグッドです。

イノシシコロッケ(100円)
イノシシまったくわかりませんw
ただ注文してから揚げるので、箸で少し少し押すだけで切れるくらいサクサクです。
うまい！イノシシ関係ないけど！

この店は入口の横でワンコを飼っています。
マンマ君(9ヶ月)です。カワイイ。
甘えん坊なんてレベルじゃありません。
後ろ足で立って全力で抱きつき、顔をベロベロ、服をガブガブです。
けっこう大きいので重いです。
カワイイんだけど汚れるからやめて～
このマンマ君、一見雑種なんですけどどこかで見たことがあるような・・・
聞いてみるととある犬種のmixでした。
犬に詳しくなくてもたいがい知ってるあの2つの犬種です。
ヒントは
・大型犬と小さめの中型犬のmix
・後ろ姿は中型似
・耳はちょうど半分
・毛色はたぶん両親同じ
・毛の長さは普通だけど柔らかい
・両親共に賢い犬種
わかりますか？正解は今日のレポの最後でw
マンマ君としばらく遊んでから出発です。

3200円のビジネスホテルにチェックインし外をぶらついていると屋台がありました。
実はこういう屋台に入ったことが無いのでチャレンジです。
店内で大将と店の客の三人で話していると方言の話題になりました。

「そういや島根の人ってあまり方言を話しませんよね？」

客「それは相手が標準語ですからね。わからないかもしれないし使わないようにしますよ」

大将「そうだね～。だいたいそうかもね」

これっておもしろい発見ですよね。
福岡の人は福岡弁大好きでことさらに使います。
三重では方言について気にもしてませんでした。
島根では相手に合わせて使わないようにしています。
なんとも県民性がでてますよねw

島根は横に長いので益田市と100キロ先の出雲では考え方がかなり違うそうです。
益田市の人たちは八百万の神とかはけっこうどうでもいいことだとか。
天気も山口の天気予報の方が近く、出雲とは気候が違うとのことです。

塩ラーメン(500円)
夜に優しいシンプルなラーメンです。
モヤシがとってもいいアクセントでした。また撮る前に混ぜちゃいましたw

牛すじと大根(300円)
おでんは地方でかなり特色が出ますが、ここは関東風でした。

明日は出雲ですね。混んでそうだなあ

マンマ君の正解はゴールデンレトリバーと柴犬でした。わかりました？

34日目

俺は用心深い男。
GW効果を予想し普段は昼過ぎにホテルを探すが、朝探すことにした。
出雲周辺がいいかな。そう思い5000円以下の宿を検索した。

『0件です』

さすがに無理か～。じゃあ松江も含めて周辺全部で

『0件です』

ファッ！？じゃ、じゃあ島根県全域で！

『0件です』

・・・中国地方は

『0件です』

明日の日付なら！

『0件です』

正直GWなめてました。
まあ長距離を頑張って走ってから人混みの観光名所を回り、漫画喫茶で泊まることもできるっちゃできるんですけど、そんなのは自分の旅じゃないんでやめました。
今泊まってるホテルにキャンセルが出たんで、もう2泊しちゃいます。

今日は出雲蕎麦を食べてから近所を散歩して、公園で焼き芋を食べ、イオンを散策したあとゲーセンで地元民と遊んでラーメンを食べてから帰りました。
明日も同じ感じかな～

35日目

朝九時に起きて昨日イオンで買った半額弁当を食べました。
食べたら眠くなってきたので寝ました。
起きたら昼過ぎです。
・・・おっふ！
1時間くらいその辺を散歩します。
なんもないなあ・・・
でものどかでいいとこです。
地元の人もなんにもないのが益田市の特徴だって言ってました。
動いたら腹が減ったのでラーメン屋に入りました。うまいです。
ただすっかりだらけてるので写真も撮ってません。ごめんなさい。
ラーメン屋でクロサギをしばし読み、昨日のゲーセンに行きました。
このゲーセンは筐体が10台くらいしかなく、熊みたいなオーナーが経営してます。
ここのオーナーはいつも常連とゲームをしてるか、パソコンで仮面ライダーを見たり艦これしてます。
ここでオーナーや常連と遊びながらほんの『8時間』ほどゲームをしてきました。

うん！ダメ人間ですね。
しかし出雲大社の混み具合を聞くととても進む気がしません。
とりあえず明日も連泊決定です。
明日はさすがにどっか行こうかなあ

せっかくみなさんに応援していただいてるのにだらけてて申し訳ないです。
まさに逆GWですね。

色んな日本一周のスレやブログがありますけど、こんなにテキトーな人はいませんねw

36日目

今日は久しぶりに旅らしいことをしようと思い、30キロ離れた匹見峡へ昼過ぎに出発しました。
久しぶりにバイクに乗りましたが、かなりバイクが軽く感じました。
疲れてたんだなあ。

道の駅匹見峡に到着です。
なにやらピーヒャラドンドン音がしてなかなかの人だかりですね。
たまたま神楽をやってました。
相変わらずラッキーです。

侍が切り結んだり子供が踊ったりと色々な種類がありました。

田舎蕎麦というのも売ってましたが、田舎蕎麦ってなんですか？と聞くと

『さ～？田舎で作るから田舎蕎麦なんじゃないかな。あと短いよ』

とのことです。本当にテキト・・・いや、おおらかなのが田舎のいいところですね。
野菜も売ってましたがかなりお安いですね。

山菜の天ぷら(200円)
安いしすんごいおいしいです。
ただ種類がわからないのが少し残念でした。
おいしいので2つ目を買いましたが、残りの種類が少ないとかでかなり目減りしました。
え～！本当にテキト・・・いやおおらかです。

押し寿司(250円)
野菜がたくさん入っていてお酢は少なめです。
まさに家庭料理っぽいです。

唐揚げ(2個で200円)
不思議な味付けでした。
ただ揚げ過ぎです。焦げ臭い・・・

お次は10キロ先の迷路に向かいます。
ランズボローメイズというやつですね。
25年前に流行ったもので、今では全国に数か所しかありません。
定義としては木製の仕切り、隙間が空いていて圧迫感が無い、1時間くらいでクリアできるなど様々なものがありますが、これはかなり正統派のようです。
ちなみに30分でリタイアして入口から出ました。
無理だよこれ！

迷路の向かいにあるミステリーハウスに行きました。
傾斜を使って目の錯覚を利用した施設です。
普通の小屋に見えますが、右側にある台と壁時計がの振り子が正しい角度です。
かなり強烈な錯覚を起こし、まっすぐ歩くのが難しいです。
壁にガンガン当たっちゃいました。
桶の上の竹に水を入れると右に流れます。

お次は10キロ先の迷路に向かいます。
ランズボローメイズというやつですね。
25年前に流行ったもので、今では全国に数か所しかありません。
定義としては木製の仕切り、隙間が空いていて圧迫感が無い、1時間くらいでクリアできるなど様々なものがありますが、これはかなり正統派のようです。
ちなみに30分でリタイアして入口から出ました。
無理だよこれ！

迷路の向かいにあるミステリーハウスに行きました。
傾斜を使って目の錯覚を利用した施設です。
普通の小屋に見えますが、右側にある台と壁時計がの振り子が正しい角度です。
かなり強烈な錯覚を起こし、まっすぐ歩くのが難しいです。
壁にガンガン当たっちゃいました。
桶の上の竹に水を入れると右に流れます。

2キロほど先に郷土料理を出す店があったので行ってみました。
クックハウスというお店で、うずめ飯をやっています。
うずめ飯とは、鶏肉、しいたけ、ごぼう、人参、里芋がだし汁と一緒に器に入っていて、その上にご飯、その上に葉ワサビ、海苔、ワサビが乗っています。

うずめ飯定食(800円)
これはうまいです。
ワサビは少量ですが、さすが名産というだけあり辛いです。
たったこれだけで十分すぎるほどです。
すべての具がピッタリ合っていてワサビの香りが素晴らしいです。
なんでもうずめ飯はワサビをおいしく食べるための料理という説もあるとか。
それも納得のおいしさです。
近くに来たらぜひ食べてみては。

帰りは寄り道する気満々で別ルートを通りましたが何もありませんでした。
益田市周辺は本当に何もないなあ・・・

時間が余ったので・・・もちろんゲーセンです！
今日もオーナーとキャッキャしました。

どうせなんで明日も益田市に泊まってGW完全に回避します！

島根か…

京都に来るのはまだ先だな

37日目

ついにイオンの半額弁当をゲットしました。
弁当3個に蕎麦3個ゲットです。
しかし夕飯が終わったら残りは弁当と蕎麦が一個ずつだけでした。
食い過ぎぃ！！

終わり

明日からは旅に戻りますw

出雲大社、たたら館、余裕があったら銀山ですね。

38日目

益田市から90キロのサンドミュージアムに出発です。
ここは前から行きたかったところで、世界一大きい砂時計があるとか。
目的地付近で鳴き砂の浜という看板を見つけて琴ヶ浜に寄り道です。
海が澄んでてキレイです。
ところがまったく音がしません。
通りがかった軽トラに乗ってる爺さまに聞いてみると、鳴る場所と鳴らない場所があり、探すのに若干コツがいるとのこと。
場所を教えてもらい踏んでみると、踏み出すときにギュパッと音がします。
おもしろいですね。
動画で撮ってupしてみましたがうまく出来てるかわかりません。

昼過ぎにサンドミュージアムに到着しましたが、なんと月に一度の休館日です。
ショックです・・・1時間ほど作戦を考えつつ昼寝をしました。

こうなったら一度50キロ先の出雲大社に行き、また戻ってからこの付近に宿をとろうかなと思いましたが、ここでトラブル発生です。
チェーンのあたりからカシャカシャ激しい音がします。
何これ怖い。
見てみるとチェーンがダルダルです。
え～宮崎のレッドバロンでは聞いたらチェーンは大丈夫だって言ってたのに！
さては適当に返事したな・・・まあまったくチェックしなかった自分も悪いけど。
近くの公民館で教えてもらった自動車修理工場で締めてもらいました。
チェーンだけでなくギアも消耗してるみたいで、走行距離12500でこれはかなり荒い乗り方をしてると言われちゃいました。
Ninja君すまぬ。自覚はある。

石見銀山に行きました。
途中で石見銀山に行ったばかりという婆様と話をする機会があり、かなり歩くと聞いていたのでどれくらい歩くか聞くと15分も歩かないとのこと。
ところが行ってみると受付の人に片道40分と言われました。
婆様足早すぎだろ！
ムリです。足が折れます。
やめ！

この時点で14時30分ですが、なんと出雲に宿が見つかりません。
この近辺に3000円で泊まれる宿があり、サンドミュージアムも行きたいのでここで宿泊です。

今日は城福寺に3000円で泊まりです。
いかにも和式で気持ちいいです。

おかみさんの娘一家が神楽をやってるらしく、衣装を着させてもらったり、道具を見せてもらいました。
これはヤマタノオロチで、17メートルもありこの頭と胴体をつけたまま舞台で8匹同時にスサノオと一緒に踊るそうです。
ＤＶＤを見せてもらいましたが、かなり激しい動きで凄い迫力です。
口から火を吹いたり煙幕を焚いたり4匹で合わせ技(？)をしたりします。
ちなみに娘婿の手作りで和紙でつくられていて17年間使っているとか。
和紙スゴい。
この寺で行ったそうですね。
真言宗で神仏習合なんで問題ないそうです。
というか司会をここの住職がやってましたし。
神楽を行う会はこの辺で120ほどあり、神楽をやるために地元に就職する人も多いそうです。
wikiを見てみたら別の会ですが同じ演目をやってたので写真を載せときます。
おかみさんに夕日を見せてもらいました。
仏様が寝てるように見えるそうです。
右側が頭ですね。

明日こそ出雲大社にいきますw

39日目

サンドミュージアムに行きました。
ピラミッド型の建物が特徴的ですが、ガラス張りなので中はけっこう暑いです。
夏どうすんのかな？
入場料は700円ですが、おかみさんに教えてもらった島根アプリで半額の350円です。
中には砂を使ったギミックアートや砂時計、科学の実験っぽい砂の展示物でいっぱいです。
20分に1回ひっくり返るアートが面白かったですね。
ただやはり1番の目玉は天井に設置してある世界最大の1年砂時計です。
大晦日には何十人もの人でロープを引張この時計をひっくり返すそうです。
楽しそう！
島根を舞台にしてドラマや映画になった砂時計という漫画の特別コーナーもありました。
昨日の宿に全巻あったんで一気読みしましたが面白いです。

途中の道の駅で休憩し、名物のイチジクソフトを食べました。
イチジクの種がいっぱい入っていてイチジクらしさ満点です。
これはうまいです。
バイクのところに戻るとNinjaの写真を撮っている人がいるので話しかけてみると鳥取県人でした。
鳥取の観光名所について聞くと、鳥取県は全都道府県の中でスターバックスが唯一無く、代わりにスタバならぬスナバがあるそうです。
砂丘に絡めてるんですかね？
それにしても他に無いんかいw
少し離れた所に他にも日本一周しているバイクがあるというので見に行くと日本一周の張り紙をしているバイクを見つけました。
出発日は・・・2013年2月！マジかよ！
各地でキャンプをしながらアルバイトをして稼ぎつつ生計を立てているそうです。
なんとハードな。本人には会えませんでした。

次は50キロ先の出雲大社です。
なんか思ったより小さいですね。
伊勢神宮は敷地も広大で樹齢何百年という木がゴロゴロしてましたが、ここはちょっと広めの神社といった感じです。
注連縄はどこも極太なのが印象的ではありました。
まあガイドさん一緒に解説をしてもらいながら観光すればまた別なのかもしれませんけど。
ここの注連縄の下からお金を投げて注連縄に刺されば恋愛が成就するというシーンが砂時計にあります。
おそらくそのシーンを真似してお金を投げるカップルが増えすぎたせいか、注連縄の下部は金網でガードしてありました。
しかしそれにめげずにお金が投げられたのか、金網にお金がいっぱい刺さってました。
恋愛は力技で行けってことですかね。
それにしてもここの鳩はまったく人間を恐れません。
50センチまで近いてもまったく逃げないのでこちらが避けないといけないほどです。
入り口の前に君が代の元となった詩のモデルとなった石がありました。
さざれ石ってやつですね。
これは印象的です。

出発する時になって突然の土砂降りです。
雨雲レーダーを見ると一時間ほどで止みそうなので喫茶店でタッチを見ながら待機です。
出る前でよかった。本当に運がいいです。

自分のレポートを見てきてくれている人ならそろそろ違和感を感じているかもしれません。
そう！食べ物の話がほとんど無いですよね！
その理由はここから40キロ南下したところにあるさくらの里きすきでやっている出雲蕎麦『食べ放題』(780円)に行くためです！
一昨日にツーリングマップルで見つけて以来絶対に行こうと思ってました。
ちゃんと定休日も確認済みです
ちなみに前日の朝からほとんど何も食べてませんw
さあ店に入り注文を！と思いましたがメニューにありません。
あれ？イヤな予感。
聞いてみると、今年の春から食べ放題はやめたそうです。
ショックです。かつてないほどのショックです。
朝から蕎麦を食べる気満々だったので他の物を食べる気にはなりません。
すっかりやる気を無くして15分ほどベンチに横たわってましたがふと思い調べてみると、蕎麦食べ放題やってるところがありました！
しかも期間限定です。なんという幸運。
ただ出雲の方に戻ることになるんでたたら館は行けなさそうですが、まあ明日行けばいいですね。
今度は電話で確認をしてから出発です。

走り出してから五分ほどすると突然土砂降りです。
慌てて道路脇の自動車修理工場に逃げ込みました。
やっぱりツイてないかも。
従業員の方達は雨宿りを快く許可をしてくれて話し相手にもなってくれましたが、みんな仕事はいいんですかねw
10分ほどで止んだので出発しました。

蕎麦縁に到着です。
店前では水車がグルグル回ってました。
広島でも水車が回っている蕎麦屋がありましたね。
蕎麦引き用の水車が源流なんですかね？

店内に入り割子蕎麦食べ放題(1480円)を注文です。
割子蕎麦は一人前がおよそ3段になっていて1つ目の段を食べ終わったら余った汁と薬味カスを下の段にかけ、また汁と薬味を継ぎ足して食べる食べ方です。
蕎麦は少し残して次の段に移した方が薬味の調整がしやすい気がします。
出雲蕎麦はちょっと濃い目の色の蕎麦ですね。
あんまりツルツルはしていませんが独特の弾力があって美味しいです。
結局18段食べました！
いや～満腹です。もう動けません。
ちょっとお高いですが、出雲に4000円で宿を取りました。

明日はたたら館を見て鳥取入りですね。
鳥取はなにがあんのかなあ？

40日目

朝フロントからの電話で起きると10時半でした。
またやっちゃった！ドンマイ！
50キロ南のたたらと刀剣館に行きました。
ここでトラブル発生です。
デジカメ落として壊しちゃいました。
いつもスマホとダブルでとってましたが、仕方ないですね。

ここではたたらの歴史や製造法、使われた器具、実物大の炉の模型、出来上がった各種鉄などが展示してあります。
GW中は刀鍛冶の実演もやってたみたいです。
奥出雲では昔からたたらが盛んで、現代でも日本で唯一、1箇所だけですが玉鋼が生産されています。
玉鋼は刀を作るのに必須な材料で、刀鍛冶は刀剣協会の分配に従いおよそ年間1トンの玉鋼を受け取ります。
玉鋼はおよそ10トンの砂鉄を70時間大量の木炭と一緒に火にくべて作成し、その中から良質なものだけが玉鋼となります。
その辺の炉や塊なんかも展示してありましたが全部撮影禁止でした。
受付前の売り物は撮影できました。
玉鋼の塊はめっちゃキレイでしたよ！
ちなみに炉に空気を送るフイゴを踏む役を番子といい、交代で踏むことをかわりばんこと言います。
意外な語源ですね。

これで島根は終了なので次は鳥取です。
観光地を調べると水木しげるロードがありました。
場所は松江の先で70キロ北！アウッ！
また戻るのか・・・まあ仕方ないですね。
コンビニでオニギリを食べつつ北に向かいます。
そういやGW以来地元の人にまったく話しかけられません。
観光客に飽き飽きしてるんですかねw

