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【信じようと、信じまいと】『人間狩り』など全50話【8】ロア – 噂話集 – 嘘のような本当の話

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【信じようと、信じまいと】『人間狩り』など全50話【8】ロア - 噂話集 - 嘘のような本当の話 信じようと信じまいと
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信じようと、信じまいと【8】全50話  ロア – 噂話

 

1990年代初め、アメリカ・オレゴン州でバンジージャンプ落下中の男性が消失する事件が起こった。
周囲を捜査しても何も発見できず、事件は謎に包まれた。
しかし数日後、男性の遺体が地面に敷いてあった安全用のマットの下から発見された。
マットには突き破られた形跡はない。また、男性にも目だった外傷はなく、死因は窒息死だった。

 

□ □ □

 

200年程前までシベリアの奥地に、「メリメリドーン」という名の森があった。
この森で大声をあげると、森の木の1本がメリメリと音を立ててドーンと倒れるのでこの名で呼ばれるようになった。
今はもう、この森は無い。
この面白い現象を試そうとやってきた多くの人々によって、すべての木が倒されてしまったのだ。

 

□ □ □

 

大英帝国が世界に誇った蒸気船グレート・イースタン号。
何故かありとあらゆる難事に見舞われ、とうとう解体場行きになった。
艤装を剥がして人々は驚いた。何と30年前に行方不明になっていた
船大工の遺骸が金属板の間に挟まっていたからだ。

 

□ □ □

 

1964年の冬、テムズ川からパンティを口に突っ込まれた全裸の女性の死体が
引き上げられた。その前後、歯をへし折られ口内射精の形跡がある売春婦の
死体が次々と発見された。マスコミはこの凶悪犯を「ジャック・ザ・ストリッパー」
と称して書き立てたが、結局事件は迷宮入りした。

 

□ □ □

 

ある年、スコットランドで大捕り物があった。400人の兵士と渡り合ったのは、
妻、8人の息子、6人の娘、そして近親相姦で生まれた32人の孫で構成される
ソーニー・ビーン一家。一家は「人間狩り」で生計を立てており、およそ30年で
1500人の犠牲者が一家の胃袋に納まったという。

 

□ □ □

 

第一次大戦中、イギリス空軍のパイロットだったチャールズ・ジェンキンス少佐は、
敵軍の偵察から帰る途中、突然現れた自軍の戦闘機が左翼から火を噴いて海へ落ちるのを目撃した。
彼は低空飛行し生存者を確かめようとしたが、不思議な事に海面は穏やかで、何の痕跡も見当たらなかった。
翌日の作戦で彼の戦闘機は左翼に機銃掃射を受け、前日に彼が低空飛行したその場所へ墜落した。

 

□ □ □

 

ある農家の豚が出産した際、生まれた子供の体は真っ白だった。
しかし成長するにつれ少しずつ身体に染みのようなものが現れるようになり、やがて染みは苦悶する男の顔になった。
それは行方不明になった農家の主人の父親にそっくりだったので、不審に思った妻が問いただしたところ、
主人は自分の父を殺し、死体を豚に食わせたことを告白した。

 

□ □ □

 

ルイジアナのアルヴィン・アンダーソンがある日街で食事をしていると、叔父が店に入って来た。
アルヴィンが声を掛け、二人はしばらく世間話をしていたが、そのうちに叔父がトイレに行くと言って席を立った。
いつまでたっても戻って来ないのでトイレを見に行くと、そこには誰もいなかった。
家に帰り、母親にこのことを話すと、母親は怪訝な顔で「お前に叔父さんはいないよ」と言った。

 

□ □ □

 

ウェストヴァージニアに住む銀行員の男性がある夜奇妙な夢を見た。
彼は燃えさかる火の中で必死にもがいており、その回りでは無数の黒こげの人間たちが踊りを踊っているのだ。
目を覚ました彼は、自分の体から焦げ臭い匂いがすると半狂乱になり、そのうちに倒れて死んでしまった。
検死解剖した医師の話によると、全く外傷が見当たらないにも関わらず、彼の内臓は真っ黒に焼け焦げていたと言う。

