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心霊ちょっといい話『不思議な偶然』など短編全10話

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心霊ちょっといい話『不思議な偶然』など短編全10話 不思議な話
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感謝の言葉

2年前に母親が癌で入院したんだけど、私の家が自営業のため私や父親は滅多に病院に見舞いに行けませんでした。

元気に一人で歩いていたのが次第に歩けなくなり、呼吸も機械の世話になるようになり、言葉も次第に聞き取れなくなりました。

休みの日には私の娘と見舞いに行き娘が寝たきりになった母の踵や腕にスキンクリームを塗り母も娘も唯一の楽しみでした。
私は数年前に離婚し娘を引き取りましたが私の母親が私の娘の母親代わりで大変孫を可愛がってくれて好く二人で散歩など行っていました。

病院の帰り際、娘は何時も「ばーちゃん早く元気になってね」
と言って病院を後にしていましたが、ある時、母親に頼まれていた物を病院に届に行かなくては、いけなかったのですが夜遅くなり娘と2人で出かけ母親に託った物を渡し帰ろうとすると、腹の底からハッキリとした声で「ありがとう」と言って手元の明かりを消しました。
”あれ?”とは、思いましたがそのまま、帰宅しましたが車の中で娘が初めて
「ばーちゃんが元気にならん・・・」
と言いながら泣き止みませんでした。

次の日、朝早く父親から電話があり母が危篤との事。
病院に駆けつけましたが、意識が戻らぬまま他界しました。
最後を看取る事は私も父も出来まいと思っていましたが土曜の早朝だった事でそれも出来、葬儀なども仕事に差し支えが無く出来、月曜日からは普通に仕事していました。

今でも時々父と話をするのですが、
「母は辛い思いをしながら俺らに気を使ったのかな・・・」
父は苦笑いをするだけですが、母には感謝しているようです。

今では「できた嫁」と再婚し何とかやってるけどたまには、夢の中ぐらい出て来いよ!!
「元気でやってるか?かあちゃん!」

 

 

夢の中で

父方の伯母は、生涯一人身を通しました。
でも、キャリアウーマンで和洋問わず服のセンスもよく、とにかく何でもよくできる、姪達の憧れの伯母でした。
ある日、会社に行くために家を出た途端に体中がなんだかすごく不安な状態になって、家に帰りたくて仕方なくなったんです。
私はそのまま会社に行きましたが、仕事中もとにかく頭の中は「帰りたい帰りたい」一辺倒で、正直仕事は上の空でした。
その日家に帰って食事をとっていると、別の叔母から電話があり、伯母がその日の朝旅先の宿で急死したことを知らされました。
その後、通夜や葬式がつつがなく終り、私も日常生活に戻りました。
しかし、その月に限って生理がきませんでした。
それが来なくなるようなことはしていないし、おそらく伯母の死のショックだったんだろうと思ってそのままにしていました。

そうしたところ、その月末の夜に私は夢を見ました。
亡くなった伯母が居て、私に「じゃあもう行くからね」と話し掛けて

いるのです。夢の中の私は「ええ~?!もうちょっといいじゃない」

とひたすら大人げないことを言い伯母を引き止めるのですが、伯母は

「だって行かなきゃいけないんだからしょうがないじゃない」と

困ったように押し問答をしている夢でした。
目が覚めてからはじめて夢だった事を知るようなはっきりした夢でした。
その日、順調に生理が来ました。

昔を知る人に言わせると、私は伯母の若い頃に風貌がそっくりなんだそうです。
私は未だに未婚ですが、伯母は私が結婚しないことをとても心配していたらしいです。
その伯母の命日は3月4日です。

 

 

ぬくもり

昔の話で申し訳ないが、高校1年の時、同級生が目の前で先輩のヤキ入れで内臓破裂で死んでしまいました。
葬式から通や、49日、1周忌も立会い高校を卒業して一度実家の仏壇を拝みに行きました。
それから何年か経って、不思議な夢をみました。
ある冬の夜
普段通りに寝ていたところ、夢の中に同級生が出てきました。
ボート乗り場にいて、彼が寂しそうに私を見つめ

「もう行かなきゃ。元気でな。ありがとう。」

と言って握手を求めてきました。

私は「もう行っちゃうの?」

と聞きながら仕方なく、握手をしました。

「さようなら・・・。」彼は一言言ってボートに乗り込みました。
そこで、ハッと目が覚めると右手だけが布団から出ていて、手には握手の感触と、ぬくもりが残ってました。
ああ、挨拶にきたんだなぁと思うと同時に涙が出ました。
ちなみに家は北海道で冬は暖房なしでは寝れないくらい寒い所です。