水木しげるロードです。
漁港から五分ほどのところにあり、商店街に沿って800メートルの長さで妖怪の銅像やオブジェが設置されています。
観光客数は鳥取砂丘を上回るそうですね。
絶えず鬼太郎音頭が流され、周りの店も鬼太郎和菓子、鬼太郎パンに始まりついには鬼太郎理髪店まであってやりたい放題です。
散策していると見慣れた後ろ姿が！
鬼太郎がいました。愛想がいいですね。
ねずみ男とサラリーマン山田もいました。

水木しげる記念館です。
2階は水木しげるの作品展となっており、いくつかのマンガは読むことができます。
本番は一階で、色々な妖怪が展示してあります。
これの作り込みがもの凄いです。
以前四国で見た妖怪館とはレベルが違います。
はっきり言ってすごく怖いです。
本当に必見です。
実は撮影禁止か微妙な場所があったんで何枚か撮影しちゃいました。
でもさすがに載せたらまずいですよねw
でも見せたい！というわけで公式から持ってきました。
水虎と見上げ入道がよかったんだけどなあ。
記念館を出たら五時を過ぎてました。
鬼太郎も疲れて座り込んでますね。

今日は30キロ先の米子市にある3000円のビジホに宿泊です。
近くのイオンで夕飯のラッキョ200グラムと、極太の煮たゲソを買うついでに一万円のデジカメを買っちゃいました。

明日はついに鳥取砂丘！楽しみ！

41日目

またもや寝坊！疲れてるのかしらん？
今日は90キロ先の鳥取砂丘に出発です。
無料の山陰道を通りますが、かなり空いてるのでスイスイ進みます。
50キロほど進んだところで道の駅北条公園に寄って休憩です。
この辺では牛スジカレーうどんが名物(？)みたいなので食べていくことにします。

牛スジカレーうどん大(530円)・ゲソ天(80円)・鶏もも天(120円)・かき揚げ(100円)・ライス大(150円)で計980円です

麺は普通でしたが、汁はカレーが濃いめでドロっとしていて牛スジのうまみがよく出ています。
これはなかなかウマいです。看板メニューに偽りなしですね。
天ぷらは全体的にコスパ○ですね。
特に鶏もも天はファミレスのチキンステーキより一回り小さいくらいのサイズがあり、味も柔らかくジューシーで激ウマでした。
近所に欲しい店ですね。

久米の里に到着です。
休憩無しで全力走りをしたせいか地面がグニャグニャに感じます。
これはヤバイw

ここには言わずとしれた体高7メートルにもなる3分の1スケールZガンダムがあります。
正確には色々と形が違うみたいなので、Zガンダムver.久米の里といったところでしょうか。
これが模型と大きく違う点は関節が動くようにできていて、コクピットもちゃんとあるということです。
もちろん電気による外部動力も接続できるようになっています。
ただ重量とバランスの問題を考慮してないので実際には動きませんw
ここのサイトに詳しいことは載っています。
http://www.michinoeki-kumenosato.com/mobiru.html

名産のジャンボピーマンことジャンピーのアイス(250円)です。
これは面白いですね。
ちゃんとピーマンの苦味と香りもするのに美味しいです。

ここで鳥取市のホテルを探しますが見つかりません。
鳥取県はホテルが全体的にお高めです。
時間も3時半ですし、仕方ないので75キロ北上して倉敷に宿を取りました。

ところがついてみると、駐車場代が1000円とのこと。
お高いですね。というかホテルに泊まってバイクの駐車場代を請求されたのは初めてです。
ネットに載ってなかったので軽くごねてみましたがダメでした。
ただこの支配人らしき人が『でなければ他で停められる場所を探すか』と何度か言っているのが気になったので方針変更です。

『じゃあこの辺にバイクを一晩停めても問題なさそうな所はないですかね？』

支配人『いや、当ホテルではそういうことは答えかねます。』

『いえいえ！ホテルとしてじゃなくてですね、あくまで個人としてちょっとした雑談の中でなにか思いついたことがないかなあと思いまして。』

支配人『！！・・・いや～でも停めてなにかあっても責任とか取れませんし』

『いやいや責任とか無いですよ！なんか噂を話してるのを小耳に挟んだ自分が勝手に様子を見に行って、自己判断の自己責任で勝手に停めちゃうことはもしかしたらあるかもしれませんけどね～w』

支配人『あ～wなるほどwそういえば話が変わりますがあっちの方のコンビニの周辺を探すと何かいい事があるような気がしますね～w』

『ほほう！いいことですか～wじゃあちょいとチェックイン前にちょいとコンビニにでも行ってきますねwありがとうございます！』

行ってみるとコンビニ、飲み屋など五軒くらいが集まった集合店舗があり、100台くらい入る駐車場があったので、1番端っこのハンパなスペースに停めさせてもらいました。
腹芸大成功！
しかしこの部屋今までで1番狭いですw
一般的なシングルベッドを置いたらもう部屋が半分以上埋まるっていうw
まあ結局3000円で泊まれたからいいんですけどね！
明日こそ鳥取砂丘だ！

42日目

40キロ先の鳥取砂丘に出発です。
途中道の駅神話の里に寄りました
ここは因幡の白兎の伝説がある土地ですね
駅長のウサギさんカワユス

ご当地バーガーを食べました。
お値段は500円。高いですねー。
ところが出された商品を見てビックリ、小さい！しかもかなり写真と違います。
おいおい！と思って食べましたが意外にもおいしいです。
イカ墨パンも猛者エビを使ったフライもグッドです。
かなりちゃんとした材料をつかってそうな味でした。
これならお値段相応の味かなと思います。

ついに来ました鳥取砂丘です！
旅に出る時に1番行きたかった場所です！
まずはパラグライダーを受付しにに行きましたが、1回8000円と聞いてちょっと尻込み。
しかも強風であまりできないかもとのことでした。
うーん・・・やめ！

お次はラクダで3分1300円です。
さすがに短すぎないですかw
乗せてくれるのはヒトコブラクダのエイキチ君(10才)です。
ヒトコブラクダは寿命がおよそ25年で、大人しいですが臆病な性格をしています。
感じとしては馬っぽいですが、どちらというと牛に近い仲間だそうですね。
馬と違ってかなり揺れます。
歩くときに右後足→右前足→左後足→左前足と歩くのが原因ですが、この歩き方のおかげで砂地でも楽に歩けるらしいですね。

次は砂丘に向かいます。
さすが鳥取砂丘ですね、普通にV3が歩いています。
やっぱり鳥取県は違いますね！

遠くに見える崖が馬の背と呼ばれる場所でかなりの急勾配です。
これは登るしかありません！
あまりに勾配が強いので両手も使って這いつくばりながら登らないと無理です。
しかも砂の粒が細かく体重が重いので沈みますし、靴の中にもガンガン砂が入ります。
登っていると3メートルくらい横で小学生くらいの女の子が登っていましたがスカートで登っているのでピラピラパンツが見えてます。
自分はロリじゃないのでまったく嬉しくありません。
ってか下に親がいるので、あらぬ誤解を生まないように顔を上げられないので困りました。
30代男一人旅は気を使いますw
5回ほど小休止を挟みつつ登坂成功です。

頂上は見晴らしがよく寄りかかれそうなほど強風が吹いてます。
最高に気持ちがいいので20分ほど頂上にいました。

砂の博物館です。
ロシアと鳥取の共同企画で、作品のほとんどがロシアの文化や歴史に絡んだものです。
造りはすごいんですけどできればロシア以外の作品も見たかったです。
あんまりロシアに興味ないですね。
ちなみに製作の時には砂と水以外は一切使われていません。

そろそろ腹ごしらえタイムです。
まずは砂卵(120円)です。80くらいの婆様に

『これは頭がいい人が作ったから食べなさい！』

とかなりのマシンガントークで勧められて買いました。
茹でるというよりは蒸し焼きされた卵です。
砂の熱で水分が飛び、白身の一部が焦げています。
栗っぽいような甘みのある味でした。

この辺りの名産の20世紀梨を使った梨のソフトクリーム(300円)です。
梨の果汁を多めに入れているせいか若干ジェラートっぽいです。
しっかり梨の味がしてグッドですね。

梨カレー(650円)です。
梨以外の具は見えないくらいに煮込まれていてしっかりとコクがあります。
かなり辛めの味付けと梨の甘さがバランスよくマッチして素晴らしく美味しいです。
これはまた来たら必ず食べたい1品ですね。

展望台はイマイチの見晴らしでした。

馬車もありましたが、砂の上を重そうな箱を引いて坂を登らされてちょっと大変そうでした。

この時点で2時半です。次の目標は120キロ先の兵庫県にある鬼の架橋です。
まあ5時までにつくだろうと思いましたが、鳥取砂丘で散々遊んだつけが来たのか疲労感が凄いです。
ちなみに自分は疲れてくると眠くなるタイプなので無理もききません。
というわけで90キロ進んだところにあるゴルフ場の付属宿泊施設に3240円て、予約をとりました。

もう急ぐ必要が無いので休憩しながらノンビリ進み、ガソリンスタンドに入りました。
給油の前にバイクを停めると突然真白な大きい犬に激しく吠えられましまた。
秋田犬のランちゃん(6才)です。
ここの裏手に住んでいる従業員が飼っている犬で、バイクと黒い車限定で吠え掛かるそうです。
ただ吠えた後は大人しいです。
と言うより撫でても耳をつまんでも寝っ転がったまま無反応です。
マンマ君の3分の1でいいから愛想が欲しいですねw
全然動いてくれないので1枚しか撮れません。
それにしてもなかなかの体躯です。
さすが純和犬最大サイズの秋田犬ですね。
残念ながらこの子も天狼抜刀牙は使えないそうです

宿につきました。四人部屋なんで少し寂しいw
そして日焼けしすぎて顔がヒリヒリしますw
明日は鬼の架橋に行きますが、夕方から雨なんで少し早めに宿へ入りますかね

なんか最近日記をつけてる気分になってきましたw
そう考えるとバイクちゃんねるとかにまとめてもらえると、今後旅のことを思い出す時に便利だなって気がします。

まとめさんここ虹色で！

色々あってけっこうおもしろいですよね。

ちなみに70くらいの婆様が俺より早く登ってましたw

ちなみにラクダは
ラクダを撮影100円
ラクダに乗って記念撮影500円
と鬼畜な値段設定となっております。

1300円払えば撮り放題で、しかもスタッフが撮影した写真を小さいポストカードにして無料でくれます。
もっとも受け取る時に1000円の大判をめちゃめちゃセールスされますけどw

４３日目

この宿は朝ごはんがついてます。ちょっとお得。
でもトースト１枚とおかずじゃ足らにゃい・・・
今日は鬼の架け橋を見に行く予定でしたがツーリングマップルを見ていると但熊という店を見つけました。
玉子かけご飯ブームの火付け役で、国の賞で１番にもなったところらしいです。
30キロほど遠回りになっちゃいますが25キロ先の但熊に出発です。

到着し、バイクを停めると目の前に熊の巨大なオブジェがありました。
これはただのオブジェじゃありません。
裏に行くとトイレになってます。
女性専用じゃなければ使ってみたかった！

但熊です。ツバメの巣だらけで、パッと見１０個はあります。
ここはご飯おかわりじゃないそうですね。ちょっと残念。
卵、ネギ、海苔が使い放題なのは嬉しいところです。

プレーンオムレツ(２５０円)
卵３つを使ったオムレツです。
外はふんわり中はトロトロのおいしいオムレツです。
いい卵を使ってるらしくクリーミーで美味しいんですけど、上のケチャップがちょっと違和感。
もうちょい合わせたソースでもいい気がします

玉子かけご飯定食大盛り(４５０円)
卵９個使って白身の半分はよけちゃいます。
ネギと海苔をいっぱい乗っけて完成！
うめええええ！
・・・と思いましたが半分くらい食べたところで違和感が。
そう！卵の使いすぎで少し気持ち悪くなっちゃいました。
あまり気にせず全部食べましたが、さすがに１２個分のダメージは大きく足がフラフラして胃がムカムカします。
胃がムカムカするなんて人生で２度目です。
確か前回は近所に卵使い放題の玉子かけご飯屋ができたので、１０個以上卵をかけて気持ち悪くなりました。
俺のバカ！全然学習してないじゃん！
自分のアホさ加減にショックを受けつつ向かいの薬局で液キャベ(４００円)を買いました。
高くついたなあ。

１時間程休憩したら全快したので出発です。
あえて山道コースを選択して遠回りです。
途中グローブが風に飛ばされて小川に落ちて追いかけっこをするはめになりつつノンビリと鬼の架け橋近くに来ました

ここで微かに雨が降り出しました。
おや？雨が降るのは夕方では？と思い雨雲レーダーを見ると本州と同じサイズの雨量の多い雨雲が西から迫っています。
やばい。逃げないと。
鬼の架け橋は中止です。すぐに宿に入りたかったのですが、この近辺は宿がありません。
どうせこの後京都に行くし、方向的にも都合がいいんで75キロ先の京都市に宿をとっちゃいました。

道がそれなりに混んでいたので２時間以上かけて到着です。
一泊１５００円の男女共同ドミトリーで、宿泊客はほぼ全員外国人です。
みんな観光ですね。
それにしてもみんな一人残らず無言でタブレットかノートPCを開いてます。
旅に出る前はドミトリーでは毎日宴会が！・・・みたいな思い込みがありましたが、どこに泊まってもそんな気配は微塵もありません。
良くて１０～１５分話すくらいです。

今日はどこも行ってないですね。
まあ雨の日はしかたないですな。
明日は晴れそうなんで京都観光です！
清水寺、伏見稲荷大社、舞妓さんくらいしか思いつかないですけどw

兵庫は行きにも通りましたからね～

なかなか難しいッスw
でも話しかけておけばよかったかな

44日目

なにやら体調が悪いかも、でも月一でこんな日があるんで気にしません。
まずはいきなり腹ごしらえです。
デカ盛りで有名なオムライスひとみに行きました。
ジャンボオムライスを注文しますが、お薦めはしないとキッパリ言われました。
そんなこと言われたらかえってやるしかありません！

ジャンボオムライス(1300円)
米の量は驚愕の4合です。でも以前に三合半のカツ丼を食べたことがあるので余裕です。
・・・と思っていましたが、白米とちがってケチャップライスをひたすら食べ続けるのはしんどいです。
飽きます。いくら食べてもケチャップライス・・・！！
半分ちょい食べたところでギブアップです。
もう飽きすぎて唾液が出ないです。
残りはパックに入れてもらって夜に食べました。

今日の観光地は全部10キロ圏内なんで便利ですね。
次は金閣寺に行きました。
しかし京都は信号が多く、大阪が近いせいかドライバーの運転が荒いです。
体調も悪いのに日差しもジリジリで体力ダウンです。
金閣寺に到着しましたが、なかなかの人混みです。
八割が外国人観光客か学生で賑やかです。
暑さもあってもうフラフラ。写真を撮ってカキ氷を食べて退散しました。

次は嵐山の竹林です。
まずバイクを停めるところがありません。
そもそもこの付近の駐車場は1回800円の鬼設定です。
休憩ついでに喫茶店に入り、500円のトマトジュースを飲んでそのまま竹林に歩いて行っちゃいました。
マジすみません。
竹林はなかなか綺麗ですが、このくらいなら今までの旅で何度か見たような？
でも夜になるとライトアップされて凄いみたいですね。
近くに渡月橋があったので撮っておきました。
普通の橋に見えます。
人力車もいっぱい走ってました。

暑い！人混み！もうヘロヘロ。
次は清水寺です。ここはまた凄まじい人混みです。ひぃ！
そしてまたもや駐車場代に参拝料！
京都観光はお金がかかりますのん。
清水寺は微妙な高さでした。
でもこの高さに寺を作ろうってのがすごいですね。

休憩ばっかりしてるのでもう17時です。
駐車場の職員に舞妓さんの出没する場所を聞くと、ちょうど今なら八坂神社の近くにいる確率が高いとのこと。
到着しましたがただの住宅街です。
よくよく調べると、京都には八坂神社がいっぱいあるらしいです。
ションボリしていると地元の婆様に話しかけられました。
舞妓さんに狙って会うのはなかなか難しいそうです。
いても観光客の体験舞妓ばっかりだとか。
よし！諦めよう！

昨日泊まったドミトリーに戻りました。
そして安心の一泊1600円。素晴らしい。
今日はいつも喫煙所にいる外人さんに話しかけてみました。
とてもきさくな人ですが、予想通りの日本語0です。
中学二年生レベルの英語力(マジ)なので話がなかなか進みませんが、なんとこの人はアイルランド人で世界中を旅しているそうです。
タイ(タイランドってタイですよね？)、ミャンマー、シンガポール、中国、イギリスまでは聞き取れたんですけどあと5個くらいはわからなかった・・・
日本には17日目(もしかしたら京都かも)で国を出てから1年だそうです。すげえ！

明日は体調を万全にして、涼しいうちにメインの伏見稲荷大社に行ってきます！
それから滋賀県かな。滋賀県って琵琶湖以外になにがあるの？
それにしても京都あんまり合わないかも。

45日目

ついに伏見稲荷大社！ここはとあるアニメの舞台で、それに関するタイアップもやっていたとか。
まあつまらなくは無いけど最終回の次の日には忘れるぐらいのアニメでしたが、劇中の伏見稲荷大社がとても綺麗だったので、旅前から一度寄ってみたかった場所です。
駐車場無料！参拝料無料！凄い人混み！ぐぬっ！？
でも負けません。まだ体力もあるので人が途切れた隙を狙って写真を撮っていきます。
けっこう広いし似た場所も多いので劇中のポイントは2つくらいしかわかりませんでした。
もう少し下調べしとけばよかったかなw
でも聖地巡礼というよりは伏見稲荷大社の千本鳥居を見たいだけなんで良しとします。

連続で連なる千本鳥居ですが、願い事がある時や叶った時に寄進するそうです。
裏から見ると寄進した人達の名前がかいてありますね。
この中を歩いているととても不思議な気持ちになります。
来れてよかった！

