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心霊ちょっといい話『ハイカラなじいちゃん』など短編全5話

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心霊ちょっといい話『ハイカラなじいちゃん』など短編全5話 不思議な話
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ちゃっかりじいちゃん

 

友人の話。
そいつは事故って臨死体験をした。その時死んだ爺さんと会ったそうだ。
爺さんは「もっと話がしたいがお前は此処にいてはいけない」と号泣。
しかしこの爺さん、帰らすかわりにお供えに好物の天ぷらをくれだとか、婆さんが悪口を言うとか孫に文句言いまくり。
友人はクソじじいとぼやいていたが、その目には涙が光っていた。

 

 

ハイカラなじいちゃん

 

数年前に癌で亡くなったじいちゃん。

随分可愛がられてはいたけど、自分が遠くで暮らしていたから、なかなか会えずにいた。
癌が見つかって、余命三か月と言われ。
急いで見舞いに帰省した。
一族のなかで一番頼りなくて、いつも心配かけていた私。
激ヤセしたじいちゃんに、今はこんな仕事してるんだよ、頑張ってるよ と報告した。
「そうか~もう心配いらんなぁ」
と、じいちゃんにこにこ。

自宅に戻って1週間
じいちゃんは亡くなった。

1年後、じいちゃんの夢を見た。

クルーザーのデッキで、ワイン片手に女の子はべらせて ご機嫌なじいちゃんΣ( ̄□ ̄;)

「じいちゃん、なんや元気そうやなー」
「おお、ワシ元気に死んどるでえ!」

生前からハイカラで旅行好きで、女にモテてたから死んでも変わらないんだね。
家族に言ったら、それは間違いなくじいちゃんだ
あんたを気にして見に来たんだねえ
と。

初盆も近い日の話。

 

 

最後の「代金」

 

まだ実家暮らししてた頃、家によく餌もらいにくる猫がいてさ。
野良だったのか何処かの家猫だったのかは良く分からんかったけど。茶色のトラ模様で。
母親がご飯の残りとかをあげてたんだけど、父親や俺は「居つかれたら鬱陶しいからやめろ」と
いつも言ってた。猫好きな母は気にすることもなく餌くれ続けてたが。
そんでたまにね、その猫にしたら多分「お礼」もしくは「代金」のつもりなんだろうな……
スズメやらカナチョロ(ちっこいトカゲ)が裏口に、ちょこん、とw
時にはおもっくそ血ィ流してる小鳥を咥えて登場。母親も「ひゃあああっ!」だってw
アンタが餌あげるからだろうよ。

…で、まあなんつうか、しばらく後にその茶トラ猫が俺んちの近くで轢かれて死んでたわけ。
母親買い物帰りに発見して大ショックだったみたいで、「うちに来る途中だったのかね」とか
言いながらしょんぼりしてた。茶トラの猫なんかどこにだっているだろうから
「猫違いじゃねえ?」と言って慰めてはみたものの、その後ヤツはぱったり来なくなった。

ある日の夕方、近所から来た回覧を渡そうと思って母の姿を探すと、台所の裏口で立ち尽くす母を発見。
「何してんの?」と聞く俺。「これ」と呟いて地面を見つめる母。
置いてありました。スズメが。そういや以前、なんかこんなことしてた猫がいました。

「かーちゃん…最近、どっかの猫に餌くれた?」
「あげてないよ。情うつっちゃうからね」
「……ふーん……じゃ、これなんだろうな」
「なんだろうね」

横目で見ると、母、涙ぐんでました。

 

 

切ない質問

 

ちょっと前に家で飼ってた猫(トラ)。
結構猫友達が多くて、当時のボス猫シロ(仮名)とも懇意にしてたらしい。
ある恋の季節、何時もの様に近所の仲良し猫やらボスとナンパで遠出しに行った。

……友達猫は帰って来てる、ボスもいる。だけどトラは…

探し疲れてボスのシロに「ねぇ、トラちゃん知らないの?」と聞いてみた。(今までもシロに言ったらトラが遊びから帰って来てた)
そしたらシロは何とも言えない位に悲しい声で鳴いた。

何となくああ、トラは死んだのかなと何となく納得した。

 

 

捨て猫

 

小さい頃ダンボールに入れられて神社の隅に捨てられている子猫を見つけた。
毛並みは真っ黒で気の強そうな金色の眼をしていたが、明らかに弱っていた。
連れて帰ったら怒られるかな…と思いながらも、放っておけなかったのでダンボールごと抱えて帰ったが…案の定母激怒。
泣きながら必死こいてお願いしたが聞き入れて貰えず、小さな鳴き声に物凄い罪悪感を感じながら元居た場所へ。
でもご飯だけはとそれから毎日子猫の所へ通った。
勿論母には内緒だ。
知られたらご飯もあげられなくなると思い、少ない自分の小遣いでキャットフード買ってこっそりこっそり通っていた。

ある日。
居なくなってた。
ダンボールごとだったからきっと誰か飼える人に拾われたんだと自分に言い聞かせた。
それからも鳴き声がする気がして通ってたけど…居たんだけどね、やっぱり居なかったよ。
数日後に少し離れた草むらで破れたダンボールと食い散らかされた小さな黒猫の亡骸を見つけたから。

実家を出た今、元は捨てられていた猫が俺の部屋に居る。
毛並みは真っ黒で気の強い金色の眼。
顔も変な寝相も鳴き方も何か見た事あるし聞いた事あるんだ。
別な猫の筈なんだけどな。

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