出世魚の名前 一覧 – 出世魚と名前が変わる魚 全15種類

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出世魚の名前 一覧 - 出世魚と名前が変わる魚 全15種類

出世魚(しゅっせうお)とは、稚魚から成魚までの成長段階において異なる呼び名を持つ魚のことです。

江戸時代までは武士などの出世の際に改名する慣習があり、その慣習になぞらえ「成長に伴って出世するように名称が変わる魚」を出世魚(しゅっせうお)と呼ぶようになりました。また、『出世』することから『縁起が良い魚』とされ、門出を祝う席などの料理にも使われれています。

ここでは、この『出世魚の名前』を一覧で紹介していきます。 出世魚は名前の統一化が行われておらず、それぞれの名称は地方によって異なる場合が多くありますので、主な地方の名称も掲載しています。また、出世魚には含めれていませんが、同種の魚を異なる名称で呼ぶ魚も合わせて紹介していきます。

 

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出世魚の名前 一覧

 

ブリ

関東関西
稚魚(10cm未満)
20cm未満ワカナ
30cm未満ワカシワカナ、ツバス
40cm未満ワカシ・イナダツバス
60cm未満イナダハマチ
70cm未満ワラサメジロ
80cm未満ワラサメジロ
80cm以上ブリブリ

 

北陸三陸和歌山県京都府
稚魚(10cm未満)ツバス、ツバイソモジャコ
20cm未満ツバスコズクラ、ショッコワカナゴアオコ
30cm未満コズクラ、コゾクラフクラギ、フクラゲツバス、イナダ、イナラツバス
40cm未満ハマチアオブリハマチツバス
60cm未満フクラギハナジロメジロハマチ
70cm未満ガンド、ガンドブリガンドブリマルゴ
80cm未満ブリブリオオイオマルゴ
80cm以上ブリブリブリブリ

 

島根県香川県高知県九州北部
稚魚(10cm未満)モジャコモジャッコ
20cm未満モジャッコモジャコ、ワカナゴワカナゴ、ヤズ
30cm未満ショウジンゴ(ツバス、ワカナ)
40cm未満ハマチ(ヤズ)ツバスハマチハマチ
60cm未満メジハマチメジロメジロ
70cm未満マルゴメジロオオイオ
80cm未満ブリブリスズイナブリ
80cm以上ブリブリブリブリ

スズキ

関東関西
25㎝以下セイゴセイゴ
30㎝~60㎝フッコハネ
60㎝~100cmスズキスズキ
100cm以上オオタロウ

 

ボラ

関東関西
2~3㎝ハク
3~6㎝オボコオボコ
6~18㎝スバシリスバシリ
18~30㎝イナイナ
30㎝~50㎝ボラボラ
50㎝以上トドトド

 

東北高知
2~3㎝
3~6㎝コツブライキナゴ
6~18㎝ツボコボラ
18~30㎝ミョウゲチイナ
30㎝~50㎝ボラボラ
50㎝以上オオボラ

 

マイワシ

稚魚(1cm未満)シラス
5㎝~8㎝タツクチ
8㎝~12㎝コバ
12㎝~15㎝コチュウバ
15㎝~18㎝チュウバ
18㎝~20㎝ニタリ
20㎝以上オオバ

 

クロダイ

関東関西
20㎝以下チンチンババタレ
25㎝~30㎝カイズチヌ
30㎝以上クロダイオオスケ

 

コノシロ

7~8cmあおほっけ(青色)
20㎝前後ろうそくほっけ(青黒)
はるぼっけ
真ほっけ(茶色)
根ぼっけ
60㎝以上道楽ボッケ

コノシロ

関東関西
5㎝前後シンコツナシ
7~10㎝コハダコハダ
13㎝前後ナカツミナカズミ
15㎝以上コノシロコノシロ

名前が変わる魚

名前は変わるが出世魚とは呼ばない魚の名前の一覧です。

 

マグロ

 

本マグロ(クロマグロ)

メジマグロ

大メジ

本マグロ

 

クロマグロ

ヨコ・ヨコワ(3kg~8kg)

メジ (20kg以下)

ヒッサゲ・大メジ ・チュウボウマグロ(20kg~40kg)

クロマグロ・クロシビ

 

キハダマグロ

関東関西
20kg以下キメジキメジ
20kg~40kg子キハダ子キハダ
キハダマグロキハダマグロ

 

メバチマグロ

関東関西
15kg以下ダルマダルマ
15kg~25kg子バチ子バチ
25kg~40kg中バチ中バチ
40kg以上メバチマグロメバチマグロ

 

ヒラメ

関東
幼魚~40cmコソゲ
35~60cmヒラメ
60~70cmオオソゲ
70~90cmオヒョウ
90cm~100cm大座布団
100cm以上

 

 

サワラ

関東関西
40~50㎝サゴチサゴシ
50~60㎝ナギナギ
60㎝以上サワラサワラ

 

カンパチ

関東関西
35㎝以下ショッコシオ
35~60㎝シオゴ シオ
60~80㎝アカハナシオ
80㎝以上カンパチカンパチ

 

ウナギ

シラス鰻(しらすうなぎ)

クロコ

鰻(うなぎ)

 

サケ

秋鮭(アキサケ)・秋味(アキアジ)
産卵期の秋に母川へと戻ってくる鮭。

鮭児(ケイジ)
ロシアのアムール川生まれのシロサケで、日本の鮭の回遊にまぎれてしまい、北海道のオホーツク海で漁獲されるもの。
1万本中1~2匹しか獲れないほど希少。

時知らず(トキシラズ・トキ)
春から初夏の季節外れの時期に漁獲されるシロサケ。高値で取引される。

目近(メジカ)
産卵のために帰ってきたシロザケのうち、産卵のおよそ25~60日前に漁獲されたもの。目と口の間の長さが短いことからこの名が付いたとさる。

銀毛(ギンケ)
秋に産卵のために川を遡上する前の、沖合で漁獲されるシロザケ。
体の表面(鱗)が銀白色に輝いているものを銀毛と呼ぶ。

 

山毛欅毛(ブナケ・ブナ)、黄檗(キハダ)
秋に獲れる鮭で、ブナの木の木肌のような婚姻色を帯びて体色が濃くなったシロザケ。
脂が抜けてしまうため味が落ちていることから、一般的にはあまり流通しない。

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