稲荷神社の総本山らしく、色々な狐がいました。

神社から出たところでいくつか店があったので、桜アイス(380円)を食べました。
アンパンの上に乗ってる桜の塩漬けの味がします。
塩味もマッチしてグッドです

名物稲荷コロッケ(70円)も買いました。
外がカチカチで中は普通のマズイコロッケです。マズっ！

駐輪場でルートを見てて気づいたんですが、滋賀県を普通に通過しちゃうと福井を半分くらい通り過ぎちゃうんですね。
ここまで海が無い県を通ってなかったので失念してました。
ルート取りに悩みます。

次は80キロ先のメタセコイヤ並木並木です。
マキノ高原の手前2.5キロぐらいの区間でメタセコイヤという杉の仲間が道端に植えられています。
住民が観光のために植樹し、しだいに有名になりました。
木が大きく、道もまっすぐなため凄く見栄えがいいです。
これは素晴らしい。
京都から離れて琵琶湖に近づくにつれて気温が急激に下がってきました。
やっぱり盆地ってことと、湖の冷却効果はでかいんですかね～

次は20キロ先の奥琵琶湖パークウェイという琵琶湖の北端にある葛籠尾半島の沿岸部を通る全長20キロくらいの道です。
充分に双方向通行可能な道幅があるにも関わらず、一方通行だったり夜間通行禁止だったりします。
昔はバイクや車で攻める人が多かったり、ところどころに騒音やめろの張り紙があることと関係してるんですかね。
時々狭くなって制限時速30キロになり、路面が急カーブ前にあるシマシマだからけになってとってもスリリングです。
琵琶湖を初めて見ましたが流石に大きいです。
対岸にうっすらと陸が見えることと、波がほとんど無いこと以外は海に見えます。
ぱっと見でもかなりの数の川鵜が魚を捕りに潜ってました。
今琵琶湖では川鵜の糞害が問題になっていて、琵琶湖の竹生島も大半の植物がやられてしまっているそうです。
毎年万単位で駆除しても、未だに数万羽生息しているらしいです。

次は40キロ先の敦賀市内にあるヨーロッパ軒です。
ここはなんども雑誌やテレビに取り上げられている店で、福井名物のソースカツ丼が食べれます。

ソースカツ丼ご飯大盛りカツ増し(1000円・・・くらい)
ご飯は500グラム、カツ4枚です。
フタからはみ出るどころか最初からフタがかぶさっていませんw
じゃあこのフタはなんに使うかというとカツをフタの上に避けてから食べるそうです。
もう丼じゃなくてよくね？とかフタじゃなくて小皿持ってこいよ！とかもっとデカイ器にしろよ！などなどツッコミどころ満載です。
カツの衣は関東と違い薄くて若干固めです。
ソースは甘めで、ご飯の下の方までしっかりと染み渡り、カツもたっぷりと浸っているのにも関わらずしょっぱくありません。
ソースが自慢なだけあって料理にあったいい味付けですね。
まあまあの食べごたえでとてもおいしいです。

ヨーロッパ軒から2キロほどのホテルを取りました。
しかしこの街は見事にシャッター街になりつつありますね。
駅の真ん前と国道沿いを除けば病院と大型スーパー以外は活気0です。
と思いきや、商店街の歩道に松本零士の漫画に出てくるキャラクターの像がありました。
説明を見てみると、商店街の各所に
999とヤマトをメインとした松本零士のキャラクター像がたっているそうです。
50代のホテルの従業員にも聞いてみましたがかなり熱烈なファンでした。

従業員『でもお客さんくらいの年だとわからないですよね～』

むっ！アニオタなめんな！

『そんなことないですよ！999は映画版見たけどめちゃめちゃ面白かったです！』

従業員『あれは名作ですよね。主題歌もまたよかった。』

『あの～人はもう～思い出～だけどぉ～♪』

従業員『！！・・・君を遠くで～見つめて～るぅ～♪』

ガシッと握手しました。

『ゴダイゴ最高ですよね！』

従業員『レコード買いましたよ！』

『俺もiPodに入れて何十回も聞きました！』

またガシッと握手しましたw
その後999についてのオタクトークは別の客が来るまで続きました。
オタク文化は年代も越えますな。

もう暗くなっちゃったんで像は明日じっくりと見てきます。

明日は三方五湖ですね。福井もまたどこに行くか迷いますw

そういやなんだかんだでもうすぐ半分ですね～

46日目

まずはホテル前の松本零士関連の銅像を歩いて巡ります。
ヤマトもあるんですけど好きじゃないんで主に999の方を見て回りました。
時系列順に並んでいて順に見ていくと999の各シーンが回想されます。
それにしてもよくできていますね。
これを作った人は999のファンだなっていうのが確信できるほどの出来です。
鬼太郎ロードの妖怪よりもよっぽどいいんですけどね。
ただ肝心の商店街に松本零士関連の店舗が0っていう・・・

ついでにその辺も散策してるとマックがありました。
食べたい！何故か急激に欲求が湧いたのでとんかつバーガーを食べましたが、なんだかとても無駄をした気になりました。
旅先で食べるもんじゃないなあ。

残り7キロのところで雨が強くなったので道の駅に避難です。
雨宿りがてら店を見ているとイノシシコロッケの看板がありました。
中のパン屋で販売してるようなので、店員のおばちゃんにイノシシの味がするか聞いてみました。

『ぜーんぜん！イノシシの味なんてまったくわからないよ！』

なんじゃそりゃ！しかしここまでぶっちゃけるおばちゃんなら、むしろオススメを聞いてみたくなりました。
おばちゃんがノータイムで勧めたのがクルミ味噌パン(140円)です。
この辺りの名産の味噌を使っていて、コクと塩気が甘めの味付けとマッチしていいバランスです。
パンも半分は米粉で出来ているらしく、噛み切る前にもう一味わいでてきておいしいです。
これはウマい！納得のオススメ品でした。

他の店を見てみると鴨そばの店がありました。
そういやこの辺は鴨そばが名産でしたね。
琵琶湖産の海老かき揚げもはいっているみたいなので鴨そば(500円)を注文です。
麺は蕎麦粉多め、汁はやや薄めの関東風ですね。
鴨肉なんですが、ハムより柔らかいのにしっかり鴨肉の味がします。
脂身もついてるのでとってもジューシー！これはうまいですね。
なんでも合鴨の肉なんで柔らかくてうまいんだとか。
鴨肉をウマいと思ったのは初めてです。
海老のかき揚げは筋っぽくて生臭いです。う～ん。
琵琶湖で地引き網して採るスジエビという種類だそうです。
ぶっちゃけ桜えびでいい気もします。

今度はレジの横の丸子焼きが気になりました。
たこ焼きのタコがモチになったものですね。
説明がおいしそうです。
外のテーブルで食べましたが、一口食べて驚愕です。
マズイ！尋常じゃないほどマズイです。
生地はゴムみたいでパサパサしてます。
味付けもテキトーで、長時間置かれたせいかところどころ硬質化しています。
もう生地が悪すぎてモチなんてほとんどわかりません。
この旅に出てワースト一位は確実ですね。
10円でも買いません。

モソモソと口に詰め込んでいると、
おっちゃんに話しかけられました。
このおっちゃんは地理マニアで、神奈川県の地元のことまで網羅してました。
行ったことないマイナーな場所の電車事情や合併の話を知ってるって凄いです。
仕事を聞かれたので、3月に退職した話をすると

『まあ人生なんてうまく行かないものと考えて生きた方がよっぽどええよ。とにかく無理をしたらアカン』

俺もそう思うぜおっちゃん！

雨が上がったので出発し、つるやパンに到着です。
店の前にバイクを停めて中に入ってみました。
一見カップラーメンや飲み物なんかも売ってる雑貨屋っぽいですね。
パンもみんな包装してあり、コンビニみたいにサンドイッチやプリンを入れる保冷スペースもあります。
店員のおばちゃんの接客がとても良くて気持ちがいいお店です。

サラダパンとスマイリーパンを買って店の前のベンチで食べました。
このお店のパンはどれも130～145円くらいです。
サラダパンは何度かテレビで紹介されて有名になったパンで、中にマヨネーズと細かく切ったたくあんが入っています。
最初はキャベツが入っていたらしいのですが、保存と歯ごたえを考えてたくあんに変更されました。
大根だって野菜だ！ってことで名称はそのままサラダパンです。
キャベツだった名残で包装も緑のままらしいです。

サラダパン
マヨネーズと塩気のたくあんはいい相性ですね。
最大の特徴のコリコリ感はまあおもしろいですw
それにしてもここのパンはなんかおいしいですね。
どこがと言われるとうまく説明できないんですけど。

スマイリーパン
コッペパンの中にバタークリームとゼリーが入ってます。
みかけも面白いですけど、シンプルでおいしいです。

道の駅で会ったおっちゃんと偶然再会したりしつつ、パンを食べ始めたあたりから雨が本降りです。
そのまま店の前で雨宿りをしていると別の場所にある工場からパンを届けに来た20代くらいの2(3？)代目と話すことができました。
2代目は京都のパン屋でずっと修行をしていて、半年前から戻ってきたそうです。
帰ってきたらいきなり人気店になってて大変じゃないですか？と聞くと
『でもみんながんばってくれてますから！(ニコッ)』
爽やか！！
以前に西日本一周をしたらしく、中でも沖縄が良かったそうです。
沖縄か～！

その辺のスーパーを見て回ったりブラブラしてからまたパン屋に戻ると、また2代目がパンを持ってきて陳列していました。
さっきの配達から一時間半もたっていません。
さっき食べたのは本当に焼きたてのパンだったんですね～
おいしさの理由がちょっと納得です。

雨もやまないし、少し寒くなってきたんで喫茶店に避難しました。
ここの便所はなんとボットンです。
久しぶりだな～と思っていると、横に張り紙があり、用を足したらホースで流してくださいと貼り紙がありました。
セルフ水洗！？斬新です！流石に写真は撮りませんでしたけどw

4時間ほどＶＩＰやゲームで遊んでましたが、結局18時の閉店時間になっても雨がやまないのでつるやパンに戻りました。
いつも2時間はかかるので、このうちに報告を書こうとも思ったんですけどうまくまとまりませんでした。
集中しないとけっこう書けないもんですね。

この辺りでは黒田官兵衛展をやってるみたいでノボリが数十本と立っています。
まあ興味がないんで行きませんけど。

今度は朝ごはん用にサラダパンとチーズフォンデュウパン(デュじゃなくてデュウです)、夕飯に半額になったサンドイッチ(3つで380円くらい)を買いました。
サンドイッチはどれもおいしいですね。
サンドイッチに限らないんですけど、ここのパンってクリームやソースに至るまでよく考えて作られてます。
だからこの値段でもコンビニのパンよりも一回りおいしく作れるんじゃないかと思いました。
これってすごいですよね。絶えず焼きたてを届けることといい、従業員の接客といいまさに優良企業です。
うーん。近所に欲しいなあ。

もう暗くなってきたのにまだやみません。
ふと気が付きました。暗くなったらやばいじゃん！
夜道に雨なんて最悪です。
急いで雨の中出発しましたが結局すぐに暗くなっちゃいました。
この辺は車がかなり飛ばすので怖かったです。

前日に泊まったホテルに到着です。
昨日の従業員に、朝999の銅像を見に行ったことを伝えると当然のごとくアニオタバトルスタートです。

※アニオタバトルとはアニオタが2人以上集まると必ず開催される競技であり、共通のジャンルの中から種目が選ばれます。
採点項目は歴史、豆知識、裏話、など多岐にわたりますが、基本的に相手にへー！と言わせるとポイントになります。
双方のネタ(片方ではない)が尽きるまで行われ、終了した時点でのポイントが多い方が勝者となります。
なお、相手のネタを遮り自分のターンにする、ポイントに圧倒的大差がついた時に相手をバカにする、などの行為は空気を悪くする恐れがありますので自己責任で行いましょう。

999ではなんとか勝ちましたが、ヤマトでは完敗でした。
やるな！

今日はダブルの部屋をシングル料金で泊まれることになりました。
これもなにかの縁ですからダブルに泊まっていいですよ！って言ってましたけど、たぶんここしか空いてなかったんだと思います。

明日はどうしようかな。とりあえず東尋坊は行きます。

書くのに3時間近くかかっておそくなっちゃいましたw

それにしても今日はメシ食って雨宿りしかしてないやw

47日目

寝坊してフロントから起こされました。
ぬう、またやっちまった
まずはすぐ近くの昆布館に行きました。
思ったよりでかいですね。
どうやら加工工場も入ってるみたいです。
中にはひたすら昆布売り場が並んでいて、乾燥昆布からふりかけ、つまみ、佃煮、飴、チョコレート、ゼリーにいたるまで色々な昆布製品が並んでいました。
ほとんどの売り場に試食コーナーがあり、10ヶ所以上で食べてきました。
昆布うまいっす！
2階では昆布の歴史を学べるという誰得展示が行われていて人っ子一人いませんw
なんとここでは昆布茶が無料で飲めます。
ありがたいです。さすが昆布館！
売店では昆布うどんや昆布おにぎりが売ってました。

昆布おにぎり(300円)
ふわふわしてる方が、外にふりかけ昆布、中にお茶漬け昆布です。
海苔みたいに巻いてる方は、ひじきご飯をおぼろ昆布で巻いたものです。
若干味が薄い気がしましたが、どちらも昆布らしさがよく出ていておいしいですね。

昆布ソフトクリーム(250円)
一口食べた時に抹茶？と思いました。
おそらくベースが抹茶なんだと思うんですが、よく味わうと昆布の味ととろみがしてダシもよく出ています。
これはかなりいい商品です。どう考えても普通の抹茶よりも美味しいです。
一般販売したら売れそうです。

全体的に見ると意外に昆布館はいいところでした。

これまた近所の松原公園です。
日本三大松原で名勝に指定されています。
いわゆる竹林や杉並木のような派手さはありませんが、程よく間隔が開いた松が開放感を感じさせ、間から見える砂浜が心を落ち着かせます。
砂浜の粒が大きめで歩きやすいのもまたいいですね。
これはかなりいいところです。
日がな一日のんびりするには最適な場所です。

ここから金華山のリス園に行こうと思ってツーリングマップルを見ていると、伊吹山のところに「琵琶湖が一望！晴れた日にはぜひ！」という記述を見つけました。
おりしも今日は雲が2割くらいのほどよい晴れ、しかも琵琶湖成分がちょっと足りないなと思っていたところでした。
滋賀県いいとこあった！と思い75キロ先の伊吹山にさっそく出発です。
近くまで来ると伊吹山が見えてきました。
写真の奥の方にちょこんと頭が見えてるのが伊吹山です。
それにしても程よく晴れていい天気です。
稲も育ってきてほどよい風が波を作ってます。
もうそんな季節なんですねえ。

伊吹山は日本100名山の1つで、標高は1377メートルです。
到着しましたが、山頂までの伊吹山ドライブウェイの料金表を見て目を疑いました。
自動車:3240円　自動二輪:2160円
えっ！？動揺のあまり料金所の手前で一服です。
高い！高すぎる！悩みましたがせっかくここまで来たし、琵琶湖も見たいので行くことにしました。
料金所職員の話では、民間会社が経営してるので、どうしても高くなってしまうそうです。

道はまあまあキレイなセンターラインありの一車線です。
降りるときの写真ですけど1枚だけ載せました。
全長17キロで1100メートル上がります。
ほとんどが制限速度20～30のヘアピンカーブだらけで酔います。
かなり気持ち悪いです・・・
標高が上がるにつれて気温も10度くらい下がってきました。

山頂下の駐車場につきました。
600台は入る巨大な駐車場ですが、今日は10台くらいしか停まっていません。
真ん中の方にカッコイイ隼が停まっていたので真横に停めちゃいました。
持ち主に会えなかったので写真を上げられないのが残念です。

山頂までは急勾配で階段だらけの20分コースと、若干緩めの40分コースです。
帰りにゆっくりしたいので20分コースに突撃です。
相当にしんどいことが予想されるので、中に着てるパーカーと、ズボンのバイクウエアは脱いでいきます。

予想どうり登り始めて5分でゼェゼェハァハァです。
普通に歩いてる70くらいのバアちゃんがいることがなんともプライドを傷つけられますねw
途中で上着も脱いでロンTになりました。
気温も15度くらいでかなりの強風が吹き始めましたが汗がガンガンでます。
あぁ痩せたい・・・痩せようとは思わないけど。

山頂につくと風はさらに強くなり、よりかかれるレベルです。あ～気持ちいい。
伊吹山はスサノオ伝説があるのでスサノオと致命傷を与えたイノシシが祀ってありました。
高山植物が有名でもありますが、今の季節は地味な花しか咲いてませんでした。

景色は最高です。琵琶湖だけでなく周辺の街や山々も見下ろせます。
まあ若干ガスってるのはお約束ということでw
寒くなってくるまでずっとあちこち眺めてました。
いや～何枚写真とっても足りないほどの絶景です。
どこを撮ってもいい景色なんでいっぱい載せちゃいます
これなら2160円も高くはないですね。

寒くなったので山頂の売店に入りました。
山頂名物250円のペットボトルがありますねw
食べ物もお高いですね～。でもスジャータアイスクリームだけは下と同じ値段です。
もしかして定価以外で売ってはいけない決まりがあるのかも。
この店は60代の夫婦が経営していて、麓から毎日通っているそうです。
自分の100倍は体力ありそうw

ここであるものが目につきました。
そう！バイク乗りのマストアイテムカップヌードルです！
お湯も入れてくれるとのことなので300円でしたけど買っちゃいました！
1377メートルから琵琶湖を見下ろして食べるカップヌードルは最高です！
うめえ！強風ですぐに温くなっちゃうけど！

帰りは40分コースを通りました。
足元は石だらけで意外に危ない道です。

駐車場に降りて売店を散策していると謎のアイスクリームを見つけました。
その名も伊吹薬草ソフトです。
23種類の薬草が入っているソフトクリームで、お値段はなんと500円です。
買ってみました。これは非常に説明が難しい珍妙な味です。
決してまずいわけではありません。むしろ美味しいです。
とりあえず箇条書きで

