【日本と世界の神話】太陽の男神・女神一覧 《太陽神 97柱》

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【日本と世界】神話にある太陽の男神・女神一覧

 

太陽神は、太陽を信仰の対象とみなし神格化したもので、古代より世界各地で太陽は崇められ、崇拝と伝承は信仰を形成しました。ほかの自然神に比べ、顕著な光輝をもつ存在として天界の神々の最高神であるなど主要な神の一柱として扱われている場合が多くあります。

太陽神といえばギリシア神話やエジプト神話に登場する男神が想像されますが、神話学者の中には、太陽神は男神よりも女神の方が主流であると論ずる向きがあります。日本神話の天照大御神(アマテラスオオミカミ)も一般に太陽の女神とされています。

ここでは、日本と世界にある各神話の太陽神を男神・女神別に紹介していきます。

 

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日本と世界の太陽神一覧

 

■ 太陽の男神

 

日本神話

  • 天火明命 (あめのほあかりのみこと)
    □ 五穀豊穣・開運厄除け・子孫繁栄・家内安全・病気平癒などのご利益があるとされる
  • 天之菩比命 (あめのほひのみこと)
    □ 学問上達・受験合格・縁結び・農業・蚕守護・商売繫盛・金運招福などのご利益があるとされる
  • 白日神 (しらひのかみ)
    □ 大年神と伊怒比売(いのひめの娘)との間の子。明るい太陽の神。
  • 饒速日命 (にぎはやひのみこと)
    □ 諸願成就・病気治療などのご利益があるとされる。
  • 天之菩卑能命(あめのほひのみこと)
    □ 学問上達・受験合格・縁結び・農業・養蚕守護・国土開発・産業振興などのご利益があるとされる。

 

仏教

  • 大日如来
    □ 「密教」の最高の位にいる仏様。
  • 日光菩薩
    □ 太陽の如く光を照らして苦しみの闇を消すといわれる菩薩様。健康長寿、病気治癒、災難除去などのご利益があるとされる。

 

エジプト神話

  • アテン (Aten)
    □ もともとは太陽(日輪)そのものをいっていたが、のち神格化された。
  • アトゥム (Atum)
    □ ヘリオポリス九柱神の1神。
  • アメン (Amen)
    □ 名は「隠れた者」を意味する。オグドアドの一柱。
  • クヌム (Khnum)
    □ 主に羊の頭をした人の姿で表される。
  • ケプリ (Khepri)
    □ 男性の体にタマオシコガネ(フンコロガシ)の頭をもつ姿で表現される。
  • ソプドゥ (Sopdu)
    □ 隼として示されている。戦いの神。
  • ネフェルトゥム (Nefertum)
    □名は、睡蓮を意味する。
  • プタハ (Ptah)
    □ 闇を好む神でもあるとされる。
  • ホルス (Horus)
    □ 隼の頭を持ち太陽と月の両目を持つ成人男性として表現される。
  • ラー (Ra)
    □ ハヤブサの頭をもつ姿で描かれることが多い。目からは、強烈な光を放ち、敵を焼き滅ぼす。

 

ギリシア神話

  • アポローン (Apollo)
  • ヒュペリーオーン (Hyperion)
  • ファネス (Phanes)
  • ヘーリオス (Helios)

 

ローマ神話

  • ソール (Sol)、ソル・インウィクトゥス
  • アポロ

 

北欧神話

  • ダグ (Dagr)
  • バルドル (Baldr)
  • フレイ (Freyr)

 

アイルランド神話

  • ムグ・ルイス (Mug Ruith)
  • ルー (Lugh)

 

アステカ神話

  • ウィツィロポチトリ (Huitzilopochtli)
  • シウテクトリ (Xiuhtecuhtli)
  • トナティウ (Tonatiuh)
  • ナナワツィン (Nanahuatzin)

 