 

 

後悔

仕事柄良く出入りしているとある官庁に、仕事抜きでよく飲みに行ったりする人達がいました。
しかしその中の一人が病気の為実家に戻り、時々メールしあう関係になっていました。
しかし相手は病気なので、こっちも遠慮がちになり数回のメールで関係が途絶えたかのようになっていました。
ある日その官公庁の近くを通った際に、その人に良く似た男の人を目撃したわたしは、

「あれ?病気治ってこっちに戻ってきたのかな」

と思っていました。
そして数日後、その子の親御さんからメールがきて、その人が数日前亡くなったことを知らせる内容のものでした。
私が目撃した人は、とても彼に良く似ていた。
元気になったのかな、って思っていた私もバカだったし、まさか亡くなるなんて信じられないほど元気ないい子だったのに。
なんで遠慮してメール出さなかったんだろうって悔やみました。

 

 

忘れてないよ

実家で飼っていた17歳になった猫。
小さいときはじゃれて来るのにも付き合っていたが、十数年前に実家を出てしまったのでたまに帰ってもすっかり猫に忘れられてしまって、寄りつこうともしなかった。
今年の正月、久々に帰ってソファーに座っていると、珍しく猫の方から膝の上に乗って来た。
家族そろって「珍しい事もあるねー」なんて言っていた。
久しぶりに撫でた猫の体はすっかり年老いて骨と皮の様な手触りだった。
夜遅くなって寝る時にも初めて布団の中に潜り込んで来た。
「正月なんだから一緒に寝てあげな」と言う母の意見もあり、久しぶりに猫と一緒に寝た。
次の日の朝、もう息をしていない猫と同じ枕の上で目が覚めた。

 

 

憎まれ口

この前のお正月に主人の実家に帰省した時のこと。
正月2日目の朝、義母がやけにブーブーふくれて、珍しく朝からお屠蘇をあおってたんです。
義姉にさり気にワケを聞いて、思わず笑ってしまいました。

前夜、ばあちゃん(義母のこと)の枕元にじいちゃんが会いにきたんだそうです。
ばあちゃんが、「じいちゃん、そっちはどうかね?不自由してないかね?」

って聞いたら、

「いや~毎日楽しく暮らしてるよ。べっぴんさんがいっぱいおってな~面白くてたまらん。んだからオレのことはもう忘れてくれや~」

とのたまったんだそうな。

義母は義父の死後、毎日かかさず仏壇を掃除し水をあげ、何かにつけては

「じいちゃんのおかげ」「じいちゃんが守ってくれた」

と言っては仏壇のじいちゃんに話かけてる人だったので、じいちゃんに裏切られたような思いがして口惜しくて仕方なかったようです。

でも義父の死後、義母はだんだん元気がなくなってきてましたし昔話ばかりするようになってきていたので、主人や義姉達は、
「じいちゃんはね、ばあちゃんのことを心配して、オレのことは何も心配しなくていいから、残りの人生をもっと楽しく生きろ」
って言いにきてくれたんだよ、と言って義母を慰めていました。

義父は生前とても真面目で家族思いの人だったんです。
まだ若くていたらない私のような不出来な嫁にも、こまごまと気を配って下さるような方でした。
私も義父は義母を励ましにきたんだと思います。
きっと憎まれ口でも言ってみせないと義母は義父への思いから解放されなかったでしょう。義父らしいやり方だなぁと思いました。

最近の義母は「じいちゃんにフラれちゃったんだよ~」
と言いながら老人会の旅行等に積極的に出かけて行くようになったそうなので、義父の作戦は、見事成功したようです。

 

 

不思議な偶然

数年前のこと、実家の母が倒れたという知らせを受け郷里に帰りました。
父の死後一人暮らしだったので、発見されたのは発作後3日後と推定されもう一時的な延命治療しか手がないと医者から説明をうけました。
病室で昏睡状態の母とひとしきり面会したあと、何気なく窓の外に眼をやりました。
病室はビルの6階で、下には家並みが広がり向かいの山すそには父の墓があります。
眼の前のビルの屋上にふと眼をやった私はそこのビヤガーデンに見覚えがありました。
一ヶ月ばかり前の父の初盆で墓参りをした際、帰りはあそこにいこうかと母たちと話した場所でした。父の墓からよく見えていたからです。
待てよ、あれがそこにあるということは・・とさらに眼でたどっていった私は、思わず眼を疑いました。
父の墓がまさに真正面に見えているのです。
距離があるので碑銘までは読めないものの、初盆に際して新しく入れた金文字が陽に輝いているのがはっきりとわかります。
母は近所の人の119番によって搬送されたので病院の選択は全くの偶然です。
またあとで調べてみたのだが5階や7階からは角度の関係で父の墓は見えません。
一年前に癌で亡くなった父は、生まれつき心臓の弱かった母の行く末を心配しており、遺言状にもそのことは書いてありました。
結局母は昏睡状態のまま、3日後に亡くなりましたが、ずっと父に見守られていたのだと思います。