・どことなくチョコっぽい
・ほうじ茶っぽい苦さが微かにある
・なんとなく粉っぽい
・薬草ってこんな味かなというイメージの味
・色々な種類の味が混ざってまったく特定できず

この手のネタアイスとしては100点ですねw

すでに16時なのでホテルの予約をとり駐車場に戻ると大事件です。
なんとバイクのハンドル部分にDAKARAが置いてありました。
これは差し入れってこと？ふと横を見るとすれ違ってしまったのか隼がいません。
もしかしてあの隼さんが！？やだ！超イケメン！
いつか再会した時に、隼さんがホモで迫られたとしても拒む自信がありません。
隼さんありがとう！

50キロ先の岐阜市に向かうために山を降りました。
また酔ってしまいます。これって気圧も関係あるんですかね。
それにしても下は暖かいです。

休憩がてら途中のコンビニでカップ焼きそば2個と海苔巻きを食べました。
さっき痩せたいと言っていた人間の所業とは思えません(他人事)。

ホテルに到着です。
1900円の部屋もあったんですけど、明日マラソン大会があるとかで埋まってしまい2800円の部屋に宿泊です。
それにしても安いですね。

明日は金華山リス園スタートでストーンミュージアムかな

隼さんも見ててくれたらいいのになw

一言お礼を言いたいです

48日目

10キロほど離れた金華山に向かいます。
山頂には信長が10年住み、天下布武を打ち出した岐阜城が建っています。
まあ城には興味がないんで目的はリス村なんですけどね。

ナビに従って金華山ドライブウェイを進みます。
天気もいいし山もきれいです。
落ち葉が多いのでスピードは出ませんが、木漏れ日の中をのんびり行くのも悪くありません。
しかし到着地点近辺に来てもそれらしきものはありません。
それどころか一本道なのにどんどん離れていっちゃいます。
結局金華山の外れの方の展望台についちゃいました。
これはこれでいい眺めなんですけどねw
写真は撮り忘れましたけど方角によっては遠くの方に名古屋も見えたりします
すでに岐阜城が最大ズームしても遥か彼方になっちゃいました。
ただ休憩で立ち寄った地元のタクシードライバーとの信長談義は熱いものになりました。

ハイキング中の地元の婆様に聞くとリス園と城はロープウェイでないと行けないみたいです。
それでナビがうまく表示されなかったんですね。
山の反対側にロープウェイがあるようなので15キロほど回り道です。
ロープウェイ発着地の岐阜公園に到着です。
池や緑がたくさんあってキレイなところですね。
売店があったので腹ごしらえです。

五平餅(250円)
米を荒く潰したものに甘めの特製味噌を塗ったものです。
焼きたての熱々でホクホクしてます。
これがうまくないわけがないですね

みたらし団子(90円)
関東よりも若干しょっぱめ？
団子は作りたてなのかすごく柔らかいです。
これもうまい！

ロープウェイ(往復1080円)に乗って山頂に3分かけて登ります。
女の添乗員が同乗し、エレベーターガール口調で景色の案内をしてました。

山頂に上がりましたがリス園は休憩中だったので先にまたもや腹ごしらえです。
展望レストランでB級グルメの岐阜代表料理が売ってたので食べてみました。

信長どて丼(750円)
豚のホルモンと牛スジを赤ワインで煮て丼にしたものです。
うまいけど・・・そりゃこの2つをご飯に乗っけたらおいしいに決まってます。
あんまり意外性は無いかなあ。

岐阜城までは歩いて10分ほどですが、なかなか急な階段が続きます。
2日連続でこれはキツイ～！
到着しましたが、山の上に建ってるので木が邪魔で撮影ポイントが撮れません。
山の下から撮った方がまだキレイかも。
中はほとんど洋式で歴史館みたいになってそうなので入りませんでした。

ついにリス園です！
ＨＰを見ると、特別に人間に慣れるように調教したたくさんのリスが放し飼いにされており、餌をあげると手のひらの上に乗って食べるそうです。
るるぶランキングでも9位の実力です。
これは期待！
200円払って入場し餌をもらいますが、かつお節みたいな粉の餌を3本指でひとつまみ。
・・・これだけ？
中も狭いです。人間の入れるところは横5メートル、縦20メートルくらい。一回り外側にリス用に2メートルくらいずつスペースがあります。
お客20人ほどに対しその辺に活動してるリスは3～4匹くらい。
そのリスにも子供たちが群がって追い掛け回しているので餌なんてあげられません。
五分ほど手のひらに粉を乗っけたままうろうろし、ようやくあげられましたが20秒ほどで食べ終わり去っていきました。
よく見ると小屋や切り株にけっこういるんですけどみんな寝ちゃってます。
う～ん、つまらない・・・
ハイキング客も多かったり岐阜城の信長人気を考えるとリス園ってついでによる所なのかもですねー。

ストーンミュージアムに出発しましたが、途中40キロほど進んだところの多治見市で美味しそうな店があったので寄ってみることにしました。
ナビで進んだのですが、目的地まで残り2キロになったのに山のど真ん中です。
不思議に思ってナビをよくみると『あさひ』じゃなくて『あさひ荘』になってました。
痛恨のミスです。設定し直すと山をグルッと回って35キロ先でした。
1時間以上ロスですね。

ヘロヘロになって到着です。
ここのお店はいわゆる普通盛りが特盛りという店ですね。
ネットでもおいしいと評判がいいです。
これは期待！
たじみそ焼きそばの大盛り(850円)を注文です。
たじみそ焼きそばとはご当地B級グルメで、ピリ辛味噌をベースにした焼きそばです。
この店は大盛りだと四玉分ですね。
京都のオムライスを見た後ではお手頃サイズです。
1口食べて驚きです。うめえ！
ピリ辛味噌がベースではあるのですが、それとは別に複雑な深い味わいがあります。
おばちゃんの話では味噌だけではなく、この店で材料から作り、3日以上煮込んだ特性のソースを使っているそうです。
地元の人達にもここのたじみそ焼きそばが1番と評判なんだとか。
まったく飽きることなく最後までおいしく食べられました。

この50代くらいのおばちゃんですが、話していると新宿、渋谷、横浜、大阪、名古屋としょっちゅう行っているそうです。
旅行好きなのかなと思いましたが実はKAT-TUNの大ファンで、ライブをやるたびにほうぼう飛び回っているんだとか。
KAT-TUNの素晴らしさについて熱く語っておられました。
なんか本当に好きなんだなあと感じさせられます。
ほうほうと聞いていると

『あなたもＡＫＢすごい好きなんでしょ？』

別に好きじゃないよ！見かけで判断するない！！

話し込んでたら五時になっちゃったので近くの宿を取りました。
ダブルしか空いてなかった上に駐車場代もかかって3800円です。
まあそれでも街の規模にしてはそこそこ安いけど。

明日もあさひに行こうかなw

49日目

昨日行ったあさひで朝食です。
ハンバーグスパゲティ大盛り+定食セット
スパゲティは2人前でご飯がついてきます。
玉ねぎ、ベーコンが入った昔ながらのナポリタンで、下に卵焼きがしいてあります。
スパゲティもハンバーグも特筆するものはありませんが美味しいです。
会計は・・・1450円！？
昨日の焼きそばは大盛り無料だったのに・・・
大盛りで300円アップでした。予算が！

25キロ離れた八王子神社に出発です。
到着した！と思いきやなにもありません。
調べてみると八王子神社はもう一つあるみたいですね。
京都に続いてまたもやこのパターン。
名前が同じでも問題にならないのはなんにでも寛容な神道らしいです。
2キロほど離れた目的の八王子神社に到着しました。
ここには高さ3.3メートルの世界一大きい狛犬があります。
でもなんかこの狛犬かっこ悪いです。
この地方の伝統的な造形らしいんですけど。

次は35キロ離れたストーンミュージアム博石館に行きました。
途中の道の駅でツーリングマップルオススメの栗きんとんアイス(310円)を食べました。
うん確かに栗の味はするし栗のカケラが入っていておいしいんですけど、ただの栗アイスです。
よくコンビニで売ってる栗モナカと大して変わりません。

最初近くのストーンミュージアムひるかわに間違えて行ってしまい、ガレージくらいの建物を見て愕然としてしまいました

蛭川のストーンミュージアム博石館
蛭川のストーンミュージアムひるかわ

絶対にややこしいです。
そもそもストーンミュージアムと博石館が意味被ってるし。

入場料は800円でした。
中には様々な石のオブジェが建っていて、石工の歴史、石の展示や販売も行われています。
体験ものも充実していて化石や砂金探し、宝石釣りなど様々なものがありました。
ただ子供が殺到していたのでさすがに一人で参加はしにくかったですw

ピラミッドがあり、地下迷宮になっています。
ところどころ漏水していたり汚れているのがいい雰囲気です。
そしてもちろん迷いました。全く出れません。
15分ほど迷って入口に戻っちゃいました。
そこで横の壁に地図が貼ってあるのを発見しました！
写真を撮って見ながらクリアです。
ゲームは攻略本を隅々まで読んでから始める派です！

今日は日差しが強くて30度近くありますが園内は木陰も多く、風も程よく吹いてるのであまり暑くはありませんね。

ここでは結婚式も受け付けていて、会場や教会やライトアップ施設らしきものもちらほらありました。石のオブジェや椅子の中でライトアップされながらの結婚式はなかなかいいかもですね。

パワースポットの招き猫です。なにがパワースポットなのやら。
なんだか言ったもの勝ちっぽいですw

体験コーナー、地下迷路と並ぶ博石館の目玉である恐竜のウンコの化石です。
ウンコをもじって運幸としてあります。
もうなんでもありですね。
しかし何故か大量の小銭が散らばっています。
そういや香川県大歩危の山中の小便小僧にも小銭が投げられていました。
ありがたい感じのものに小銭を投げるのは日本人の習慣なんですかね。
でもこれウンコなんですけど。

次は奥飛騨のクマ牧場を目指して140キロの山越えです。
とは言えすでに15時なので、奥飛騨に宿を取ってクマ牧場は明日ですね。
ナビ上では3時間ですが、自分の鈍足では日の入りまでに到着できるか微妙なところです。

20キロほど走って道の駅に入りました。
これまたツーリングマップルオススメを食べて地元の人と15分ほどおしゃべりしました。
早くも時間が！

飛騨牛コロッケ(200円)
確かにサクサクで美味しいんですけど普通のコロッケです。
やっぱりコロッケ程度の肉の量じゃ違いはわかりませんね。

子豚フランク(300円)
皮が固い普通のフランクフルトです。
違いがわからない・・・

そんなに登ってるつもりはないんですけど気がつけば標高1000メートルで気温も15度くらいまで下がりました。
景色が良さそうな所を見つけたので、ズボンのバイクウエアを履きつつ休憩です。
山は雪をかぶってるとカッコイイですね。なんの山かはよくわからないけど。

ふと下を見ると牧場発見です。
時間的に迷いましたが見に行きました。
やぎの子供は追いかけっこをして追われてる方がお母さんのところに逃げて中断、また追いかけっこをして、を繰り返してました。かわいいなあ。
馬の子供は近寄ってきてくれたので撫でようとするとお母さんが怒って子供を連れて行ってしまいました。解せぬ。

モンスターエナジーの力も借りつつ日の入り前に奥飛騨へ到着しました。
最近気が付いたんですけど直射日光が当たらない時に走ると全然疲れません。
なんとも不健康な体質ですね。

奥飛騨は徹底した温泉地区です。
店も民家も見当たらず、山間の道沿いにひたすら宿が立ち並びます。
あちこちから温泉のにおいがして、側溝には排水された温泉が流され続けて川べりにいる時のような音が絶えずしています。
宿に到着しましたが、前後左右山に囲まれているという絶景なのか微妙な場所ですね。
宿の中は提灯や飾りがたくさんあって不思議な雰囲気です。
建物自体は古そうなのですが、掃除が行き届いて清潔な感じがして落ち着けるとてもいい宿です。
タオルやシャンプー、温泉やお茶もついて3400円です。
飲み物やカップラーメンなんかもコンビニと変わらない値段で売っているのがまた好感を持てますね。
ちなみに廊下は温泉暖房でした。

明日はクマ牧場、白川郷ですかね。

50日目

今日は朝九時に出発して五キロ離れたクマ牧場に行きました。
入場料は1100円とちょいとお高めです。
入口にクマの餌が200円で売っていたので早速購入しました。
中身はドライフルーツ。贅沢です。
中に入りお土産屋を抜けると剥製が並んでいて否が応にも期待が高まります。

最初の目的は子熊と記念撮影ができる写真館です。
午前九時から1時間限定らしいので今日はこのために目覚ましをかけて起きました。
1回1000円です。有料とは思っていたけど高い・・・！
しかしチラチラ見えているピンクのワンピースを着た子熊に心を奪われて撮影開始です。
ツキノワグマのミモザちゃん(3ヶ月)です。
体重は6キロでそんなに大きくないですね。
土佐犬のミミちゃんは2ヶ月で12キロでしたし。
寿命の違いからくる成長速度の差でしょうか。
ミモザちゃんは一瞬たりともじっとしていません。
記念撮影の時もオヤツを食べさせて夢中になっている間になんとか撮影しました。
ちなみに専用のカメラで撮影→プリントまでが流れなのでその時の写真はありません。
抱かれても嫌がりませんが、顔や手を舐めるか上着の紐に夢中でした。
帰りにもう一度寄ったら別の子熊がいたので動画を撮らせてもらいました。
こっちの子は人見知りですね。
オムツをしてるのがまたかわいいなあ。

ツキノワグマの広場に行きました。
園内は空いていて3.4組しか客がいないのでゆっくり見られます。
親子、子熊、オス、メス、若熊と分けられていて、やっぱり基本は寝ています。
中では絶えず水が流されていて、水浴びをしてる熊もいました。
別のスペースにはヒグマも一頭だけいました。
ツキノワグマを見た後だとかなりデカく感じます。

ツキノワグマ　65～150キロ
ヒグマ　　　　150～780キロ

ちなみにこのヒグマは350キロです。
上からしか撮れませんでした。

お楽しみの餌やりです。袋をガサゴソと探ると音を聞きつけて何匹かやってきます。
スペース内の高い場所からみんなでおねだりをします。
尻をついたまま体をを起こし、こっちに投げて！と言わんばかりに両手を顔の前でモニョモニョさせて猛アピールです。
ただキャッチは下手、というよりやる気がなく、口元から10センチ外れると食いつこうともせず落ちたのを拾いに行きます。

餌を投げ始めると今度は仰向けに寝転び、顔だけこちらに向けて手をジタバタしてアピールします。
どうやって食べんのかな？と思って投げると腹に落ちたのを寝っ転がったまま食べていました。
なるほど。これなら自分に投げられた餌が他の熊に食べられることはありませんね。
口でキャッチできないなら寝っ転がって面積を広くして腹でキャッチって考えですかね。
どの熊が考えたのかわかりませんがなかなか合理的です。
なんかムカつくけど。でもカワイイ。
仰向けでこちらをみてモゾモゾしている熊を見てアントニオ猪木vsモハメド・アリを思い出したのは自分だけじゃないはず。

そうこうしているうちになかなか餌をもらえない熊が2本足で立ち上がり腕をブンブン振って猛アピールです。
やはり目立つのでそちらに餌を投げ始めると、今度はそれを見た他の熊が寝っ転がっていた体勢から慌てて立ち上がり、みんなで総立ちになってアピール合戦が始まりました。
なんなのこいつら。中に人でも入ってるんじゃないだろうか。
でもカワイイ。
自動販売機で売ってた100円の熊ビスケットを3箱追加して投げまくりました。
餌やりの動画も録りました。

次は白川郷に向かう途中にある40キロ先の国八食堂へ行きました。
このお店は安くておいしいものが食べられることで有名らしく、特に豆腐定食が人気です。
付近のライダーはここを目標にすることも多いようです。
店の前にいたライダーにオススメを聞いてから店内に入ると、ピークは過ぎているはずなのにほぼ満席です。

豆腐定食大盛り(720円)、ホルモン(350円)、おかわりご飯大(240円)

ジュウジュウ鳴っている鉄板のまま運ばれてきます。
豆腐は多めの油でしっかりと焼かれていて、箸で持ち上げると少し油が滴るほどです。
周りにタレと一緒に焦がして焼かれた玉ねぎが散らばっていて、香ばしさと甘みが素晴らしいです。
少し薄めに切られていて外側の焼き部分にしっかりと濃い目の味がついているせいで、中の豆腐部分のプルプル感をしっかり残しながらも豆腐の素の味をあまり感じさせずバランスが取れています。
とにかく激ウマです。かつてこれほどご飯が進む豆腐は食べたことありません。
看板メニューに偽り無しです。

ホルモンはコリコリしながらもニンニクと一緒に焼かれていて、肉の味わいも残しつつ、ホルモンの良さも前に出しています。
ただ後半は少し火が入り過ぎてしまうかも。
豆腐は気になりませんでしたが、肉の鉄板は難しいですね。
両方ともおいしい上に濃い目の味付けなのでご飯もおかわりしちゃいました。

ナビに従いながら白川郷を目指しますが、360号に入るときに【積雪のため白川郷へは行けません】の看板がありました。
この暑い時期に？そんな馬鹿なと思って進んでみると本当に封鎖されていました。

回り道を調べてみると迂回路がまるでありません。
結局国八食堂の近くまで戻りました。
驚愕の50キロの無駄足です。
休憩のため駄菓子屋で80代のジジババと話をしましたが、360に行ったことを話したら笑われました。
この辺りの山の雪解けはまだまだ先らしいです。
岐阜すげえ！

白川郷まで一般道だと75キロの2時間、高速で45キロの50分です。
すでに時間は16時を過ぎていて、白川郷につく頃には暗くなる可能性が出てきたのでやむなく1000円で高速に乗っちゃいました。
高速にガッツリ乗るのは初めての経験なんでちょっと緊張です。
途中で全長10.7キロ、国内二番目の長さの飛騨トンネルを通ります。
長いトンネルは不安になってきますよね。