ヒンドゥー教

  • アグニ (Agni)
  • アリヤマン (Aryaman)
  • サヴィトリ (Savitr)
  • スーリヤ (Surya)
  • ミトラ (Mitra)

 

スラヴ神話

  • ダジボーグ (Dažbog)
  • ベロボーグ (Belobog)
  • ホルス (Hors)
  • ラデガスト (Radegast)

 

ヴェーダ神話

  • インドラ
  • ヴィヴァスヴァット
  • ダクシャ
  • バガ
  • ミトラ
  • サヴィトリ
  • プーシャン
  • ヴィシュヌ

 

メキシコ神話(マヤ・アステカ)

  • トヒル (Tohil)
  • フンアフプー (Hunahpu)
  • ケツァルコアトル
  • キニチ・アハウ
  • イツァムナー

 

ケルト神話

  • ベレヌス
  • ルー

 

インカ神話

  • インティ (Inti)

 

メソポタミア神話

  • シャマシュ (Shamash)
  • ネルガル (Nergal)

 

イラン神話

  • ナフンディ (Nahundi)
  • ミスラ

 

ガリア神話

  • アラウヌス (Alaunus)
  • グランヌス (Grannus)
  • ベレヌス (Belenos)

 

アラビア神話

  • マラクベル (Malakbel)

 

エトルリア神話

  • ウシル (Usil)

 

フィリピン神話

  • アポラキ (Apolaki)
  • フワル・フシャエータ

 

イヌイット神話

  • アキイチャ (Akycha)

 

 

■ 太陽の女神

 

日本神話

  • 天照大御神 (あまてらすおおかみ)
    □ 日本神話に主神とされ、高天原を統べる主宰神で、皇祖神とされる女神。
  • 稚日女尊 (わかひるめのみこと)
    □ 恋愛成就・ご縁結び・安産祈願など様々な人とのご縁を結ぶご利益があるとされる。

 

仏教

  • 摩利支天 (まりしてん)
    □ 護身除災、旅行安全、武徳守護、財福授与のご利益があるとされる。

 

アイヌ

  • トカプチュプカムイ (Tokap Chup Kamui)
    □ アイヌにおける太陽のカムイ。 トカプチュプカムイは「日中に輝く太陽のカムイ」の意味。

 

エジプト神話

  • バステト (Bastet)
    □ 太陽神ラーの娘。猫の女神として知られる。猫の姿あるいは猫の頭部を持つ人間の姿。
  • ハトホル
  • セクメト (Sekhmet)

 

ギリシア神話

  • エレクトリイオネ (Electryone)
  • エーオース (Eos)

 

北欧神話

  • ソール (Sól)

 

アイルランド神話

  • アイネ (Áine)
  • エーディン (Étaín)

 

アボリジニ

  • グノウェー (Gnowee)
  • ワラ (Wala)
  • ワリウプラニリ (Wuriupranili)

 

ヒンドゥー教

  • サラニュ (Saranyu)

 

スラヴ神話

  • ゾリャ・ウトレンニャヤ (Zorya Utrennyaya)
  • ゾリャ・ヴチェルニャヤ (Zorya Vechernyaya)

 

イヌイット神話

  • マリナ (Malina)

 

ウガリット神話

  • シャプシュ (Shapash)

 

エトルリア神話

  • アルビナ (Albina)
  • セサン (Thesan)

 

バスク神話

  • エキ (Eki)

 

リトアニア神話

  • サウレ (Saulė)

 

中国神話

  • 羲和 (Xihe)

 

 

その他

 

  • 火烏・三足烏(さんそくう、さんぞくう)
    中国神話。太陽に棲んでいると信じられ、太陽の象徴であった鳥。
  • 燭陰
    中国神話。北海の鍾山(しょうざん)という山のふもとに住む神で、人間状の顔と赤い蛇のような体を持ち、体長が千里におよぶとされる。
  • 八咫烏
    日本神話。日本神話に登場するカラス(烏)であり導きの神。太陽の化身とされる。
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