 

□ □ □

 

イギリス人の地質学者が、ポーランドとの国境沿いにあるチェコの村を調査に訪れた。
村の近くには大きく深い川が流れていたが、学者は調査中何度も川の底を巨大な影が横切るのを目にした。
戯れに腐った魚を水面に投げてみると、数分後、すさまじい泡が沸き立ち、その真ん中に引き込まれるように魚はいなくなった。
この川では人間が溺れても決して死体は上がらない。

 

□ □ □

 

1933年、67歳の資産家の婦人ミス・メアリ・バーナードが生涯独身のまま亡くなった。彼女は遺言通り多数の装飾品と共に
花嫁衣裳で埋葬された。ミス・メアリは死後、数十年前に先立った元婚約者が彼女を迎えに来るのだと信じていたのだ。
ミス・メアリが埋葬された日の晩、墓地の管理人は男の悲鳴を聞いて駆けつけた。彼女の墓はこじ開けられ柩は暴かれていた。
墓荒しの姿は見えず、男物の上着が鉄柵に引っ掛けられたままだった。死者は両腕はまるで何かを抱擁しているかのように持ち上がっていた。

 

□ □ □

 

なまはげの墓が秋田県に存在する。
何故ならば、なまはげは「大内 額作(おおうち ぬかさく)」という実在の人物をモデルにしているからだ。
大内額作は独り身であったが、子供好きで、村の子供を集めては色々な遊びをして遊んでやっていた。
ある日、額作は村近くの洞穴で遊んでいた子供を叱りつけた。
その子供というのが大地主の息子であったために、額作は村を追い出されてしまった。
しかし翌日、大地主が子供の遊んでいた洞穴の前を通りすがったところ、洞穴は見事に崩れていた。
額作はその洞穴が近々崩れることが分かっていて、子供を叱りつけたのだ。
額作の死後、大地主の息子である弥助が洞穴のあった場所に墓を建て、墓は今なお大地主の子孫によって管理されている。
そして、額作をモデルとした「なまはげ」が「戒めることで子を守る者」として生み出されたのだ。

 

□ □ □

 

画家のゴッホは人物画を描こうとはしなかった。
なぜなら、モデルとなった人物が全て死んでしまったのだ。
ある日、彼は自画像を描いた。
数日後、彼は自殺した。

 

□ □ □

 

どの町の猫達も深夜に集会を開く。
そこは公園であったり、人家の庭であったりする。
とある学生が、興味を持って共通性を調べ上げ、それを論文にまとめた。
すると、どの町でも猫の集会を見られなくなった。

 

□ □ □

 

1980年代、米コロラド州の学者M.ブラウンは膨大なスケールのプログラムの開発を終えた。
それはコンピューター上に「地球」を作る、といった物であった。シミュレーションプログラムゆえ、時間の操作は命令一つ。
大陸の分裂、生命の誕生、ブラウンズブルーと名付けられたその蒼き惑星は、順調に現実と同じ変遷を遂げて行った。数時間後、ブルー内では、すでに人類がある程度の文明を築くほどであった。
神になったブラウンはプログラムの出来に満足し、と同時に長年の研究の疲れからか、そのまま深い眠りに沈んでいった。時間設定を1分間で50年に設定したまま・・。
目を覚ましたブラウンはモニタを見て我が目を疑った。ブラウンズブルーに存在していた人類全てが忽然と消え去っていたのだ。
時計を確認する、睡眠前に確認してから一時間足らずしか経っていない。つまりはブルー内では3000年余りが経過した計算になる。
ブラウンは急いでブルーをリセットし、時間経過速度をさらに早め、再度実験を試みた。しかしそれはさらにブラウンを戦慄させる事となる。何度やり直しても、ある時期を境に人類が一斉に姿を消すのである。
ブラウンは静かにコンピューターのスイッチを切った。
数日後、研究所から首を吊ったブラウンの遺体が発見された。警察は遺書を探したが、それらしき物は見つからなかった。代わりにブラウンの机の引きだしから、とあるメモ用紙が発見される。
「恐らく、もうすぐだ」
書きなぐられたその文字の意味を誰も理解できなかったという・・