ちなみに【一般例】ですがNinja250Rはデブライダー+30キロくらいのホムセン箱を積んで

回転/時速
8000/100
9000/120
10000/130

くらいですかね。引っ張って140が限界かなあ。【一般例】ですけど。

白川郷の近くまで来ましたが、疲れてぼーっとしてたら道を間違えちゃいました。
また20キロのロス・・・

白川郷は合掌造りの住居が世界遺産となった集落です。
しかし今ではすっかり観光化が進み、肝心の住居にもお土産屋や蕎麦屋が入っていてあまりありがたみはありません。
展望台の上からの景色も普通の住宅がけっこう混ざっているので微妙です。

75キロ先の金沢に宿を取り出発しようとしましたが、
石川県からの観光客と話をしてたらもう18時過ぎになっちゃいました。
このままでは帰りが真っ暗になっちゃいます。
しかしヘロヘロなのでコンビニでペヤングを食べてモンスターエナジーをぶっ込んでから出発しました。
結局半分くらい進んだところで暗くなっちゃいましたが山は抜けられたのでまあよしとします。

3100円の岡ホテルに到着です。
今日の走行距離は300キロほど。最高記録を100キロほど塗り替えました。
疲れた・・・！

51日目

ホテル前の金沢駅に行きました。
世界一美しい駅の1つに選ばれています。
もてなしドーム、鼓門、噴水時計です。
小さい噴水で文字を作るなんてオサレですね。

その後は市内で腹ごしらえです。
まずは【世界で2番目においしい焼きたてメロンパンアイスの店】という店に行きました。
なんともツッコミ待ちの名前ですね。
後で知りましたが全国展開を始めていて、今度渋谷にもできるそうです。
運悪く修学旅行生の集団と当たり、20分ほど待たされちゃいました。
『男子はどうするー？』という声にノスタルジーです。
しかしこの店はあまり態度がよろしくありません。

『何分くらいかかりますか？』と聞いても『すぐです。』と答えて放置されました。20分がすぐなんですかね。

80近い婆様が順番を間違えて注文(自分が抜かされましたw)すると『あとで聞きます』と短く答えて、理解ができなかった婆様が一生懸命何度か聞いても後は無視です。
なぜか自分が説明することに。

雑誌にとりあげられたりして忙しいのはわかるんですけど、ちょっとな・・・と思いました。
特に婆様の件が許せん。

メロンパンアイス(350円)
外がサクサクで中がフワフワのメロンパンの中に濃厚なバニラアイスが挟まっています。
ただこの店の特徴として中の生地がフワフワなのにかなりしっとりしていて、口の中がパサつくことなくおいしく食べられます。
アイスとの相性も抜群です。
人気も納得です。

マヨラーメロンパンWチーズ(250円)
しっとり生地とマヨネーズ+焼きチーズで美味しくないわけがありません。うめえ。甘さとの相性も不思議と気になりませんでした。

次は近所の学生が夢中という第7餃子の店に行きました。
11時開店の少し前につきましたが、すでに5人ほどならんでいました。
カウンターが35席ほどあるにも関わらず開店15分で満席です。
学生は一人もいませんでしたが。
この店の看板メニューのホワイト餃子14個入り(675円)を注文です。
まず驚いたのが1つ1つがくっついています。
焼く時にくっつかないように切り離そうという考えはないようです。
でもこういうものかな？と思い食べて見ました。
カリカリで厚めの生地の中に野菜多めの比較的あっさり味の具が入っています。
うん、不味い！
皮が強すぎて中の味が追いついていないように感じます。
大盛りを頼んだのは失敗でした。
食べきるのに苦労したのは久しぶりです。
ただ他の客はけっこう頼んでいたので、口に合わなかっただけだと思います。

併設しているお土産屋に寄ってから次は20キロ先の東尋坊です。
途中で田嶋牧場アイスという看板を見つけて寄り道です。
広い駐車場の中にポツンと売店があり、意外に豊富なメニューがありました。
売店のお姉さんと向かいの牧場の社長さんの三人で一時間くらい雑談しました。
今日は三国駅の前でお祭りをやっていることと、美味しい越前蕎麦屋の情報をゲットです。

アイスクリーム大(350円)
安定剤を入れてないから溶けやすいので気をつけてくださいね！と言われていましたが、写真を撮る頃にはもうダラダラ溶け出しています。
本当に早い！食べても追いつかず、時々コーンのへりからすすらないと持っていられません。
牛乳80%の謳い文句通りにミルク味ではなく牛乳味がします。
これは美味しい。かつて食べたことの無いうまさです。
三重の柑橘アイスと並んでアイスランキングトップです。

すぐ近くの新保蕎麦に行きました。
この辺りでは越前蕎麦が有名で、特に大根おろしを入れたおろし蕎麦が名物です。
さっそくおろし蕎麦(600円)を注文しましたが、大根おろしが入っていません。
店員のおばちゃんに聞くと、このあわら市では大根おろしを作ったしぼり汁に醤油を入れたつゆで蕎麦を食べるそうです。
もちろん出汁は入っていません。
いや驚きですね。
大根の水っぽさと辛味がほどよい醤油とマッチしていて清廉な味です。
それが太めで歯ごたえのある越前蕎麦と絡み、噛むと大根の汁が微かに泡立ちギュッと旨みが出てきます。
出汁を使わなくてもここまで美味しい蕎麦を作れるなんてびっくりです。
この辺にきたらぜひ食べてほしいと思います。

8キロほど離れた東尋坊に向かいます。
ここは和歌山の三段壁と違って崖を直接のぞけます。
すんごい怖いです。へっぴり腰で頑張って撮りましたがこれが限界です。
駐車場に戻りましたが、坂道と階段で息が切れていたので駐車場横の売店の前にあるイスに座らせてもらいました。
すると売店のおばちゃんがものすごく優しい声で『大丈夫か？』と声をかけてきました。
なんのことかわからないので、はい？と聞き返すと再度『大丈夫か？悩んでないか？』と優しく聞かれました。
そういや自殺の名所だったな～と思い、明るく大丈夫ですよ！と返事をすると、いったん奥に引っ込みお茶を持ってきて『これ飲みなさい。横に座っていいか？』と言われてものすごい探るような目で見てきます。
めっちゃ疑われてる！！
五分ほど話して誤解は解けましたが、やはり一人で来る人には声をかけるようにしてるんだとか。
それはいいんですが、その後に来た20代後半のオシャレなイケメンにはチラッと見ただけで声をかけませんでした。
差別やで・・・！！！！

これまた10キロほど南下して三国祭りを見に三国駅に向かいました。
三国祭りは高さ5メートルほどの大きな山車を引いて町内を練り歩きます。
山車には子供たちが大勢乗っていて、太鼓や笛を鳴らしています。
そして駅前につくと合図と供に激しい勢いで山車を回転させます。
予備知識無しで行ったので驚きました。
ゴリゴリと大きな音を立てて回し終えるとみんなでワッとひと盛り上がりです。

75キロ戻り、前日泊まった金沢のホテルでもう一泊です。

52日目

雨が降っているので小降りになるのをまって昼前に出発です。
今日は能登半島を攻略ですね。
まずは45キロ北上しなぎさドライブウェイを目指しますが、途中で雨が強くなってきちゃいました。
気温も下がり15度くらいになり、風もかなり強くなって寒いです。
道の駅高松で1時間ほど休憩してから出発です。

かほっくりソフト(100円)
多少小ぶりですが、ご当地物にしては驚愕の安さです。しかも税込み。
かほっくりとは名産のさつまいもです。
味はちょっとざらつくほどの濃厚さつまいもアイスです。
うんまいです。でも寒い・・・！

なぎさドライブウェイです。
ここは全長8キロの観光道路で、砂浜の砂が崩れにくく安定しているため、波打ち際を走れます。
事前情報無しなので驚きました。
海も澄んでて車がほとんど走っていなくて、先が見えないほどの直線の波打ち際を走るのは最高の気分です。
教えてもらえなかったらたぶん行ってませんでした。大感謝です！！
この頃には雨もやみ、少し青空が見えてきました。
濡れているあたりはタイヤがとられて怖いです。でもたのしー！
波打ち際のすぐそばを観光バスが爆走してました。いいなあ4輪w
写真を撮る時にいくら固いものを咬ませてもサイドスタンドが沈んでいくのは少し困りましたねw

終着点には大きめの土産物屋があり、海産物加工品をたくさん売っていました。
ちょっと変わっているのは塩辛や甘辛煮などの試食がたくさんありました。
全種類食べてから土産を考えましたが、Amazonで調べたら同じ値段でほとんど売っていました。
お土産って難しいですよね。

さらに45キロ北上し、輪島市のエトランゼというデカ盛り喫茶に向かいましたが、店はすでになくなっていました。
ショック・・・！
ちゃんと存続してるか調べてきたんですけどねー。
やっぱり毎回電話しないとダメなんかな。

10キロほど進んだ千枚田に行きました。
千枚田とは『狭い田』を語源として小さく区切られた田んぼの集合体で国の名勝に指定されています。
年間二万円でオーナーになれるらしく、永井豪、ちばてつや、水木一郎、さいとう・たかを、小泉純一郎元首相親子の田んぼもあります。

次はお楽しみの世界一大きい縄文土器です！
30キロほど南下した宇出津新港の近くにある、時の広場に設置してあります。
うん・・・大きい(困惑)
草ぼうぼうで人気の無い公園に設置されてました。
町民1700人で制作したんだとか。
下の方に作った人達の名前が手彫りでいっぱい彫ってあります。
手作り感がすごいなあ。
誰かが言ってましたが石川県は一体何を目指しているのか(困惑)

近くのスーパーで夕飯を買いました。
これで1000円です。
本当に食費がかさみますね。

20キロほど移動して春蘭という小学校を改良した宿泊施設に泊まります。
到着前に部屋を暖めておく優しさ、大きめのユニットバス、タオルやお茶などのアメニティ完備、コインランドリーは洗剤含めて無料、7畳の和室で立派なキッチンスペースと大きい冷蔵庫もついてます。
ここまで完璧なのに3000円です。
ラッキーだ！と喜んでいると

『布団は別料金です。』

えっ！珍しいな、でも安いし少しなら・・・

『1500円になります』

高っ！思わず言っちゃいました。
意味わかんねえ。
じゃあ寝袋で寝るんで布団無しで、と伝えると。

『そんなら枕は使っていいよ。あと寒いといけないから寝袋の上から布団かけなさいな』

ますます意味わかんねえ！もう普通に布団使わせてよ！

明日は富山入りかな

能登では魚介食べてないですよ！

回転寿司の情報ありがとです！

53日目

天気予報を見ると能登半島が午前中雨、富山が降水確率80%です。
しかし雨雲レーダーを見ると雲の塊がチラホラしているものの、休み休み行けば大丈夫かもしれません。
空を見ると切れ目もかなりあり、雨の匂いはせず、曇りのまま行けそうな気がしました。
天気予報と雨雲レーダーと勘とどれを信じるか悩みましたが、天気予報を信じて宿で昼過ぎまで待機です。

しかし結局雨は降りませんでした。
ぬう！失敗した！

まずは能登島から南に出ている能登大橋まで45キロの道のりを能越自動車道を通ってひたすら南下します。
この辺りはどこまで行ってもひたすら見渡す限りの森ばかりで、能登半島は自然がいっぱいですね。
気温は12度ほどでかなり寒く、なんだか頭痛がします。

途中で降りるインターを間違えて20キロほどロスしましたが、能登大橋に到着です。
うむ、普通の橋です。コメントしようが無いです。

なんとなくイヤな感じがしました。
おそらく今日は『ダメな日』です。
ダメな日とは運気、体力、判断力が全部ダメな日で、何やってもうまく行かない日のことです。
いや月一くらいであるんですよホントに。

次は氷見市のきときと寿司まで50キロです。
途中でナビに存在しない道を案内されてネバーランドに連れて行かれそうになりました。
こんなことは初めてですが、ダメな日なんで驚きませんw

富山で有名なきときと寿司本店に到着です。
前日の夕方からなにも食べてないので意気揚々と入りました。
他に客はおらず、寿司も回ってないので板前さんとタイマンです。
しかしこの時点で15時過ぎ、なんとランチタイムが終わっていて、ランチメニューの海鮮丼やセットは作れないと言われちゃいました。
20キロのロスとネバーランドが無ければ間に合ったのに・・・
仕方ないので通常メニューを見るとマグロの赤身が300円からとお高めです。
ここで食べると確実に1日の旅費を超えそうです。
120円のコーンとかウズラを食べても仕方ないので、板前さんに謝って店を出ました。

次は5キロほどの場所にある雨晴海岸に行きました。
ここは全国渚100選です。
しかしなんの変哲もない海岸に見えます。
地元の人に聞くと、晴れている日は立山が富山湾の向こうに一望できるそうです。
なぜか晴れた日の写真を持ってたので比べながら写真を撮りました。

地元の人『最近ずっと見えてたのに今日に限ってなんも見えねえなあ』

うむ、ダメな日だ。

写真は【義経岩】【男岩】【女岩】です。

今日はいいことが無さそうなので、高岡市に宿をとるべく電話をしますが、なぜか民家に繋がります。
他のサイトを見ても同じです。
なんでだろ？まあダメな日だから仕方ないですね。富山市に宿をとりました。

30キロ走って富山市に到着です。
せっかく富山市に来たので環水公園の世界一綺麗なスターバックスに行きました。
公園の池や橋をバックにちょっとログハウスっぽいスタバが建ってました。
うむさすが世界一。
大学生が大勢歩いていて、たくさん応援されちゃいました。
中は大学生だらけなことを除けば普通のスタバですね。
調べると、2008年にスタバの【外観】コンテストでグランプリをとったそうです。
これって中に入る必要無かったかもw
スタバはデートの時くらいしか来ないので、相変わらず謎メニューですがココアを注文です。
混んでるので10分ほど待たされますが、自分の番になりました。
しかしそこからさらに3人ほど後ろの人の注文分が渡されていきます。
おや、これは・・・と思っているとようやく店員もざわつきはじめて、こちらをチラチラ見ながら大慌てで作り始めます。
うむ、ダメな日だ。スタバでもこんな目に会うとは。まあ今日は諦めているのでイラつきもせずのんびり待ちます。

店員『大変お待たせして申し訳ありません！ご注文のキャラメルフラペチーノです！』

『違います』

さすがダメな日だ！二段構えとは予想外！

いい加減腹も減ったのでネットで調べて5キロほど離れた店に向かいます。
もちろん営業日や営業時間も調べてから行きましたが、ほぼ確信に近いほどいやな予感がします。
うむ、やはり臨時休業。
やっぱりダメな日だ。

諦めて8キロ先の富山駅前にある2900円のホテルに向かいます。
突然の強い雨でびしょ濡れになっても、もはや想定内で動揺はありません。
ホテルの前にカワサキグリーンのNinja400が停めてありました。
おお！兄さん！一個いいことありましたね。
ナンバー写さなければよさそうなんで上げちゃいます。

荷物を下ろして駅前スーパーに向かいますが、なんとオニギリを含めてごはん系は全て売り切れです。
うむ、ダメな日だ。徹底してるなあ。
今日はポットが無い部屋なのでカップラーメンも食べられません。
さすがに気力が限界です。温かいものが食べたい・・・
駅前に飯屋が無いか探しますが見事に飲み屋とギャンブル系ばかりです。
20分ほど探してようやく吉野家で特盛りを食べて落ち着きました。
ふと昨日の『ブラックラーメンは行ったらダメだ！』というレスを思い出します。
そんなにマズイならぜひ行かねばなるまい！
近くにブラックラーメンの有名店大喜があったので行ってみました。

ブラックラーメン、生卵、ライスで940円です。
そもそも肉体労働者の塩分補給のために濃いラーメンを考案したのが成り立ちで、昔はご飯を持ち込んでラーメンをおかずにして食べるのが一般的だったそうです。
味は確かに今まで食べたどのラーメンよりもぶっちぎりでしょっぱいです。
煮物の煮汁くらいの濃さがあり、飲み干すのはちょいと難しいです。
でも多めの油とニンニクで味は悪くないですね。
チャーシューもいっぱい入っていて濃いスープとよく合っています。
しかし半分くらい食べたところからあまりにもしょっぱくて飽きてきちゃいました。
完食はしましたが、あまり通おうとは思わないかも。
ネタとしては100点ですけどw

今日は写真も少なくてほとんど日記みたいになっちゃってすみません。

まあダメな日は2日続くことは無いんで明日からがんばります！

今日は写真も少なくてほとんど日記みたいになっちゃってすみません。

まあダメな日は2日続くことは無いんで明日からがんばります！

安房峠超え、俺は好きですけどね
確かにスタミナはえらい削られるｗｗｗ

上高地行きたいなー

54日目

ホテルを出ると昨日写真を撮ったNinja400兄さんのライダーに会えました。
Ｃ-Ｃ-Ｂのドラマーに激似の腰の低いとってもいい人でした。
埼玉から来ているようで、富山の話を色々教えてもらえました。

まずは20キロ離れた海王丸パークに行きました。
とりあえず以前情報をもらった白海老の店に行きます。
白海老は全国でも富山にしか漁場が無い名産ですね。
メニューを見てびっくり、高い～！
でも基本の白海老定食なら1500円でなんとか！

ご飯の上に乗っているのは白海老の皮を剥いて昆布でしめたものです。
甘エビよりもはるかにネッチョリしていて甘みが強いです。
醤油をつけなくても強い甘みでご飯が進んじゃいます。
うんまい！

白海老の唐揚げは1匹1匹がくっつかないように丁寧に揚げられています。
桜えびのように見えますが、殻の感触や苦味はあまりありません。
そして白海老独特のネッチョリ感と甘みもバッチリです。

味噌汁は白身とワカメがメインですが白海老も10数匹ほど入っていい出汁になっています。
それにしてもちょっと味噌汁多くないですかw
飲み干すのがちょいと大変でした。

