妖しい火・炎の美しい言葉 115選|意味と外国語表現一覧

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妖しい火・炎の美しい言葉 115選|意味と外国語表現一覧
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  1. Brand — ブランド|スウェーデン語
    火事/大きな火(fire)。
    制御できない火の気配を含む語。穏やかな灯りというより、危うさが前に出ます。
  2. Gnista — グニスタ|スウェーデン語
    火花(spark)。
    冷えた空気を切り裂く一瞬の光。小さいのに目を離せない鋭さがあります。
  3. Glöd — グロード|スウェーデン語
    熾火(おきび)/燃えさし(embers)。
    炎が消えたあとにも残る赤。音のない熱が、長く胸に残ります。
  4. Bål — ボール|ノルウェー語
    たき火(campfire / bonfire)。
    冬の集まりの中心になる火。輪の内側だけが別の季節みたいに感じられます。
  5. Gnist — グニスト|ノルウェー語
    火花(spark)。
    金属のような冷たい響きの中に、熱の点が走る語。夜の硬さを破ります。
  6. Glød / Glør — グルー(グロー)|ノルウェー語
    熾火(embers)。
    燃え上がるよりも、静かに続く熱。消えたようで消えていない火の顔です。
  7. Bål — ボール|デンマーク語
    たき火(bonfire / fire)。
    風の強い土地でも、火だけは頼れるという感覚がそのまま残る語です。
  8. Gnist — グニスト|デンマーク語
    火花(spark)。
    ちいさく跳ねる光。凍った暗さに、短い命を刻むような印象があります。
  9. Glød — グルー|デンマーク語
    熾火(embers)。
    炎が落ち着いたあとの赤。近くで見守る火の時間に向いています。
  10. Nuotio — ヌオティオ|フィンランド語
    たき火(campfire)。
    冬の森で、息が白くなるほど静かな場所に似合う火。光が低く広がります。
  11. Rovio — ロヴィオ|フィンランド語
    かがり火/大きなたき火(bonfire)。
    祝祭の火や、大きく組む火の語。闇に対して、堂々とした明るさを持ちます。
  12. Lieska — リエスカ|フィンランド語
    炎(flame)。
    揺れの形まで含めて「炎」を感じさせる語。冷気の中で、炎だけが生き物のように見えます。
  13. Loimu — ロイム|フィンランド語
    燃え上がる炎/大きな火(blaze)。
    抑えた火ではなく、強く立ち上がる火。雪景色の中で異様に明るい火の印象です。
  14. Kipinä — キピナ|フィンランド語
    火花(spark)。
    触れたら消えるほど小さいのに、火の始まりを抱える光。希望の比喩にも向きます。
  15. Hiillos — ヒーッロス|フィンランド語
    熾火(embers)。
    炎がなくても、内側が熱いままの状態。夜更けの静かな火にぴったりです。
  16. Neisti — ネイスティ|アイスランド語
    火花(spark)。
    冷たい世界の「はじまりの光」。小さくても、視線を引き寄せる強さがあります。
  17. Glóð — グロウズ|アイスランド語
    熾火(embers)。
    炎よりも深い赤。消えかけの火が、まだ生きていることを教える語です。
  18. Bál — バウル|アイスランド語
    たき火/かがり火(bonfire)。
    儀式や物語の火にも寄り添う語。火が「場」を支配する感じが出ます。
  19. πυρά (pyrá) — ピュラー|古代ギリシャ語
    火堆(火葬の薪・祭儀の火)。
    「火」そのものというより、燃える場のかたちまで含んだ語で、古い儀礼の影が残ります。
  20. φλόξ (phlóx) — フロクス|古代ギリシャ語
    炎。
    立ち上がる火の舌のような、鋭い明るさを思わせます。
  21. ignis āter — イグニス・アーテル|ラテン語
    黒い火(直訳の語法)。
    色というより、不吉さや陰りを帯びた「暗い黒」の感触が言葉の側に残ります。
  22. wilde fȳr — ウィルデ・フィール|古英語
    荒れ狂う火(wildfire の古英語形)。
    手に負えない広がり方そのものが、言葉の骨格に刻まれています。
  23. bǣlfȳr — バールフィール|古英語
    葬送・供犠の火(火葬の火)。
    生と死の境に立つ火として、静かな重みが漂います。
  24. eldr — エルドル|古ノルド語
    火。
    短い音に、寒冷地の暮らしと神話の記憶が凝縮されています。
  25. brandr — ブランドル|古ノルド語
    火の燃えさし/火、または剣。
    焼けた木片の赤と、刃の光が重なり合うような荒々しさがあります。
  26. Logi — ロギ|古ノルド語
    火を擬人化した存在名。
    自然の力としての火が、人格を持って物語へ入り込む感覚を残します。
  27. teine — ティネ|古アイルランド語
    火。
    ケルト系で「火」を担う基本語のひとつで、祝祭や境界の場面にも似合う硬い響きがあります。
  28. πῦρ (pûr) — ピュル|古代ギリシャ語
    火。
    もっとも基本的な「火」で、光や熱の核そのものを指す感触があります。
  29. λαμπάς (lampás) — ランパス|古代ギリシャ語
    松明・たいまつ/灯火。
    闇を割って進むための火。行列や夜道の光景が、そのまま言葉に残っています。
  30. rogus — ログス|ラテン語
    火葬の火堆(funeral pyre)。
    “燃やす火”ではなく、“送る火”。儀礼の場の静けさまで連れてきます。

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