 

□ □ □

 

オーストラリア近海で日本の船舶が、サンゴだか、真珠貝だか
(うろ覚えで忘れてしまったスマソ)を採るために、停泊して
潜水服で水夫がもぐっていた時のこと。
潜水服は宇宙服みたいな感じのもので、水圧にも耐えるように
なっていて、クレーンで昇降して、酸素をチューブで船から送る
ものだった。
水夫は潜水して作業を始めたが、しばらくして、どうも水夫の様子
がおかしいことに、船のデッキの船員が気づいた。
それで慌てて引き上げてみると、そこにはもぬけの殻の潜水服
だけが残っていたと言う。
もちろん、潜水服を開けた痕跡はなかった。

 

□ □ □

 

アメリカバージニア州のモニカ・ターナーという女性は体重が気になっていて、
脂肪を燃やすというハーブティーを毎日飲んでいたそうだ。
ある日、自宅でタイプライターを打っている時、なにか燃えるようなにおいがし
てきて、においの元をさがしたが何も見つからない。
よーくにおいをかいで見ると、自分の服からしている。
彼女はあわててコートを脱ぐと、コートの裏側のきじが熱くなっていた。
どうやら化繊が熱に反応してにおいを出していたらしい。
そして、その熱源が自分の体であることに気づいた。
体中が発熱していた。それも異常なほどの高温に感じられた。
慌ててモニカは冷水のシャワーを浴びて、そのあと医者に駆け込んだ。
しばらくして、モニカの検査をした医者は驚いた。
なんと血液から大量の、固形燃料と同じ成分が溶け込んでいるのが発見された。
そしてその固形燃料は、彼女の脂肪が変成した物と分かった。
脂肪を調べると、ほとんどの脂肪が固形燃料に変わっていたのだ。
幸い、すぐに脂肪は摘出され、モニカは翌日に退院した。
それで、
彼女は、手術のお陰で、人体発火を免れ、ダイエットにも成功した。

 

□ □ □

 

昭和後期の神奈川のある海岸でのことだ。
明方に地元漁師が男児の死体を発見した。
その外見は日本人のようであったのだが。
何故だか身元が判明することはなかった。
数年後に捜索願に記載された男児と判明。
しかし奇妙だったのは男児の年齢だった。
男児は死亡当時には胎児であったからだ。

 

□ □ □

 

フランスがアフリカ横断政策をとっていた19世紀、
西コンゴのある部族を武力制圧した。
文字を持たない彼らとの意思疎通は、近隣の近い
部族の通訳によって行われたが、フランス軍はやが
て彼らが「夢」の概念を持たないことに気がついた。
彼らいわく、眠りにつくと目覚めるまで意識の完全な
断絶があるのだという。
この不思議な部族のことを知り、20世紀に脳生理学者
が現地にやってきたときには、すでに一族が死に絶えた
あとだった。

 

□ □ □

 

南米コスタリカのジャングルの奥地に、原住民が「悪魔の穴」と呼んで
恐れる窪地がある。窪地の内部には植物が全く生えておらず、動物も
近寄らないという。1958年、ある地質学者がこの地形に興味を持ち、
ガイドが止めるのも聞かず単身窪地へ降りていった。
その地質学者が窪地の中心に着いたとたん、耳をおさえてもがき苦しみ
だした。助手たちが必死に救出したがすでに事切れていた。検死の結果、
彼の聴覚組織は完全に破壊されていたという。

 

□ □ □

 

1900年初頭、ジョージア州アトランタで複数の連続暴行事件が発生した
逮捕された犯人たちは、全員、犯行時何らかの薬物を使ってトリップしていたことが分かったが、
それ以外彼らに共通点は無く、犯行に用いられた薬物も特定できなかった
ただ、おかしな事に彼ら全員が無類のコーラ好きであった事は調書に記載されていない

 

□ □ □

 