プリンがついていますが、これは白海老のすり身が入っていて塩味です。
これまたおいしいんですけど、どちらかと言えば茶碗蒸しに近いですね。

完食したらオバちゃんが3人ほど来て褒められました。
なんでも残す人がけっこういるんだとか。
たぶん味噌汁の量が原因ですよ！

20キロ東に行ってきときと寿司です。
昨日の雪辱を晴らすべくランチのちらし寿司を注文しました。
どのネタも同ランクの値段のちらし寿司よりもワンランク上のおいしさです。
特にイカがおいしいです。
そしてまたもや味噌汁がデカイ！
富山の風習なんですかね？
コハダとイワシも食べて計1300円です。
今日は食費がやばいです。

貼りミス～

さらに15キロ進んでホタルイカミュージアムです。
入場料800円払って入りましたが、なんと写真撮影禁止です。残念。
展示の八割はパネルやモニターでのホタルイカの説明ですが、触れ合い広場があり、ホタルイカを触ることができました。
けっこう大きくて人差し指くらいありました。
スーパーで売ってるのは茹でてるから小さいのかな？
触ったり突くと刺激でピカピカ光ります。

一定時間ごとに始まるミュージアムではホタルイカの発光ショーをやっていました。
ホタルイカがいっぱい入った大きい水槽の中に網が設置してあり、部屋を暗くしてから観客数人で網の端のロープを引っ張ると、刺激でホタルイカが一斉に発光します。
暗闇の中で中空に持ち上げられたホタルイカが光る様子は最高にキレイでした。
網の上でもホタルイカのいる高さはそれぞれ違うので、宇宙から天の川を見ているようです。
この一瞬だけでも来たかいがあります。
ちなみに本物のホタルイカがいるのは5月半ば～6月までだそうで、他の季節は作り物で代用するそうです。
ラッキーですね！

休憩がてら長野の情報を調べると、地獄谷野猿公苑という場所があり、温泉に入っている猿を見れるんだとか。
これは行くしかありません。
近くに2500円の宿泊施設があるので出発です。

しかしここから宿泊施設までナビ上では175キロで4時間、現在15時なので日没が19時15分だと考えるとギリギリです。
急がねば！
ところが走って30分もしないうちに小腹が空きました。
するとマックの看板が！以前の教訓を生かせず寄ってしまいました。
ハンバーガー、チーズバーガー、マックチキンを食べて大満足です。
食費3000円超え・・・

海沿いをひたすら走りますが、行く手の山が激しくガスっていたのでイヤな予感はしていましたが、やはり小雨が降り出してしまいました。
しかし目的地の間に安い宿はありません。
ここは強行突破で行きます！
途中のスタンドで体を乾かしつつ、気温が10度くらいまで下がっていたので防寒にもう1枚着てからグローブ、カッパ、ブーツカバーと防水セットを準備して出発！と思ったら雨が止みました。
ですよねー。まさにバイクあるあるです。
念のためそのまま走りましたが、一瞬微かに霧雨が降ったくらいで意味なしでした。
ちなみにスタンドは懐かしの灯油ストーブがあってお茶も出してくれるといういい場所でした。
こういうの地元付近には本当に無いです。

そんなこんなで半分も行かないうちに休憩のしすぎで30分も遅れてしまいました。
こんな時はそう！アレです！

【いざという時のモンスターエナジー！カワサキのパワーにNinjaのスピード！俺はこいつで日本を一周した！ズバーン！(CM風)】

モンスターエナジーが効きやすい体質なのか元気一杯になりました。
休憩無しで100キロを走って疲労無しです！
山道をかっ飛ばしたので19時過ぎになんとか近くに到着しました。
遠くの方に、雲海に山が浮いてるように見える場所がありました。
しかし拡大+暗さでよくわからないですね。
本当に写真難しいw

旅に出て驚いたのは、夜が来る前に空が群青色になることです。
都会の方では光害でいつも薄暗がりですもんね。
宿の少し手前で空を見てたら結局真っ暗です。

今日の宿は温泉施設の仮眠施設です。
Ninja君も中には入れさせてもらえました。
よかったねNinja君。
リクライニングチェアに毛布だけですが、特別に枕を貸してもらえました。
それにしてもこの窓の無い閉塞感大好きです。
他の客もいないし、巣ごもりしているみたいで落ち着きます。

明日は地獄谷野猿公苑に行ったあとはひたすら南に下ります。
ご近所の県だし、山梨にあんまり見るものが無かったらそのまま帰宅しちゃうかも。

定食、おれならゴハンおかわりしてるかも(*ﾟ∀ﾟ)
バイクで走るには最高の季節だよね

事故に注意して楽しんどくれー

おお！みなさん心配かけてすみません。

そういや最終日の報告書いてなかった・・・

一応明日出発予定です。埼玉を通って新潟県に北上します！

55日目

宿泊施設の前に温泉卵が売ってました。
良心市システムで1個50円。お安いです。
トロっと半熟で燻製っぽい味がしておいしいので4つ食べちゃいました。
今日は帰宅予定ですが、まずは5キロ離れた地獄谷野猿公苑に行きました。

ここは野生の猿を餌付けしていて野生に近い状態の猿を見る事ができます。
普段は山にいるので、年に10回は猿が1匹も来ない日があるというちょっと心配な猿公園です。
駐車場から1キロくらいのところにありますが、工事中で山道にかなり遠回りをさせられました。
し、しんどい・・・

ここまでほとんど休まずに来たので、駐車場のベンチで1時間ほど休憩です。
ここから自宅まで100キロ以上あるので、まずは腹ごしらえにデカ盛り店探しです。
山を降りたところにある加賀本店に行きました。
名物の天丼を注文しようと思いましたが、事前に予約が無いと作れないと言われちゃいました。
しかしメニューを見ながら10分ほどションボリしていたら、なんと特別に作ってくれることに！ありがとうおっちゃん！

天丼上(1300円)
注文するとまずは小鉢がいっぱい来ました。
デカ盛りを考えると食べるのがちょいと不安ですw
そして来た天丼は・・・山でした。
写真を見るとわかりますが、崩れないように竹串がブスブス刺さってます。
衣は固めですが、具の一つ一つが大きくてボリューミーです。
竹輪、えのき茸、イモ、魚などが入っていましたが特にエビが巨大で、大きめのエビフライくらいのものが2本も入っていました。
店主いわく、ちっちゃいエビを出している店を見るとイライラするからだそうです。
うむ！満足！
基本的に飲み屋なので、酔っ払った常連がいっぱいいました。
オッチャンや兄ちゃんとたっぷり遊んでから21時頃に出発です。
頼んでませんが、海鮮丼とうなぎ丼も旨そうです。
ネットの写真も載せちゃいます。

しかし昼に無理をしたせいで体はボロボロです。
頭が少しフワフワするし、肘と肩は痛みを通り越して痺れています。
30分走って30分休みを繰り返しながら進みました。
山梨から神奈川に近づくと、地方とは夜道が明らかに変わり、やっぱり神奈川は栄えてるんだなあと思いました。

・山道でも街頭がいっぱい
・道がキレイ
・虫がいない
・コンビニがいっぱい

光素晴らしい！光害バンザイ！
そんなこんなで100キロの道程を4時間かけて、1時頃に自宅に到着しました。
久しぶりの自宅風呂は笑いが止まらないほど最高に気持ちよかったです。
2日目からは普通なんですけどね。

バイクと!さんのヘッドラインニュースから飛んできました。
日本一周まとめ記事はいくつか読んだことあるんですが、現在進行形なのは初めてです。
かなり濃い旅をされているようで何より。とても楽しくここまで拝見しました。
30越えて免許を取りCBR250R（MC41）で休みの度に300～400Km位の日帰りツーか
一泊ツーが限界の休み状況ｗバイクで旅をするスレ主さんがうらやましぃ！
長野、山梨方面は回られたようなので、千葉、茨城、栃木、群馬辺りで赤忍見つけたら
容赦なくﾔｴｰ!をさせていただきます！くれぐれも体調優先自分都合優先でがんばって！

最近自分もモンスターエナジーに手を出しましたｗ
気のせいと言われればそうかもですが、効きますよねｗアレｗｗ

東日本1日目(通算56日目)

ついに東日本編スタート！
プランとしては東京→埼玉→群馬→新潟です。
まず第一目標はひばりヶ丘のラーメン二郎です！
ここは数あるラーメン二郎の中でも絶えずランキング上位なのですが、家から35キロで片道二時間くらいなので行ったことはありませんでした。
道中白バイがいっぱいいてドキドキでしたが、旅立ちのハイテンションで2回ほどヤエーを出してみたらスルーされました。ケチ！
北陸から長野、山梨とライダーの9割にヤエーをスルーされてるのでヤエー成分が不足気味です。

住宅街をひたすら走ること2時間で到着しました。
開店直後ですがすでに行列が。
待つこと15分で店に入れました。

ブタラーメン大ニンニクアブラ(900円)

いつも行く相模大野二郎ラーメンの元力士の店主は機嫌を損ねたり、もたつくと叩き出されそうなほどおっかない人で、野菜もニンニクもグローブのような手で直接丼にぶち込んで行きます。
しかしここの店主はとっても笑顔で優しく、野菜もトングで取り分けて丁寧に盛り付けます。
そうだよね、これが普通だよね・・・なんかマヒしてた。
ブタも野菜も普通ですが、麺がおいしいです。なんでだかわかりませんけど。

食事を終えて外に出て一休みしてて思いました。
暑い！とにかく暑い！
しかも東京と埼玉の住宅街を通ってるのでスピードも出せず信号ばかりです。
ナビもバッテリーをローテーションしてるのですが、すぐに60度超えて電源が落ちてしまうし、自分もすぐにへばって休憩しちゃいます。
アイスBOX3個と水2リットルを消費しながら5時間かけて100キロ先にある群馬県高崎市の3000円ホテルに到着です。

暑いの苦手・・・
今日は完全に移動日ですね。
明日は群馬県観光です。涼しい山に行きたいなあ
ちなみに埼玉はどんだけ考えても観光したい場所がありませんでしたw

二郎ラーメン900円もするのか…
しかしいかにも体に悪そうだなΣ(ﾟДﾟ)

これからの時期は食べ物も注意した方がいいかも？！(体調的に)

東日本2日目(通算57日目)

体調戻ってスッキリです！
しかも今日は曇天！太陽光を浴びてると疲労が倍加する自分としては絶好のツーリング日和です。
今日はいっぱい走れそうです！
行きたい場所を色々と考えてたら、食べ物系が近くに集まってました。
まずは食べ歩きです。
6キロ離れた峠の釜飯おぎのやに行きました。
広い駐車場に立派な店舗があります。
しかし入り口に行ってみると、サンプルケースの中もガラガラで長期間営業していないようでした。
これは最近潰れてネットに反映されてないパティーンかな？と思ってたら駐車場の端っこに小さな小屋を発見しました。
なんでも店の方は営業をやめて、この小屋でテイクアウトオンリーにしたそうです。
反対ならわかるけど珍しいなあ。

釜飯(1000円)
閉まっている店舗の前で座って食べました。
写真とおりですが、大きい具がいっぱい入っていて美味しそうです。
ご飯もギッシリで、少食な人なら食べられなさそうなほど入っています。
驚くような味はありませんでしたが、とても美味しく食べられました。
ただわさび漬け苦手・・・残すの嫌いだから食べたけど。
釜飯の1番の醍醐味と言えば食べた後の容器を持って帰ることです。
この釜飯も器だけではなく蓋も陶器で、細かいところもしっかりと作られています。
しかしこちらは旅の身、とても器を積める余裕は無いので泣く泣く返しに行きました。
ところが開店一時間足らずで午前の分は売り切れてしまったようで店は閉まってました。
なんという人気っぷり。これなら店舗を営業する必要がありませんね。
器はレジカウンターの前に置かせてもらいました。

20キロ移動して堀田焼きまんじゅうです。
いかにも老舗っぽい店構えですね。
注文してから焼いてくれて店内で食べることができます。

焼きまんじゅうあんこ入り(250円)
思ったより大きいです。
一つ一つが小さめのアンパンくらいあります。
生地は少し固めの酒まんじゅうのようなもので外側はパリっとしています。
焼き目をつけたら少し甘めの味噌ダレを塗って完成です。
中のあんこも味噌と合うように作られていて美味しいですね。
ただ一串4つはさすがに多いかもw

さらに35キロ移動して大澤屋第一店舗に行きました。
ここは名産の水沢うどんの老舗です。
この周辺はどこを見ても水沢うどんの店ばかりで水沢うどん街道と呼ばれています。
水沢うどんは香川の讃岐、秋田の稲庭と並び、日本三大うどんの1つです。

駐車場は大型バスが何台も泊まれそうなほど広く、店内も100席はゆうに入れそうなほどの大広間に案内されました。
しかしテーブルに拭き残しがあったのか、気がつくと手に濃い目のタレがベッタリとくっついていました。
カメラとスマホをいじっていたのでどっちもベタベタです。
まあこれくらいじゃ怒りません。
通りがかった40過ぎくらいの店員に話しかけました。

『すみません。ちょっと拭き残しがあったみたいでこの辺ベタベタなんですけど。』

店員『はい。』

なぜか怪訝そうな顔をしてボーッと立ってる店員

『・・・えっとカメラとかもベタベタなんで拭くものもらえますか？』

店員『はい。』

すぐに厨房の方から布巾を持ってきました。
でもそれって角度的に見えてたんだけど、そのへん拭きまくってるやつだよね？
しかも客に渡すのにゆすいでないし！
う～ん・・・まあ細かいことは気にしないからいいけど。

店員『はい。』

『え？あ、ありがとうございます。』

スタスタ

・・・って手渡ししておしまい？テーブルとか俺が拭くの！？
とか思いつつ黙って拭き始めるのが自分のダメなところ。

でもうどんを持ってきた別の店員に不思議そうな顔をされたのでさすがに説明するといっぱい謝ってもらって席を変えてもらえました。
どうやら店が悪いというより、ダメな子がいるだけみたいです。
たとえ自分の部署のことで外部からクレームを受けても、自分がやったことじゃなければ謝る必要が無いって思ってる人いますよね～

水沢うどん大(900円くらい)
固さは普通なので特に際立った歯ごたえはありませんが、とにかく歯ざわりがツルツルです。
透明感のある色味といい、爽やかなうどんでした。

30キロ離れたロックハート城に向かっていると、メロディラインという看板が見えました。

【時速50キロで走行すると星に願いをが流れます】
ほほう！
しかし自分のバイクではまったく鳴りません。
路肩に止めて車が通るのを待ちました。
すごい！聞こえます！どうなってんだろ・・・
これはぜひムービーで録音したいと思って待ちましたがなかなかうまくいきません。
対向車がきたり、トラックやエンジン音が大きい車はダメです。
車体が軽すぎてもダメ、速すぎても遅すぎてもダメ。
意外に難しい・・・
30分以上粘りましたが、最初に通った車がベストでした。

ロックハート城です。
イギリスの貴族、ロックハート家の城を移築したもので、津川雅彦が世界中から収集したサンタコレクションも展示してあります。
ちなみに城主は津川雅彦ということになってます。

駐車場にバイクを停めて目に飛び込んで来たのは【恋人たちの聖地】の文字！
どうやらウエディング関連に力を入れているらしく、その手の施設もかなりありました。
あ～そういうコンセプトなのね。
豆腐メンタルの自分としては、カップルにその辺中でイチャイチャされると精神ダメージ大です。
と思いきや家族連れと老夫婦がちらほらしているだけでした。
いや～よかった。

暗い喜びに浸りつつ1000円払って入場です。高いのう。
敷地内には石や化石の展示スペース、中世をイメージした店が並んでいました。
まあお決まりですが、食べ物屋はどれもオサレでお高いですな。
肝心の城ですが、城というより石造りの館といった風情です。
先ほどのコンセプトもありあまり期待していませんでしたが、中に入ってビックリです。
おお！すごいキレイだ！雰囲気もきらびやかなだけでなく重厚なイメージもあります。
この手の物にありがちな安物のハリボテ感がありません。
色々と説明を読んでみると、家具や内装は、本場の職人やデザイナーが製作したもので、配置なども再現に拘りをもっているそうです。
これはなかなかの見応え。

津川雅彦のサンタコレクションもなかなかでした。
【サンタグッズコレクション】じゃなくて【サンタコレクション】なんですね。
可愛さの欠片も無いリアルサンタ達にちょいと引きました。
維持費はそうでもないだろうけど、初期投資がすごそうだなあ。高い入場料も納得です。

城を出るとモデルの撮影をやっていたので、許可をもらって撮影させてもらいました。
城をバックにドレスを着たモデルさんの写真を見て実際にこの場所に来たら、確かにここで結婚式を挙げたくなっちゃうかもですね。

30キロ移動して吹割の滝です。
駐車場の料金は200円。
どうしようかなと悩んでいると向かいに広めの駐車場がある道の駅がありました。
こんな駐車場だれが停めるんだろ？
ついでに軽くご飯タイムにしました。

おやき(100円)
生地にネギ味噌を混ぜてフライパンで焼いた地元のおやつです。
もっちりした単純な生地とネギ味噌がマッチして素朴な美味しさでした。
このおやきですが、ラップの長さが足りておらず、大半の商品は後ろ側のおやきが直に見えちゃってます。
あまりの適当さに感心しちゃいました。

どんな人が作っているのか聞いてみると、パワフルかつエネルギッシュな地元でも有名な60代の肝っ玉母さんが作っているそうです。
この道の駅の商品のうちかなりのものをその人が作っているんだとか。
なんか納得・・・

チーズパン、ピザパン(各160円)
地元のパン屋が作っているそうです。
石窯で焼いたパンなのでちょいと固めですがとても美味しいパンですね。
特にピザパンが絶品で過去に食べたピザパンの中で一番の美味しさでした。
いくつか買っておきたかったんですが、1つしかありませんでした。残念。

吹割の滝へは歩いて5分ほどですが、途中の坂道に掘っ立て小屋がいくつかあり、昭和臭の漂うなんともレトロな商品がいっぱい売ってました。
今時テレフォンカードって！
他にも子供のおもちゃ、地元の野菜、民芸品、アイス、うどん、乾燥マムシや縁起物となんでも売ってます。
おもしろいです。地味に観光スポットとして優秀な気がします。
あんまり買いたいものはないですけどw