今は2人とも同じ墓に眠っていますが、墓参りの折り眼下にみえる病院の窓を見るたび、この不思議な偶然を思い出します。

 

 

ずぶ濡れの叔父

母方の家系はいわゆる霊感の強い女性が生まれるのですが
母は一番末っ子なんですが母の一番上の姉(伯母)と兄(伯父)が体験した話。

伯父はその時海で泳いでいたんですがちょっとはなれた所にある島まで行こうとして泳いでいたそうです。
ですがちょっと沖にでた所潮の流れが予想以上に速く、次第に疲労してきて体中が重くなってきて意識が朦朧としてきたそうで
んでその時伯母は家にいたんだそうですが、いきなり玄関の扉が開いて誰かがきたので行ってみると、伯父が全身ずぶぬれで立っていたそうです。
海に行っていたのは知っていたので帰ってきたのかとも思ったんだそうですが、それにしてはぬれたままと言うのが変と思いつつ
「もう帰ってきたのか」と尋ねると要領を得ない返事がかえってきたそうです。
変とは思いながらも濡れたままなのもなんなんで家に入るように促して、ちょっと家の奥の方をみて振り返るともう姿が消えていたそうです。
んで伯父の方は意識が朦朧とした後急に力が蘇ってくるのを感じて、なんとか無事に岸まで帰りついたそうです。

 

 

見えない会話

ある男性とのおつき合いが始まった頃、彼がアメリカに2週間程出張するというので、当時、仕事もなかった私は、彼の三匹の猫の世話で、彼の家で2週間留守番することにしました。
でも、彼の家では、前の奥さんが亡くなっていて、(もっとも亡くなって7年ほどになりますが)
亡くなっているとはいえ、私が先妻の立場だったら、嫌なんじゃないかと思っていました。
そして、アメリカに行く彼を見送った帰り、彼の家に戻ってほっと一息ついたとき、ふと飾ってある、亡くなった奥さんの遺影に「私がここにいてもいいのかしらん?」
と尋ねました。
次の日、買い物に行こうと、玄関に置いてある鍵をみると、家の鍵だけがなくなっています。
車の鍵と一緒にコイル状の金具できっちり付いていたはずなのに、見つかりません。
家中探しましたが、その日は結局見つかりませんでした。
その時ふと思ったのです。 鍵がないということは、外には出られないということになります。

ということは、私はこの家に居なくてはいけないという意味に取れます。
そして、再び遺影に尋ねました。「私はこの家に居ていいのですね」と。
その後、暇に任せて家中の大掃除をしていたとき、ゴミみたいな物の中に紛れ込んでいた彼女の日記が見つかりました。
盗み見みたいですが、その時は自分の疑問の答えのような気がして、読んでみますと、彼女は結婚後すぐから、死ぬまで他の男性を熱烈に愛していたようで、後半の日記には、彼女の夫であるはずの彼の名前すら、誤字で記されていたのでした。
なんだか、彼女に「私の分まで愛してあげてね」と
引導を渡されたような気がしました。
その後、彼と結婚しましたが、私が家に来てから丁度一年後、いつも着ているコートのポケットから、チャリンと消えたはずの鍵が玄関に落ちました。

 

 

かあちゃん!

ウチの伯父がある霊能者さんに悩み相談に行ったそうです。

霊能者さんは何も聞かず「あなたの事を心配して付いて来てる人がいますね。」と言ったそうです。
で、霊能者さんはその霊を自分自身に降ろし話始めたそうです。

色々とズバズバ当てられるので伯父も恐くなり「誰ですか?」と霊能者さんに聞くと伯父の聞きなれた口調で「何言ってんだい!かぁちゃんじゃないか!」と怒られ、思わず「あ、ごめん。かぁちゃん」と、霊能者さんに謝ってしまったそうです。
今でも伯父は「ありゃ、かぁちゃんその物だったよ。」と笑って話ます。

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