『異次元・異世界へ行った話 – 2』全10回|異世界系の本当にあった怖い話

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『異次元・異世界へ行った話 - 2』全10回|異世界系の本当にあった怖い話 オカルト
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夕暮れ近く(時期は忘れました)、友達の家から帰る時に道路を渡ろうとした時の話。
ウチの近所はまぁ普通の住宅街。所々空き地があり田んぼがありみたいな風情。
反対側の歩道でおばあちゃんが手を振っており(この時も現在もおばあちゃんは存命です)
反対側の歩道に渡ろうとした瞬間
車がクラクション鳴らして走ってきたかと思うと同時に
左右両方からたくさんのバイクや自転車も同時に一気に走ってきて
さらに歩道にはたくさんの歩く人々。中には雨も降ってないのに傘さしてる人とかいるし。
その後はよく覚えていないが、気がついたら反対側の歩道に渡っていた。
すぐさま振り返ったけどそこには、走り去る車はおろか
あれだけたくさんいたバイクも自転車も歩行者もいなかった。
不思議がる私を特に気にすることも無く
おばあちゃんは私の手を引いてウチへ帰りました。

 

□ □ □

 

朝起きたら、八時半くらい。
うお、やべえ、遅刻じゃんよと慌てて支度して出勤。
妙に道がガラガラ。
まあ、普段から人通り少ないし。

でも、会社に着いてもガラガラ。
え、休み? でもドアあいてるよ?
オフィスもやっぱり無人。
何これ、と思って携帯で同僚に電話。
「うぉい、○○だけど」
「おー、おせえな、珍しい。早くこいや」
目の前には無人のオフィス。
「今、、、どこよ」
「は? 机の前に決まってんだろ。朝礼はじまるぞ」
「・・・。 悪い、今日休む。伝えといて」

すごく心臓がバクバクいっていて、なんだこれなんだこれと
ガクブルしつつビルを出ると、なんか雰囲気が
戻ってて、おばちゃんだの子供だのがそこらにいる。
なんとなくもう大丈夫だ、と思ったが結局その日は帰宅。
翌日はいつもどおりでした。

どこがトリガーだったんだろ?

 

□ □ □

 

20年以上も昔の、小学生の時の出来事
俺の実家の近くは、田舎ということもあり、だだっぴろい野原とか裏山みたいなのが普通にある。
いつも友達とドッヂボールしたり鬼ごっこしたりして遊んでた。

夏休みのある日、虫を捕まえようということになり、
自然と誰が一番大きな虫を捕まえることができるかという流れに。
俺も必死で探して、結構でかいバッタ(だったと思う)発見。
やっとのことで捕まえ、自慢してやろうと辺りを見るが友達がだれもいない。

みんな帰ったのかと思い、俺も帰ろうと歩きはじめたときに気づいた。
やけに寒いんだ。良く見ると周りも冬の風景で、捕まえたはずのバッタはいつのまにかいない。
家に帰ろうとするが、同じ所を堂々巡りしている感じだし人にも逢わない。

そうするうちに雨(雪ではなかった)が降り始めて当然ずぶぬれ。
もう、怖くて怖くてパニック状態だったところ、さっきいなくなったバッタ発見。
その時、後ろから「大きいバッタやなー」との声がするので振り返ると友達がいた。
辺りも、普通の夏の風景にもどっている。俺は安堵感で大泣きしてしまった。

家に帰ったら、親父にずぶぬれになっている事をつっこまれ
「服脱いで泳げよな」と言われたが、なぜか嬉しかった。

その後、同じ場所で何度も遊んだがおかしなことは何もなかった。
ただ、知らない子がずぶぬれになっているのは一度だけ見たことがある。
なんだか恐ろしくて声はかけられなかったけれども。

 

□ □ □

 

高校3年の時。
友達と埼玉の大宮駅近くのゲーセンで遊んでいた時です。
結構人が居る所なんですがゲームオーバーになったので席を立つと誰も居なかった。
店員も友達も他の人も。外を見ると誰も歩いてない。音も聞こえない。
後ずさりして、椅子にぶつかった拍子によろけて手をゲームの画面に手をついた瞬間
いつもと変わらない風景に戻りました。