さる良家の令嬢が、ある日ふと、小さい頃大事にしていた人形を思い出し、
一目見たさに従者を率いて屋敷の蔵を探索していた
程なく目的の物を見つけた彼女は、満足げに箱を開けるやいなや、悲鳴を上げて卒倒した
従者が駆けつけると、その箱の中には和服を纏った少女らしき白骨死体が収められていた

 

□ □ □

 

イギリス、ハンプシャー。67歳のエマ・バーグマンがある日鏡をのぞくと、
自分の子供の頃にそっくりな少女が泣きそうな顔をしているのが映った。
それを見た瞬間エマは、幼い頃、のぞいた鏡に見知らぬ老女映っていて
ひどく驚いたような顔をしていたことを思い出した。

 

□ □ □

 

1999年10月。山形県のKさんは、外から戻ってきた飼い猫の異変に気付いた。
顔の右にあった黒いぶちが左に移動していたのだ。よくよく見ると、全身の
模様がすべて左右逆になっていた。猫はひどく怯えた状態で、それ以降
見知らぬ人を異状に怖がるようになったという。

 

□ □ □

 

1995年、アメリカの海洋調査会社が深海の調査を行っていたところ、深さ6000mの
海底付近で無人カメラが潜水服を着て酸素ボンベを背負ったダイバーの
姿をとらえた。人間が耐えられるはずのない深度にいたその人物はカメラに
向かってピースサインをしたあと、深海の闇の中に消えていったという。

 

□ □ □

 

東京都のOL、斉藤晃子さんがお気に入りのCDをCDプレイヤーでかけると、
CDに傷がついてしまったのか、「さよなら……さよなら……さよなら……」と
同じ箇所を繰り返し再生するようになってしまった。その後あることに気付いた
斉藤さんは青ざめた。そのCDに「さよなら」という歌詞がある曲はなかったのだ。

 

□ □ □

 

2000年、千葉県のNさんはひどく恐ろしい夢を見て恐怖のあまり目が覚めた。
驚くことにNさんの頭髪は一夜にしてすべて白髪になってしまっていた。
目が覚めた瞬間にどんな夢だったのか忘れてしまったNさんが、今もっとも
怖れていることはその夢の内容を思い出すことだという。

 

□ □ □

 

昭和20年代、とある田舎の村で「神降ろし」のような儀式が行われていた。
天照大神とか、大層な名の付く神が一介の人間に降りるはずがないのにも関わらずに。
そんな中、村人が狐に騙されるという事も続いた。ぼたもち(おはぎ)だと思って
食べたも物が馬の糞だった等々。降ろされた神は野狐が化けていたものだったらしい。

 

□ □ □

 

歪み(ひずみ)が存在する場所が各地に点々とある。そして歪み同士が繋がって
いる場合もある。歪みに足を踏み入れたらいわゆる「神隠し」と言う現象が起こる。
そこに物を落としたら、いくら探しても出てくる筈がない。
何より怖いのは、歪みがいつも同じ場所にあるとは限らない事だ。

 

□ □ □

 

自分の子供を神童だと信じて疑わない母親が居た。何をするにも子供にお伺いを
立てて「まつりごと(今で言う政治)」にすら参加させていた。必要以上に
子供に依存する母親。狂信的になる村人。次第に子供の自我は壊れていった。
ある日子供は言った。「神のお告げです。あの女を殺せと…」村人は母親を血祭りに上げた。

 

□ □ □

 

とある山でトンネル工事が行われた。始点と終点の両側から穴を掘り進めていく方法で
ちょうど真ん中辺りで火薬(ダイナマイト)を使って穴を繋げると言う。しかし僅かな
計算ミスで予定位置よりずれていた。それを知らずに発破。トンネル内部は崩れ作業員
の一部は死亡。結局掘り直し成功したが、始点から終点に向かって写真を撮ると出口が2つ写ると言う。

 

□ □ □

 

