『異次元・異世界へ行った話 – 6』全10回|異世界系の本当にあった怖い話

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『異次元・異世界へ行った話 - 6』全10回|異世界系の本当にあった怖い話 オカルト
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もう5・6年前かな?確か秋も過ぎて12月だかそんくらいの時期
前日に早く就寝したため、その日はやたらと早く起きたのよ
大体日の出の直後位だったと思う

起きたといっても頭に霞みがかってる寝ぼけた状態
んで寝起きに一服しようとしたのにタバコが無い
何故か無性に吸いたかったので面倒くさいけど買いに行くかーと布団を出たんだな

居間を見たら親父が既に起きていて新聞見ながら飯食ってた
「タバコ買ってくるわー」と声かけて靴を履いたときに親父の返事が返ってきた

「今日は おいgrmmでぃうf だから 気をtあうぇdrftgyhろよー」
・・・?
何か変なノイズっていうか聞き取れないけど言葉っぽいのが間に挟まったというか変な返事だったんだよね
というかそれ以前にいつもは「んー」とか「おー」位しか言わないのに何か変
けど其の時は大して気にも留めずに「あいよー」って返事して外に出たのよ

相変わらず頭は寝ぼけているような感じなんだよね
やっぱ寒いなーとか朝焼け綺麗だなーとか思って自販機へ歩いてた

寝ぼけながらも掃除してるオッサンとかに「おはよーさんでーす」とか挨拶したんだが・・・
「おっ!rdyhjkl;・、;ねー!おはよー!」とかやっぱ言葉が変

でも其の時は気にも留めずに歩いて、程なく自販機へ到着
赤マルget

吸いながら帰るかーと1本取り出して火を着けた瞬間、今まで霞がかってたのが晴れた感じしたんだ
と、ソレと同時に周りが変だって事にも気が付いた

1つは自販機はタバコ1台・飲料系2台の筈なのに、タバコ2台・飲料系4台になってる
昨日とかに増やしたのか?と思ってもう一方のタバコ自販機見たけど訳分からん字で印刷してあるのばかり
しかもコイン投入口も札入れるところも無い
勿論飲料系の方も同じで極め着けに自販機の色が錆びだとかでマーブル模様になってる

2つ目はさっきまで綺麗な朝焼けだなーとか思ってたんだけど、
ドス黒い感じの紫色の朝焼けで綺麗とは程遠いんだわ

は?え?何コレ??と頭はパニック状態
しかも気が付いてみれば全ての家に明かりが着いてる状態
一瞬、夕方なのかと思って携帯見たけどやっぱり朝
でも何故か電波無し

とりあえず家に帰ろうと思い来た道を戻るけど、行けども行けども周りが自分の家付近の風景じゃない
さっきまで居た掃除のオッサンも居ないし生臭い臭いも漂ってくるしで混乱絶頂

家見付からないわ周りの風景違うわで呆然としてたら何時の間にか目の前に誰か立ってたのね
掃除のオッサンかと思って顔を上げてみたら、ってか顔ある場所に無い
見えたのはノッペリとした腹?だか胸で更に見上げてみたら顔があった

何て形容したら良いのか・・・幼稚園児が粘土で作った顔を3~4個ごちゃ混ぜにしたような感じだったよ
んで状況が掴めないで口パクパクさせてた俺にソレが「ここ くぁwせdrftgy ない」って
言ったかと思ったら横薙ぎに衝撃が来た

凄い衝撃&痛みで(あー俺死んだな)とか変に冷静な事考えながら意識が途切れた
途切れる前、変な方向に曲がった俺の脚を持ってソレが俺を引きずってたのが分かったよ

ふと意識が戻った時には目の前に掃除のオッサンが居て
「あれ?さっき通り過ぎたよね?あれ?」とか言ってた

体は何も異常ないし脚も別に曲がっちゃいない
周りを見れば見慣れた自宅が目の前にあった
青ざめた顔で家に入ったら、いつもはとっくに仕事行ってる筈の親父が未だ居た

俺の顔見て一言
「・・・だから気をつけろって言ったろう?今日は紫なんだから」

ちょ、何か知ってるの?ってか何があったか分かってるのかと聞いてたら、
遅刻ギリギリだから帰ってきたらなって出かけやがった

以下は帰ってきた親父に聞いた事

  • うち(親父)の家系には朝焼けが紫色の時には出歩くなって家訓がある
  • 親父も若い頃、免許取りたてで夜明け前にドライブしてたら変なとこに迷い込んだ事がある
    ※戻ってきた時は朝焼け直後ぐらいだったらしい
  • 今日は紫色っぽかったから仕事の時間ずらして様子見てたけど
    俺が出かける様だったから一応「気をつけろ」と言ったらしい

以上、俺が体験した洒落にならん話
ってか親父よ・・・そんなんだったら事前に止めてくれとorz

子供の頃に体験した不思議な話と言えば、俺はアホみたいな高い塔を見たことだな。
近所の小道を進むと、子供の背丈ほどの石垣があって、そこを登ると塔が見えた。

濃い夕焼け色の空の向こう側に続くように高い塔。
ビルはあるんだけど、窓にはガラスが貼られていない。
まるで作りかけの世界のようだった。
俺はそこで誰かと会っているんだけど、どうも思い出せない。

大人になってから、その小道を進むと石垣なんてなくて、道路に出てしまう。
一体何だったのか、ただの夢だったのか、白昼夢だったのか・・・

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