世界で一番大きな地震は?
地震は天災の中でも恐ろしいものであることは日本人であればほとんどの人が知っていると思います。
ここではマグニチュード別に世界の巨大地震をランキン形式でまとめました。 もちろん日本も入っています。
ところで、
マグニチュードと震度の違いを知っていますか?
- マグニチュードは地震そのもののエネルギーの大きさのこと。
- 震度はそれぞれの場所のゆれ方の度合いのこと。
このようにマグニチュードの値が同じであっても、震源が遠ければ震度は小さく、震源が近ければ震度は大きくなります。
そして、科学的にみて最大はマグニチュード10といわれており、マグニチュード10となると、東日本大震災の32倍の規模になるそうです。
それでは、過去に記録した最大の地震を見ていきましょう。
世界の『巨大地震』マグニチュード別ランキング
1位:チリ地震(1960年) マグニチュード9.5
1960年にチリを震源として発生した地震です。地震後、日本を含めた環太平洋全域が津波に襲われ、大きな被害が発生しました。
ハワイ島のヒロ湾では10.5mの津波を観測し、61名が死亡しました。
死傷者数 2200~6000人
2位:スマトラ島沖地震(2004年) マグニチュード9.1 – 9.3
津波による被害としては、2005年1月20日の時点における死者の総数が226,566人で、観測史上最悪の惨事となりました。NASAによると同じく、地軸が7cmずれたせいで、1日の長さが100万分の2.32秒程度短くなった可能性があると発表されたようです。
死者 22万人
3位:アラスカ地震(1964年) マグニチュード9.2
プリンス・ウィリアム湾近くのカレッジ・フィヨルドで長さ約850kmに渡って断層が破綻しました。大きな余震も含めて地震は3分間から5分間続き、地表は最大で11.5mの隆起を記録。アラスカ州内の250,000平方キロメートルが地震の影響を受けました。
131人がこの地震で死亡し、そのうち9人は建物の倒壊など地震による直接の被害での死者、106人がアラスカ内で津波の影響で死亡しました。また、アラスカ外でも16人が津波の影響で死亡しています。
死者131人
4位:1833年スマトラ島沖地震(1833年) マグニチュード8.8 – 9.2
過去の記録では1833年にスマトラ島南部沖でMw 8.9と推定される地震が起きている。
5位:カスケード地震(1700年) マグニチュード8.7 – 9.2
1700年1月26日に起きたとされる巨大地震。
カナダブリティッシュコロンビア州のバンクーバー島から、アメリカ合衆国カリフォルニア州北部に至る、太平洋岸北西部沿いのファンデフカプレートにおいて発生しました。断層の破壊は1000キロの範囲にわたって発生し、平均の滑り量は20メートルと言われています。
また、この地震によって、日本にも津波が来ていたことが明らかになっています。
6位:東北地方太平洋沖地震(2011年) マグニチュード9.0
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震です。
日本の太平洋三陸沖を震源として発生した地震で、東日本大震災を引き起こし、東北から関東にかけての東日本一帯に甚大な被害をもたらしました。
日本国内死者 15,880人 行方不明者 2,700人 負傷者 6,132人
7位:カムチャツカ地震(1952年) マグニチュード9.0
1952年11月4日、カムチャッカ半島沖で起きたM9.0の巨大地震です。
この地震では15~18m規模の津波が3度にわたり発生しカムチャツカ地方から千島列島にかけての沿岸を襲来しました。 最大18mの津波を引き起こし、北千島の中心地・セベロクリリスクでは最初の津波で高台に避難していた住民が戻ってきたところに二度目の津波に巻き込まれ、公式統計によると2336人が死亡しています。
死者 2,336人
8位:チリ地震(2010年) マグニチュード8.8
で2010年2月27日に発生した大地震で、この地震により、チリ沿岸の地盤が隆起し、チリの領土の面積が1.2平方キロメートル増加した。
NASAによると、この地震の影響によって地球が変形し、地軸が約8cmずれたせいで、1日の長さが100万分の1.26秒短くなった可能性があるとしている。
死者802人
9位:エクアドル・コロンビア地震(1906年) マグニチュード8.8
エクアドルとコロンビアの沿岸部で1906年1月に起きたM8.8の地震で、津波が発生して500~1500人が死亡した。
10位:1965年アリューシャン地震 マグニチュード8.7
1965年2月4日、アリューシャン列島のラット諸島近海を震源として発生した地震。マグニチュードは8.7で、シェミア島で10mを超える津波を観測したが、被害は非常に小さかった。
以上 世界の巨大地震をランキング形式で紹介しました。
地震が多い国の日本ですが皆さんはもしもの備えをしていますか? 備えあれば憂いなしです。日頃から災害に備えて準備しておくことが大切ですね。
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