今は閉店していますが、まちこ茶屋という店が以前にあったらしく、イワナの塩焼きが食べれる上にＮＨＫのど自慢でグランプリをとった腕前をカラオケで披露してくれるという奇天烈な店だったようです。
行ってみたかった～！！

吹割の滝です。落差はせいぜい6～7メートルほどですが、水量が多く自然デザインの段々がなかなかの迫力を出しています。
落差100メートルでちょぼちょぼ落ちる滝を遠くから見るよりもこちらの方が好きですね。
水深は1メートルくらいありそうですが、透明度が高いので川底の水のうねりまでハッキリと見えておもしろいです。
渓谷になっているので周辺の景観もグッドです。
これはいい観光スポット！
水量から水難事故が多いようであまり近づけず、撮影ポイントに悩んだので動画も撮っちゃいました。

この時点で5時です。道の駅に戻り宿を探していましたが、どうも明日から天気が崩れ、下手をしたら数日足止めをくらいそうです。
こうなると宿探しは重要ですね。
距離や時間、街の規模を考えると本来は沼田市あたりで宿をとるところですが、数日泊まる可能性を考えたらやっぱり温泉は外せません。
ってことで85キロ離れた草津に決定です！
まあ休憩を考えると19時30分は超えそうで、ナイトランは本当は避けたいんですけどね。
ただ群馬観光の目玉の白根山が草津にあるっていうのもあります。
途中のコンビニで休憩しつつオニギリを3つほど食べました。
今日の食費3000円くらいかも。マズイw

宿に到着しましたが、ここは素晴らしいアタリ宿でした。

・源泉かけ流し温泉が交代制の貸し切り風呂
・コーヒー、紅茶、お茶が飲み放題
・部屋がキレイでかなり広い
・冷蔵庫もあってサービス缶茶が入ってる
・Wi-Fiが入ってる！！！！
・ちょっとクセがあるけど従業員がいい人
・鬼平犯科帳、クロサギ、岳、銀の匙、めぞん一刻などセンスのいい漫画がいっぱい
・テレビにモニター出力されてるダーツがある。
・アメニティばっちり
・洗濯は洗剤込みで100円！
・徒歩5分でコンビニ

これで税込み3200円！いやあラッキーですw
天候が回復しないと白根山の観光ポイントはなにも見えないので、数日ノンビリもいいかなと考える今日この頃です。

メロディーライン、バイクは全く駄目ですねｗ
メットの中に響くかと思ってハンドルにチンガード押し付けて走ってみたりしたことあったけど無駄だった

ところで今白根山おこなの？

東日本3日目(通算58日目)

朝から雨。うむ！動けない！白根山も霞んでる！
というわけでもう1泊決定です。
まあ白根山が見えないと草津に来た意味がないしな。
と思ってオーナーと話していると、オーナーがふと閃いた様子で電話を始めました。

『白根山の交通規制って・・・ええ、ええ、あら！そうですか～！いつ頃まで？・・・まあまあそうですね。山のことですからね。あはは！では～』

すんごいいやな予感がしました。
結局白根山は終日交通規制で立ち入り禁止でした。
理由は噴火の予兆でガスが発生しているからだとか。
ちなみに規制スタートは火曜日からで、これは35年ぶりだって言ってました。
間が悪すぎぃ！

東日本4日目(通算59日目)

雨～！今日も草津で動けない～♪
ノーンビーリドッコイショー♪

明日も1日雨っぽくて暇やで～！白根山も噴火で交通規制だし、草津を中心に雨が降ってるし、草津に来たの大失敗だ～！

東日本5日目(通算60日目)

今日も雨で動けず。ヒマなんで教えてもらったとんかつ屋のとん香に行きました。
2キロほどテクテク歩いて到着です。

ジャンボロースカツ定食(2160円)
うむ、高いw
20分ほど待つそうで、お通しを先に食べてました。
真ん中のやつはワラビですが、とても柔らかくて絶品です。
ワラビってこんなに柔らかいんですね～
ご飯とキャベツは一回ずつお代わりができるので目一杯もらいました。
キャベツはあと一月もすれば嬬恋村のおいしいキャベツを食べれたらしいので少し残念でした。

カツの衣は固めで薄いです。
どことなく福井のソースカツ丼を思わせますね。
食パンをかなり細かく砕いてパン粉を作るのがポイントなんだそうです。
肉は柔らかく、脂身が多めでとっても好み。
衣が薄いのでその分油をあまりすっておらず、脂身が多いわりにスッキリしています。
しかしこのカツ、肉と衣がまったくくっついていません。
すぐ剥がれるどころではなく、ただ乗っかっているだけです。
なんかトンテキと衣を一緒に食べているだけの気分になります。
もうちょっとなんとかならないものか・・・
まあ総評としてはお値段相応ってとこでした。

明日こそ出発したい！

自分も町田らへんに住んでるのでご近所かも！？

草津の賽の河原温泉は今の時期ならめちゃめちゃ広い露天風呂を独り占めかもね

東日本6日目(通算61日目)

やっと雨が小降りになったんで出発です。
細長いことに定評のある新潟を縦断すべく、150キロ離れた糸魚川市の翡翠峡に向かいます。
いったん西に向かい長野に入り、その後北上して新潟に入るルートを取りました。
しかしこのルート、ナビで決めたので気が付きませんでしたが峠を2つほど越えるルートでした。
まだまだ天気がグズついてるので峠に差し掛かるたびに雨が！
カッパを着るほどではありませんでしたが、濡れた路面での峠越えはなかなかにスリリングでした。

148を北上すると1キロ以上のトンネルが連続しますが、なぜか全てホコリ臭いです。なんでだろ？

途中で休憩したコンビニで奴隷区にハマって全巻読破してしまった以外はトラブルも無く翡翠峡に到着です。
写真は白馬で撮った槍ヶ岳ですが、まあほとんど見えません。
雨が降ると山はつまらんのう！

最初は翡翠峡展望台です。
展望台と言ってもここは明星山の大岩壁を見るためのものですね。
石灰岩の岩壁で、晴れた日にはロッククライミングをする人達が集まる聖地になるようです。
隣のお土産屋では翡翠がたくさん売っていました。
これから行く翡翠の原石がたくさんあるという河原に期待が高まります。

2キロほど移動して河原に到着しました。
駐車場の横にひょうたん池というひょうたん型の小さな池がありました。
水底から激しく水が噴き上がっています。
すごい湧き水だ！と感動して地元のオッちゃんに聞くと、地崩れ対策にボーリングした地下水を流しているだけらしいです。
ショック。でも地下水は冷たくて顔を洗うとスッキリでした。

さあついに翡翠河原です！ここは翡翠の原石がたくさんあって国で保護されているほど貴重な河原です！
ワクワクして探しますが、なぜかまったく見つかりません。
他の観光客に聞いてみましたが、誰も見つけられてません。
なんとなく緑っぽい石は見つけましたが・・・コレ？
ちょっとガッカリして駐車場に戻るとさっきのオッちゃんがいたので聞いてみました。
すると驚愕の事実が判明です。
翡翠の原石は河原に落ちている石では無く、川の中にそびえ立つ岩がそうなんだとか。
よく見ると立て札が建ってました。
翡翠って別に緑じゃないんですね。
全然きれいじゃないなあ・・・

まずは情報集めです。
食堂に巨大魚について色々と説明されているコーナーがありました。
それによると巨大魚は4メートルと3メートルのつがいで行動していて、それぞれ浪太郎くん、翠ちゃんと命名されています。
これは・・・巨大魚の一族が存在しているという立証に他ならないな！
なんと写真もあります！
おわかりいただけただろうか・・・？
写真の中心、明らかに巨大な影！横に泳いでる魚を50センチの鯉と仮定すれば4メートルはあります。
物的証拠まであるとは・・・！

次は現地調査で池を見に行きます。
緑に濁った普通の池です。
水面に山が反射してるのはキレイかも。
でもノーマルサイズの鯉しか見つからないのう。
やはり普段は水底で隠れているに違いありません。

お次は聞き込み調査です。
釣りや散策をしている観光客に聞いて回りました。
五人ほど聞きましたが、誰も見たことがないとのことです。
しかし話す時、一様に苦笑いの様な表情を浮かべます。
これは怪しい！組織ぐるみの隠蔽の可能性まで出てきました！

現地の人からも情報を得るべく食堂のオバちゃんに聞いてみました。

食『ここで働いて10年以上たつけど、一回も見たことないねえ。でも前に働いてた人達はみんな見たことあるって言ってたけど。』

『なんと！その見たって人達はいないんですか！？』

食『もうみんな病気やトシでやめちゃったわね』

これは！まさか組織の口封じ・・・！
俄然信憑性を帯びてきました。
売店のオバちゃんにも聞いてみました。

売『ああ浪太郎ね。最近は見たって人はいないわね』

そういうと苦笑いを浮かべました。
この表情！まさかこの人も組織の！？

売『あの写真も平成元年のものだし、ブームが去ってからは見た人はいないかな。まあどうにかなっちゃったんだろうってことになってる。』

『じゃあこの25年間まったく？』

売『去年あたり3ヶ月くらい毎日来てた人もいたけど、結局ダメだったみたいよ。ああでも五、六年くらい前に1回見たって人がいたけど、でもねえ(苦笑)』

やはり・・・巨大魚は今もいるのか！
そう確信した私だったが、そろそろ飽き・・・これ以上の追求は危険なので高浪の池を後にしたのだった。

うん！おもしろかった！また別のＵＭＡシリーズがあったら行ってみたいです。

国道に戻るべく走っていましたが、イワナ祭のノボリを見つけ翡翠峡フィッシングパークに寄り道です。
ここでは放流されたニジマス、ヤマメ、イワナなどを釣ることができ(レンタル代含めて5匹まで2000円)、その場で炭火焼きにしてくれます。
もちろん釣るのはめんどい、というか釣りをあんまりしたことないので、売ってる魚を買うことにしました。

焼いてくれる80歳くらいの婆様いわく、ヤマメもイワナもほとんど味に差が無いそうです。
しかしヤマメはサクラマスとも呼ばれる高級魚らしいのでヤマメを焼いてもらいました。
塩を振ってでっかい火鉢の上に炭を置いて串で焼きます。
うまそう！
しかし10分経ちましたがほとんど焼けません。
おや～？
どんくらいで焼けるか聞いてみると、30分はかかるとのこと。
え～！もうすぐ五時なんだけどな。電波が届かないから宿も取れてないし。
まあ焦っても意味ないのでボーッと待つことさらに20分で焼けました。

ヤマメ(500円)
焼いてる時から滴るほど脂の乗った身に、頭や骨も食べられるくらい炭火で柔らかく焼かれています。
う、うめえ！
かつてこれほど美味しい焼き魚を食べたことありません。
翡翠峡に来てよかった！

婆様『そんなにうまいんか～。ヤマメは食べたことないから今度食べてみようかねえ』

え！超意外！ってかイワナと味に大差ないって言ってなかった？

宿に行く前にさっきのライダーに教えてもらった上越市ナンバーワンの豚骨塩ラーメン屋、麺屋あごすけに行くことにしました。
到着しましたがすごい行列でざっと30人は並んでいます。

豚骨塩ラーメン大盛り味玉トッピング、豚丼(1300円)
白髪ネギ、ネギ、万能ネギ、揚げネギ、レタスと野菜の香味たっぷりで、豚骨のジューシーさがよく出ています。
肉も柔らかい鶏肉で、1つ1つ炙っています。
このラーメンはたぶんうまいんだと思います。
ただ・・・実は塩ラーメン好きじゃないです。
うまいと思ったことがありません。
ここならと思いましたがやっぱりダメでした。

今日は3700円の宿に宿泊です。明日は食べてばっかになる予感。

東日本7日目(通算62日目)

65キロ離れた田代の7つ釜に向かいます。
途中で朝飯のためにコンビニに寄ってオニギリ、コロッケ、シューマイ串を食べました。
ちなみにこのコンビニはSAVE ONというコンビニで今のところ群馬と新潟以外では見たことがありません。
新潟ご当地お菓子のサラダホープも買いました。

ゆったりした道の山を登っていきます。
さすが新潟と言うべきなのか、どこを見ても田んぼだらけです。
早くコメ食いてえ。

残り15キロとなったところで進行方向にでかい雨雲が！しかし来た方角の空を見ると晴れてます。
でも雨の匂いもしないしな・・・と思い進んでみると、突然空気が変わり土砂降りになりました。
慌てて引き返すとすぐにやみました。
なんつー局所的な雨だ。

境目のガソリンスタンドでサラダホープを食べながら2時間ほど休憩しました。
でもこのサラダホープまずい。
ただの薄味のおかきにしか感じません。
1袋だけ食べて残りの5袋は店員にあげちゃいました。

田代の七ツ釜に到着です。
看板を見るとこの周辺1キロを七ツ釜というそうです。
どこ見ればいいのやら。
誰かに聞こうにも人っ子一人いません。
とりあえず駐車場兼展望台を散策です。
ＨＰには連続した滝の写真が載ってたので探してみますが、この展望台は川よりもはるかに高い位置にあるため、なんと川が見えません。
なにを展望しろと？とりあえず反対側の崖を撮りました。

突然足元の水たまりがハネました。
びっくりしてよく見ると、1000匹くらいのオタマジャクシがウジャウジャ！
イヤアアアアアアアアアアアア！！！！
気持ち悪い～！！
ってかここまで水たまり踏みまくってるんですけど！！
今日1日靴底を見ないことを心に誓いました。

最初の場所に戻って看板の地図をよく見ると、すぐ脇に川に降りる道がありました。
こっちか～！と思い行ってみましたが、川までかなりの高低差があるため凄まじい急勾配の階段が続きます。
しかも半分以上は階段ですらなく、数メートル先はよく見えないような獣道にところどころ20センチくらいの石が置いてあるだけです。
おまけに雨上がりなので全てぬかるんでいます。
帰りを考えてウンザリしながら慎重に下ること15分、ようやく川に到着です。

しかし同時に土砂降りが！
うん、確かに雨雲が1つなんて誰も言ってないよね。すっかり油断してました。
急いで近くに見える滝を撮影して引き返します。
しかし降るのでもやっとの山道。
道を見失いそうになるほど視界が悪く、すでに小さい川がほうぼうに出来始めています。
こんな人気のないところで落ちて怪我でもして動けなくなったら本当にヤバイです。
全身雨と汗でグッショリになりながら全神経を集中して気合で登りました。
でも雨でこんなに濡れるなんてひさしぶりかも、ちょっと楽しいw

駐車場についた！と思ったらさらに雨足が強まり大豪雨に！
もうカッパを着るどころじゃないです。
必死に屋根のあるところを探すと50メートルほど離れたところに公衆トイレを発見です。
濡れたらまずいものを全部持って駆け込みました。
トイレの入り口で雨が弱まるのを待ちますがついには雷まで鳴り始めます。
しかも光ってから1秒くらいで鳴るほど近く、稲光と音がデカイです。

雷のせいで電気がチカチカして怖いよう！
駐車場の真ん中に置いたNinja君に雷が直撃したらどうしよう！
全身ずぶ濡れで寒いよう！
虫だらけで気持ち悪いし臭いよう！
だんだん暗いなってきてヤバイよう！
ホラー的な妄想が！
バッテリー！は3個あるからゲームとＶＩＰでもしてよっと。

などなどヒヤヒヤしながら待つこと2時間半、ようやくやみました。
北側には雨雲がまだあるし、疲れたので30キロほど南にある湯沢に宿をとりました。
カッパ着るのもめんどいし、服も乾かしたいのであえてこのまま出発です。

うっひょー！めっちゃ寒いwww
まあ宿までせいぜい一時間ほどなので我慢しようと思いそのまま進みます。
ああ腹減った・・・はなまるうどんが食べたい・・・
しかしここで緊急事態、なんと土砂崩れで353が交通止めに！
迂回路は・・・うげ！プラス40キロ！？
さすがに心が折れたのでコンビニでオニギリとコーヒーを買ってションボリしてました。

なんでもいいから暖かい場所で暖かいものを食べたい、と思っているとラーメン屋がありました。
さっそく入って注文しようとしましたが、なんと博多ラーメンしかありません。
なんで新潟まできて博多ラーメンを食べなければいけないのか。
しかも店主の態度すごい悪いし。
ラーメン、味玉、大ライスで1000円位でした。
まあ味は普通です。写真は撮り忘れちゃいました。

東日本8日目(通算63日目)

35キロ北上して魚沼スカイラインに行きました。
魚沼スカイラインは県道560号線のことで、十日町市と南魚沼市を結ぶ峠道です。
無料なのが素晴らしい。
緑がほどよくいっぱいで、センターラインがあったりなかったりする道が20キロ近く続きます。
353の通行止めが影響してるのかはわかりませんが、対向車も含めて車はほとんど走っていません。
眺めも良く路面も綺麗で緩急ついたワインディングが素晴らしい。
ツーリングマップルに何も書いてないのが不思議なくらいです。

途中で護国観世音が祀って(でいいのかな？)ありました。
となりにはビルマ戦線の慰霊碑があります。
正直初詣も念仏もどうでもいいと思っているタイプですが、こういうのを見ると戦死者には敬意を感じます。
昔の人はすごいなあ・・・

新潟といえばへぎ蕎麦という話を聞いたので、20キロ移動して元祖老舗店の小島屋総本店に行きました。
今日も新潟は田んぼ日和だぜ！ということで田園風景の中を走っていくとポツンと蕎麦屋があります。

へぎ蕎麦は布海苔をつなぎに使った蕎麦で、一口大に盛りつけてあるのが特徴です。
ちなみに木の皮を剥ぎ取って作った器に盛ることから剥ぎ蕎麦→へぎ蕎麦となったようです。
店員さんから教わった知識なんですけどね。