その5年後の社会人になった時。
勤務地は千葉の海浜幕張って所なんだけど、夜10時ちょっと前に会社出て
駅に歩いていると、また同じ現象に遭った。
もともと人も車もたいして居ないんだけど、気付いたら誰も居ない。音も。
歩道の真中で振り返ったり周りを見渡していたら、後ろからクラクションが聞こえて
目を向けるといつもの風景に戻ってた。
凄く不思議な体験。

母が幼い頃、ある団地に住んでいた時の話。
1番上の姉(伯母)と母が外で遊ぼうと階段を降りていくと、一階の団地の入口に見知らぬオバサンがいた。
その団地には、郵便受けが並ぶ壁の向かい側に共用の手洗い場があり、
オバサンはそこで水を流してなにやら作業をしていた。

しかしなんだか様子がおかしい。
そのオバサンが異様に小汚く、紺色のモンペを履いていたらしい(当時既にモンペを履く人などいない)
母が挨拶をしても返事もせず、母達を見ようともしない。

母達は不審に思いながらも、オバサンの後ろをすりぬけ外へ出ようとすると
「もどれ」
オバサンが無愛想に言ったらしい。
そこで母がもう一つの異変に気付いた。
その頃はまだどの家も、玄関のドアを開けっ放しにしていた時代。
階段を降りてくる時も、開いたドアから物音や子供の声が聞こえていたのに、その時は何の物音も聞こえなかったらしい。
母達が立ちすくんでいると、
「もどれ!!!!」
凄い声で怒鳴ったそうだ。
恐ろしくなった二人は手を繋いで4階の自宅まで駆け上がったが、やはりさっきまで開いていたドアが
どこも閉まっていたらしい。

二人は無事に家に帰り、家にはなんの異変もなかったらしいが、あまりに不思議で恐ろしかったせいか、
伯母と母は大人になるまで一度もその話を口にしなかったそうだ。

なんだか文章にするとたいした事ないけど、子供の頃にこの話を聞かされてとても恐かった。
母は、異次元(母はそう言う)に行ったらとにかく元にいた場所に帰りなさい、と幼い自分によく言っていた。

こわいよカーチャン(´;ω;`)

 

□ □ □

 

4日前だけど、夜11時頃から自室で読書してて、気付いたら頭の中が(上手く言葉で表せないが)
モヤモヤしていて本の内容が入ってこなくなっていた。
本当にいつの間にかそんな状態になってた上に、今までそんな感覚に襲われたことが無かったから、気持ち悪くなって電気消して寝た。
で、気付いたら自分が以前通っていた中学のグラウンドの隅に立ってた。空は曇ってて他には誰も居なかった。
しかも何故か自分の中で「ああ、これは夢なんだ」ってとっさに理解した。
ちなみに夢の中で「これは夢だ」と自覚したのも初めて。
しばらく立ちすくんで校舎を見たんだけど、誰も居る気配が無いんだよね。

流石にちょっと薄気味悪くなってきたんだけど、丁度その時に2階らへんの窓から人が身を乗り出してきて、
俺に向かって「おーい!」って叫んだんだ。
自分の立ってる位置から校舎までが遠かったからよくは見えなかったけど、声はちょっと年食った男性の声だった。
で、俺も手を振って応じたんだけど、向こうはずっとこっちに向かって叫び続けてるんだよね。
埒があかないと思って校舎の所に駆け寄ろうとしたら、その時に後ろから押されるような感じ
(人に押されたとかじゃなく、後ろから強風が吹いて来た感覚)になって、気付いたら自分の部屋だった。

時計を見たら11時20分くらいで、しかも消したと思っていた電気が付いていた。
それに家族に聞いても誰も部屋に入っていないと言う。

つまらない話だけど、俺が人生で初めて味わった奇妙な体験だったから書いてみた。
夢にしてはかなり鮮明だったし、たった十数分でこんな夢(?)を観るなんて漫画みたいなことが本当にあるんだなと感じてしまったよ。

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