少女は毎晩、祖母と二人で母親の仕事帰りを待っていた。
その日は夕飯の支度も終わり祖母に寄り掛かりながらテレビを見ていた。
しかし段々とつまらない番組に飽きて、少女はウトウトし始める。
その途端、押入の戸が10cm程開き、白く長い女の左手がニュルリと伸びてくる。
しかも少女に向かって伸びてくる。尋常じゃない光景に少女の眠気は吹き飛んだ。
少女は驚き、怯え、祖母に助けを求めるが祖母は気付かない。
少女にしかあの手は見えないのだ。
関節の無い、まるで蛇のような左手は少女の目前まで迫って来た。
少女は満身の力を込めてその左手を引っ掻いた。
左手はよほど驚いたのか、シュルリと押入の奥へ戻って行った。
そして戸もピシャリと閉じられた。
少女は揺り起こされる感触に目を覚ます。
母親と祖母は「待ちくたびれて少女が眠ってしまった」としか思っていない。
「ただいま」「おかえり」当たり前の会話がいつになくぎこちない。
きっとさっき見た夢の所為だ。寝ぼけてどこからどこまでが夢なのか覚えていないが。
しかし次の瞬間少女は驚きでフラリとよろめいた。
帰宅した母親の左腕には引っ掻いたようなミミズ腫れがあった。
よろめいた彼女を母親が抱きかかえ囁く。
「誰に話したって、誰も信じないよ」
少女は完全に気を失った。

 

□ □ □

 

Rさんが言うには、夢の中でゲームをする。勝ったら願い事を一つ叶えて
貰える、しかし負けたらどうやら命を取られるらしい。とんでもない賭だが
今までは負けた事がない。ささやかな願い事だし、所詮夢だと言う事もあり
安心していた。しかしRさんは心不全で突如亡くなる。Rさんの最後の願い事は世界の平和だった。

 

□ □ □

 

十数年前、ある女性が首吊り自殺し、後日火葬が行われた。
遺族がすすり泣く中、父親が火を入れるボタンを押した。
数分後・・・父親は釜の中から悲鳴のようなものを聞いた。
後にわかったことだが、彼女は発見時まだ仮死状態だったのである。

 

□ □ □

 

チリに住む男性Mは「俺は2002年8月24日に死ぬんだ。分かっているんだ」と
日頃から話していた。2002年8月24日、まさにその日、Mは首を吊って自殺した。
警察の捜査によって事件性はなしと結論づけられたが、部屋の机の上には
「死にたくない……死にたくない……」と本人が書きなぐったメモが残されていた。

 

□ □ □

 

1992年、アメリカのイリュージョニストXがあるテレビ番組で、画面を通じて
「あなたの存在は消えてなくなる」とメッセージを送ったところ、番組を見て
いた人が確認できただけで6人、忽然と姿を消したという。Xは事前に
「暗示にかかりやすい人は決して番組を見ないように」と呼びかけていた。

 

□ □ □

 

99年4月5日、オランダ郊外のある家でそこに住む50代の夫婦の遺体が発見された。
死亡時間はほぼ同じ。夫人の死因は持病の心臓病の発作による病死。夫の方は
窒息死と判明した。死因と関係があるかは判然とはしていないが、夫は生前よく
「妻は私にとってなくてはならない空気のような存在だ」と語っていたという。

 

□ □ □

 

一人の精神学者が自分の研究所に篭もり研究を長く続けていた。
長い時が経ち彼が外に出ると、そこには荒野が広がっていたかのように見えた。
彼の研究は「常人と狂人の境目について」
研究は失敗に終わった。

 

□ □ □

 

イギリスはウェールズの北方に位置するメナイ海峡で、1664年の12月5日に船が沈んだ。
81人乗りの客船だったが、助かったのはたった一人だけだった。
それから百年以上経った1785年12月5日にも、同じ場所で60人乗りの客船が沈み、
たった一人だけが助かった。
更に75年後の1860年12日5日にも25人乗りの客船が沈み、助かったのはたった一人だけだった。
年代から見てもこの三人は全くの別人なのだが、たった一つだけ共通点があった。
──三人ともヒュー・ウィリアムズという名前だったのだ。

 

□ □ □

 

