日本だけではなく世界の国々には幸運な数字、不幸な数字と言われているものがあります。日本では末広がりの「8」が幸運数「4」「9」などが不吉な数字や忌み数と言われています。
では日本以外ではどの数字が幸運でどの数字が忌み数なのでしょうか?
そこで、世界で幸運・不吉と言われている数字に注目して、世界中のラッキー/アンラッキーナンバーを集めてみました。
世界のラッキーナンバー/アンラッキーナンバー一覧
ラッキーナンバー | アンラッキーナンバー | |
---|---|---|
日本 | 8 | 4 9 49 |
中国 | 8 88 9 | 4 7 |
韓国 | 3 7 | 4 |
アメリカ | 7 | 13 666 |
キリスト教圏 | 7 | 13 666 |
スペイン | 15 | 13 |
イタリア | 3 13 | 17 |
イギリス | 7 | 13 |
フランス | 7 | 13 |
オランダ | 7 | 13 |
ドイツ | 4 | 13 |
ノルウェー | 9 | 13 |
スウェーデン | 3 | 13 |
ベトナム | 9 | 3 5 7 |
タイ | 9 | 6 |
インド | 26 | |
アフガニスタン | 39 |
日本
4は「死」という言葉と同じ音読みで死を連想してしまうため昔から不吉と言われています。また、9は「苦」を連想させるので不吉と言われています。さらに4と9が組み合わされる「49」は「死苦」「始終苦」など連想させさせるためこれもまた不吉とされています。
中国
8は「バァー」と発音し、これが富を意味する「発」(ファー)と発音が似ているためラッキーナンバーとされています。
日本と同様に4という数字は死を連想させるため不吉な数字と言われています。日本とは逆に「9」という数字は「久」と同じ音読みで永久を連想できるので吉の数字と言われているそうです。
アメリカ及びキリスト教圏内
7がラッキーナンバーです。
キリストが世界を作り上げた7日目を神聖な日とした事が由来と言われています。また、アンラッキーの666は、聖書にあるヨハネの黙示録に666という数字が出てくるからです。
ヨハネの黙示録によると、この世の終末に獣が現れ、その獣が人々に刻む数字が666とされているそうです。そのためキリスト教圏では666が恐れられているそうです。
また、13という数字は、キリストが十字架にかかって死んだのが13日の金曜日だった事からや、最後の晩餐の出席者が13人だったなどの説があります。
ベトナム
9がラッキーナンバーです。
陰陽五行説の木・火・土・金・水の5つと、東西南北の4つを足すことで森羅万象全てを網羅することが出来るからという説があります。
イタリア
サッカーの試合結果の予測に基づいて行われる「トトカルチョ」という賭けの1等が13のため、「13」がラッキーナンバーと言われています。 アンラッキーナンバーの「17」は、ローマ数字だと「XVll」となり、並べ替えると「VIXI(私は生きた=私は死んでいる)」となるためといわれています。
タイ
タイ語で9は、「ガウ」と発音し、「歩」の発音である「ガーウ」と似ているため進歩を連想することから縁起がいいと言われています。アンラッキーナンバーの6は「ホック」と発音し『つまずく』の発音に近いためアンラッキーナンバーとされているようです。
以上、世界の国々のラッキーナンバーを紹介しました。それぞれの国の文化・宗教・言葉の発音・考え方によってラッキーナンバー/アンラッキーナンバーがいろいろあることがわかりました。また、ある国では幸運を呼ぶ数字とされていても、他の国では不幸の数字とされていることもあるようです。
その国々の文化や宗教によるものが多いように感じますが、アジア圏では発音を重視、欧米では宗教観が強く出ているように感じます。
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