- Brand — ブランド|スウェーデン語
火事/大きな火(fire)。
制御できない火の気配を含む語。穏やかな灯りというより、危うさが前に出ます。 - Gnista — グニスタ|スウェーデン語
火花(spark)。
冷えた空気を切り裂く一瞬の光。小さいのに目を離せない鋭さがあります。 - Glöd — グロード|スウェーデン語
熾火(おきび)/燃えさし(embers)。
炎が消えたあとにも残る赤。音のない熱が、長く胸に残ります。 - Bål — ボール|ノルウェー語
たき火(campfire / bonfire)。
冬の集まりの中心になる火。輪の内側だけが別の季節みたいに感じられます。 - Gnist — グニスト|ノルウェー語
火花(spark)。
金属のような冷たい響きの中に、熱の点が走る語。夜の硬さを破ります。 - Glød / Glør — グルー(グロー)|ノルウェー語
熾火(embers)。
燃え上がるよりも、静かに続く熱。消えたようで消えていない火の顔です。 - Bål — ボール|デンマーク語
たき火(bonfire / fire)。
風の強い土地でも、火だけは頼れるという感覚がそのまま残る語です。 - Gnist — グニスト|デンマーク語
火花(spark)。
ちいさく跳ねる光。凍った暗さに、短い命を刻むような印象があります。 - Glød — グルー|デンマーク語
熾火(embers)。
炎が落ち着いたあとの赤。近くで見守る火の時間に向いています。 - Nuotio — ヌオティオ|フィンランド語
たき火(campfire)。
冬の森で、息が白くなるほど静かな場所に似合う火。光が低く広がります。 - Rovio — ロヴィオ|フィンランド語
かがり火/大きなたき火(bonfire)。
祝祭の火や、大きく組む火の語。闇に対して、堂々とした明るさを持ちます。 - Lieska — リエスカ|フィンランド語
炎(flame)。
揺れの形まで含めて「炎」を感じさせる語。冷気の中で、炎だけが生き物のように見えます。 - Loimu — ロイム|フィンランド語
燃え上がる炎/大きな火(blaze)。
抑えた火ではなく、強く立ち上がる火。雪景色の中で異様に明るい火の印象です。 - Kipinä — キピナ|フィンランド語
火花(spark)。
触れたら消えるほど小さいのに、火の始まりを抱える光。希望の比喩にも向きます。 - Hiillos — ヒーッロス|フィンランド語
熾火(embers)。
炎がなくても、内側が熱いままの状態。夜更けの静かな火にぴったりです。 - Neisti — ネイスティ|アイスランド語
火花(spark)。
冷たい世界の「はじまりの光」。小さくても、視線を引き寄せる強さがあります。 - Glóð — グロウズ|アイスランド語
熾火(embers)。
炎よりも深い赤。消えかけの火が、まだ生きていることを教える語です。 - Bál — バウル|アイスランド語
たき火/かがり火(bonfire)。
儀式や物語の火にも寄り添う語。火が「場」を支配する感じが出ます。 - πυρά (pyrá) — ピュラー|古代ギリシャ語
火堆(火葬の薪・祭儀の火)。
「火」そのものというより、燃える場のかたちまで含んだ語で、古い儀礼の影が残ります。 - φλόξ (phlóx) — フロクス|古代ギリシャ語
炎。
立ち上がる火の舌のような、鋭い明るさを思わせます。 - ignis āter — イグニス・アーテル|ラテン語
黒い火(直訳の語法)。
色というより、不吉さや陰りを帯びた「暗い黒」の感触が言葉の側に残ります。 - wilde fȳr — ウィルデ・フィール|古英語
荒れ狂う火(wildfire の古英語形)。
手に負えない広がり方そのものが、言葉の骨格に刻まれています。 - bǣlfȳr — バールフィール|古英語
葬送・供犠の火(火葬の火)。
生と死の境に立つ火として、静かな重みが漂います。 - eldr — エルドル|古ノルド語
火。
短い音に、寒冷地の暮らしと神話の記憶が凝縮されています。 - brandr — ブランドル|古ノルド語
火の燃えさし/火、または剣。
焼けた木片の赤と、刃の光が重なり合うような荒々しさがあります。 - Logi — ロギ|古ノルド語
火を擬人化した存在名。
自然の力としての火が、人格を持って物語へ入り込む感覚を残します。 - teine — ティネ|古アイルランド語
火。
ケルト系で「火」を担う基本語のひとつで、祝祭や境界の場面にも似合う硬い響きがあります。 - πῦρ (pûr) — ピュル|古代ギリシャ語
火。
もっとも基本的な「火」で、光や熱の核そのものを指す感触があります。 - λαμπάς (lampás) — ランパス|古代ギリシャ語
松明・たいまつ/灯火。
闇を割って進むための火。行列や夜道の光景が、そのまま言葉に残っています。 - rogus — ログス|ラテン語
火葬の火堆(funeral pyre)。
“燃やす火”ではなく、“送る火”。儀礼の場の静けさまで連れてきます。
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