イギリス北部の町デボンシャーに雪の朝現れた足跡は壁や
屋根を乗り越え入り江を飛び越え一直線に数百キロに渡り
残された。ロンドンタイムズも報じたこの事件の小さな
足跡の主を見たものは一人もいない。

 

□ □ □

 

ベトナム戦争当時、フィリピンのスービック基地を出港した輸送船が突如消息を絶ち、
多くの兵員、多量の物資、そして巨大な船が忽然と消えてしまった。
それから数ヶ月後、唯一の生存者がフィリピンの海岸で発見された。
彼は、Johnという友人と些細な事で喧嘩し、海へ叩き落されたという。

 

□ □ □

 

バインタ・ブラックという山がある。多くの登山者を死に追いやった、別名「オーガ(鬼)」
とあるフランスの登山家が滑落し、生死をさ迷っていた時、突然「こっちだ!!」と声が聞こえた。
その方向を見ると、キャンプの光が眼下に見えた。
彼はウルドゥー語は話せない。一体、誰が彼を導いたのか?

 

□ □ □

 

1974年、アメリカのネヴァダ州の鉱山の町で、殺人事件が起きた。
犯人は1人を撃ち殺した後、警察に追われ、自殺した。
犯人の死体からは偽造の免許証。また被害者も偽造の免許証しか持っていなかった。
誰が、誰を殺したのか?それも何のために。

 

□ □ □

 

1985年3月16日、日本に奇妙な生まれ方をした子供がいた。
妊婦本人はおろか、立ち会った医師すらも、いつその子供が生まれたか分からないのだ。
生んだこと、立ち会ったこと自体は記憶にあるし、記録にも残っているが、生んだ瞬間のことを覚えている者は一人としていなかった。
子供はいつ生まれたのだろうか?

 

□ □ □

 

かつて岐阜県の小学生たちの間でトビオリさんという遊びが流行した。
これは「トビオリさん」と三度唱えてから、目を閉じながらジャンプするというたわいもない遊びである。
だがこの遊びが流行した地域では、なぜか周りに建物もない場所で墜落死した子供の死体が次々と見つけられた。
結局この遊びは親から禁止され全国には広まらなかったという。

 

□ □ □

 

イギリス南部で奇妙な老紳士が目撃されたことがある。
彼は霧の中現れ、壁に垂直に立って近づいて、一礼してからまた霧の中に消えるのだという。
彼の目撃例は後を絶たなかったがある日を境にぱったりとなくなった。
その日、かなりの勢いで壁にたたきつけられたと思しき男性の遺体が見つかったのだ。

 

□ □ □

 

アメリカジョージア州の精神科医の元に奇妙な夢を見るという男が相談に来た。
男によると夢の中でなぜか彼の頭だけが体を離れて空を飛び回るのだという。
これを不安の発露とみた精神科医は彼に頭を放さないようにしたらどうかとアドバイスした。
その翌日彼は墜落死体となって見つかった。鑑察によると彼は頭を押さえ込んだままの状態で落下したと見られている。

 

□ □ □

 

三十年ほど前の韓国のハンジュに自分のことを不死身だと信じる男がいた。
ある日彼は友人と自分が本当に死なないかどうかを賭けて建物の上から飛び降りた。
しかしいくら待てども彼は落ちてこなかった。忽然と消えてしまったのである。
少なくとも現在のところ法律上彼は生存扱いになっている。

 

□ □ □

 

中国は北京で、ある男が猫はどれくらいの高さまでなら飛び降りられるか試そうとした。
ビルの各階から次々と猫を落とし生きているかどうか確かめたのである。
彼は血痕があっても死体がなければ生き残ったと考え、満足げにノートに記したという。
曰く『猫はかなり高いところからでも飛び降りられる。ただしまずそうな猫には再び立ち上がる生命力がない』

 

□ □ □

 

ある心理学研究者によると飛び降りは心理的に欲求や不満の開放などという意味を持ち、
人間が突発的に飛び降りたいと思うようになるのはごく自然なことだという。
なおこの研究者による実験で被験者20名に飛び降りに関する話を続けて5回行ったところ、
自分も飛び降りてみたいという人が3名出たという。

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