へぎ蕎麦(750円)
海苔が入ってるからなのか若干濃い色をしています。
かなり弾力があり、生煮えというわけではありませんが固めと言っていいかも。
布海苔のおかげかはわかりませんが、噛むと旨みが出ます。
うんめえ！
ちなみにワサビじゃなくてカラシをつけます。
昔この土地にワサビがなかった頃のなごりらしいです。

40キロ移動して青島ラーメンです。
ここは一昨日に夕日を見た場所で出会ったライダーに教えてもらったラーメン屋で、なんと生姜醤油のラーメンなんだとか！
聞いたことないです。これは期待！

青島ラーメン(750円)
ぱっと見普通の醤油ラーメンですが、表面にはキッチリと油の層ができています。
うまそう・・・！
チャーシューは油の多い部位を使っていますが、薄く一口大に切ってあるので赤身と合わせて食べられ、柔らかく感じてとても美味しいです。
スープは一見生姜の味は感じませんが、明らかに普通の醤油とは違います。
麺もスープに合った麺でツルツルと食べられます。
これはかなりうまいです。近所にあったらレギュラー入りですね。
なによりも具、麺、スープがとても良く合っていて完成度の高いラーメンだと思いました。

続けて食べたのでけっこう腹にきました。
特にラーメンはスープも飲み干す派なのでなかなかのダメージです。
しかしあと一軒行きたい店がある！
けど3キロしか離れてない場所なのでさすがにちょいと休憩です。

安福亭本店です。
店員のオススメ排骨(パイコー)拉麺(1050円)を食べました。
一人前が麺1.5玉と多めですね。
油の層ができているスープの上にたっぷりと背脂がかかっていています。
一口食べて、まず豚臭い！と思いました。
しかし強めの粗挽き胡椒がいい具合に旨さだけを引き立てます。
太麺が脂や豚臭さと絡みうまさ倍増。
二種類のネギを入れ放題なのでしつこさも緩和されます。
骨付きの豚肉もくわえて引っ張るだけでちぎれるほど柔らかく、軟骨もコリコリして食べられます。
う、うめえ！今までの人生で食べたラーメンの中で5本の指に入るうまさです。
一回しか食べられないのが旅の悲しいところですね。

25キロ離れた道の駅出雲崎に行きました。
しかし石油博物館があること以外は普通の道の駅に見えます。
店員のオバちゃんにオススメスポットを聞くと、捕れた魚のセリ市が行われそれを観光客が食べられるのがウリなんだとか。
現在17時前。うん！終了！

海沿いをダラダラ走って新潟市に向かいます。
まだ夕日には早いので景色はイマイチですね。残念。
一泊3000円のコート新潟に到着です。
近くのコンビニで新潟限定の桃太郎アイスを食べました。
なんと50円！でもガリガリ君より小さめなんで一概に安いとも言えないか。
冷凍ケースのせいかもしれませんが少し柔らかめで、ガリガリ君ピーチ味があったらこんなだろうなという味です。
美味しいです。

なんか食べてばっかですねえ。
明日は新潟市のグルメを食べ尽くすぞー！

明日は

ぽっぽ焼き
オニギリ
イタリアン(B級グルメ)
笹だんご

を食べるぞう！

「空腹だから食べるんじゃない。満腹じゃないから食べるんだ」

これ真理だなあ

東日本9日目(通算64日目)

今日は新潟のグルメを食べるぞう！
しかし寝坊してまたフロントに起こされちゃった！ドンマイ！

調べると、おにぎり、笹だんご、ぽっぽ焼き、イタリアンが今いる新潟駅近くのホテルから1キロ圏内にあることが判明しました。
バイク停めるところに困りそうなんで歩いて回ります。

まずは新潟駅の駅ビルに向かいましたが、北口から入ると南口に行くのがやたらと困難です。
なにこの不便な構造。まあ知らないからそう思うだけなんかな。
おにぎり屋の天地豊作を見つけたので入店です。

おにぎり2個(170円×2)
青唐味噌とふき唐味噌です。
店員がセットですよね？と聞き直してくるも、強硬に単品で注文です。
うまい。うまいんだけど、なんか新鮮さが無いな。
そう思った時、脳裏にマッマの言葉がよぎりました。

『なんか外で食べるとたまに米がまずく感じることがあるんだよね。』

マッマ『そりゃそうよ。うちは新潟にいる農家の友達からかなりいいお米を直接買ってるからね。その辺のレストランよりはよっぽどいいお米よ』

なんてこと！そういや台所にいつも茶色くて馬鹿でかい米袋がいつも置いてありました。
うむう！マッマありがとう。
そんなわけで家のおにぎりと同じ味でした。

店を出たところのビックカメラを覗くと5600円でデジカメが売ってました。
さすがに安物すぎるかな？と思いましたが富士通のだし、25000円クラスでないと画質に変化は無さそうなので購入です。
この旅で三台目か・・・
今度はちゃんとハードケースも買って、大事に使うことを誓いました。

田中屋本店で笹だんごを購入です。食べるところが無いのでお持ち帰りですね。

次は1.5キロほど離れたショッピングモールに向かいます。
駅の中は迷うので外から回り込んで行くことにしましたが、これが全ての間違いでした。
ビルの影響でナビが使えません。
道を聞いてもデタラメを教えられてネバーランドに連れていかれます。
看板の類も無し・・・
休憩しながら迷いに迷ってようやくぽっぽ焼きの店『あやめ』に到着です。

ぽっぽ焼き10本セット(350円)
10本セットより少ない単位では売ってませんでした。
テイクアウト専門でしたが、店の前にテーブルがあったので食べてみます。
ふむう、普通のパンに見えるけど。
食べてみると、中は意外にモッチリしてて控えめな甘さがなかなかおいしいですね。
ただ汗をかいて水分がない身としてはちょっと口の中が辛いかも。
飲み物を求めてあたりを見回しますが、なぜか周辺に飲み物を売っている場所が一軒もありません！
そして手元には残り9本のぽっぽ焼き！
おう・・・これはいったいなんの罠なのか。
まあ味は悪くないのでなんとか食べ切りました。

ついでに笹だんご(150円×2)もここで食べます。
野外にも関わらず笹を剥がすと強い笹の香りがし、笹の外からからでもわかるほどプニっとした柔らかい感触がします。
噛み切ると生地が柔らかいのですぐに口の中でアンコと混ざります。
笹の香りとの相性も素晴らしい。
この柔らかさは作りたてだからなんですかね。
今まで食べた笹だんごとまったく違います。
地元に帰ってもまた食べてみたいです。

イタリアンの店『みかづき』に到着です。
ちょっとファーストフードっぽいですね。
フードコートとかにありそうな感じです。

イタリアン(330円)

イタリアンは新潟のB級グルメです。
太めの焼きそばにトマトソースがかかっているように見えますね。
味は太めの焼きそばにトマトソースをかけた味でした。
・・・ううむ、強いて言うなら太めの麺が歯ごたえあることと、トマトソースは給食の味がします。
素朴だなあ。
割引チケットをもらったのでポテトL(210円)も買いました。
このポテトはイマイチ。

店の前にあるベンチで休憩しますが、この時点で14時過ぎ。
おかしいな、ホテルを出たのは11時前のはずだったんだけど。
1キロ圏内の場所4箇所を回るのに3時間以上かかるのはもはや才能ですな。
暑さと精神的疲労でぐったりです。
これなら土砂降りの中で急な山道を20分登る方がよっぽど疲れないくらいです。
体がダルくて頭がガンガンします。
ヤバイ風邪ひきそう。
よし！今日は終了！連泊だ！
コンビニで水とオニギリ3つ買ってホテルに戻りました。

あ、明日から本気出す！！

いかん。かつてないほど最低な日でした。

いやあ最近来てくれる人が増えたのに申し訳ないw

東日本10日目(通算65日目)

朝九時に起きて出発です。
20キロ離れた新津温泉に行きました。
新津温泉は石油を掘っていたら出てきたという温泉で、日本でも1.2を争うほどアブラ臭がする温泉です。
ネットにはアブラ臭マニア絶賛！と書いてありました。
・・・アブラ臭マニア？
若干雨がパラついていますが、まあカッパを着るほどではありません。

到着しましたが、一見民家にしか見えないので探すのが少し大変でした。
入湯料は300円です。安い。
店員のオバちゃんと少し話すと、アトピーに効くから持って行きなさい！と言われて2リットルのペットボトルを渡されました。
廊下、休憩用の広間とすべて年季が入っています。
カラオケ用のカセットテープって見たこと無い人の方が多いですよねw

風呂場に入るとすぐにアブラ臭が鼻につきます。
どっちかって言うとガソリンスタンドの匂いですかね。
浴槽は幅1.6メートル、縦3メートルくらいのが1つあるきりです。
上がり湯も2箇所しかなく、しかもお湯と水の出る場所が独立しているため洗面器に貯めて温度調整をして使うシステムです。
もちろんシャワーなんてものはありません。
お湯は若干白濁していてしょっぱいです。
温度も丁度良く、計30分ほど入ってました。
オバちゃんの言うとおり最後に上がり湯を浴びずに出ましたが、全身がガソリン臭く、これを書いてる現在もすごい匂いです。
体にはいいかもしれないけど、社会生活に支障をきたしそうw

オバちゃんと雑談をしつつ休憩をして昼過ぎに出発です。

道の駅笹川流れまであと少し、というところで荷物をたくさん積んだ二十代の自転車乗りを見かけました。
実は自転車で長距離旅行をしている人はけっこう見かけます。
旅に出てからもう7.8人目くらいです。

道の駅笹川流れに到着して休憩していると、先ほどの人が来ました。
聞いてみると愛知から来たそうで、これから北海道に向かうそうです。
もう少し話していたかったのですが、実は本降りの雨雲が後ろからずっとついてきているのであまりゆっくりもしていられず、その人は先に行ってしまいました。

5分ほど経ってから出発すると、トンネル工事の交通整理で待っている先ほどの人を発見です。
3度目ですねー、とあいさつをして先に進み、笹川流れの奇岩に到着です。
笹川流れは奇岩が立ち並ぶ海岸線沿いのことです。
どこを撮影しようかポイントを探していると、またもや先ほどの人が追いついてきて結局一緒に奇岩を見に行くことになりました。
そして自転車に少し遅れて出発し、またもや追いつきました。
5回目w
北海道で会いましょう！と言葉を交わして今度こそお別れです。
ちなみ奇岩はしょぼかったです。

本来予定してたルートだと、ここから山形市→酒田市と行く予定でしたが、なんと山があるせいでここから山形市に続く道がありません。
一番近いルートだと結局酒田市を通ることになってしまいます。
さすが山形市！山がいっぱい！
予定変更で先に酒田市に行くことにしました。
65キロ先の鶴岡市のビジネスホテルに向かいます。

雨が本降りになってきたので道の駅あつみで休憩です。
ここは、あおさアイスクリームが名物の道の駅です。
しかしまだ4時半過ぎなのに店は閉まっていました。
隣の店のオバちゃんに聞くと、今日は雨だから早めに店じまいをしてしまったとのこと。
意味がわかりません。

オバちゃんに日本一周をしている話をすると、そんなフラフラしてないでさっさと帰って就活して結婚しなさいと怒られました。
おおう！斬新な反応です。そして耳が痛いw

『お母さんがかわいそうでしょ！』

やめてーwww

実はこの28時間で桃太郎アイスしか口にしていません。
さすがに腹減った・・・さあ！こんな時はやっぱりデカ盛りでしょ！！
ってことで鶴岡市内のデカ盛り店みどり食堂に行きました。

店内は座席が40人分ほどあるのに間隔大きめで広いです。
40～50代くらいのオバちゃん達がキビキビ働いてました。
メニューもかなり多めですね。
メニューについて聞くと、笑顔でハキハキと答えてくれます。
感じがいいなあ。
山形県は内陸は牛肉で、海岸沿いは豚肉が強いそうなので、豚の焼肉丼特盛り(800円)を注文しました。

器は巨大ですが、ご飯はせいぜい1.5合くらいですかね。
ただ肉の量が多く肉、肉、米、肉、肉、米のペースで食べることになります。
味付けは濃い目でニンニクとショウガがガッツリ効いています。
めっちゃうめーーー！！！
空腹にこれはたまりません。
程よく脂身の入った焼き肉をご飯と一緒にガツガツとかきこみ玉ねぎのかけらも残さず完食です。
量もほどよく8分目。
会計のオバちゃんにどうだった？と聞かれたので、めっちゃうまいっす！！と答えたら本来特盛り900円のところを大盛り値段の800円にしてくれました。
しかも給餌のオバちゃんから聞いたのか、厨房にいた4人くらいのオバちゃんもみんなで旅を応援してくれました。
気分良くうまいもので満腹に！良い店だ！
明日雨で動けなかったらまた来ようっと。

近くのホテルに3300円で入りました。
明日雨かな～。

結局走ってる時の八割雨が降ってましたよ～

まだガソリン臭いw

東日本11日目(通算66日目)

朝から小雨。しかもちょいちょい本降りになりそう。
これは山越えは無理だなってことで連泊決定！

小雨の中昨日行ったみどり食堂に行きました。
今日はカツカレー特盛りを頼みました。
昨日肉丼特盛り余裕だったからいけるでしょ！と思っていましたが、現物を見てビックリ、どう見てもご飯3合はあります。
おっふw
そこまで腹が減ってない身としては厳しすぎるw
カツうめ～！でも多すぎる～！
カツは全部食べましたが、ご飯とカレーは3割ほど残してパックに詰めてもらってホテルで食べました。

うしおととらがあったのでひたすら読み続けること4時間以上。
気がつくと3時半過ぎです。
加茂水族館は五時で閉まるので急いで会計しようとすると、

オバ『まだ雨降ってるわよ！もう少し休憩していったら？隣の建物ならテレビもあるし、マンガも持っていっていいから！』

いい人過ぎます。加茂水族館に行くことを伝え丁重に断りましたが、会計も普通盛りと同じ850円にしてくれました。
お、オバちゃ～ん！！

昨日泊まったホテルに戻りました。
明日は山形市に向かいます。でもまた天気予報が怪しくなってきた。

は、腹が苦しいデブ・・・

東日本12日目(通算67日目)

よし！雨がやんだ！！
今日こそは孤独のグルメスレだなんて言わせない・・・！
まずは山形市に向かう途中にある50キロ先の月山に出発です。
と思ったら小雨が降ってきました。
雨はやんだり本降りになったりしましたが、コンビニで雨宿りしつつオニギリを2個食べて進みます。
40キロほど進んだところで本格的に降ってきたので、国道から月山に分岐する道の手前にあるドライブインで休憩です。

立ち食いそばや玉こんにゃくを売っているようなので中に入りましたが、開店しているにも関わらず電気も消えていて厨房に火が入っておらず誰もいません。
おやあ？と思っていると、古田新太から毒気を半分抜いたような60くらいのおっちゃんが出てきました。
開店しているか聞いてみると、

『今日は朝からこんな天気だし、どうせ客来ないから作ったって煮詰まっちゃうからなあ～』

いやいや客ここにいるんですけどw
むしろ電気が消えてるから誰も来ないんじゃ。
というかおっちゃんはここで何してんの？
しばし雑談をして併設されているレストランに入りました。

イワナ(450円)
イケスから上げて焼いてくれるそうです。
味噌田楽がかかっているのは初めて見ました。
味は微妙です。味噌田楽が全部味噌味にしてしまうし、柔らかさも翡翠峡のヤマメに遠く及びません。
むしろマズイかも。

先ほどのドライブインによると、さっきのおっちゃんにどうだった？と聞かれたので、何も見えません！と答えたらゲラゲラ笑われました。
この人も今日一日なにしてたのやら。
またもやしばらく雑談していると、

お『そういやこの先3キロにある寒河江ダムで時々日本一高い噴水が見られるよ』

『ほほう！いつですか？』

お『3時から14分間だね』

『えっと今は・・・3時！？』

お『急いで行かないと終わっちまうな！ギャッハッハッ！！』

ふざけたオヤジでしたが、お礼を言って急いで向かいました。
最初ドライブインについたのが10時半前で、月山は往復1時間もかかってないはずです。
おっちゃんと3時間以上は話したことになりますねw

5分もかからずダム前のドライブインに到着です。
観光客も集まっていて、すでにダムの真ん中から噴水が吹き上がってました。
112メートルあるらしいですね。
さすがにデカイ。なかなか圧巻です。
横の売店で玉こんにゃく(100円)と味玉(2個で100円)が売ってたのでかじりながら見物です。
味はまあ普通のこんにゃくと卵でしたね。

山形市内に宿をとるべく探しますが、土曜日とあって満室ばかりです。
たまにあっても通常時の2倍くらい料金がかかります。
山形市ぼったくりすぎ・・・
結局山形市から15キロ北の天童市に3500円で宿をとりました。

45キロ先の山形市内に向かいます。
途中からはすっかり晴れて農村特有の空の広さと、雨上がりの空気と太陽の暖かさ、まっすぐな道に立体的な雲と最高に気持ちいいです。
あんなに苦労したのに移動中が一番いいってどういうこと？

山形市内のケンちゃんラーメンに到着です。
食券機がなかなかハイテクで、メニューを決めたあとに濃さや油の好み、トッピングを選択します。
そうすると厨房に注文が伝わるというシステムです。
食券は渡さずに持ち帰れます。
ちなみに200番以上ある番号を全部揃えると、ディズニーランドのチケットと往復交通費がもらえます。
去年は誰も揃えられず、店主が一人で行ったんだとか、なんだそりゃ。

ケンちゃんラーメン大盛り油多め味玉チャーシュートッピング(1100円)
基本はノーマルな中華そばに見えますが、表面になかなかの油層ができていていい感じです。
チャーシューは脂身が無く固め、というかあまり美味しくないです。
メンマは穂先に近いところを使っているのか柔らかめですね。
まあ特に美味しくはないですけど。
このラーメンの1番の特色は麺です。
かなり太めで少し平たく強い弾力があります。
二郎の麺に似てるかも。
噛むと油や醤油と混じってなかなかの味わい！
スープじゃなくて麺が主役のラーメンは珍しいです。
なかなかおいしいですね。
量が普通のラーメン屋よりも多めなのもいいです。
もう少しトッピングが良かったらなとは思いますけど。