『雨』を表す外国語 一覧 40言語 【カタカナ読み付き】創作などに使えるかっこいい・美しい言葉

古典語・宗教起源語

1. ラテン語
   pluvia（プルウィア）清らかな響きで、静かに降る雨を思わせる語。imber（雨・降りしきる雨）など類語もあり、古典らしい気品が漂う。
2. 古代ギリシャ語
   ὑετός / hyetós（ヒエトス）硬めの音が重さのある雨を連想させる語。βροχή（ブロケー：雨）など現代語と通じる類語も興味深い。
3. ヘブライ語
   גֶּשֶׁם / geshem（ゲシェム）湿り気を帯びた響きで、季節の雨を象徴する語。matar（降雨）も類語として使われ、祈りの文脈に登場することも多い。
4. サンスクリット語
   वृष्टि / vṛṣṭi（ヴリシュティ）細かな粒が降り注ぐような音感で、古典語らしい重厚さがある。varṣā（雨季）などの関連語も豊か。
5. 古ノルド語
   regn（レグン）北方の冷たい空気を感じさせる素朴な響き。skúr（にわか雨）など現代北欧語と共通する語も多い。

中東・中央アジア語

1. アラビア語
   مطر / maṭar（マタル）乾いた土地に落ちる雨を思わせる、やわらかい響きの語。ghayth（恵みの雨）など意味の異なる類語もある。
2. ペルシャ語
   باران / bārān（バーラーン）伸びやかな音が特徴で、詩や歌にもよく登場する語。shabnam（露）など関連語も美しい響きをもつ。
3. トルコ語
   yağmur（ヤームル）少し重みのある音で、雨粒の落ちる様子を感じさせる語。sağanak（にわか雨）など勢いのある類語も豊富。
4. ヒンディー語
   बारिश / bārish（バーリシュ）柔らかい語感で、湿った空気をよく表す語。मेघ（雲）、बरसात（雨季）など関連語の広がりも大きい。
5. ジョージア語
   წვიმა / tsvima（ツヴィマ）独特の子音が印象的で、山岳地帯の雨を思わせる語。წვიმა ძლიერი（強い雨）と組み合わせて使われることも多い。
6. アルメニア語
   անձրև / andzrev（アンヅレヴ）丸みを帯びた響きで、静かに降る雨の情景に合う語。փոթորիկ（嵐）などの類語もあり、表現が豊か。

アフリカ・アジア太平洋語

1. スワヒリ語
   mvua（ムヴア）湿り気を含んだ柔らかい響きで、大地にしみこむ雨を思わせる語。mafuriko（洪水）などの関連語と並べても印象が広がる。
2. タガログ語
   ulan（ウラン）軽く跳ねるような音で、南国の雨を連想させる語。buhos（激しい雨）などの類語もあり、情緒豊かな表現ができる。
3. インドネシア語・マレー語
   hujan（フジャン）しっとりと落ちる音感があり、熱帯の湿度を思わせる語。gerimis（霧雨）などの類語も心地よい響きを持つ。
4. ハワイ語
   ua（ウア）短く柔らかい響きで、島に降る雨の神話的な雰囲気も感じられる語。ua nui（大雨）などの組み合わせも美しい。
5. 中国語
   雨（ユィ）単音節のすっきりした音が特徴。小雨（xiǎoyǔ）や暴雨（bàoyǔ）など豊富な派生語が、豊かな風景を描く助けとなる。
6. 韓国語
   비 / bi（ピ）短い音で、霧のように軽い印象を持つ語。소나기（にわか雨）などの類語が、季節感を添える役割を持つ。
7. タイ語
   ฝน / fon（フォン）丸い響きで優しく落ちる雨を思わせる語。ฝนตกหนัก（大雨）などの表現もあり、音のリズムが特徴的。
8. ベトナム語
   mưa（ムア）息を軽く乗せる音が印象的で、雨粒の音を想像しやすい語。mưa rào（にわか雨）などの類語もよく使われる。

人工語

1. エスペラント語
   pluvo（プルーヴォ）規則的で明瞭な響きがあり、穏やかに降る雨を想像させる語。pluveto（小雨）など派生語のリズムも心地よい。

雨を表す言葉を眺めていると、地域ごとの響きの違いや情景の浮かび方が少しずつ変わり、小さな発見が積み重なっていきます。気に入った言葉があれば、日常のメモや創作の名前、物語の描写にそっと取り入れてみるのも楽しいかもしれません。

FAQ よくある質問

世界の言語で「雨」を表す言葉にはどんなものがありますか？

英語の rain、フランス語の pluie、アラビア語の maṭar など、多くの言語で独自の響きを持つ表現があります。地域ごとの音の特徴が異なり、世界観づくりや創作のヒントにもなります。

各言語で雨の種類を表す別の言い方はありますか？

多くの言語に霧雨・にわか雨・豪雨などを表す語があります。例として、スペイン語の chaparrón、フィンランド語の kuuro、ロシア語の ливень（豪雨）などがあり、細かなニュアンスを知ると表現の幅が広がります。